妄想女子の青春記。

こつぶ

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第十五章 願いを込めて…

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「えーっ!にぃちゃん、着々と優羽先輩との距離縮めてんじゃん!」
「羨ましい!」
「にぃちゃんが頑張った成果だね♪」
「えへへ~。本当、夢のような時間だったわ。」


そんな話をしていると今日もさとち先輩とじゃれ合いながら
ウォータークーラーに優羽先輩がやってきた。



「おい、待てよ!」
「やだよー。今日は俺が先に水飲む!」
「いや、一番はいつも俺って決まってんの。」
「どんなルールだよ。優羽くんは、俺様キャラなのー?」
「ちげーわ。」
「あははは~」



そんな微笑ましいやりとりを眺める私たち。


そして、四人の視線は優羽先輩の足元に…。



先輩たちが部屋を出ていくと私をのぞいた三人が同時に私に叫んだ。
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