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第十三章 今年もたくさんの爆弾が飛び交ってます
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しおりを挟む「牛乳がすっき!すっき!すっき!すっき!…牛乳がすっきっっ!」
思わず吹き出すさおちゃん。
「え、急にどうした?(笑)」
ちなみに、さとちの尊厳を保つために、
補足するとこれは彼の作詞作曲ではなく当時やっていたCMの曲だ。
呆れながら私の方を見るさおちゃん。
みるみる顔が青ざめていくのが分かった。
…そう、私の性癖にさとち先輩のその言動が
ぶっ刺さっているのに気づいてしまったからだ。
「…まさとは思うけどにぃちゃん…。」
「さとち先輩、可愛すぎ!!!!!」
「まじか…。」
そして、私の心を見透かしたかのようにさとちがさらなる追い打ちをかけた。
「あ、アレンジバージョンできたよ♪
優羽くんがすっき!すっき!すっき!すっき!…優羽くんがすっきっっ!」
「は、バカじゃねぇの?(笑)」
そう笑いつつもなんだか嬉しそうな優羽先輩。
私はもうニヤつきを止めることができなかった。
卓球台を広げずにその場で立ち尽くしていたため、
チラッと優羽先輩がこちらを見た。
「おい、女子に笑われてるじゃねぇかよ!」
「そこの女子、笑わないでくださーい。」
まさかの優羽先輩とさとちからのダブル攻撃にTKO!
うまい返しも見つからず、とっさに「すみませんっ!」と謝った私。
完全に見てニヤけていたのをカミングアウトしているようなものである。
そんな最高すぎる今年度一発目の部活の始まり。
いつもの十分休憩の時にタカナナと妃菜ちゃんに
そのことを話したら悶える二人。
そして、危ない四人の話はさらに発展していく。
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