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第十六章 灼熱の体育祭①
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当日、三年四組の教室に全員が集合した。
初めての顔合わせという事で軽い自己紹介を一人ずつしていった。
優羽先輩と私の距離は同じクラスのちーくんを挟んで隣。
ドキドキしながらも何の変哲もない自己紹介をしていざ、優羽先輩の番。
「えっと、リーダーの佐々木優羽です。
みんなで楽しんで体育祭を盛り上げましょう。よろしくお願いします♪」
語尾に♪が付くほどの可愛い内容に思わずにやける私。
その様子をチラッと優羽先輩が見たもんだから
恥ずかしくて目線をずらしてしまった。
朝から一緒の空間にいるのにいまだ話すことが出来ず
モヤモヤしている私に女神という名の副団長からの鶴の一声があった。
「えっと、踊りなんだけど男女ペアでやりたいと思ってるんだ~。」
「はい。」
「で、一回みんな背の順並んでもらっていい?」
そう言って立ち上がるメンバー。
私以外の二年の応援リーダーは背が高い子だったため、
有無を言わさず私が一番前となった。(ちなみに男子はちーくんが一番前)
そして、なにを隠そう優羽先輩も当時それほど
背が高くなかったため(160cmくらい?)三年の男子の中では一番前だった。
全員が並んで、団長が身長を確認をする。
初めての顔合わせという事で軽い自己紹介を一人ずつしていった。
優羽先輩と私の距離は同じクラスのちーくんを挟んで隣。
ドキドキしながらも何の変哲もない自己紹介をしていざ、優羽先輩の番。
「えっと、リーダーの佐々木優羽です。
みんなで楽しんで体育祭を盛り上げましょう。よろしくお願いします♪」
語尾に♪が付くほどの可愛い内容に思わずにやける私。
その様子をチラッと優羽先輩が見たもんだから
恥ずかしくて目線をずらしてしまった。
朝から一緒の空間にいるのにいまだ話すことが出来ず
モヤモヤしている私に女神という名の副団長からの鶴の一声があった。
「えっと、踊りなんだけど男女ペアでやりたいと思ってるんだ~。」
「はい。」
「で、一回みんな背の順並んでもらっていい?」
そう言って立ち上がるメンバー。
私以外の二年の応援リーダーは背が高い子だったため、
有無を言わさず私が一番前となった。(ちなみに男子はちーくんが一番前)
そして、なにを隠そう優羽先輩も当時それほど
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全員が並んで、団長が身長を確認をする。
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