94 / 116
第十六章 灼熱の体育祭①
1
しおりを挟む
先輩たちの引退試合が一段落した6月下旬。
ここから本格的に体育祭の練習が始まる。
前にも少し話したが、我らが青海中は一年から三年までを
縦割り団にして応援合戦や競技を行い、順位を決めることとなっている。
団には三年から団長、副団長が一人ずつ、応援リーダーが
一年が男女一人ずつ二年が男女三人ずつ三年が男女五人ずつ選出される。
体育祭の花形種目の応援合戦はこのリーダーや団長たちによって構成され、
全員で五分以内の出し物を行う事となっている。
私はもともと、そういう系のことが大好きなタイプの人間だったため、
それなりに興味もあったし、何よりもしかしたら
優羽先輩とかかわれるチャンスかも?!と安易な気持ちで立候補した。
「…じゃあ、今年の応援リーダーはこのメンバーだ。はい、拍手。」
おくやんの一声でクラスのみんなが拍手をする。
見事私も応援リーダーになれ、ウキウキの反面
これで優羽先輩がいなかったら練習に出てくる夏休み無駄じゃんっ!
と邪モード全開なのであった。
キーンコーン…
「にぃちゃん良かったね。」
「ありがとー!さおちゃんもなればよかったのに。」
「あたしはそういうの遠慮しておくわ~。」
「そうなの?」
「まぁ、にぃちゃん運動神経いいし、絶対体育会系だもん。
こういうの燃えるでしょ?」
「うん、大好き(笑)」
「あとは、優羽先輩が団長かリーダーでいるかだね。」
「それが一番の問題だわ…。」
そして私の不安はどこへやら、後日昇降口の掲示板に張り出された
応援リーダーや団長紹介に、見事優羽先輩の名前があり大喜びの私。
そしてその日の夜さっそく優羽先輩にその旨を伝えるためにメールを送った。
ここから本格的に体育祭の練習が始まる。
前にも少し話したが、我らが青海中は一年から三年までを
縦割り団にして応援合戦や競技を行い、順位を決めることとなっている。
団には三年から団長、副団長が一人ずつ、応援リーダーが
一年が男女一人ずつ二年が男女三人ずつ三年が男女五人ずつ選出される。
体育祭の花形種目の応援合戦はこのリーダーや団長たちによって構成され、
全員で五分以内の出し物を行う事となっている。
私はもともと、そういう系のことが大好きなタイプの人間だったため、
それなりに興味もあったし、何よりもしかしたら
優羽先輩とかかわれるチャンスかも?!と安易な気持ちで立候補した。
「…じゃあ、今年の応援リーダーはこのメンバーだ。はい、拍手。」
おくやんの一声でクラスのみんなが拍手をする。
見事私も応援リーダーになれ、ウキウキの反面
これで優羽先輩がいなかったら練習に出てくる夏休み無駄じゃんっ!
と邪モード全開なのであった。
キーンコーン…
「にぃちゃん良かったね。」
「ありがとー!さおちゃんもなればよかったのに。」
「あたしはそういうの遠慮しておくわ~。」
「そうなの?」
「まぁ、にぃちゃん運動神経いいし、絶対体育会系だもん。
こういうの燃えるでしょ?」
「うん、大好き(笑)」
「あとは、優羽先輩が団長かリーダーでいるかだね。」
「それが一番の問題だわ…。」
そして私の不安はどこへやら、後日昇降口の掲示板に張り出された
応援リーダーや団長紹介に、見事優羽先輩の名前があり大喜びの私。
そしてその日の夜さっそく優羽先輩にその旨を伝えるためにメールを送った。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる