妄想女子の青春記。

こつぶ

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第四章 まさに棚ぼたとはこのことか

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二日間に分けて行われる予選大会の初日、今日は団体戦が行われる日。


予選大会は、シングルス戦が二回、ダブルス戦一回、
勝敗が決まらなければシングルスの四回戦目、五回戦目を行う。

我らが女子卓球部も難なくトーナメントを勝ち進み、決勝戦まで残った。


「先輩!ファイトです。」
「…よっしゃ!」
「ナイスコースです!一本集中です!」
「さぁ!」


決勝戦も終わり、負けた中学の先輩はみんな泣いていた。

私たち青海中の先輩は、男女ともに優勝。
見事本選へ勝ち進んだのだ。
本選は来週行われるため先輩たちの引退はいい意味で先延ばしとなった。

体育館で顧問の話を聞き、今日はその場での解散が許された。


私はさおちゃんといつも通り帰ろうとしたら、
同じ部活の高橋ナナ(通称 タカナナ)と望月妃菜(ひな)が
一緒に帰ろうと誘ってきた。二つ返事で快諾し四人で帰ることに。


そんな帰り道…。

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