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幕末剣士、デートの尾行へ
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――それって、つまり。
「ようやく気づいてくれた?オレの好きな人は、高倉だよ」
まっすぐにわたしを見つめる古関先輩。
わたしの胸がドキッとする。
「せ…先輩、なんの冗談――」
「冗談なんかじゃないよ。部活では、マネージャーの高倉に本当にお世話になった。だから、なにかお礼をしたかったんだ」
これは……夢?
だって、学校一モテる古関先輩の好きな人が…わたしだなんて。
「プレゼント、受け取ってくれるかな」
わたしは、古関先輩が手にするプレゼントに目を移す。
…そういえば。
イニシャルのタオルハンカチを提案したとき、古関先輩は『M』のハンカチを取ろうとした。
あれは、都美の『M』だったんだ。
それに、このヘアゴムを選んだときだって――。
『えっと…。わたしだったら、これかな』
『それじゃあ、これにするよ』
『え…!?でもそれ、わたしがかわいいなと思っただけで、古関先輩の好きな人がそれが好みだとは――』
『いいんだ。オレもこれがいいから』
どうして、わたしが選んだものがよかったんだろうと思っていた。
古関先輩のお世話になっている人とは趣味が違うかもしれないのに。
でもあれは、初めからこうしてわたしに渡すつもりだったんだ。
だから、わたしがいいなと思ったものを…。
「部活では、高倉のことはマネージャーとして接していた。でも、本当は高倉が剣道部に入ったときから気になっていた」
愛おしそうにわたしを見つめる先輩の視線から目を逸らすことができない。
「もうオレは剣道部を引退した。だから、部員とマネージャーという関係じゃなくて、高倉とは彼氏彼女の関係になりたい」
わたしが古関先輩の…彼女。
そんなこと、考えたこともなかった。
それに、そんな前から古関先輩がわたしを想ってくれていたと知って、すごくびっくりした。
…同時にうれしい。
「こんなわたしでよければ、お願いします」
少し前までのわたしなら、そう言ったかもしれない。
――だけど。
今のわたしは、少し前までのわたしとは違う。
出会ってしまった。
この人じゃなきゃダメだと思える人に。
それが叶わない恋だとわかっているけど、簡単に諦められるものではない。
だって、こんなにも好きなんだから。
「返事…、聞かせてもらえるかな?」
古関先輩がわたしの顔を覗き込む。
…言わなくちゃ。
古関先輩に、わたしの気持ちを。
「あ…、あの――」
そうつぶやいた、そのとき…!
まるで先輩からわたしを庇うようにして、目の前にだれかが立ち塞がった。
「姫はだれにも渡さない」
そんな声が聞こえ、顔を上げると――。
「こいつは俺のものだっ」
なんとそれは…宗治だった!
「…宗治!?」
「春日井くん!?」
古関先輩にバレちゃいけないのに、なんで宗治…出てきちゃったの!?
古関先輩だって驚いている。
「春日井くん、どうしてここに…」
「…すみません。先輩の買い物を邪魔するつもりはなかったんですが、こいつのことになると話は別で…」
それで勝手に体が動いて、思わず出てきてしまったのだという。
宗治がついてきていたと知って、きっと先輩はいい気はしないはず。
だけど、古関先輩は怒るどころか、なぜか口元がゆるんでいた。
「春日井くんのその気持ち…わかるよ。だって、オレと同じだから」
……え?
わたしはキョトンとして、古関先輩と宗治の顔を交互に見つめる。
「オレは結局、春日井くんにはなにも勝てなかったってことか」
そう言って、古関先輩は切ない表情を浮かべながら笑った。
「春日井くんと本気で剣道の勝負をしたって、オレは負けることだろう。だから、せめて好きな人への気持ちでは勝ちたかったんだけど…」
『好きな人への気持ち』って、…どういうこと?
それじゃあ、まるで宗治がわたしのことを好きなみたいな言い方。
「…先輩。お気持ちはうれしいんですけど…、わたし…その…、先輩の気持ちには…」
わたしは、古関先輩からのプレゼントをそっと前に差し出した。
申し訳ない気持ちでいっぱいで、先輩をきっぱり断ることもできない。
それに、宗治がそばにいるこんなところで「わたしには好きな人がいるから」とも言うこともできない。
口をつぐんでしまって、うつむくわたし。
そんなわたしに、先輩は優しく頭をなでた。
「困らせてごめんな。それが高倉の返事だってわかったよ」
古関先輩は微笑むと、わたしの手からピンクのリボンのラッピングがされたプレゼントをそっと受け取った。
「高倉にはお世話になったから、なにか贈りたいと思ったのは本当だよ。だから、プレゼントだけでももらってほしかったけど…」
そう言って、古関先輩はあるほうへ視線を移した。
「でもそんなことしたら、“彼”が気にするだろうしね」
その視線の先にはいたのは、宗治。
なぜか、宗治は恥ずかしそうに頬をかいている。
「あとは、2人仲よく」
「…な、仲よくって…!」
「それじゃあ」
古関先輩は背中を向けてわたしたちに手を振ると、帰っていった。
その場に残された、わたしと宗治。
無言のまま顔を見合わせる。
「とりあえず…、俺たちも帰るか」
「う…、うん」
わたしたちは並んで歩いた。
しかし、隣同士のわたしたちの間には不自然な距離があく。
ようやく、修学旅行後からの微妙な空気がなくなってきたというのに、さっきの古関先輩の告白以降また気まずくなってしまった。
『姫はだれにも渡さない』
『こいつは俺のものだっ』
そもそも、さっきのあれば…なに?
…どういうこと?
聞きたいことはたくさんあるのに、なにから話したらいいのかがわからない。
無言のまま歩いていると、ふと宗治と手が触れた。
「「あっ…、ご…ごめん…」」
同時に同じ言葉が出る。
そして、ようやく宗治と目が合った。
だけど、なぜか恥ずかしくなったわたしは慌てて宗治から目をそらした。
「そういえば、古関先輩の告白…。断ってよかったのか…?」
「…う、うん。剣道部の先輩としては好きだけど、付き合うとか…そういうのじゃないから」
…って、恋愛初心者のわたしなんかが、なに宗治に語っているんだろう。
「ていうか、そもそもあの場に割って入ってきたのは宗治じゃない」
自分から邪魔しておいて、なにその言い草。
「それに、『こいつは俺のものだっ』ってなに…?あんなこと言うから、古関先輩に変な勘違いさせたかも」
まるで、…わたしと宗治が好き同士みたいな言い方。
わたしだって、一瞬勘違いしそうになってしまった。
だけど、そんなはずないのは自分が一番よく知っている。
「『姫はだれにも渡さない』なんて、宗治にとっての『姫』は都子姫でしょ。なんでわたしが…」
でも本当は、そうだったらいいのにな…と思ってしまった。
いくらわたしと都子姫が瓜二つの顔だったとしても、わたしを『姫』と呼ぶだなんて、今のわたしにはそんな冗談……悲しいだけ。
「今度古関先輩に会ったら、宗治からちゃんと説明しておいてよね。わたしと宗治は、べつになにもな――」
「なにもねぇわけねぇだろ」
夕暮れの空に、静かで低い声が響く。
「勘違いでもねぇし、『姫』と呼んだのも言い間違いなんかじゃない」
…ちょっと待って。
なにそれ…。
それって、わたしが――。
「今の俺にとっての『姫』は…。お前だ、都美」
…『都美』。
初めて宗治がわたしを名前で呼んだ瞬間だった。
まっすぐにわたしを見つめる宗治。
その吸い込まれそうな瞳から、わたしは目をそらすことができない。
「…なに言ってるの。だって、宗治が好きなのは都子姫なわけで…」
「ようやく気づいてくれた?オレの好きな人は、高倉だよ」
まっすぐにわたしを見つめる古関先輩。
わたしの胸がドキッとする。
「せ…先輩、なんの冗談――」
「冗談なんかじゃないよ。部活では、マネージャーの高倉に本当にお世話になった。だから、なにかお礼をしたかったんだ」
これは……夢?
だって、学校一モテる古関先輩の好きな人が…わたしだなんて。
「プレゼント、受け取ってくれるかな」
わたしは、古関先輩が手にするプレゼントに目を移す。
…そういえば。
イニシャルのタオルハンカチを提案したとき、古関先輩は『M』のハンカチを取ろうとした。
あれは、都美の『M』だったんだ。
それに、このヘアゴムを選んだときだって――。
『えっと…。わたしだったら、これかな』
『それじゃあ、これにするよ』
『え…!?でもそれ、わたしがかわいいなと思っただけで、古関先輩の好きな人がそれが好みだとは――』
『いいんだ。オレもこれがいいから』
どうして、わたしが選んだものがよかったんだろうと思っていた。
古関先輩のお世話になっている人とは趣味が違うかもしれないのに。
でもあれは、初めからこうしてわたしに渡すつもりだったんだ。
だから、わたしがいいなと思ったものを…。
「部活では、高倉のことはマネージャーとして接していた。でも、本当は高倉が剣道部に入ったときから気になっていた」
愛おしそうにわたしを見つめる先輩の視線から目を逸らすことができない。
「もうオレは剣道部を引退した。だから、部員とマネージャーという関係じゃなくて、高倉とは彼氏彼女の関係になりたい」
わたしが古関先輩の…彼女。
そんなこと、考えたこともなかった。
それに、そんな前から古関先輩がわたしを想ってくれていたと知って、すごくびっくりした。
…同時にうれしい。
「こんなわたしでよければ、お願いします」
少し前までのわたしなら、そう言ったかもしれない。
――だけど。
今のわたしは、少し前までのわたしとは違う。
出会ってしまった。
この人じゃなきゃダメだと思える人に。
それが叶わない恋だとわかっているけど、簡単に諦められるものではない。
だって、こんなにも好きなんだから。
「返事…、聞かせてもらえるかな?」
古関先輩がわたしの顔を覗き込む。
…言わなくちゃ。
古関先輩に、わたしの気持ちを。
「あ…、あの――」
そうつぶやいた、そのとき…!
まるで先輩からわたしを庇うようにして、目の前にだれかが立ち塞がった。
「姫はだれにも渡さない」
そんな声が聞こえ、顔を上げると――。
「こいつは俺のものだっ」
なんとそれは…宗治だった!
「…宗治!?」
「春日井くん!?」
古関先輩にバレちゃいけないのに、なんで宗治…出てきちゃったの!?
古関先輩だって驚いている。
「春日井くん、どうしてここに…」
「…すみません。先輩の買い物を邪魔するつもりはなかったんですが、こいつのことになると話は別で…」
それで勝手に体が動いて、思わず出てきてしまったのだという。
宗治がついてきていたと知って、きっと先輩はいい気はしないはず。
だけど、古関先輩は怒るどころか、なぜか口元がゆるんでいた。
「春日井くんのその気持ち…わかるよ。だって、オレと同じだから」
……え?
わたしはキョトンとして、古関先輩と宗治の顔を交互に見つめる。
「オレは結局、春日井くんにはなにも勝てなかったってことか」
そう言って、古関先輩は切ない表情を浮かべながら笑った。
「春日井くんと本気で剣道の勝負をしたって、オレは負けることだろう。だから、せめて好きな人への気持ちでは勝ちたかったんだけど…」
『好きな人への気持ち』って、…どういうこと?
それじゃあ、まるで宗治がわたしのことを好きなみたいな言い方。
「…先輩。お気持ちはうれしいんですけど…、わたし…その…、先輩の気持ちには…」
わたしは、古関先輩からのプレゼントをそっと前に差し出した。
申し訳ない気持ちでいっぱいで、先輩をきっぱり断ることもできない。
それに、宗治がそばにいるこんなところで「わたしには好きな人がいるから」とも言うこともできない。
口をつぐんでしまって、うつむくわたし。
そんなわたしに、先輩は優しく頭をなでた。
「困らせてごめんな。それが高倉の返事だってわかったよ」
古関先輩は微笑むと、わたしの手からピンクのリボンのラッピングがされたプレゼントをそっと受け取った。
「高倉にはお世話になったから、なにか贈りたいと思ったのは本当だよ。だから、プレゼントだけでももらってほしかったけど…」
そう言って、古関先輩はあるほうへ視線を移した。
「でもそんなことしたら、“彼”が気にするだろうしね」
その視線の先にはいたのは、宗治。
なぜか、宗治は恥ずかしそうに頬をかいている。
「あとは、2人仲よく」
「…な、仲よくって…!」
「それじゃあ」
古関先輩は背中を向けてわたしたちに手を振ると、帰っていった。
その場に残された、わたしと宗治。
無言のまま顔を見合わせる。
「とりあえず…、俺たちも帰るか」
「う…、うん」
わたしたちは並んで歩いた。
しかし、隣同士のわたしたちの間には不自然な距離があく。
ようやく、修学旅行後からの微妙な空気がなくなってきたというのに、さっきの古関先輩の告白以降また気まずくなってしまった。
『姫はだれにも渡さない』
『こいつは俺のものだっ』
そもそも、さっきのあれば…なに?
…どういうこと?
聞きたいことはたくさんあるのに、なにから話したらいいのかがわからない。
無言のまま歩いていると、ふと宗治と手が触れた。
「「あっ…、ご…ごめん…」」
同時に同じ言葉が出る。
そして、ようやく宗治と目が合った。
だけど、なぜか恥ずかしくなったわたしは慌てて宗治から目をそらした。
「そういえば、古関先輩の告白…。断ってよかったのか…?」
「…う、うん。剣道部の先輩としては好きだけど、付き合うとか…そういうのじゃないから」
…って、恋愛初心者のわたしなんかが、なに宗治に語っているんだろう。
「ていうか、そもそもあの場に割って入ってきたのは宗治じゃない」
自分から邪魔しておいて、なにその言い草。
「それに、『こいつは俺のものだっ』ってなに…?あんなこと言うから、古関先輩に変な勘違いさせたかも」
まるで、…わたしと宗治が好き同士みたいな言い方。
わたしだって、一瞬勘違いしそうになってしまった。
だけど、そんなはずないのは自分が一番よく知っている。
「『姫はだれにも渡さない』なんて、宗治にとっての『姫』は都子姫でしょ。なんでわたしが…」
でも本当は、そうだったらいいのにな…と思ってしまった。
いくらわたしと都子姫が瓜二つの顔だったとしても、わたしを『姫』と呼ぶだなんて、今のわたしにはそんな冗談……悲しいだけ。
「今度古関先輩に会ったら、宗治からちゃんと説明しておいてよね。わたしと宗治は、べつになにもな――」
「なにもねぇわけねぇだろ」
夕暮れの空に、静かで低い声が響く。
「勘違いでもねぇし、『姫』と呼んだのも言い間違いなんかじゃない」
…ちょっと待って。
なにそれ…。
それって、わたしが――。
「今の俺にとっての『姫』は…。お前だ、都美」
…『都美』。
初めて宗治がわたしを名前で呼んだ瞬間だった。
まっすぐにわたしを見つめる宗治。
その吸い込まれそうな瞳から、わたしは目をそらすことができない。
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