3 / 7
まさかの展開
しおりを挟む
「いつも、仲いいですね。」
「えっ!いや、全然!生意気な後輩なんです(笑)」
「ちょ、丸山さん?」
「お前は品出ししてこい。」
「はいはーい。」
そう言って渋々品出しに戻る堀ちゃん。
まさかお姉さんに話しかけてもらえるとは思っていなかったこともあり、
テンションがおかしくなっていた俺。
この勢いでお姉さんの名前、あわよくば連絡先を聞いてしまおうと思い立った。
「あの!」
「ん?」
「お姉さんってあそこのビルで働いてるんすか?」
「あ、そうそう。バリバリのOLしてるよ~(笑)丸山くんは大学生?」
「え、あ、はい。」
突然名前を呼ばれて焦る俺。
よくよく考えてみれば名札を付けているので当たり前なのだが。
「お姉さんって名前なんていうんすか?」
「え、あたし?(笑)」
「はい!」
「玉井です(笑)」
「…下の名前は?」
「アリサです(笑)」
「アリサさん。可愛い名前っすね。」
「あはは~。ありがと。丸山くんは下の名前なんていうの?」
「葵っす。」
「いい名前だね。」
「いや~、昔から女みたいって言われるんであんま好きじゃないすけど。」
「そう?あたしは好きだよ。」
「…!」
意味こそ違うがアリサさんに好きと言われて思わずドキマギしてしまう。
「えっ!いや、全然!生意気な後輩なんです(笑)」
「ちょ、丸山さん?」
「お前は品出ししてこい。」
「はいはーい。」
そう言って渋々品出しに戻る堀ちゃん。
まさかお姉さんに話しかけてもらえるとは思っていなかったこともあり、
テンションがおかしくなっていた俺。
この勢いでお姉さんの名前、あわよくば連絡先を聞いてしまおうと思い立った。
「あの!」
「ん?」
「お姉さんってあそこのビルで働いてるんすか?」
「あ、そうそう。バリバリのOLしてるよ~(笑)丸山くんは大学生?」
「え、あ、はい。」
突然名前を呼ばれて焦る俺。
よくよく考えてみれば名札を付けているので当たり前なのだが。
「お姉さんって名前なんていうんすか?」
「え、あたし?(笑)」
「はい!」
「玉井です(笑)」
「…下の名前は?」
「アリサです(笑)」
「アリサさん。可愛い名前っすね。」
「あはは~。ありがと。丸山くんは下の名前なんていうの?」
「葵っす。」
「いい名前だね。」
「いや~、昔から女みたいって言われるんであんま好きじゃないすけど。」
「そう?あたしは好きだよ。」
「…!」
意味こそ違うがアリサさんに好きと言われて思わずドキマギしてしまう。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説

彼女が望むなら
mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。
リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。

見えるものしか見ないから
mios
恋愛
公爵家で行われた茶会で、一人のご令嬢が倒れた。彼女は、主催者の公爵家の一人娘から婚約者を奪った令嬢として有名だった。一つわかっていることは、彼女の死因。
第二王子ミカエルは、彼女の無念を晴そうとするが……

私を棄てて選んだその妹ですが、継母の私生児なので持参金ないんです。今更ぐだぐだ言われても、私、他人なので。
百谷シカ
恋愛
「やったわ! 私がお姉様に勝てるなんて奇跡よ!!」
妹のパンジーに悪気はない。この子は継母の連れ子。父親が誰かはわからない。
でも、父はそれでいいと思っていた。
母は早くに病死してしまったし、今ここに愛があれば、パンジーの出自は問わないと。
同等の教育、平等の愛。私たちは、血は繋がらずとも、まあ悪くない姉妹だった。
この日までは。
「すまないね、ラモーナ。僕はパンジーを愛してしまったんだ」
婚約者ジェフリーに棄てられた。
父はパンジーの結婚を許した。但し、心を凍らせて。
「どういう事だい!? なぜ持参金が出ないんだよ!!」
「その子はお父様の実子ではないと、あなたも承知の上でしょう?」
「なんて無礼なんだ! 君たち親子は破滅だ!!」
2ヶ月後、私は王立図書館でひとりの男性と出会った。
王様より科学の研究を任された侯爵令息シオドリック・ダッシュウッド博士。
「ラモーナ・スコールズ。私の妻になってほしい」
運命の恋だった。
=================================
(他エブリスタ様に投稿・エブリスタ様にて佳作受賞作品)

あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。

あなたには、この程度のこと、だったのかもしれませんが。
ふまさ
恋愛
楽しみにしていた、パーティー。けれどその場は、信じられないほどに凍り付いていた。
でも。
愉快そうに声を上げて笑う者が、一人、いた。

裏切られた令嬢は死を選んだ。そして……
希猫 ゆうみ
恋愛
スチュアート伯爵家の令嬢レーラは裏切られた。
幼馴染に婚約者を奪われたのだ。
レーラの17才の誕生日に、二人はキスをして、そして言った。
「一度きりの人生だから、本当に愛せる人と結婚するよ」
「ごめんねレーラ。ロバートを愛してるの」
誕生日に婚約破棄されたレーラは絶望し、生きる事を諦めてしまう。
けれど死にきれず、再び目覚めた時、新しい人生が幕を開けた。
レーラに許しを請い、縋る裏切り者たち。
心を鎖し生きて行かざるを得ないレーラの前に、一人の求婚者が現れる。
強く気高く冷酷に。
裏切り者たちが落ちぶれていく様を眺めながら、レーラは愛と幸せを手に入れていく。
☆完結しました。ありがとうございました!☆
(ホットランキング8位ありがとうございます!(9/10、19:30現在))
(ホットランキング1位~9位~2位ありがとうございます!(9/6~9))
(ホットランキング1位!?ありがとうございます!!(9/5、13:20現在))
(ホットランキング9位ありがとうございます!(9/4、18:30現在))

婚約者の様子がおかしいので尾行したら、隠し妻と子供がいました
Kouei
恋愛
婚約者の様子がおかしい…
ご両親が事故で亡くなったばかりだと分かっているけれど…何かがおかしいわ。
忌明けを過ぎて…もう2か月近く会っていないし。
だから私は婚約者を尾行した。
するとそこで目にしたのは、婚約者そっくりの小さな男の子と美しい女性と一緒にいる彼の姿だった。
まさかっ 隠し妻と子供がいたなんて!!!
※誤字脱字報告ありがとうございます。
※この作品は、他サイトにも投稿しています。

離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる