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第十九章 急ピッチの急展開
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【件名:なし】
【内容:着きました~。】
震える手でメールを送信すると数分後にサリー先輩と歩いてきた優羽先輩がいた。
(友だちってサリー先輩のことだったんだ…)
心の中でそう思いながらも、優羽先輩の私服を初めて見る私。
いつもの雰囲気とはまたちがった優羽先輩を目の当たりにして
それだけで満足してしまった。
「…ども。」
「こんばんは。」
お互いぎこちなく挨拶をする優羽先輩と私。
「あ、元部長さんですよね?ちょっとあっちで話しませんか?」
「え、あ、いいよ?」
「じゃ、あとはにぃちゃん頑張ってね♪」
「え、まじ?」
さおちゃんの配慮により、優羽先輩と二人っきりの時間が確保された。
空き地をでて少し行ったところに自販機があるのだが、
そっちの方に行ってしまった二人。
残された本日の主役二人はぎこちない距離で話し始めた。
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