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第十三話:一杯のかけ蕎麦(特盛)
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「ふぅ...」
大宮の街角で三人が再会した時、既に昼を過ぎていた。
「みんな落ち着いた?」
ツバキが優しく声をかける。
カエデの耳がピクピクと動く。
「うん...お寿司...」
「仕方ない。今は借金返済が先ね」
サクラは胸に手を当てながら言う。
「その通りだ。求道者の杜へ行こう」
ツバキの冷静な声に、三人は頷いた。
氷川神社の境内を抜け、大きな楠の木々が連なる参道を進む。
その先に求道者の杜はあった。
カエデが不安そうに言う。
「ねね...私たち...お金、ないよね?これからお金の話するみたいだけど、どうするの...」
「...うーん。あ!待って?」
サクラが突然立ち止まる。
「どうした?」
ツバキが振り返る。
「ねぇ...私たち、三十界で戦えたのよ?」
サクラの目が輝き始める。
「うん。それが?」
カエデが首を傾げる。
「なら...もっと下の界に行けるんじゃない?」
「お前な...三十界ですら危なかったというのに...」
ツバキが呆れたように言う。
サクラが両手を広げる。
「なんとか乗り切れたでしょ?勝利したことに違いないわ!」
「確かに...」
「ふむ。」
「深い界ならさ?ふははー!妖怪の素材も高い!」
サクラの声が熱を帯びる。
「私の知恵と鬼の力、カエデの投擲と反射神経、ツバキの...ぷッ...くッ...ぐぎぃッ!目、目から...ぶはッ!ビ、ビームがあれば...」
「ちょっとサクラ!そこで笑ったらツバキが...ぷッ...あふッ...ぐッ...」
「「あははははは!」」
サクラとカエデは爆笑しだした。
「...ち、ちょっと待ってくれ...少し...泣く...」
ツバキが空を見上げた。
「ごめんごめん!ツバキ!冗談よ!ツバキの冷静な判断力とビーム...ぷっ...ぷぎぃ...ぐっ...は必要不可欠だから!」
「そうか。ありがとう。でもな?ちょっと旅に出ようかなと思うんだ。そうだな。私の目からビームが出ることを知らない人たちが居る遠い遠い土地がいいな...うん...北へ...北へ行こう。」
「うそだよーツバキ!ごめんねー!」
「ごめんね!ごめんね!ごめんね!」
「ははは。冗談だ。私が居なかったらお前たち何もできないからな。」
「「いや、そんなことはない。」」
サクラとカエデは手を振って否定した。
「え...。」
ツバキが再び空を見上げた。
「ま!まぁ!冗談は置いといてさ!とにかく勝てば良いんでしょ?正義は歴史が決めるんでしょう?突き進もうよ?冥府魔導を!」
サクラは胸を張る。
「「この人が後の魔王なのかな?」」
カエデが心配そうにサクラを見つめるが、すぐにニコリとした。
「まぁ!サクラの作戦、怖いけどさ!なんだか楽しいもんね!」
「まったく...では、その話を杜に持ち込むのだな?」
ツバキは呆れながらも、口元に笑みを浮かべる。
「そうよ!この実績をちゃんと説明して猶予をもらおう!」
サクラが拳を突き上げる。
「なるほど。」
「まぁそれしかないな。」
二人も賛同した。
…
求道者の杜に入ると、厳かな空気が三人を包む。
「あ!あなたたち!探していたんですよ!まさか三十界まで行ってるなんて...!」
受付の巫女が慌てた様子で立ち上がる。
「すみません...」
三人は深々と頭を下げる。
…
「...かくかくしかじか...というわけで、借金の返済期限を...その...延ばしていただけないでしょうか?」
サクラが事情を説明していく。
巫女は三人を見つめ、困ったように首を傾げる。
「それは...難しいかもしれません」
「お願いします!じゃないとあなたを人質にして身代金と逃走用の籠を要求したり、偽造通行手形を手配したりしなければなりません!あなたには私たちの身の安全が確保されるまでは一緒に逃げてもらいます!まだ若い美空でそんなことしたくありません!」
「必ず返します!サクラはやりかねないんです!サクラが...家族が犯罪者になるなんて嫌なんです!私は個人的には籠より馬や海路のが良いと思ってます!」
「我らに猶予を!こいつらはバカだから無視してください。」
三人は深々と頭を下げる。
「今のこれって斬新な脅迫を受けた...のかな?」
巫女は三人の必死な様子に、ふと何かを思いついたように目を輝かせる。
「...そうだ!まずは、あなたたちの階梯を確認させてください」
「「「え?なんで?」」」
三人が顔を見合わせる。
巫女は静かに続ける。
「三十界から生還できたということは...もしかしたら、求道者としての実力が認められれば...」
巫女は御幣を手に取り、三人の前で静かに振る。
すると御幣が淡く光り始め、巫女の額に朱色の文字が浮かび上がる。
「...!」
巫女の目が見開かれる。
「ど、どうかしました?」
ツバキが不安そうに尋ねる。
「あなたたち...」
巫女の声が震える。
「な、なに?なに?」
サクラが焦る。
「第六十階梯...です」
「「「ろく...えぇぇぇっ!?」」」
「し、信じられません...たった数日で、石級なのにこんなに...」
巫女は御幣を何度も振り直す。
「や、やっぱり間違いですよね?」
カエデの尻尾が不安げに揺れる。
巫女は呆然と言う。
「いえ...間違いありません。正確にはサクラさんは六十...カエデさんは五十五...ツバキさんは五十八...こんなの聞いたことが...」
「す、すごいじゃない!私たちすごいじゃないーサクラ!ツバキー!」
カエデが飛び跳ねる。
「そう言えば、身体が以前とは別人のような...でも神籤の影響かと思ってた」
サクラは呆然としていた。
「ふふ...我らの力が認められたということか...」
ツバキも左目を押さえながら誇らしげに言う。
「み!皆さん待っていてくださいー!」
巫女は小走りで奥へと消えていった。
「ねぇ、六十階梯ってすごいの?」
カエデが小声で囁く。
「凄い凄いと驚いて飛び跳ねてたのはなんなの!?」
サクラがカエデの天然っぷりに驚く。
ツバキも声を潜める。
「あぁ。『良い子の迷宮百科事典』によると、銀級の求道者がそれくらいらしい。」
「おぉー!...銀級ってなに?」
カエデの目が輝いたと思ったら首を傾げる。
「そうだと思ったよw いいか。求道者の階級は石級、銅級、銀級、金級、金剛級となっている。叢雲の志士は金剛級だ。」
「いきなり真ん中くらいの位置に行っちゃったんだね!」
「へぇ...」
サクラは胸に手を当てる。
(蔵人様の階梯はいくつなんだろう?...あっ!まただ!あの人のことを考えると胸が痛い!許せない!)
…
しばらくして、巫女は一人の老人と共に戻ってきた。
白髪の老人は、静かに三人を見つめる。
「長老様...この三人です。」
巫女が頭を下げ、私たちを紹介した。
「ほう...」
長老は三人をじっと見つめる。
やがて穏やかな笑みを浮かべた。
「ふぉっふぉっ。数日で第六十階梯まで一気に上がるとは。並外れた才能だな」
三人は顔を見合わせる。
長老は静かに言う。
「なるほどなるほど。わかった。借金の返済期限は延長しよう。その代わり...」
「はい!...おじいさんを誘拐とかしたくないです!」
「なんでも!...サクラはやります!やる子です!」
「申し付けを!...コイツらは馬鹿なんです。お許しください。」
長老の目が期待に満ちている。
「今のは脅迫か...?ふぉっふぉっ。まぁいい。四十界、いや...五十界まで潜ってみせろ。お前たちの力で、深淵の迷宮の新たな可能性を示してみせよ。」
「「「は!はい!!!」」」
三人は力強く頷いた。
「ところで三十界での戦いぶりを聞かせてもらえないか?」
長老が三人に近づく。
「「「えッ!!」」」
三人の背筋が凍る。
「ん、んー...どうしたっけな...目を...落とし...ゲフンゲフン!」
サクラが慌てふためく。
「えっと...えっと...」
「わ、我が魔眼も記憶が定かでは...」
長老は少し残念そうに言う。
「ふぉっふぉっ。まぁ求道者は手の内を明かさないわな。お前たちも立派な求道者というわけだ」
「「「は、はい。」」」
三人は胸を撫で下ろした。
...
「ふぅ...」
杜を出た三人は、揃って大きなため息をつく。
「よかったぁ」
カエデの耳がホッとしたように下がる。
「首の皮一枚繋がった感じかな!」
サクラはニヤリと笑う。
「次は五十界...か」
ツバキが呟く。
「そうと決まれば!今日の分の五百玉でお蕎麦食べよう!」
サクラが両手を叩く。
「かけそば~」
「いくか!」
サクラがお金を数える。
「あ!特盛いけるよ!」
「「わーい!」」
そして、一杯のかけ蕎麦 (特盛) を三人で分け合う。
湯気の向こうで、それぞれの表情が綻ぶ。
カエデが箸を構えながら言う。
「次は絶対!天麩羅とお寿司とすき焼き!」
「そうね。まぁ、お店ごと買うけど?」
「あはは。そうだな。」
明日からは、また深淵の迷宮での冒険が始まる。
だが今は、この一杯の蕎麦を大切な家族と共に味わう大切な時間。
(つづく)
大宮の街角で三人が再会した時、既に昼を過ぎていた。
「みんな落ち着いた?」
ツバキが優しく声をかける。
カエデの耳がピクピクと動く。
「うん...お寿司...」
「仕方ない。今は借金返済が先ね」
サクラは胸に手を当てながら言う。
「その通りだ。求道者の杜へ行こう」
ツバキの冷静な声に、三人は頷いた。
氷川神社の境内を抜け、大きな楠の木々が連なる参道を進む。
その先に求道者の杜はあった。
カエデが不安そうに言う。
「ねね...私たち...お金、ないよね?これからお金の話するみたいだけど、どうするの...」
「...うーん。あ!待って?」
サクラが突然立ち止まる。
「どうした?」
ツバキが振り返る。
「ねぇ...私たち、三十界で戦えたのよ?」
サクラの目が輝き始める。
「うん。それが?」
カエデが首を傾げる。
「なら...もっと下の界に行けるんじゃない?」
「お前な...三十界ですら危なかったというのに...」
ツバキが呆れたように言う。
サクラが両手を広げる。
「なんとか乗り切れたでしょ?勝利したことに違いないわ!」
「確かに...」
「ふむ。」
「深い界ならさ?ふははー!妖怪の素材も高い!」
サクラの声が熱を帯びる。
「私の知恵と鬼の力、カエデの投擲と反射神経、ツバキの...ぷッ...くッ...ぐぎぃッ!目、目から...ぶはッ!ビ、ビームがあれば...」
「ちょっとサクラ!そこで笑ったらツバキが...ぷッ...あふッ...ぐッ...」
「「あははははは!」」
サクラとカエデは爆笑しだした。
「...ち、ちょっと待ってくれ...少し...泣く...」
ツバキが空を見上げた。
「ごめんごめん!ツバキ!冗談よ!ツバキの冷静な判断力とビーム...ぷっ...ぷぎぃ...ぐっ...は必要不可欠だから!」
「そうか。ありがとう。でもな?ちょっと旅に出ようかなと思うんだ。そうだな。私の目からビームが出ることを知らない人たちが居る遠い遠い土地がいいな...うん...北へ...北へ行こう。」
「うそだよーツバキ!ごめんねー!」
「ごめんね!ごめんね!ごめんね!」
「ははは。冗談だ。私が居なかったらお前たち何もできないからな。」
「「いや、そんなことはない。」」
サクラとカエデは手を振って否定した。
「え...。」
ツバキが再び空を見上げた。
「ま!まぁ!冗談は置いといてさ!とにかく勝てば良いんでしょ?正義は歴史が決めるんでしょう?突き進もうよ?冥府魔導を!」
サクラは胸を張る。
「「この人が後の魔王なのかな?」」
カエデが心配そうにサクラを見つめるが、すぐにニコリとした。
「まぁ!サクラの作戦、怖いけどさ!なんだか楽しいもんね!」
「まったく...では、その話を杜に持ち込むのだな?」
ツバキは呆れながらも、口元に笑みを浮かべる。
「そうよ!この実績をちゃんと説明して猶予をもらおう!」
サクラが拳を突き上げる。
「なるほど。」
「まぁそれしかないな。」
二人も賛同した。
…
求道者の杜に入ると、厳かな空気が三人を包む。
「あ!あなたたち!探していたんですよ!まさか三十界まで行ってるなんて...!」
受付の巫女が慌てた様子で立ち上がる。
「すみません...」
三人は深々と頭を下げる。
…
「...かくかくしかじか...というわけで、借金の返済期限を...その...延ばしていただけないでしょうか?」
サクラが事情を説明していく。
巫女は三人を見つめ、困ったように首を傾げる。
「それは...難しいかもしれません」
「お願いします!じゃないとあなたを人質にして身代金と逃走用の籠を要求したり、偽造通行手形を手配したりしなければなりません!あなたには私たちの身の安全が確保されるまでは一緒に逃げてもらいます!まだ若い美空でそんなことしたくありません!」
「必ず返します!サクラはやりかねないんです!サクラが...家族が犯罪者になるなんて嫌なんです!私は個人的には籠より馬や海路のが良いと思ってます!」
「我らに猶予を!こいつらはバカだから無視してください。」
三人は深々と頭を下げる。
「今のこれって斬新な脅迫を受けた...のかな?」
巫女は三人の必死な様子に、ふと何かを思いついたように目を輝かせる。
「...そうだ!まずは、あなたたちの階梯を確認させてください」
「「「え?なんで?」」」
三人が顔を見合わせる。
巫女は静かに続ける。
「三十界から生還できたということは...もしかしたら、求道者としての実力が認められれば...」
巫女は御幣を手に取り、三人の前で静かに振る。
すると御幣が淡く光り始め、巫女の額に朱色の文字が浮かび上がる。
「...!」
巫女の目が見開かれる。
「ど、どうかしました?」
ツバキが不安そうに尋ねる。
「あなたたち...」
巫女の声が震える。
「な、なに?なに?」
サクラが焦る。
「第六十階梯...です」
「「「ろく...えぇぇぇっ!?」」」
「し、信じられません...たった数日で、石級なのにこんなに...」
巫女は御幣を何度も振り直す。
「や、やっぱり間違いですよね?」
カエデの尻尾が不安げに揺れる。
巫女は呆然と言う。
「いえ...間違いありません。正確にはサクラさんは六十...カエデさんは五十五...ツバキさんは五十八...こんなの聞いたことが...」
「す、すごいじゃない!私たちすごいじゃないーサクラ!ツバキー!」
カエデが飛び跳ねる。
「そう言えば、身体が以前とは別人のような...でも神籤の影響かと思ってた」
サクラは呆然としていた。
「ふふ...我らの力が認められたということか...」
ツバキも左目を押さえながら誇らしげに言う。
「み!皆さん待っていてくださいー!」
巫女は小走りで奥へと消えていった。
「ねぇ、六十階梯ってすごいの?」
カエデが小声で囁く。
「凄い凄いと驚いて飛び跳ねてたのはなんなの!?」
サクラがカエデの天然っぷりに驚く。
ツバキも声を潜める。
「あぁ。『良い子の迷宮百科事典』によると、銀級の求道者がそれくらいらしい。」
「おぉー!...銀級ってなに?」
カエデの目が輝いたと思ったら首を傾げる。
「そうだと思ったよw いいか。求道者の階級は石級、銅級、銀級、金級、金剛級となっている。叢雲の志士は金剛級だ。」
「いきなり真ん中くらいの位置に行っちゃったんだね!」
「へぇ...」
サクラは胸に手を当てる。
(蔵人様の階梯はいくつなんだろう?...あっ!まただ!あの人のことを考えると胸が痛い!許せない!)
…
しばらくして、巫女は一人の老人と共に戻ってきた。
白髪の老人は、静かに三人を見つめる。
「長老様...この三人です。」
巫女が頭を下げ、私たちを紹介した。
「ほう...」
長老は三人をじっと見つめる。
やがて穏やかな笑みを浮かべた。
「ふぉっふぉっ。数日で第六十階梯まで一気に上がるとは。並外れた才能だな」
三人は顔を見合わせる。
長老は静かに言う。
「なるほどなるほど。わかった。借金の返済期限は延長しよう。その代わり...」
「はい!...おじいさんを誘拐とかしたくないです!」
「なんでも!...サクラはやります!やる子です!」
「申し付けを!...コイツらは馬鹿なんです。お許しください。」
長老の目が期待に満ちている。
「今のは脅迫か...?ふぉっふぉっ。まぁいい。四十界、いや...五十界まで潜ってみせろ。お前たちの力で、深淵の迷宮の新たな可能性を示してみせよ。」
「「「は!はい!!!」」」
三人は力強く頷いた。
「ところで三十界での戦いぶりを聞かせてもらえないか?」
長老が三人に近づく。
「「「えッ!!」」」
三人の背筋が凍る。
「ん、んー...どうしたっけな...目を...落とし...ゲフンゲフン!」
サクラが慌てふためく。
「えっと...えっと...」
「わ、我が魔眼も記憶が定かでは...」
長老は少し残念そうに言う。
「ふぉっふぉっ。まぁ求道者は手の内を明かさないわな。お前たちも立派な求道者というわけだ」
「「「は、はい。」」」
三人は胸を撫で下ろした。
...
「ふぅ...」
杜を出た三人は、揃って大きなため息をつく。
「よかったぁ」
カエデの耳がホッとしたように下がる。
「首の皮一枚繋がった感じかな!」
サクラはニヤリと笑う。
「次は五十界...か」
ツバキが呟く。
「そうと決まれば!今日の分の五百玉でお蕎麦食べよう!」
サクラが両手を叩く。
「かけそば~」
「いくか!」
サクラがお金を数える。
「あ!特盛いけるよ!」
「「わーい!」」
そして、一杯のかけ蕎麦 (特盛) を三人で分け合う。
湯気の向こうで、それぞれの表情が綻ぶ。
カエデが箸を構えながら言う。
「次は絶対!天麩羅とお寿司とすき焼き!」
「そうね。まぁ、お店ごと買うけど?」
「あはは。そうだな。」
明日からは、また深淵の迷宮での冒険が始まる。
だが今は、この一杯の蕎麦を大切な家族と共に味わう大切な時間。
(つづく)
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