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日本一ピュアな射精
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僕は戯言をティッシュに丸めて捨てた。
あぁ。もし精子に魂があったなら僕は大量虐殺で死罪となっている。横たわる被害者の頭蓋骨をみて思った。
それに勝手に僕に重ねられて腹が立ってるとも思った。
だってこんなにも愛しい不正解者なんだもの。って酔わずにはいられない。
そんな今日、精子に敗北を感じ何か新しいステップへ移ることになる。
思考は勃起に似ている
なぜなら僕は今、無意識のうちに精子のことを考えているからである。
目の前の映像にいちいち反応してしまう。
初恋なのか?僕の心はちんぽにあるのか?謎は深まるばかりである。
暇だから思想に興じることにした。
考えてみれば精子はエリートコースだ。
主に宛があればだけど。
よっぽど僕より可能性が確実にあるのだ。
人を夢見る精子、宇宙を夢見る僕、どちらが可能性があるのだろうか?
多分精子だ。19の時点で無理だとわかる。
精子時代が全盛期なんだと分かってしまった。
腹が立つ、こんな惨めでかわいそうな僕に君は何も言葉をかけない。
裏切られた気分だ。
やはり君はしゃれこうべだ、絶たれた可能性だ、減数分裂の成れの果てだ、焼きたての骨だ、だからゴミ箱に捨ててあげる。ざまあみろ。怒り行動に移した。
たかがオナニーでここまで考えてしまう僕がすごくかわいそうに思えて、僕はちんぽを撫で射精した。
これは多分日本一ピュアな射精であった。
誰かに埋められるはずの寂しさを自分のつよがりで埋める。嘘で虚勢で満たす。
満たされた気持ちになる。
だがそこに何も無い。それでも空白を注ぐ。
美しい空が美しいまま変わらない。形無いものがあるんだって信じたいから。
誰かに侵されるには勿体なすぎるから。
そんな考えだから僕は独りなんだってきずく。
優しかった先生が死んだ時位には泣けてきた。そしてそのまま寝た。
あぁ。もし精子に魂があったなら僕は大量虐殺で死罪となっている。横たわる被害者の頭蓋骨をみて思った。
それに勝手に僕に重ねられて腹が立ってるとも思った。
だってこんなにも愛しい不正解者なんだもの。って酔わずにはいられない。
そんな今日、精子に敗北を感じ何か新しいステップへ移ることになる。
思考は勃起に似ている
なぜなら僕は今、無意識のうちに精子のことを考えているからである。
目の前の映像にいちいち反応してしまう。
初恋なのか?僕の心はちんぽにあるのか?謎は深まるばかりである。
暇だから思想に興じることにした。
考えてみれば精子はエリートコースだ。
主に宛があればだけど。
よっぽど僕より可能性が確実にあるのだ。
人を夢見る精子、宇宙を夢見る僕、どちらが可能性があるのだろうか?
多分精子だ。19の時点で無理だとわかる。
精子時代が全盛期なんだと分かってしまった。
腹が立つ、こんな惨めでかわいそうな僕に君は何も言葉をかけない。
裏切られた気分だ。
やはり君はしゃれこうべだ、絶たれた可能性だ、減数分裂の成れの果てだ、焼きたての骨だ、だからゴミ箱に捨ててあげる。ざまあみろ。怒り行動に移した。
たかがオナニーでここまで考えてしまう僕がすごくかわいそうに思えて、僕はちんぽを撫で射精した。
これは多分日本一ピュアな射精であった。
誰かに埋められるはずの寂しさを自分のつよがりで埋める。嘘で虚勢で満たす。
満たされた気持ちになる。
だがそこに何も無い。それでも空白を注ぐ。
美しい空が美しいまま変わらない。形無いものがあるんだって信じたいから。
誰かに侵されるには勿体なすぎるから。
そんな考えだから僕は独りなんだってきずく。
優しかった先生が死んだ時位には泣けてきた。そしてそのまま寝た。
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