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闘争か逃走か
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依頼主とギルドマスターは視線を交わした。胸を撫でていたギルドマスターの指がスヴェンの細い鼻梁をつまむ。呼吸を妨げられ、眉をしかめて抵抗したが、顎をがっちりと固定され、首を振ることすらままならない。目の前に迫る男の瞳孔は嗜虐の興奮に大きく開ききっていた。
「は……っ、んぐっ……!」
我慢も限界に達し、苦しげに開いた唇の隙間に素早く液体が流し込まれた。鼻をつまんでいた手が、今度はすかさず口を覆う。吐き出すことも叶わず、甘い粘液が舌を灼く。飲み込みたくない。あんな痴態をこんな奴らの前で晒したくない。だが、液体は容赦なく粘膜へと吸収されていき、強張っていたスヴェンの身体からはみるみるうちに力が抜けていった。
「……ハハ、こいつはすげえ」
口を塞いでいた手が引いても、スヴェンはただ全身を駆け回る甘い熱に震え、荒い息をつくばかりだった。眼鏡の奥の瞳はとろりと滲み、視点を定めることすら難しい。依頼主の太い指が脇腹を辿り、胸の先でピンと固く尖った乳首を掠めた。
「っ、ああ!」
それだけでスヴェンの細い身体はびくりと跳ねあがった。両手の指で赤く熟れた乳首をつまみ上げられ、くにくにと転がされると、腹の奥が切なく疼き、依頼主の巨大な尻に下敷きにされた腰がかくかくと揺れた。
「先生、固いのが俺の尻に当たってますよ」
依頼主がくつくつと笑いながら腰を後ろにずらすと、ズボンの中で窮屈そうに固くなったスヴェンの股間が二人の前に晒された。視線が突き刺さる下着の中でとろりと先走りが溢れたのが分かり、スヴェンは恥じ入り、涙目で否定するように首を振った。
「マスター、こっち可愛がってやんな」
「ん、ああ……」
食い入るようにスヴェンのとろけた顔に見入っていたギルドマスターが、思い出したように薄い胸を撫で回し始める。乳首からの甘い疼きに気を取られているうちに、ズボンの前立てを太い指に寛がれ、下着ごと脚から引き抜かれていった。外気に晒された白く細い脚で熱く勃ち上がった肉茎を隠そうと擦り合わせたが、依頼主の恰幅のいい身体で容赦なく割り開かれ、胡座をかいた脚の上に細い腰はたやすく担ぎ上げられてしまった。
「や、いやだ……、見るな……」
「ちんぽヒクヒクさせながら言っても説得力ないですよ、先生」
体毛の薄いしなやかな細身の身体を緊張にしっとりと汗ばませ、スヴェンは恥じ入るように顔を背けた。すんなりとした形の肉茎は依頼主の言う通り、時折ひくひくと上下し、先端から透明な雫をとろとろと零し続けている。その様子に魅入っていたギルドマスターがスヴェンの頭上で感嘆の溜息を漏らした。
「男の身体なんて、と思っていたが……。いや、これは……」
「や、見ないで……っ!」
「ああ、ケツマンも綺麗なもんだ。ピンク色で毛の一本も生えてねえ」
細い脚が頭の方へと押しやられ、天を向いた尻の谷間が灯りの下、凌辱者の前に暴かれた。白い谷間に息づく赤く充血した肛孔の皺すらも余さず観察され、嫌悪と、恥辱と、紛れもない興奮にスヴェンの目に涙が浮かぶ。深い谷間の底で待ちわびるようにヒクつき、つぼみ、引き込むような動きを見せる雄膣の入り口は、まるで一つの生き物のようだった。
「……っ、あ、あ……!」
依頼主の太い指が、まるで牛の乳を搾るような手つきでスヴェンの屹立をしごいた。先端から零れた大量の先走りを指にまとわせると、ぬめる中指でかすかにめくれた入り口の媚肉を円を描くように撫で回し始める。とろりと濡れたスヴェンの瞳がまさぐる指を追っているのを確かめ、依頼主は楽しくてたまらないと言わんばかりの満面の笑みを浮かべた。
「潤滑油なんていらん世話でしたねえ、先生。さあ、おちんぽが入るように広げてあげようね」
「あっ、あ……、や、んあああっ!」
天を向いた蕾に容赦なく指が突き入れられた。さしたる抵抗もなく太い指を呑み込んだ後肛は、凌辱者を歓迎するかのようにきゅうきゅうと締め付ける。慣れた手つきで媚肉を捏ね回され、張り出した前立腺を肉壁ごしに擽られ、不自由な姿勢のままながら屹立がひくひくと上下し、薄い腹にたらたらと蜜をこぼした。
「全く……年甲斐もなく興奮してきちまった」
「匂いだけでも回春作用があるならすげえもんだが、マスター、あんたどっちに興奮させられてんだろうね」
「……私にも分からんよ」
スヴェンの上気した頬に固く盛り上がった己の股間を擦り付けながら、初老のギルドマスターが自嘲気味に笑った。節ばった指が腹に垂れ落ちた蜜を掬い取り、赤く腫れた乳首に塗りつける。滑りの良くなった胸の尖りを弄ばれ、切なさに身悶えたスヴェンは眼鏡がずれるのも構わず自ら目の前の屹立に頬を擦り寄せた。
「マスター、指を貸してくれ」
「……挿れればいいのか?」
「っ、んうっ!」
太い指を飲み込んだ充血した肉の輪に、ギルドマスターの節ばった指が潜り込む。ずぽずぽと交互に出し入れされ、前屈姿勢によりますます屹立を顔に押しつけられたまま、スヴェンは艶やかに喘いだ。
「入り口はキツいが、中は思っていたよりも柔らかいな」
「膣とはまた違った感じでな、これがまたいいのさ。それに、今回はこいつがある」
ちゃぷ、と水が揺れる音にスヴェンの意識が浮上する。潤んだ視界の中、下卑た笑みを浮かべた依頼主が半分に減った分泌液の小瓶を顔の横で振っていた。スヴェンは依頼主の意図を汲み取ると目を見開き、恐怖に首を振る。
「あ、いや、いやだ……やめてくれ……」
「おいおい、ケツを振るんじゃない。零れちまうだろうが」
「……っうあ!」
指を差し挿れられたまま、逃れようと蠢く尻にぴしゃりと強く平手が落とされた。赤い手形が白い肌に咲く。何度か平手が振り下ろされ、薄い肉の下、骨にまで響く理不尽な暴力にスヴェンは身を縮こまらせて洟をすすった。あの強烈な媚薬が快楽の味を覚えた直腸に流し込まれれば、理性など容易く吹き飛んでしまうだろう。だが……痛いのは嫌だ。白い尻はすっかり赤く腫れ、じんじんとした痛痒感を訴えていた。
二本の指が上下に雄膣の入り口を広げ、指一本ほど開いた隙間に冷たいガラス瓶が押し当てられる。スヴェンの胸が恐怖によってふいごのように上下し、浅い息がせわしなく吐き出された。小瓶の口からゆっくりと甘い粘液が身体の奥底を目指して垂れ落ちていく――。
「っ、あ、あああっ……!」
「ハハ、すげえ」
その効果は絶大で、分泌液が粘膜に触れた途端、指を咥えこんだ肉の輪はきゅうきゅうと締まり、奥へ奥へと誘い込むように媚肉が蠢き始めた。腹の奥は熱く、甘く、激しく疼く。腫れた尻の痛痒感すらぞくぞくと皮膚を粟立たせ、逆さを向いたスヴェンの屹立からは壊れた蛇口のようにとろとろと透明な粘液がひっきりなしに流れ出した。
「処女が娼婦に、なんてよく聞く惹句だが、これに関しちゃマジモンだな。ねえ、先生」
「う、あ……」
「いや、先生は処女じゃなかったですね。こりゃ失礼」
「ひっ……、う、あああっ!」
ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てて雄膣を太い指で激しく掻き回され、節ばった指に胸の先をつままれ、スヴェンはなす術もなく高みへと上り詰めさせられる。無意識に、絶頂に達しそうな時はいつも抱き締めてくれるテオドアの太い腕を求めてスヴェンは身をよじった。
――テオ、テオ……こわい、抱き締めて……。
だが、目の前にいるのは下卑た笑みと、欲にまみれてぎらぎらした目の二人の凌辱者だ。絶望のまま、身体は絶頂を求めて駆け上がる。
しかし、媚肉が指を食い締め、最高潮に達しかけたその時、太い指がいきなり引き抜かれた。
「あっ、ああっ……!?」
絶頂の一歩手前で放り出され、不自由な姿勢のまま腰がかくかくと揺れた。途方に暮れて呆然とするスヴェンの顔がよほど面白かったのか、依頼主は腹を波打たせてげらげらと笑いながら、赤く腫れた尻肉を鷲掴んだ。ひくひくと収縮を繰り返す濡れた蕾を親指で柔らかく撫でながら笑いを含んだ声で言う。
「イキたいんですか、先生?」
「う、あ……」
太い親指がちゅぷちゅぷといやらしい音を立てて入り口をくじる。蕾が指を愛おしげにしゃぶるが、それは身体の奥でわななく快楽の源泉をいたずらに刺激するだけだ。欲しい、指では届かない奥深くを掻き回してくれるものを――。
「こいつが欲しいんでしょう?」
依頼主がスヴェンから手を離し、自らの前を寛げた。濃い体毛に覆われた腹肉の下から現れた赤黒い屹立に思わず目が奪われる。テオドアほどの大きさはないが、ぼこぼこと血管が波打ち、エラの張った雄竿は、きっと抽送の度に媚肉をこそぐだろう。スヴェンの唇から熱い息が漏れた。
そして目の前に突き出されたもう一本の上反りの肉茎。それは雄の匂いをぷんぷんと振りまき、美味しそうに揺れている。ギルドマスターの節ばった指が誘うようにスヴェンの唇を撫でた。それだけでびりびりと身体中に電流が走り、唇がわななく。掻き毟りたいほどの疼きが身体の奥でひっきりなしに湧き出し、雄膣が切なげに蠢いた。
「は……っ、んぐっ……!」
我慢も限界に達し、苦しげに開いた唇の隙間に素早く液体が流し込まれた。鼻をつまんでいた手が、今度はすかさず口を覆う。吐き出すことも叶わず、甘い粘液が舌を灼く。飲み込みたくない。あんな痴態をこんな奴らの前で晒したくない。だが、液体は容赦なく粘膜へと吸収されていき、強張っていたスヴェンの身体からはみるみるうちに力が抜けていった。
「……ハハ、こいつはすげえ」
口を塞いでいた手が引いても、スヴェンはただ全身を駆け回る甘い熱に震え、荒い息をつくばかりだった。眼鏡の奥の瞳はとろりと滲み、視点を定めることすら難しい。依頼主の太い指が脇腹を辿り、胸の先でピンと固く尖った乳首を掠めた。
「っ、ああ!」
それだけでスヴェンの細い身体はびくりと跳ねあがった。両手の指で赤く熟れた乳首をつまみ上げられ、くにくにと転がされると、腹の奥が切なく疼き、依頼主の巨大な尻に下敷きにされた腰がかくかくと揺れた。
「先生、固いのが俺の尻に当たってますよ」
依頼主がくつくつと笑いながら腰を後ろにずらすと、ズボンの中で窮屈そうに固くなったスヴェンの股間が二人の前に晒された。視線が突き刺さる下着の中でとろりと先走りが溢れたのが分かり、スヴェンは恥じ入り、涙目で否定するように首を振った。
「マスター、こっち可愛がってやんな」
「ん、ああ……」
食い入るようにスヴェンのとろけた顔に見入っていたギルドマスターが、思い出したように薄い胸を撫で回し始める。乳首からの甘い疼きに気を取られているうちに、ズボンの前立てを太い指に寛がれ、下着ごと脚から引き抜かれていった。外気に晒された白く細い脚で熱く勃ち上がった肉茎を隠そうと擦り合わせたが、依頼主の恰幅のいい身体で容赦なく割り開かれ、胡座をかいた脚の上に細い腰はたやすく担ぎ上げられてしまった。
「や、いやだ……、見るな……」
「ちんぽヒクヒクさせながら言っても説得力ないですよ、先生」
体毛の薄いしなやかな細身の身体を緊張にしっとりと汗ばませ、スヴェンは恥じ入るように顔を背けた。すんなりとした形の肉茎は依頼主の言う通り、時折ひくひくと上下し、先端から透明な雫をとろとろと零し続けている。その様子に魅入っていたギルドマスターがスヴェンの頭上で感嘆の溜息を漏らした。
「男の身体なんて、と思っていたが……。いや、これは……」
「や、見ないで……っ!」
「ああ、ケツマンも綺麗なもんだ。ピンク色で毛の一本も生えてねえ」
細い脚が頭の方へと押しやられ、天を向いた尻の谷間が灯りの下、凌辱者の前に暴かれた。白い谷間に息づく赤く充血した肛孔の皺すらも余さず観察され、嫌悪と、恥辱と、紛れもない興奮にスヴェンの目に涙が浮かぶ。深い谷間の底で待ちわびるようにヒクつき、つぼみ、引き込むような動きを見せる雄膣の入り口は、まるで一つの生き物のようだった。
「……っ、あ、あ……!」
依頼主の太い指が、まるで牛の乳を搾るような手つきでスヴェンの屹立をしごいた。先端から零れた大量の先走りを指にまとわせると、ぬめる中指でかすかにめくれた入り口の媚肉を円を描くように撫で回し始める。とろりと濡れたスヴェンの瞳がまさぐる指を追っているのを確かめ、依頼主は楽しくてたまらないと言わんばかりの満面の笑みを浮かべた。
「潤滑油なんていらん世話でしたねえ、先生。さあ、おちんぽが入るように広げてあげようね」
「あっ、あ……、や、んあああっ!」
天を向いた蕾に容赦なく指が突き入れられた。さしたる抵抗もなく太い指を呑み込んだ後肛は、凌辱者を歓迎するかのようにきゅうきゅうと締め付ける。慣れた手つきで媚肉を捏ね回され、張り出した前立腺を肉壁ごしに擽られ、不自由な姿勢のままながら屹立がひくひくと上下し、薄い腹にたらたらと蜜をこぼした。
「全く……年甲斐もなく興奮してきちまった」
「匂いだけでも回春作用があるならすげえもんだが、マスター、あんたどっちに興奮させられてんだろうね」
「……私にも分からんよ」
スヴェンの上気した頬に固く盛り上がった己の股間を擦り付けながら、初老のギルドマスターが自嘲気味に笑った。節ばった指が腹に垂れ落ちた蜜を掬い取り、赤く腫れた乳首に塗りつける。滑りの良くなった胸の尖りを弄ばれ、切なさに身悶えたスヴェンは眼鏡がずれるのも構わず自ら目の前の屹立に頬を擦り寄せた。
「マスター、指を貸してくれ」
「……挿れればいいのか?」
「っ、んうっ!」
太い指を飲み込んだ充血した肉の輪に、ギルドマスターの節ばった指が潜り込む。ずぽずぽと交互に出し入れされ、前屈姿勢によりますます屹立を顔に押しつけられたまま、スヴェンは艶やかに喘いだ。
「入り口はキツいが、中は思っていたよりも柔らかいな」
「膣とはまた違った感じでな、これがまたいいのさ。それに、今回はこいつがある」
ちゃぷ、と水が揺れる音にスヴェンの意識が浮上する。潤んだ視界の中、下卑た笑みを浮かべた依頼主が半分に減った分泌液の小瓶を顔の横で振っていた。スヴェンは依頼主の意図を汲み取ると目を見開き、恐怖に首を振る。
「あ、いや、いやだ……やめてくれ……」
「おいおい、ケツを振るんじゃない。零れちまうだろうが」
「……っうあ!」
指を差し挿れられたまま、逃れようと蠢く尻にぴしゃりと強く平手が落とされた。赤い手形が白い肌に咲く。何度か平手が振り下ろされ、薄い肉の下、骨にまで響く理不尽な暴力にスヴェンは身を縮こまらせて洟をすすった。あの強烈な媚薬が快楽の味を覚えた直腸に流し込まれれば、理性など容易く吹き飛んでしまうだろう。だが……痛いのは嫌だ。白い尻はすっかり赤く腫れ、じんじんとした痛痒感を訴えていた。
二本の指が上下に雄膣の入り口を広げ、指一本ほど開いた隙間に冷たいガラス瓶が押し当てられる。スヴェンの胸が恐怖によってふいごのように上下し、浅い息がせわしなく吐き出された。小瓶の口からゆっくりと甘い粘液が身体の奥底を目指して垂れ落ちていく――。
「っ、あ、あああっ……!」
「ハハ、すげえ」
その効果は絶大で、分泌液が粘膜に触れた途端、指を咥えこんだ肉の輪はきゅうきゅうと締まり、奥へ奥へと誘い込むように媚肉が蠢き始めた。腹の奥は熱く、甘く、激しく疼く。腫れた尻の痛痒感すらぞくぞくと皮膚を粟立たせ、逆さを向いたスヴェンの屹立からは壊れた蛇口のようにとろとろと透明な粘液がひっきりなしに流れ出した。
「処女が娼婦に、なんてよく聞く惹句だが、これに関しちゃマジモンだな。ねえ、先生」
「う、あ……」
「いや、先生は処女じゃなかったですね。こりゃ失礼」
「ひっ……、う、あああっ!」
ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てて雄膣を太い指で激しく掻き回され、節ばった指に胸の先をつままれ、スヴェンはなす術もなく高みへと上り詰めさせられる。無意識に、絶頂に達しそうな時はいつも抱き締めてくれるテオドアの太い腕を求めてスヴェンは身をよじった。
――テオ、テオ……こわい、抱き締めて……。
だが、目の前にいるのは下卑た笑みと、欲にまみれてぎらぎらした目の二人の凌辱者だ。絶望のまま、身体は絶頂を求めて駆け上がる。
しかし、媚肉が指を食い締め、最高潮に達しかけたその時、太い指がいきなり引き抜かれた。
「あっ、ああっ……!?」
絶頂の一歩手前で放り出され、不自由な姿勢のまま腰がかくかくと揺れた。途方に暮れて呆然とするスヴェンの顔がよほど面白かったのか、依頼主は腹を波打たせてげらげらと笑いながら、赤く腫れた尻肉を鷲掴んだ。ひくひくと収縮を繰り返す濡れた蕾を親指で柔らかく撫でながら笑いを含んだ声で言う。
「イキたいんですか、先生?」
「う、あ……」
太い親指がちゅぷちゅぷといやらしい音を立てて入り口をくじる。蕾が指を愛おしげにしゃぶるが、それは身体の奥でわななく快楽の源泉をいたずらに刺激するだけだ。欲しい、指では届かない奥深くを掻き回してくれるものを――。
「こいつが欲しいんでしょう?」
依頼主がスヴェンから手を離し、自らの前を寛げた。濃い体毛に覆われた腹肉の下から現れた赤黒い屹立に思わず目が奪われる。テオドアほどの大きさはないが、ぼこぼこと血管が波打ち、エラの張った雄竿は、きっと抽送の度に媚肉をこそぐだろう。スヴェンの唇から熱い息が漏れた。
そして目の前に突き出されたもう一本の上反りの肉茎。それは雄の匂いをぷんぷんと振りまき、美味しそうに揺れている。ギルドマスターの節ばった指が誘うようにスヴェンの唇を撫でた。それだけでびりびりと身体中に電流が走り、唇がわななく。掻き毟りたいほどの疼きが身体の奥でひっきりなしに湧き出し、雄膣が切なげに蠢いた。
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