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#057 : 聖女
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侵略しようしたけど単なるハプニングでキューシュー王国を手に入れた私は、後始末を配下のワイト達に任せ、城下町で観光を楽しんでいた。
市場を歩き、美味しそうな食べ物の屋台を巡っていた。
「おぃい?キャピキャピの温泉シーンがあるとでも思ったのかぁ?残念ながら無いんだよぉ?」(笑顔で振り返る)
「サクラ!誰と話してるの?」
「サクラお姉ちゃん、面白いねw」
カエデがツッコむと小娘が釣られて笑っていた。
「サクラ様、我はそろそろバイトの時間になりますので、行って来ようかと。」
辰夫が時間を気にしている。
「えぇ。がっぽり稼いで来なさいよ。」
「はいッ!」
辰夫が死んだ目で良い返事をした。
いつからだろう。辰夫の目から光が失われたのは?
まぁいいか。
「えへへーサクラさんと観光だー」
「…。」
辰美は私の腕にべったりと張り付いている。
火竜の血を引いている彼女はいつも体温が高い。
そしてキューシューは南の国なので暑い。離れろ。
人々は恐る恐る私たちを避けるようにしていた。
私たちの進む道は自然と開かれ、母親たちは子供たちを抱きかかえ、商人たちは商品を片付け始める。
目が合うとすぐに視線を逸らされ、囁き声が広がっていく。
ざわざわ…
「大魔王がここに来るなんて…」
「どうしよう…逃げた方がいいのか…」
「だ、、、大魔王サクラだ…」
「ママー?あの人が大魔王なのー?お胸が小さいねw」
「ちょ!」
母親が慌てている。
「どうやら教育が…必要なようね…。」
私はキッと子供を睨んだ。
「サクラ!子供を威嚇しないの!」
カエデが諭すように言う。冗談の通じないやつだ。
私は教科書に【大魔王サクラは巨乳】と書くことにした。
その時、街の人たちが一斉に歓声を上げた。
「聖女様だぞーーー!」
「おおお!聖女様が来たぞ!」
「聖女様、お願いです!大魔王を倒してください!」
歓声の先を見ると10人くらいの集団が目に入った。
この集団は遠目からでも目立ち、特にリーダーらしき女が、まるで物語の中から出てきたような華やかさを放っていた。
そして——。
その聖女とやらが近づいてくると話しかけてきた。
「あー!やっと!やっと見つけました!大魔王サクラとその一行…私は聖女の…ツバキ…と申しま…って、え?…サクラ?」
女は驚きの表情を浮かべ、目を見開いた。
「…ん"ッ…?……ツバキ…?」
私も驚きで目を見開いた。
「あ!あれ!?ツバキじゃない!?えええー!ツバキだー!」
カエデも同じように驚いて目を見開いた。
「ええ?カエデもいる?」
ツバキがカエデを指さす。
私もカエデも聖女もその場に立ち尽くす。
「「「………。」」」
ツバキはカエデと同じく幼馴染だ。いつも一緒に行動していた。
聖女の姿に身を包んでいたが、ツバキだ。
この世界にツバキがいる。
「うわぁーーーーー!!!!!サクラとカエデだー!あんたたち急に居なくなったから寂しかったよー!うわーん!サクラー!カエデー!会いたかったよー!!嬉しいなーーー!!!でも大魔王は倒さないとならないので食らいなさい!聖なる魔法!ホーリービーム♡」(超早口)
ツバキの左目が突然、眩しい光を放ち始めた。瞳孔が収縮し、強烈な光線が一気に放たれる。
ビーーーーーッ♡
「ちょ!」
私は瞬時に横に飛び避ける。その瞬間、ホーリービーム♡は一直線に辰夫へ向かい、辰夫に直撃した。
「ギャーーーーーッ!!!!!ば、バイトに…」
「「辰夫さん!?」」
辰美と小娘は目を見開いて驚愕の表情を浮かべた。
「おのれ大魔王サクラ!避けるなぁーホーリービーム♡」
再び、ツバキの左目が輝き、光が収束すると同時にビームが発射される。
ビーーーーーッ♡
「あぶッ!」
私は素早く避けると、再度ビームは辰夫に命中した。
「ギャーーーーーッ!!!!!て、店長に…みなに迷惑をかけてしまう…」
「「辰夫さん!?」」
辰美と小娘は再び驚きの声を上げた。
「カエデ!こいつ抑えつけて!あと♡にイラっとするッ!」
「うん!たしかにイラっとする!」
カエデがツバキを羽交締めにする。
「はなせぇー!はなしてぇー!大魔王を倒すって約束したんだぁー!私が世界を平和にするんだぁー!」
「あ!この曲がった感じに真面目なとこはやっぱりツバキだ!」
「相変わらずのめんどくさい性格…大変なのが来たわね…」
私はため息をつくと肩を落とした。
「こんなとこでツバキに会えるなんて嬉しいなぁw」
カエデがのんきだ。今はそれどころじゃないだろ。
このポンコツ勇者が。
「くっ!左目が疼く…!私は光を放つ救世の聖女!聖なる光の守護者!闇を払うために、神々から与えられた力を持って、お前を討つ!ホーリービーム♡」
再び、ツバキの左目が発光しビームが放たれる。
ビーーーーーッ♡
「あぶなッ!やっぱり♡うざッ!」
私はサッと魔法を避ける。
「ギャーーーーーッ!!!!!お、お客様の笑顔を…」
倒れている辰夫に当たる。
「「辰夫さん!?まさかの接客業なのーッ!?」」
辰美と小娘は驚愕の表情を浮かべて叫んだ。
「仕方ない…戦うしかないのか…ククク…久しぶりねぇ?ツバキィ?元気そうでなによりだわぁ?」
私は一歩前に出て、指を一本一本曲げては伸ばし、関節を鳴らして準備を整える。
小さな音が響き渡る度にツバキの表情が引き締まっていく。
「私は貴様の終焉を告げる者!神聖なる力と共に、天上の裁きを下す!闇夜の中で光を放つ私は…!お前の前に立ちはだかる絶望だ!覚悟しろッ!大魔王サクラ!」
「…相変わらず厨二病を拗らせてるみたいね…フフフ…いい声で鳴いてくれよぉ?」
私はツバキを見つめながら、微笑む。
「サクラ?ツバキ?ふざけてるんだよね?や、やめてよ!私たち親友でしょ?」
カエデが手に持っていた団子を食べ終わると同時に口を開いた。そういうとこだよ。カエデ。
その時、空が急に暗くなり、ぽつぽつと冷たい雨が降り始めた。
私たちの悲劇の再会を悲しむかのように冷たい雨が降り注ぐ。
周囲の人々は雨から逃れることもせず運命の2人の対峙を見守っていた。
「…邪魔ねこれ。」
私は倒れている辰夫を拾って後ろに投げ、戦闘に備えた。
雨は次第に激しさを増し、冷たい滴が私たちの体を打ちつける。
「ば、バイトに…バイトに行くのだ…うぅ……」
「「「た、辰夫さん……」」」
ボロボロになりながらもバイトに向かおうとする辰夫の姿にカエデと辰美と小娘が泣いていた。もう今日はバイト休めよ。
「ぬあああああああああーーーーーッ!」
そして辰夫が突如!闇に包まれるとドラゴンの姿に戻った!
「「「「な、なに!?」」」」
突然の辰夫の変身!
その場にいた全員が驚愕する。
雨が辰夫の鱗を叩きつけ続ける。
その鱗は光を反射して不気味な輝きを放つ。
—— やがて辰夫はゆっくりと口を開いた。
「……ち…遅刻は…許されないのです…バイトに行ってきます。」
「「「あ、はい。どぞ。いってらっしゃい。」」」
辰夫は大きな翼を広げ、フラフラとしながらも空へ飛び立とうとした。
辰夫の頬を伝う雫が涙なのか雨なのかは辰夫にしか分からない。
そしてその様子を見ていた街の人々が声を上げ始めた。
「辰夫さん、がんばれー!」
「負けないでー!」
「気をつけていってらっしゃい!」
「何のバイトしてんだろ?」
「休めば?」
辰夫は声援に応えることなく、ゆっくりと重い翼を広げ、雨の中に消えて行った。
「神よ、あの者に…どうかご加護を…」
ツバキは雨の中を飛び去る辰夫を祈り続けていた。
辰夫が見えなくなると、街の人々は静かにその場を離れた。
私たちは黙ってその場に立ち尽くしす。
—— 冷たい雨が降り続ける音だけが響いていた。
その後、その場にいた皆が思った。
(バイト休めよ。)
(つづく)
市場を歩き、美味しそうな食べ物の屋台を巡っていた。
「おぃい?キャピキャピの温泉シーンがあるとでも思ったのかぁ?残念ながら無いんだよぉ?」(笑顔で振り返る)
「サクラ!誰と話してるの?」
「サクラお姉ちゃん、面白いねw」
カエデがツッコむと小娘が釣られて笑っていた。
「サクラ様、我はそろそろバイトの時間になりますので、行って来ようかと。」
辰夫が時間を気にしている。
「えぇ。がっぽり稼いで来なさいよ。」
「はいッ!」
辰夫が死んだ目で良い返事をした。
いつからだろう。辰夫の目から光が失われたのは?
まぁいいか。
「えへへーサクラさんと観光だー」
「…。」
辰美は私の腕にべったりと張り付いている。
火竜の血を引いている彼女はいつも体温が高い。
そしてキューシューは南の国なので暑い。離れろ。
人々は恐る恐る私たちを避けるようにしていた。
私たちの進む道は自然と開かれ、母親たちは子供たちを抱きかかえ、商人たちは商品を片付け始める。
目が合うとすぐに視線を逸らされ、囁き声が広がっていく。
ざわざわ…
「大魔王がここに来るなんて…」
「どうしよう…逃げた方がいいのか…」
「だ、、、大魔王サクラだ…」
「ママー?あの人が大魔王なのー?お胸が小さいねw」
「ちょ!」
母親が慌てている。
「どうやら教育が…必要なようね…。」
私はキッと子供を睨んだ。
「サクラ!子供を威嚇しないの!」
カエデが諭すように言う。冗談の通じないやつだ。
私は教科書に【大魔王サクラは巨乳】と書くことにした。
その時、街の人たちが一斉に歓声を上げた。
「聖女様だぞーーー!」
「おおお!聖女様が来たぞ!」
「聖女様、お願いです!大魔王を倒してください!」
歓声の先を見ると10人くらいの集団が目に入った。
この集団は遠目からでも目立ち、特にリーダーらしき女が、まるで物語の中から出てきたような華やかさを放っていた。
そして——。
その聖女とやらが近づいてくると話しかけてきた。
「あー!やっと!やっと見つけました!大魔王サクラとその一行…私は聖女の…ツバキ…と申しま…って、え?…サクラ?」
女は驚きの表情を浮かべ、目を見開いた。
「…ん"ッ…?……ツバキ…?」
私も驚きで目を見開いた。
「あ!あれ!?ツバキじゃない!?えええー!ツバキだー!」
カエデも同じように驚いて目を見開いた。
「ええ?カエデもいる?」
ツバキがカエデを指さす。
私もカエデも聖女もその場に立ち尽くす。
「「「………。」」」
ツバキはカエデと同じく幼馴染だ。いつも一緒に行動していた。
聖女の姿に身を包んでいたが、ツバキだ。
この世界にツバキがいる。
「うわぁーーーーー!!!!!サクラとカエデだー!あんたたち急に居なくなったから寂しかったよー!うわーん!サクラー!カエデー!会いたかったよー!!嬉しいなーーー!!!でも大魔王は倒さないとならないので食らいなさい!聖なる魔法!ホーリービーム♡」(超早口)
ツバキの左目が突然、眩しい光を放ち始めた。瞳孔が収縮し、強烈な光線が一気に放たれる。
ビーーーーーッ♡
「ちょ!」
私は瞬時に横に飛び避ける。その瞬間、ホーリービーム♡は一直線に辰夫へ向かい、辰夫に直撃した。
「ギャーーーーーッ!!!!!ば、バイトに…」
「「辰夫さん!?」」
辰美と小娘は目を見開いて驚愕の表情を浮かべた。
「おのれ大魔王サクラ!避けるなぁーホーリービーム♡」
再び、ツバキの左目が輝き、光が収束すると同時にビームが発射される。
ビーーーーーッ♡
「あぶッ!」
私は素早く避けると、再度ビームは辰夫に命中した。
「ギャーーーーーッ!!!!!て、店長に…みなに迷惑をかけてしまう…」
「「辰夫さん!?」」
辰美と小娘は再び驚きの声を上げた。
「カエデ!こいつ抑えつけて!あと♡にイラっとするッ!」
「うん!たしかにイラっとする!」
カエデがツバキを羽交締めにする。
「はなせぇー!はなしてぇー!大魔王を倒すって約束したんだぁー!私が世界を平和にするんだぁー!」
「あ!この曲がった感じに真面目なとこはやっぱりツバキだ!」
「相変わらずのめんどくさい性格…大変なのが来たわね…」
私はため息をつくと肩を落とした。
「こんなとこでツバキに会えるなんて嬉しいなぁw」
カエデがのんきだ。今はそれどころじゃないだろ。
このポンコツ勇者が。
「くっ!左目が疼く…!私は光を放つ救世の聖女!聖なる光の守護者!闇を払うために、神々から与えられた力を持って、お前を討つ!ホーリービーム♡」
再び、ツバキの左目が発光しビームが放たれる。
ビーーーーーッ♡
「あぶなッ!やっぱり♡うざッ!」
私はサッと魔法を避ける。
「ギャーーーーーッ!!!!!お、お客様の笑顔を…」
倒れている辰夫に当たる。
「「辰夫さん!?まさかの接客業なのーッ!?」」
辰美と小娘は驚愕の表情を浮かべて叫んだ。
「仕方ない…戦うしかないのか…ククク…久しぶりねぇ?ツバキィ?元気そうでなによりだわぁ?」
私は一歩前に出て、指を一本一本曲げては伸ばし、関節を鳴らして準備を整える。
小さな音が響き渡る度にツバキの表情が引き締まっていく。
「私は貴様の終焉を告げる者!神聖なる力と共に、天上の裁きを下す!闇夜の中で光を放つ私は…!お前の前に立ちはだかる絶望だ!覚悟しろッ!大魔王サクラ!」
「…相変わらず厨二病を拗らせてるみたいね…フフフ…いい声で鳴いてくれよぉ?」
私はツバキを見つめながら、微笑む。
「サクラ?ツバキ?ふざけてるんだよね?や、やめてよ!私たち親友でしょ?」
カエデが手に持っていた団子を食べ終わると同時に口を開いた。そういうとこだよ。カエデ。
その時、空が急に暗くなり、ぽつぽつと冷たい雨が降り始めた。
私たちの悲劇の再会を悲しむかのように冷たい雨が降り注ぐ。
周囲の人々は雨から逃れることもせず運命の2人の対峙を見守っていた。
「…邪魔ねこれ。」
私は倒れている辰夫を拾って後ろに投げ、戦闘に備えた。
雨は次第に激しさを増し、冷たい滴が私たちの体を打ちつける。
「ば、バイトに…バイトに行くのだ…うぅ……」
「「「た、辰夫さん……」」」
ボロボロになりながらもバイトに向かおうとする辰夫の姿にカエデと辰美と小娘が泣いていた。もう今日はバイト休めよ。
「ぬあああああああああーーーーーッ!」
そして辰夫が突如!闇に包まれるとドラゴンの姿に戻った!
「「「「な、なに!?」」」」
突然の辰夫の変身!
その場にいた全員が驚愕する。
雨が辰夫の鱗を叩きつけ続ける。
その鱗は光を反射して不気味な輝きを放つ。
—— やがて辰夫はゆっくりと口を開いた。
「……ち…遅刻は…許されないのです…バイトに行ってきます。」
「「「あ、はい。どぞ。いってらっしゃい。」」」
辰夫は大きな翼を広げ、フラフラとしながらも空へ飛び立とうとした。
辰夫の頬を伝う雫が涙なのか雨なのかは辰夫にしか分からない。
そしてその様子を見ていた街の人々が声を上げ始めた。
「辰夫さん、がんばれー!」
「負けないでー!」
「気をつけていってらっしゃい!」
「何のバイトしてんだろ?」
「休めば?」
辰夫は声援に応えることなく、ゆっくりと重い翼を広げ、雨の中に消えて行った。
「神よ、あの者に…どうかご加護を…」
ツバキは雨の中を飛び去る辰夫を祈り続けていた。
辰夫が見えなくなると、街の人々は静かにその場を離れた。
私たちは黙ってその場に立ち尽くしす。
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その後、その場にいた皆が思った。
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(つづく)
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