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第十三章 今年もたくさんの爆弾が飛び交ってます
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しおりを挟む「よーし、全員いるか?四組の担任の奥平 浩一(こういち)だ。
一年の時も一緒だったからわかるよな?」
「はーい。」
今年の担任は奥平先生。(通称 おくやん)
担当科目は理科、背が高くてやせ型。歳は三十台前半の既婚者。
去年も私たちの学年の担当教諭だったがあまりかかわったことはなかった。
一通り連絡事項を聞いたら体育館シューズに履き替えて体育館に向かった。
今までは一年と二年が同じ校舎で上と下(一年が下)だったので、
何かあれば二年が階段を下りてきて
遭遇していた(その遭遇地点が私たちのいつもの場所である)が、
三年は隣の校舎に行ってしまったため、各段に会う機会が減ってしまった私。
「あーあ、今まではこの階段の所に居れば優羽先輩に会えたのになぁ…。」
「まぁ、昇降口の所に居ればまた会えるでしょ。」
「あ、そうだ!新しい優羽先輩の下駄箱もチェックしとかなきゃじゃん!」
「それ、大きい声で言ったらだめなやつだからな?」
「え、そうなの?」
「そうなの!」
私の変態感覚が完全にバカになってきたところで体育館についた。
あいにく三年はまだ、一組と二組しか来ていなく、
そこに優羽先輩の姿はなかった。
(ちなみに一組には慶人先輩とサリー先輩、
二組にはさとちとチアキ先輩がいた。)
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