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第十三章 今年もたくさんの爆弾が飛び交ってます
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しおりを挟む「んー。慶人先輩自体が気になり始めたのは割と前なんだけどさ、
…ほらタカナナが宣言したときあったよね?あれの少し前かな。
正直、タカナナに先に言われちゃったから言い出しにくいのもあったし、
その時はまだマサトのことが
気になってたのもあって何も言わなかったんだけど…。
気づいたら目で追うようになっちゃってさ…ははは。
タカナナが好きって言ってるのにね。」
「そんなの関係なくない?」
「え?」
「好きって気持ちは自由だし、誰にも止められないでしょ。
だって、私も誰かが優羽先輩のこと好きって言っても、止められないもん。
むしろやっぱりいい男だよね!ってもっと好きになっちゃうかも。」
「それはにぃちゃんらしい。」
「んー、うまく言えないけど、タカナナに話せばわかってくれるんじゃない?
むしろ、言わないでモヤモヤしてるさおちゃん見たくないし、
陰でなんかされても応援しづらい!(笑)」
「確かにそうだ。…よし、あたしタカナナに言う!」
「そう!正々堂々、隠し事なし!」
「だなっ!」
さおちゃんは後日自分の思いをタカナナに暴露した。
驚いてはいたものの、やっぱり器の大きいタカナナは
「なんでもっと早く言ってくれなかったの!
むしろ先に宣言してごめん。(笑)」と言っていた。
そんな訳で私の周りの友だちは私の影響もあってか否か
見事に全員先輩ラブの妄想女子へと昇格していったのであった。
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