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止まらないモヤモヤ
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「…なんか、ごめんね?
あんなこと言っちゃって。大丈夫だった?」
「あ、いや。むしろありがとうございます。」
「えと…じゃあ、また返事改めて決まったら聞いてもいいかな?」
「はい。なんか、ごめんなさい…。また連絡します。」
「うぅん。俺はいつでもいいから。じゃあね。」
「はい。」
そう言って別々の駅のホームに向かう。
小野さんは本当に優しくていい人だ。
始まりこそあぁなってしまったが、今となっては後悔していない。
でも、まさかあのタイミングで結月に会ってしまうなんて…。
そんなことをモヤモヤ考えながら、電車が来るのを待ち
電車の到着と共に車両へ乗り込もうとしたその時だった。
「…待って。」
「っきゃ…!」
後ろから腕を引っ張られた驚きで大きな声を出してしまった。
振り向いた瞬間、また私の心臓が止まりそうになった。
「…!な…んで…?」
「ごめん。」
そう謝ったのは結月だった。
とりあえず、落ち着くためにいったん駅を後にした私たち。
改札を出たすぐの喫茶店に入ることにした。
「…。」
「…。」
お互い気まずそうにしている。この空気に耐えかねた私が思わず口を開く。
あんなこと言っちゃって。大丈夫だった?」
「あ、いや。むしろありがとうございます。」
「えと…じゃあ、また返事改めて決まったら聞いてもいいかな?」
「はい。なんか、ごめんなさい…。また連絡します。」
「うぅん。俺はいつでもいいから。じゃあね。」
「はい。」
そう言って別々の駅のホームに向かう。
小野さんは本当に優しくていい人だ。
始まりこそあぁなってしまったが、今となっては後悔していない。
でも、まさかあのタイミングで結月に会ってしまうなんて…。
そんなことをモヤモヤ考えながら、電車が来るのを待ち
電車の到着と共に車両へ乗り込もうとしたその時だった。
「…待って。」
「っきゃ…!」
後ろから腕を引っ張られた驚きで大きな声を出してしまった。
振り向いた瞬間、また私の心臓が止まりそうになった。
「…!な…んで…?」
「ごめん。」
そう謝ったのは結月だった。
とりあえず、落ち着くためにいったん駅を後にした私たち。
改札を出たすぐの喫茶店に入ることにした。
「…。」
「…。」
お互い気まずそうにしている。この空気に耐えかねた私が思わず口を開く。
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