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オシャレなバー
しおりを挟む「えっと…じゃあ、どこ行こうか。」
「この辺なんかあるかな?」
「飲みなおすならあのビルの七階にいいバーがあるから、そこは?」
「うん、いいね。」
とっさに、昔会社の先輩に
連れてきてもらったバーを思い出したのでそこを提案した。
来るのは二回目だけど、知っていて良かった。
二人でエレベーターに乗り、バーで話すことにした。
「いらっしゃいませ。」
「こんばんは。」
「何になさいますか?」
「おススメは?」
「本日のおススメはこちらになります。」
「あ、じゃあ俺これ一つ。千花はどうする?」
「あ、私も同じものを。」
「かしこまりました。」
スムーズなケイゴの対応にまたドキドキしてしまう。
バーのカウンターに二人で並んでいろんな話をした。
今住んでいる所。仕事の話。彼氏が一年いなかった話…。
どの話も笑って聞いてくれる彼に私も次第に心を開いていき、
お酒もいい感じに入った深夜一時過ぎ。
「あ、もうこんな時間。千花時間大丈夫?」
「へ?…あ、本当だ。」
「そろそろ帰ろうか?」
「う…ん。」
「何?どしたの?」
「…まだ一緒に居たいな。」
「…まじ?」
「迷惑だよね、ごめん!」
「いや、俺も一緒に居たかったから、びっくりした。」
「うそ。」
「嘘じゃねぇよ。…じゃあ、場所移動しよ。」
「え、うん?」
そう言ってチェックをするケイゴ。
この後のことをあまり考えずに今の感情だけで言ってしまった言葉に
お酒の怖さを痛感する私。しかし、ケイゴからの予想外な返事に救われた。
二人で店を出るころにはすっかり人通りも減り、
街は居酒屋やホテルのネオンが光っていた。
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