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つがい
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凶暴なハイドロニュートも水から追いやってしまえば、ただの愚鈍な巨大トカゲにすぎない――と素人連中は思いがちだが、そもそも陸地へ上げること自体がひどく難儀なのだ。
まず、あいつらの水中での機動力は人間の三倍はあり、池に入って追い立てるなど自ら餌にしてくださいと言っているようなものだ。地上から銛を投げ込むのもお勧めできない。やたらぬめる背中の皮膚に水の抵抗がプラスされて、人力では傷すらつけられないからだ。ならいっそ、爆薬でも炸裂させてみるか? 上手く当たれば多少は手負いにできるかもしれないし、驚いて池から上がって来るかもしれない。ただ、今回の依頼のように、「漁師や池の魚、鳥を食殺してしまう凶暴なハイドロニュートの捕獲(※生死不問)」の場合は、周囲の魚なども巻き込んで爆砕してしまい、顰蹙を買って結局タダ働きになるという可能性も大いにある。
とにかくハイドロニュートの捕獲はそれだけ難しいのだが、クソトカゲの革も肉も希少品として高く売れるため、ハイリスク・ハイリターンのオイシイ案件でもある。それを俺は相棒と二人だけでこなす。こういう危険な依頼はギルドに頼むと権利だ義務だでややこしくなる。だから、ありがたいことに俺たちのようなフリーランスに振られるのだ。しかし、本来なら一案件で一ヶ月は楽に暮らせるぐらいは稼げるのだが、相棒がやたら金食い虫なのでそう上手くはいかないのが悩みどころではある。
「レオー! 準備いいー?」
その金食い虫が湖の反対側のほとりでぴょこぴょこと飛び跳ねながら、こちらに向かって力一杯手を振っていた。いい大人が下着一枚ではしゃぐんじゃない。……いや、まだ中身は子供なのか。
俺は自分が着ているシャツを引っ張り、対岸から「上を着ろ!」と叫んだ。いつも口を酸っぱくして言っているのに、あいつはすぐに脱ぎたがる。窮屈なのは分からなくもないが、いつ人に見られるとも限らない。しぶしぶ上を羽織ってまた全力で手を振る相棒に、俺は適当に手を振り返しつつ顔をしかめた。
あの燃えるようなくしゃくしゃの赤い髪にしなやかな長身を持つ青年が、金食い虫であり、俺の相棒でもあるソウだ。ソウはおざなりな準備運動の後、飛び込みの構えを見せると、ほとんど音もなくつるりと湖の中に飛び込んだ。そう、ハイドロニュートが棲息する水の中に、だ。
自らの餌となりに行ったのか? いやいや、それはただの人間なら、という前提での話だ。何しろ、ソウはハイドロニュート捕獲の秘密兵器その1なのだ。
鳥を狙っていたのか、水面から飛び出した目だけを出していたハイドロニュートだったが、お客さんに気づいたらしく、水音を立てて水中へと引き返していく。風が静まった水面を滑る。草陰に隠れた俺は大ぶりのナイフを指で確かめ、秘密兵器その2をしっかりと掴んで次に備えて、ただ待った。
しばらくすると、激しい水音とともに、どこか慌てた風情でハイドロニュートが池から飛び出した。追い込む方向も計画通り、あらかじめ設置しておいた鶏肉の目の前だ。これ見よがしのあからさまに堂々とした胡散臭い罠だが、所詮は水中がメインのクソトカゲなので、地上ではご自慢の感知器官は役に立たず、こうして機会を虎視眈々と狙っている俺の存在にも気づけないほどに劣化してしまう。
鶏肉に目を奪われたハイドロニュートは、何故自分が水中から逃げてきたのかも忘れて罠へと突進していく。とはいえ、短い足をどたどたと上げ下ろし、身体を左右にくねらせながらの移動なのでそれほど早くはない。
俺は秘密兵器その2を手に、中腰のままチャンスを伺っていた。もう何度もこなしているので慣れたものだが、鋭い牙に毒爪を持つ化け物であることを忘れてはいけない。捕獲は生死不問とはいえ、いつも一撃必殺で仕留めることにしていた。生け捕りなど却って危険性が増すだけだ。目の前のハイドロニュートが巨大な口を開け――鶏肉に噛みついた!
「……っし!」
草陰から飛び出した俺は、秘密兵器その2――頑丈な板切れの端を無防備なハイドロニュートの横腹と地面の間に素早く差し込んだ。すかさず板の下に支点となる丸太を転がし、足元の板に全体重をかけて飛び乗った。
テコの原理でひっくり返されかけたハイドロニュートのやわらかな腹の白さが俺の目を打った。短い足をじたばたと動かし、本来ならなりようもない縦状態から何とか元の腹ばいに戻ろうと足掻くクソトカゲに向かって、俺はすかさず足元の板切れを蹴りつけた。勢いよく板がぶち当たり、地響きを立てて巨体がひっくり返る。
「じゃーな、クソトカゲ」
巨大な身体の上に乗った板切れを踏みつけて腕の動きを封じたまま、やわらかな喉肉を持っていたナイフ掻き切り、すかさず飛びのいた。背中よりも腹、中でも喉はハイドロニュートの身体部位の中で最も刃が通りやすい場所だ。だが、そこは基本姿勢が腹這いのクソトカゲ、ただ待っていてもそうそう手が出せる場所ではない。自ら危険に飛び込まなければ機会は掴めないのだ。
噴水のように飛び出した血液がぱたぱたと音を立てて地面を赤黒く染めていった。宙を掻く短い手足の動きが徐々に弱まり、ついには左右に力なく垂れた。依頼は無事に完了し、俺はいつの間にかびっしりとかいていた額の汗を拭った。
「やったー! レオおつかれー!」
そこに突然派手な水音とともに、濡れた身体がまともにぶつかったのだからたまらない。とっさに足を踏ん張り、濡れ鼠のソウを抱きとめた。ソウが俺よりも一回り小さいから何とか尻餅をつかずに済んだものの、まだまだ成長期である可能性があるのかと思うとぞっとする。
「馬鹿! こっちはナイフ持ってんだぞ! 危ねえだろうが!」
「あっはは、ごめーん」
怒鳴りつけたところでこの無邪気な笑顔だ。アホ面と言ってもいい。犬ころだってその場で怒られれば多少はしゅんとするというのに、こいつには殊勝さというものがかけらもないのだ。見かけによらぬ馬鹿力で痛いほどに俺を抱きしめ、胸板にぐりぐりと顔を押しつけてくるソウを何とか引き剥がす。
「あーもう、お前……何びっしょびしょにしてくれてんだ」
「じゃあレオも脱いじゃえばいいじゃん」
あっけらかんと言い放つソウの頭を小突こうとしたが俊敏に躱された。全くかわいげのないガキだ。舌打ちを一つして、気持ちを切り替える。毒抜き、血抜きに皮剥ぎと新鮮なうちにやらなければならないことは山積みなのだ。
「いいからお前は早く服を着替えてこい。つか荷物は対岸だろが。何でこっちに来たんだ」
「え、身体を拭きに来たんだよ」
「……俺をタオルがわりにすんな馬鹿!」
やはり拳は躱された。うっひゃひゃと妙な笑い声をあげながらソウは池のほとりを軽やかに駆けていく。雫をきらめかせた大理石のような白い頬が日の光の下で輝いていた。水を含んだシャツが貼りつき、身体のラインを切り出していた。中身とは大違いの美術品めいた美しい肢体を眺めながら、俺は大きな溜め息をついてトカゲの死骸に向き直った。腹を薄く割き、革と肉の間に小さなナイフを丁寧に入れていく。
それにしても、年長者として、一応の保護者として、できたことに対してはちゃんと褒めてやらなければ、と常々思っているのにいつもこうだ。あまりに人の常識が通じない。いや、仕方がないことだとは分かっている。あいつは純粋な人間ではないのだから。
「レオ、何か手伝う?」
燃える赤毛から雫を垂らしたままのソウがいつの間にか隣にしゃがみこんでこちらを覗き込んでいた。ほぼ黒に近い海老茶色の長い睫毛に縁取られた、明るい青と緑が入り混じった虹彩。その中で俺を見つめて大きく開いた縦長の瞳孔は何度見ても不思議で、その黒さと深さに吸い込まれてしまいそうな気持ちになる。
「……ああ、山ほどあるぞ。急げ」
濡れて形の良い頭部に貼りついた赤毛をくしゃくしゃと掻き混ぜ、かすかに先端を覗かせていた二本の角を隠してやる。いかにもくすぐったそうにするソウの笑顔は、拾った時と同じ子供の表情をしていた。
まず、あいつらの水中での機動力は人間の三倍はあり、池に入って追い立てるなど自ら餌にしてくださいと言っているようなものだ。地上から銛を投げ込むのもお勧めできない。やたらぬめる背中の皮膚に水の抵抗がプラスされて、人力では傷すらつけられないからだ。ならいっそ、爆薬でも炸裂させてみるか? 上手く当たれば多少は手負いにできるかもしれないし、驚いて池から上がって来るかもしれない。ただ、今回の依頼のように、「漁師や池の魚、鳥を食殺してしまう凶暴なハイドロニュートの捕獲(※生死不問)」の場合は、周囲の魚なども巻き込んで爆砕してしまい、顰蹙を買って結局タダ働きになるという可能性も大いにある。
とにかくハイドロニュートの捕獲はそれだけ難しいのだが、クソトカゲの革も肉も希少品として高く売れるため、ハイリスク・ハイリターンのオイシイ案件でもある。それを俺は相棒と二人だけでこなす。こういう危険な依頼はギルドに頼むと権利だ義務だでややこしくなる。だから、ありがたいことに俺たちのようなフリーランスに振られるのだ。しかし、本来なら一案件で一ヶ月は楽に暮らせるぐらいは稼げるのだが、相棒がやたら金食い虫なのでそう上手くはいかないのが悩みどころではある。
「レオー! 準備いいー?」
その金食い虫が湖の反対側のほとりでぴょこぴょこと飛び跳ねながら、こちらに向かって力一杯手を振っていた。いい大人が下着一枚ではしゃぐんじゃない。……いや、まだ中身は子供なのか。
俺は自分が着ているシャツを引っ張り、対岸から「上を着ろ!」と叫んだ。いつも口を酸っぱくして言っているのに、あいつはすぐに脱ぎたがる。窮屈なのは分からなくもないが、いつ人に見られるとも限らない。しぶしぶ上を羽織ってまた全力で手を振る相棒に、俺は適当に手を振り返しつつ顔をしかめた。
あの燃えるようなくしゃくしゃの赤い髪にしなやかな長身を持つ青年が、金食い虫であり、俺の相棒でもあるソウだ。ソウはおざなりな準備運動の後、飛び込みの構えを見せると、ほとんど音もなくつるりと湖の中に飛び込んだ。そう、ハイドロニュートが棲息する水の中に、だ。
自らの餌となりに行ったのか? いやいや、それはただの人間なら、という前提での話だ。何しろ、ソウはハイドロニュート捕獲の秘密兵器その1なのだ。
鳥を狙っていたのか、水面から飛び出した目だけを出していたハイドロニュートだったが、お客さんに気づいたらしく、水音を立てて水中へと引き返していく。風が静まった水面を滑る。草陰に隠れた俺は大ぶりのナイフを指で確かめ、秘密兵器その2をしっかりと掴んで次に備えて、ただ待った。
しばらくすると、激しい水音とともに、どこか慌てた風情でハイドロニュートが池から飛び出した。追い込む方向も計画通り、あらかじめ設置しておいた鶏肉の目の前だ。これ見よがしのあからさまに堂々とした胡散臭い罠だが、所詮は水中がメインのクソトカゲなので、地上ではご自慢の感知器官は役に立たず、こうして機会を虎視眈々と狙っている俺の存在にも気づけないほどに劣化してしまう。
鶏肉に目を奪われたハイドロニュートは、何故自分が水中から逃げてきたのかも忘れて罠へと突進していく。とはいえ、短い足をどたどたと上げ下ろし、身体を左右にくねらせながらの移動なのでそれほど早くはない。
俺は秘密兵器その2を手に、中腰のままチャンスを伺っていた。もう何度もこなしているので慣れたものだが、鋭い牙に毒爪を持つ化け物であることを忘れてはいけない。捕獲は生死不問とはいえ、いつも一撃必殺で仕留めることにしていた。生け捕りなど却って危険性が増すだけだ。目の前のハイドロニュートが巨大な口を開け――鶏肉に噛みついた!
「……っし!」
草陰から飛び出した俺は、秘密兵器その2――頑丈な板切れの端を無防備なハイドロニュートの横腹と地面の間に素早く差し込んだ。すかさず板の下に支点となる丸太を転がし、足元の板に全体重をかけて飛び乗った。
テコの原理でひっくり返されかけたハイドロニュートのやわらかな腹の白さが俺の目を打った。短い足をじたばたと動かし、本来ならなりようもない縦状態から何とか元の腹ばいに戻ろうと足掻くクソトカゲに向かって、俺はすかさず足元の板切れを蹴りつけた。勢いよく板がぶち当たり、地響きを立てて巨体がひっくり返る。
「じゃーな、クソトカゲ」
巨大な身体の上に乗った板切れを踏みつけて腕の動きを封じたまま、やわらかな喉肉を持っていたナイフ掻き切り、すかさず飛びのいた。背中よりも腹、中でも喉はハイドロニュートの身体部位の中で最も刃が通りやすい場所だ。だが、そこは基本姿勢が腹這いのクソトカゲ、ただ待っていてもそうそう手が出せる場所ではない。自ら危険に飛び込まなければ機会は掴めないのだ。
噴水のように飛び出した血液がぱたぱたと音を立てて地面を赤黒く染めていった。宙を掻く短い手足の動きが徐々に弱まり、ついには左右に力なく垂れた。依頼は無事に完了し、俺はいつの間にかびっしりとかいていた額の汗を拭った。
「やったー! レオおつかれー!」
そこに突然派手な水音とともに、濡れた身体がまともにぶつかったのだからたまらない。とっさに足を踏ん張り、濡れ鼠のソウを抱きとめた。ソウが俺よりも一回り小さいから何とか尻餅をつかずに済んだものの、まだまだ成長期である可能性があるのかと思うとぞっとする。
「馬鹿! こっちはナイフ持ってんだぞ! 危ねえだろうが!」
「あっはは、ごめーん」
怒鳴りつけたところでこの無邪気な笑顔だ。アホ面と言ってもいい。犬ころだってその場で怒られれば多少はしゅんとするというのに、こいつには殊勝さというものがかけらもないのだ。見かけによらぬ馬鹿力で痛いほどに俺を抱きしめ、胸板にぐりぐりと顔を押しつけてくるソウを何とか引き剥がす。
「あーもう、お前……何びっしょびしょにしてくれてんだ」
「じゃあレオも脱いじゃえばいいじゃん」
あっけらかんと言い放つソウの頭を小突こうとしたが俊敏に躱された。全くかわいげのないガキだ。舌打ちを一つして、気持ちを切り替える。毒抜き、血抜きに皮剥ぎと新鮮なうちにやらなければならないことは山積みなのだ。
「いいからお前は早く服を着替えてこい。つか荷物は対岸だろが。何でこっちに来たんだ」
「え、身体を拭きに来たんだよ」
「……俺をタオルがわりにすんな馬鹿!」
やはり拳は躱された。うっひゃひゃと妙な笑い声をあげながらソウは池のほとりを軽やかに駆けていく。雫をきらめかせた大理石のような白い頬が日の光の下で輝いていた。水を含んだシャツが貼りつき、身体のラインを切り出していた。中身とは大違いの美術品めいた美しい肢体を眺めながら、俺は大きな溜め息をついてトカゲの死骸に向き直った。腹を薄く割き、革と肉の間に小さなナイフを丁寧に入れていく。
それにしても、年長者として、一応の保護者として、できたことに対してはちゃんと褒めてやらなければ、と常々思っているのにいつもこうだ。あまりに人の常識が通じない。いや、仕方がないことだとは分かっている。あいつは純粋な人間ではないのだから。
「レオ、何か手伝う?」
燃える赤毛から雫を垂らしたままのソウがいつの間にか隣にしゃがみこんでこちらを覗き込んでいた。ほぼ黒に近い海老茶色の長い睫毛に縁取られた、明るい青と緑が入り混じった虹彩。その中で俺を見つめて大きく開いた縦長の瞳孔は何度見ても不思議で、その黒さと深さに吸い込まれてしまいそうな気持ちになる。
「……ああ、山ほどあるぞ。急げ」
濡れて形の良い頭部に貼りついた赤毛をくしゃくしゃと掻き混ぜ、かすかに先端を覗かせていた二本の角を隠してやる。いかにもくすぐったそうにするソウの笑顔は、拾った時と同じ子供の表情をしていた。
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