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第十九章 急ピッチの急展開
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しおりを挟む「なんで、こんな返事に困るメール送ってくんだよっ…!
して欲しい訳ないじゃん。」
思わずメールにツッコむも、優羽先輩に悪く思われるのが嫌でそんなこと言えない私。
なくなく一番可愛くないメールを送ってしまった。
【件名:なし】
【内容:優羽先輩がしたいならしたらいいと思いますよ(笑)】
送信ボタンを送ってから優羽先輩の返信が来るまで、
何度後悔の念に苛まれただろう。
ようやく届いたメールを見て私は、さっきの自分の言動をかなり後悔することとなる。
【件名:なし】
【内容:メール送ってみたら、告白されたんだけど(笑)
なんか一年前を思い出したわ(笑)】
告白の返事を聞いたわけではないのになぜか涙が止まらなかった。
素直になれなかった自分がすごく嫌になった。
しかし、失恋モード全開の私に救いの手を差し伸べてくれたのは、
ほかでもない優羽先輩だった。
【件名:なし】
【内容:誤解されても嫌だから先に言っとくけど、
俺知らない子とは付き合わないからね?(笑)】
「…は?てことは、断ったってこと…?」
涙をぬぐいながらいろんな思考がぐちゃぐちゃな私。
なぜそれを優羽先輩が私に言ってきたのかこの時は全然わからなかった。
何度目かのメールで、もうどうとでもなれと冗談交じりに
優羽先輩に会いたいと誘いのメールを送ってしまった。
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