17 / 23
初デートをしてみたら
3P
しおりを挟む
「ペアリングって…やつ?どんなときでも、しずくとずっと繋がってるって感じたいから」
りっくんは照れくさそうに頬をかく。
すると、首元にキラリと輝くチェーンが見えた。
そこには、わたしが渡されたペアリングと同じデザインのシルバーのリングがつけられていた。
「指にはめたらすぐに見つかって、学校にはつけて行けないし。でも、チェーンを通してネックレスにしたら、襟で隠れて見えないだろ?」
だから、ずっと身につけていられる。
そう思いながら、りっくんはこのペアリングを選んでくれたんだそう。
りっくんに、後ろの髪をかき上げるように言われる。
その通りにすると、わたしの首元にペアリングを通したチェーンをつけてくれた。
りっくんとはヒミツのお付き合い。
でも、わたしたちはちゃんとこのペアリングで繋がっている。
普段は隠れて見えないけど、ふとしたときにチラリと見えるネックレスのペアリングもまた、わたしたちらしいと思ったのだ。
その日の夕方。
りっくんが、わたしを家まで送ってくれた。
「りっくん!わざわざしずくを送ってくれて、ありがとうね~!」
「いえ」
お母さんが玄関でりっくんを出迎える。
りっくんとの楽しいデートは、あっという間だった。
本当はもっといっしょにいたかった。
でも、お母さんが心配するといけないからとりっくんが言ってくれて、こうして帰ってきた。
そのかわり、少しでも長くいっしょにいたいから、家まで送ると。
だけど、そのわたしの家にも着いてしまった。
ここで、バイバイしなければいけない…。
「それじゃあ、俺はこれで」
「うんっ。今日はありがとう、りっくん」
わたしは、名残惜しそうに手を振る。
今さっきデートから帰ってきたばかりだというのに、次はいつデートできるかな…なんてことを考えてしまうのだった。
小学生のときのように、りっくんと家が近ければ、こんなに寂しい思いをすることもないのかな。
と思っていた……そのとき。
「そうだ、りっくん!よかったら、ウチで晩ごはん食べていかないっ?」
なんと、お母さんから突然の提案。
突拍子もないその発言に、あのりっくんがキョトンした顔を見せる。
りっくんともう少しいっしょにいれるのはうれしいけど、さすがにいきなり晩ごはんに誘うのは…。
「…ちょっとお母さん、急すぎるよ…!」
「…あ、やっぱり?そうよね~。りっくんだって、お家でごはんが用意されてるもんね」
そうだよ。
りっくんのお母さんだって、きっと今頃晩ごはんの支度をしているに違いない。
そう思っていたら――。
「いえ。今日は、父さんも母さんも仕事で帰りが遅くて、夕飯は適当に出前を取るように言われているんです」
……えっ…?
ということは…?
「迷惑じゃなければ、お言葉に甘えちゃってもいいですか?」
「もちろんっ!!だって、りっくんなら大歓迎だから♪」
りっくんに手料理を振る舞えるとなって、大喜びするお母さん。
まさか、りっくんがウチで晩ごはんを食べて帰ることになるとは思わなかった。
驚いたけど、りっくんといっしょに食事ができるなんて…!
りっくんともう少しだけいっしょにいれることになって、わたしの心臓はまたドキドキしていた。
「簡単なものでごめんね~」
と言って、お母さんが運んできたのは、ミートソースのスパゲッティとタマネギの冷製スープ。
それを見て、頬が緩むりっくん。
「しずくのお母さんのミートスパ、すっげぇ久しぶりに食べるからうれしいです」
小学生のときは、りっくんがわたしの家に遊びにきたときは、いっしょにご飯を食べることもあった。
その中でも、りっくんがお母さんの手料理で好きだったのがミートソースのスパゲッティ。
毎回、口の周りを真っ赤に染めながら頬張っていた。
「うれし~!りっくん、覚えててくれてたんだ!」
「もちろんですっ。俺の大好物ですから」
お母さんにそのことを伝えると、りっくんはクルクルとフォークでパスタを巻くと、口へと運んだ。
「うん、うまいっ」
クールなりっくんが、まるで子どもみたいに頬張っている。
その幸せそうなりっくんの表情を見て、わたしとお母さんは顔を見合わせて微笑んだ。
「ごちそうさまでした」
「こんなものでよければ、また遊びにきてねっ」
「はい。ありがとうございます」
晩ごはんを終え、帰る支度をするりっくん。
楽しげな食事もあっという間に終わってしまった。
今度こそ、本当にりっくんは帰ってしまう。
寂しいけど…。
月曜日になったらまた学校で会える。
それに、もうすぐ夏休みだから、予定が合えばいっしょに遊ぶこともできる。
寂しいのはしょうがないけど、今だけだよね。
わたしがわがまま言ったら、きっとりっくんだって困るだろうし。
…だから、我慢我慢!
そう自分に言い聞かせる。
…とは言っても、やっぱりりっくんと離れるのは寂しいのが本音。
しかし、そんなわたしに神様が味方してくれたのだろうか――。
まさかのりっくんが帰る直前で、突然の大雨。
しかもどうやら、朝方まで止まないらしい。
「りっくん、すごい雨だけど…大丈夫?」
「…まぁ、傘を貸してもらえたら」
とりっくんは言うけど、外は横殴りの激しい雨。
おそらく、傘を差しても意味がなさそうなレベル。
「車があれば、家まで送れたんだけど…」
そう呟くお母さん。
だけど車は、お父さんがゴルフの泊まりで乗って行ってしまい、明日にならないと帰ってこない。
突然の雨で、家に帰るのは難しい。
それに、今日はりっくんのお父さんもお母さんも仕事で遅く、家に帰ってもだれもいない。
明日、りっくんは午後から撮影の予定が入っているらしいけど、それまでに帰ればいいということで――。
「今日1日、お世話になります」
なんと、りっくんがわたしの家にお泊まりすることになった!
『それなら、今度りっくんもウチに遊びにきてよ!まだ、家の中には入ったことはなかったでしょ?』
『そうだな。前に、玄関でちょこっと話して帰ったくらいだし』
『お母さんも喜ぶと思うからさっ』
『おう』
映画を見終わったあと、そんな話をしていたけど…。
こんな早くに現実になるとは思わなかった。
「りっくんの家には、電話で事情を説明しておくからっ」
お母さんもりっくんがお泊まりすることがうれしいのか、ノリノリでりっくんのお風呂上がりに着替えも用意している。
しかも、わたしの部屋には、わたしのベッドの隣に…1組の布団が。
「お母さん、なにこれ…⁉︎」
慌てて、キッチンで食事の片付けをしていたお母さんのもとへ。
「なにって、なにが?」
「わたしの部屋にっ…布団が!」
「そんなに驚くこと?りっくんの分よ」
「…それはわかってるよ!」
わたしが聞きたいのは、どうしてりっくんの布団がわたしの部屋にあるかということだ。
「だって、他に部屋は空いてないし…。お客様をリビングで寝かすわけにはいかないでしょ?」
「それは、そうだけど…」
「小さいときはいっしょの布団で寝てた仲なんだから、今さら恥ずかしがることもないでしょ!」
お母さんは楽観的にそう言うと、洗い物を済ませて、お風呂に入りに行ってしまった。
「…ごめん、りっくん。他に部屋が空いてないみたいで…」
わたしの部屋の前で待っていてくれていたりっくんにそう告げる。
「そっか。それなら仕方ないな」
「だったら、わたしがリビングで寝るよ!」
「なに言ってるんだよ。それなら、俺がリビングに行くよ。そもそもお邪魔させてもらってるのは俺のほうなんだし」
「でも…りっくんをそんなところで寝かせられないよ」
「俺だって、同じ気持ちだよ」
わたしとりっくんの意見は同じ。
「それじゃあ…。べつになにもしないからさ。しずくの部屋で…寝かせてもらってもいい?」
「そ…それは、もちろん!りっくんが構わないのなら…」
当然、りっくんがなにかしてくるなんて思っていない。
ただ、好きな人が隣で寝てるかと思ったら、わたしのほうが眠れるかが不安ということくらい。
「じゃあ、電気消すね」
「ああ。おやすみ、しずく」
「おやすみ」
明かりを消すと、一瞬にして部屋の中は真っ暗に。
いつもなら、月明かりがカーテン越しにぼんやり見えたりもするけれど、今日は分厚い雨雲に覆われて、本当に真っ暗闇だ。
暗いのがこわい。
そんな子どもみたいなことは言わないけど…。
りっくんは照れくさそうに頬をかく。
すると、首元にキラリと輝くチェーンが見えた。
そこには、わたしが渡されたペアリングと同じデザインのシルバーのリングがつけられていた。
「指にはめたらすぐに見つかって、学校にはつけて行けないし。でも、チェーンを通してネックレスにしたら、襟で隠れて見えないだろ?」
だから、ずっと身につけていられる。
そう思いながら、りっくんはこのペアリングを選んでくれたんだそう。
りっくんに、後ろの髪をかき上げるように言われる。
その通りにすると、わたしの首元にペアリングを通したチェーンをつけてくれた。
りっくんとはヒミツのお付き合い。
でも、わたしたちはちゃんとこのペアリングで繋がっている。
普段は隠れて見えないけど、ふとしたときにチラリと見えるネックレスのペアリングもまた、わたしたちらしいと思ったのだ。
その日の夕方。
りっくんが、わたしを家まで送ってくれた。
「りっくん!わざわざしずくを送ってくれて、ありがとうね~!」
「いえ」
お母さんが玄関でりっくんを出迎える。
りっくんとの楽しいデートは、あっという間だった。
本当はもっといっしょにいたかった。
でも、お母さんが心配するといけないからとりっくんが言ってくれて、こうして帰ってきた。
そのかわり、少しでも長くいっしょにいたいから、家まで送ると。
だけど、そのわたしの家にも着いてしまった。
ここで、バイバイしなければいけない…。
「それじゃあ、俺はこれで」
「うんっ。今日はありがとう、りっくん」
わたしは、名残惜しそうに手を振る。
今さっきデートから帰ってきたばかりだというのに、次はいつデートできるかな…なんてことを考えてしまうのだった。
小学生のときのように、りっくんと家が近ければ、こんなに寂しい思いをすることもないのかな。
と思っていた……そのとき。
「そうだ、りっくん!よかったら、ウチで晩ごはん食べていかないっ?」
なんと、お母さんから突然の提案。
突拍子もないその発言に、あのりっくんがキョトンした顔を見せる。
りっくんともう少しいっしょにいれるのはうれしいけど、さすがにいきなり晩ごはんに誘うのは…。
「…ちょっとお母さん、急すぎるよ…!」
「…あ、やっぱり?そうよね~。りっくんだって、お家でごはんが用意されてるもんね」
そうだよ。
りっくんのお母さんだって、きっと今頃晩ごはんの支度をしているに違いない。
そう思っていたら――。
「いえ。今日は、父さんも母さんも仕事で帰りが遅くて、夕飯は適当に出前を取るように言われているんです」
……えっ…?
ということは…?
「迷惑じゃなければ、お言葉に甘えちゃってもいいですか?」
「もちろんっ!!だって、りっくんなら大歓迎だから♪」
りっくんに手料理を振る舞えるとなって、大喜びするお母さん。
まさか、りっくんがウチで晩ごはんを食べて帰ることになるとは思わなかった。
驚いたけど、りっくんといっしょに食事ができるなんて…!
りっくんともう少しだけいっしょにいれることになって、わたしの心臓はまたドキドキしていた。
「簡単なものでごめんね~」
と言って、お母さんが運んできたのは、ミートソースのスパゲッティとタマネギの冷製スープ。
それを見て、頬が緩むりっくん。
「しずくのお母さんのミートスパ、すっげぇ久しぶりに食べるからうれしいです」
小学生のときは、りっくんがわたしの家に遊びにきたときは、いっしょにご飯を食べることもあった。
その中でも、りっくんがお母さんの手料理で好きだったのがミートソースのスパゲッティ。
毎回、口の周りを真っ赤に染めながら頬張っていた。
「うれし~!りっくん、覚えててくれてたんだ!」
「もちろんですっ。俺の大好物ですから」
お母さんにそのことを伝えると、りっくんはクルクルとフォークでパスタを巻くと、口へと運んだ。
「うん、うまいっ」
クールなりっくんが、まるで子どもみたいに頬張っている。
その幸せそうなりっくんの表情を見て、わたしとお母さんは顔を見合わせて微笑んだ。
「ごちそうさまでした」
「こんなものでよければ、また遊びにきてねっ」
「はい。ありがとうございます」
晩ごはんを終え、帰る支度をするりっくん。
楽しげな食事もあっという間に終わってしまった。
今度こそ、本当にりっくんは帰ってしまう。
寂しいけど…。
月曜日になったらまた学校で会える。
それに、もうすぐ夏休みだから、予定が合えばいっしょに遊ぶこともできる。
寂しいのはしょうがないけど、今だけだよね。
わたしがわがまま言ったら、きっとりっくんだって困るだろうし。
…だから、我慢我慢!
そう自分に言い聞かせる。
…とは言っても、やっぱりりっくんと離れるのは寂しいのが本音。
しかし、そんなわたしに神様が味方してくれたのだろうか――。
まさかのりっくんが帰る直前で、突然の大雨。
しかもどうやら、朝方まで止まないらしい。
「りっくん、すごい雨だけど…大丈夫?」
「…まぁ、傘を貸してもらえたら」
とりっくんは言うけど、外は横殴りの激しい雨。
おそらく、傘を差しても意味がなさそうなレベル。
「車があれば、家まで送れたんだけど…」
そう呟くお母さん。
だけど車は、お父さんがゴルフの泊まりで乗って行ってしまい、明日にならないと帰ってこない。
突然の雨で、家に帰るのは難しい。
それに、今日はりっくんのお父さんもお母さんも仕事で遅く、家に帰ってもだれもいない。
明日、りっくんは午後から撮影の予定が入っているらしいけど、それまでに帰ればいいということで――。
「今日1日、お世話になります」
なんと、りっくんがわたしの家にお泊まりすることになった!
『それなら、今度りっくんもウチに遊びにきてよ!まだ、家の中には入ったことはなかったでしょ?』
『そうだな。前に、玄関でちょこっと話して帰ったくらいだし』
『お母さんも喜ぶと思うからさっ』
『おう』
映画を見終わったあと、そんな話をしていたけど…。
こんな早くに現実になるとは思わなかった。
「りっくんの家には、電話で事情を説明しておくからっ」
お母さんもりっくんがお泊まりすることがうれしいのか、ノリノリでりっくんのお風呂上がりに着替えも用意している。
しかも、わたしの部屋には、わたしのベッドの隣に…1組の布団が。
「お母さん、なにこれ…⁉︎」
慌てて、キッチンで食事の片付けをしていたお母さんのもとへ。
「なにって、なにが?」
「わたしの部屋にっ…布団が!」
「そんなに驚くこと?りっくんの分よ」
「…それはわかってるよ!」
わたしが聞きたいのは、どうしてりっくんの布団がわたしの部屋にあるかということだ。
「だって、他に部屋は空いてないし…。お客様をリビングで寝かすわけにはいかないでしょ?」
「それは、そうだけど…」
「小さいときはいっしょの布団で寝てた仲なんだから、今さら恥ずかしがることもないでしょ!」
お母さんは楽観的にそう言うと、洗い物を済ませて、お風呂に入りに行ってしまった。
「…ごめん、りっくん。他に部屋が空いてないみたいで…」
わたしの部屋の前で待っていてくれていたりっくんにそう告げる。
「そっか。それなら仕方ないな」
「だったら、わたしがリビングで寝るよ!」
「なに言ってるんだよ。それなら、俺がリビングに行くよ。そもそもお邪魔させてもらってるのは俺のほうなんだし」
「でも…りっくんをそんなところで寝かせられないよ」
「俺だって、同じ気持ちだよ」
わたしとりっくんの意見は同じ。
「それじゃあ…。べつになにもしないからさ。しずくの部屋で…寝かせてもらってもいい?」
「そ…それは、もちろん!りっくんが構わないのなら…」
当然、りっくんがなにかしてくるなんて思っていない。
ただ、好きな人が隣で寝てるかと思ったら、わたしのほうが眠れるかが不安ということくらい。
「じゃあ、電気消すね」
「ああ。おやすみ、しずく」
「おやすみ」
明かりを消すと、一瞬にして部屋の中は真っ暗に。
いつもなら、月明かりがカーテン越しにぼんやり見えたりもするけれど、今日は分厚い雨雲に覆われて、本当に真っ暗闇だ。
暗いのがこわい。
そんな子どもみたいなことは言わないけど…。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
トウシューズにはキャラメルひとつぶ
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
児童書・童話
白鳥 莉瀬(しらとり りぜ)はバレエが大好きな中学一年生。
小学四年生からバレエを習いはじめたのでほかの子よりずいぶん遅いスタートであったが、持ち前の前向きさと努力で同い年の子たちより下のクラスであるものの、着実に実力をつけていっている。
あるとき、ひょんなことからバレエ教室の先生である、乙津(おつ)先生の息子で中学二年生の乙津 隼斗(おつ はやと)と知り合いになる。
隼斗は陸上部に所属しており、一位を取ることより自分の実力を磨くことのほうが好きな性格。
莉瀬は自分と似ている部分を見いだして、隼斗と仲良くなると共に、だんだん惹かれていく。
バレエと陸上、打ちこむことは違っても、頑張る姿が好きだから。
知ったかぶりのヤマネコと森の落としもの
あしたてレナ
児童書・童話
ある日、森で見つけた落としもの。
動物たちはそれがだれの落としものなのか話し合います。
さまざまな意見が出ましたが、きっとそれはお星さまの落としもの。
知ったかぶりのヤマネコとこわがりのネズミ、食いしんぼうのイノシシが、困難に立ち向かいながら星の元へと落としものをとどける旅に出ます。
全9話。
※初めての児童文学となりますゆえ、温かく見守っていただけましたら幸いです。
水曜日は図書室で
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
青春
綾織 美久(あやおり みく)、高校二年生。
見た目も地味で引っ込み思案な性格の美久は目立つことが苦手でクラスでも静かに過ごしていた。好きなのは図書室で本を見たり読んだりすること、それともうひとつ。
あるとき美久は図書室で一人の男子・久保田 快(くぼた かい)に出会う。彼はカッコよかったがどこか不思議を秘めていた。偶然から美久は彼と仲良くなっていき『水曜日は図書室で会おう』と約束をすることに……。
第12回ドリーム小説大賞にて奨励賞をいただきました!
本当にありがとうございます!
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる