3 / 5
帰り道
しおりを挟む
「そろそろ、陽の家にも迷惑になるし…帰ろうか。」
そう言ってレイが立ち上がる。
そうだなと、柊と俺も立ち上がり陽の家を後にした。
玄関先でにこやかに手を振る陽。
柊とは家の方向が逆なので俺はレイと二人で帰ることになった。
夜道は危険だからと陽と柊にうながされ、
レイの家まで送って行くこととなった俺。
彼氏でもないのに、こんなことをしたら迷惑なのではないかとか、
俺みたいなやつと二人で歩いていて誰かに見られたらいやだと
思ってるのではないか、など余計な想像で頭がいっぱいの俺。
レイと二人っきりで何を話せばいいのか分からず、
ドギマギしていたらレイが話しかけてきた。
「今日まで本当にありがとね。」
「あ、いや。俺こそ…誘ってくれてありがとな。楽しかった。」
「本当?そう言ってくれるのすごい嬉しいんだけど!」
隣を歩きながらぴょんぴょん跳ねるレイが可愛くて仕方がない。
それと同時に、文化祭が終わってしまったらもう、
バンドを組む理由もなくなりレイともかかわれなくなってしまうのかと思ったら、
急に寂しくなってしまった俺。
「明日から…レイたちはまだ活動続けるの?」
「うーん。とりあえず、イッキも抜けちゃうから受験終わるまで活動休止かな?
陽は実家の工場継ぐみたいだけど、あたしと柊は進学希望だし…。」
「…そうなんだ。」
「そういえば、イッキは卒業してからどうするの?」
「んー。
俺は特にやりたいこともないから適当に就職してサラリーマンすると思う。」
「そうなの?コツコツタイプのイッキらしい(笑)」
「そうかな?」
「うん。いっつも、一人でギター練習頑張ってたよね?
集まる度にすごい上達してて毎回びっくりしてた。」
「え、そうなの?」
そんなことを言われて嬉しくないはずがない。
ニヤける顔を必死にこらえる。それでも口元が緩んでしまうので手で隠そうとする。
そう言ってレイが立ち上がる。
そうだなと、柊と俺も立ち上がり陽の家を後にした。
玄関先でにこやかに手を振る陽。
柊とは家の方向が逆なので俺はレイと二人で帰ることになった。
夜道は危険だからと陽と柊にうながされ、
レイの家まで送って行くこととなった俺。
彼氏でもないのに、こんなことをしたら迷惑なのではないかとか、
俺みたいなやつと二人で歩いていて誰かに見られたらいやだと
思ってるのではないか、など余計な想像で頭がいっぱいの俺。
レイと二人っきりで何を話せばいいのか分からず、
ドギマギしていたらレイが話しかけてきた。
「今日まで本当にありがとね。」
「あ、いや。俺こそ…誘ってくれてありがとな。楽しかった。」
「本当?そう言ってくれるのすごい嬉しいんだけど!」
隣を歩きながらぴょんぴょん跳ねるレイが可愛くて仕方がない。
それと同時に、文化祭が終わってしまったらもう、
バンドを組む理由もなくなりレイともかかわれなくなってしまうのかと思ったら、
急に寂しくなってしまった俺。
「明日から…レイたちはまだ活動続けるの?」
「うーん。とりあえず、イッキも抜けちゃうから受験終わるまで活動休止かな?
陽は実家の工場継ぐみたいだけど、あたしと柊は進学希望だし…。」
「…そうなんだ。」
「そういえば、イッキは卒業してからどうするの?」
「んー。
俺は特にやりたいこともないから適当に就職してサラリーマンすると思う。」
「そうなの?コツコツタイプのイッキらしい(笑)」
「そうかな?」
「うん。いっつも、一人でギター練習頑張ってたよね?
集まる度にすごい上達してて毎回びっくりしてた。」
「え、そうなの?」
そんなことを言われて嬉しくないはずがない。
ニヤける顔を必死にこらえる。それでも口元が緩んでしまうので手で隠そうとする。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
待て。さわるんじゃない。
志野まつこ
恋愛
【NL1話完結】「ワンコ系年下男子に壁ドン。ときめきませんか」そう言った5歳年下の後輩男子。
何を言っても華麗にスルーされ、思わず「Don’t touch me.」とか「stay」とか小学生レベルの英語で身を守ろうとしたがやっぱり一蹴された。さすがは期待の若手営業担当者。
年下とは思えない弁論と説得力で口説いてくる年下ワンコ系猛禽類と、お局クラスのお姉さんの書類倉庫での攻防。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる