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第六話:蕾たち、深みへ
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『百花繚乱』の三人が 弐界「妖怪の奇岩谷」に足を踏み入れてから、すでに数時間が経過していた。
周囲には奇怪な形をした岩々が立ち並び、時折不気味な風が吹き抜けていく。
その風は、まるで誰かのため息のようにも聞こえた。
カエデが不安そうに尋ねる。
「ね、ねえ...私たち、迷子になってない?」
サクラは強がりながらも、少し焦りの色を見せていた。
「だ、大丈夫よ!きっとすぐに...出口は見つかるはず...」
ツバキは周囲を警戒しながら言う。
「いや、明らかにおかしい。あの特徴的な形の岩を、もう3回は見たはずだ。まるで...」
サクラは頭をかきながら言った。
「えーと、そうねぇ...もしかして、岩が動いてるとか?」
その言葉に、三人は一瞬顔を見合わせた。
まさか、と思いつつも、この奇妙な場所では何が起こってもおかしくない。
しかし、その時だった。
突如、彼女たちの足元で地面が大きく揺れ始めた。
「な、なに!?」サクラが叫ぶ。
次の瞬間、三人の足元で突然地面が割れたのだ。
「「「きゃあああ!」」」
三人は驚きの声を上げながら、開いた穴に落ちていった。
暗闇の中を落ち続ける三人。
風を切る音と共に、彼女たちの悲鳴が響く。
──その声は次第に遠ざかっていった...
...
サクラが気がつくと川岸に倒れていた。
体は濡れており、喉には水の味が残っている。
「ゴホッ、ゴホッ...いったい何が...?みんな、無事?」
サクラが周りを見回すと、カエデとツバキの姿が目に入った。
「う...うん」
カエデが咳き込みながら答える。
ツバキが状況を分析する。
「落ちた穴の下に川があったんだな。おかげで大事には至らなかったようだ」
サクラは立ち上がりながら言った。
「そっか...ラッキーだったのね」
三人は周囲を観察する。
薄暗い空間に、大きな川が流れている。
空気は重く、湿っぽい。
ツバキが眉をひそめる。
「ここは...どこだ...だいぶ下の界か?」
カエデが不安そうに尋ねる。
「ここ...何界だろう...?」
サクラは少し興奮した様子で言う。
「下の界ならさ!お宝とかあるんじゃない?」
その時、遠くから奇妙な唸り声が聞こえてきた。
カエデの耳が動く。
「そっちの川の反対側!な、なにか来るよ!隠れて!」
危機を察知し、身を縮める。
三人は急いで近くの岩陰に隠れ、川の対岸を注視する。
少しすると薄暗い通路から、巨大な影が現れた。
それは、全身に無数の目玉がついた巨大な鬼の姿だった。
「ひゃっ!」
カエデが思わず後ずさる。
「うわ...大きい妖怪...」
サクラが驚いた。
ツバキは急いで鞄から一冊の本を取り出した。
ページをめくりながら、驚きの声を上げる。
「こ、これは...百々目鬼!?」
「どどめき?」
サクラが首をかしげる。
ツバキは本を見ながら震える声で説明する。
「百個の目を持つ恐ろしい妖怪だ。この『良い子の迷宮百科事典』によると...」
ツバキの表情が急に変わる。
「まさか...ここは三十界!?」
カエデが叫ぶ。
「さ!三十界!?」
サクラも叫ぶ。
「子供用の図鑑じゃないのそれ!?」
「百々目鬼は三十界に出現するとされている...まさか、こんなに深くまで落ちてしまうとは...」
ツバキはサクラを無視した。
「....。」
サクラは傷ついたと後に語った。
「ど、どうしよう...こんな怖い妖怪...」
カエデのその顔は真っ青になっていた。
ツバキも焦りの色を隠せない。
「これは想定外だ...どうすれば...」
しかし、サクラだけは妙に落ち着いていた。
「ふーん。まぁでも、アレなら余裕じゃない?」
むしろ少し楽しそうな表情さえ見せている。
「サクラ?落ちた時に頭ぶつけたの?前から変だ変だとは思っていたけど...」
「前から....。」
サクラは傷ついたと後に語った。
「なんで落ち着いていられる!?サクラ...」
サクラはニヤリと笑い、袋から何かを取り出した。
「ふっはっはー!こういう時のために『これ』を準備してきたのよ」
「それは...?」
カエデが目を丸くして鼻を近づける。
「クンクン...うわッ!痛い!こ、これ唐辛子?」
「唐辛子の目潰しよ。百個の目なら、百倍効くでしょ?えへへ!褒めて褒めて!」
ツバキが笑い出した。
「いつの間にそんなものを...でも今日ほどサクラが頼りになると思ったことはないなw 凄いな!卑怯だよ!卑怯すぎるよ!w」
カエデが目を輝かせる。
「さすが卑怯なサクラ!凄いよ!尊敬するくらいに卑怯だよw」
「そ、そぅ...ありがと....。」
サクラは深く傷ついたと後に語った。
カエデが小さな声で言う。
「で、でも...あんなに大きいのに、その目潰しを当てられるの?」
サクラは笑顔で答える。
「簡単よ!大きいなら落としてみせようホトトギスって言うじゃない?」
「「 うん...?まさかここでも...? 」」
二人は顔を見合わせた。
「落とし穴に落ちた相手になら目潰しをぶつけるのなんて余裕だよなぁ?」
サクラは懐からシャベルを取り出して舐めた。
「サクラ!ダメ!年頃の女の子がシャベルなんて舐めない!」
カエデが慌ててサクラを隠そうとする。
「さっきから色々出てくるけどその服どうなってるんだ…?」
ツバキは私の着物の構造に興味を持っている。
「と、まぁ、この完璧な作戦なら問題無いと思うけど。どうする?逃げ回りながら進むか、戦いながら進むか。」
サクラは二人を試すように言った。
「や、やろう!」
カエデの尻尾がピンと立った。
「そうだな...やるしかないな...強くならないとな...」
ツバキが左目を抑えた。
「へへーん。いいね!」
サクラがシャベルを軽く上に投げてキャッチした。
三人は互いに頷き合うと、作戦を練り始めた。
「よーし!じゃあ私たちの強みを生かした作戦を立てようか」
「そうだな。それぞれの役割を明確にすべきだ」
「私にも、できることはある?」
サクラが笑顔で答える。
「もちろん!カエデの役割が一番重要よ」
ツバキが説明を始める。
「作戦はこうだ。まず、カエデが石を投げて落とし穴へ誘導する」
サクラが続ける。
「カエデが追いかけられてるところを私とツバキは応援しながら上の界を目指す。カエデはそのまま敵を振り切ったら私たちと合流する。これはスピードとスタミナの両方が必要よ。とても辛いけどやれるわよね?」
「さ、サクラ....?」
カエデの目に涙が浮かんでいた。
「からかうな!」 パシッ! 「いて!」
ツバキがサクラの頭を軽く叩いた。
サクラは叩かれた頭をさする。
「冗談よ。カエデが落とし穴に誘導して百々目鬼を落とし穴に誘い込んだら、私にバトンタッチ。そこで私が目潰しで目を潰す。楽しみだよなぁ?どんな表情すると思う?どんな声で哭くと思うぅ?」
ツバキがサクラを無視して付け加える。
「その間、私は隠れて待機し、カエデのフォローをする。」
「...。」
サクラは軽く傷ついたと後に言った。
「私が百々目鬼を落とし穴に誘導した後はどうすれば良い?」
カエデがソワソワしている。
サクラは石を投げる真似をした。
「他の妖怪が来ないか周囲を警戒しつつ、石を投げて敵の気を逸らすのよ」
カエデの耳が下がる。
「で、でも...大丈夫かな?」
ツバキが冷静に答える。
「リスクはあるが、これが最も効率的な方法だ。カエデ、お前の五感が鍵となる」
サクラが胸を叩いた。
「大丈夫よ、カエデ。私たちを信じて!」
「え?サクラを...信じ...?えぇ?う、うん!やってみる!」
カエデは空気を読んでから頷いた。
「ぅ...ぅん...。」
サクラはとても傷ついたと後に言った。
「その前に落とし穴を掘らないとね」
サクラがシャベルを構える。
ツバキが周囲を確認する。
「ここなら百々目鬼の通り道になりそうだ。深さと幅は...」
カエデが耳をピンと立てる。
「私が見張り役をするね。何か来たら合図するよ」
三人は息を合わせて作業を始めた。
サクラが中心となって土を掘り、ツバキが周囲の岩や木の根を利用して落とし穴の縁を補強する。
カエデは時折手伝いながら、警戒を怠らない。
「「「 この落とし穴は未来へ続くよ!えっさ!ほいさ!」」」
落とし穴を掘り終えると三人は行動を開始した。
(つづく)
周囲には奇怪な形をした岩々が立ち並び、時折不気味な風が吹き抜けていく。
その風は、まるで誰かのため息のようにも聞こえた。
カエデが不安そうに尋ねる。
「ね、ねえ...私たち、迷子になってない?」
サクラは強がりながらも、少し焦りの色を見せていた。
「だ、大丈夫よ!きっとすぐに...出口は見つかるはず...」
ツバキは周囲を警戒しながら言う。
「いや、明らかにおかしい。あの特徴的な形の岩を、もう3回は見たはずだ。まるで...」
サクラは頭をかきながら言った。
「えーと、そうねぇ...もしかして、岩が動いてるとか?」
その言葉に、三人は一瞬顔を見合わせた。
まさか、と思いつつも、この奇妙な場所では何が起こってもおかしくない。
しかし、その時だった。
突如、彼女たちの足元で地面が大きく揺れ始めた。
「な、なに!?」サクラが叫ぶ。
次の瞬間、三人の足元で突然地面が割れたのだ。
「「「きゃあああ!」」」
三人は驚きの声を上げながら、開いた穴に落ちていった。
暗闇の中を落ち続ける三人。
風を切る音と共に、彼女たちの悲鳴が響く。
──その声は次第に遠ざかっていった...
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サクラが気がつくと川岸に倒れていた。
体は濡れており、喉には水の味が残っている。
「ゴホッ、ゴホッ...いったい何が...?みんな、無事?」
サクラが周りを見回すと、カエデとツバキの姿が目に入った。
「う...うん」
カエデが咳き込みながら答える。
ツバキが状況を分析する。
「落ちた穴の下に川があったんだな。おかげで大事には至らなかったようだ」
サクラは立ち上がりながら言った。
「そっか...ラッキーだったのね」
三人は周囲を観察する。
薄暗い空間に、大きな川が流れている。
空気は重く、湿っぽい。
ツバキが眉をひそめる。
「ここは...どこだ...だいぶ下の界か?」
カエデが不安そうに尋ねる。
「ここ...何界だろう...?」
サクラは少し興奮した様子で言う。
「下の界ならさ!お宝とかあるんじゃない?」
その時、遠くから奇妙な唸り声が聞こえてきた。
カエデの耳が動く。
「そっちの川の反対側!な、なにか来るよ!隠れて!」
危機を察知し、身を縮める。
三人は急いで近くの岩陰に隠れ、川の対岸を注視する。
少しすると薄暗い通路から、巨大な影が現れた。
それは、全身に無数の目玉がついた巨大な鬼の姿だった。
「ひゃっ!」
カエデが思わず後ずさる。
「うわ...大きい妖怪...」
サクラが驚いた。
ツバキは急いで鞄から一冊の本を取り出した。
ページをめくりながら、驚きの声を上げる。
「こ、これは...百々目鬼!?」
「どどめき?」
サクラが首をかしげる。
ツバキは本を見ながら震える声で説明する。
「百個の目を持つ恐ろしい妖怪だ。この『良い子の迷宮百科事典』によると...」
ツバキの表情が急に変わる。
「まさか...ここは三十界!?」
カエデが叫ぶ。
「さ!三十界!?」
サクラも叫ぶ。
「子供用の図鑑じゃないのそれ!?」
「百々目鬼は三十界に出現するとされている...まさか、こんなに深くまで落ちてしまうとは...」
ツバキはサクラを無視した。
「....。」
サクラは傷ついたと後に語った。
「ど、どうしよう...こんな怖い妖怪...」
カエデのその顔は真っ青になっていた。
ツバキも焦りの色を隠せない。
「これは想定外だ...どうすれば...」
しかし、サクラだけは妙に落ち着いていた。
「ふーん。まぁでも、アレなら余裕じゃない?」
むしろ少し楽しそうな表情さえ見せている。
「サクラ?落ちた時に頭ぶつけたの?前から変だ変だとは思っていたけど...」
「前から....。」
サクラは傷ついたと後に語った。
「なんで落ち着いていられる!?サクラ...」
サクラはニヤリと笑い、袋から何かを取り出した。
「ふっはっはー!こういう時のために『これ』を準備してきたのよ」
「それは...?」
カエデが目を丸くして鼻を近づける。
「クンクン...うわッ!痛い!こ、これ唐辛子?」
「唐辛子の目潰しよ。百個の目なら、百倍効くでしょ?えへへ!褒めて褒めて!」
ツバキが笑い出した。
「いつの間にそんなものを...でも今日ほどサクラが頼りになると思ったことはないなw 凄いな!卑怯だよ!卑怯すぎるよ!w」
カエデが目を輝かせる。
「さすが卑怯なサクラ!凄いよ!尊敬するくらいに卑怯だよw」
「そ、そぅ...ありがと....。」
サクラは深く傷ついたと後に語った。
カエデが小さな声で言う。
「で、でも...あんなに大きいのに、その目潰しを当てられるの?」
サクラは笑顔で答える。
「簡単よ!大きいなら落としてみせようホトトギスって言うじゃない?」
「「 うん...?まさかここでも...? 」」
二人は顔を見合わせた。
「落とし穴に落ちた相手になら目潰しをぶつけるのなんて余裕だよなぁ?」
サクラは懐からシャベルを取り出して舐めた。
「サクラ!ダメ!年頃の女の子がシャベルなんて舐めない!」
カエデが慌ててサクラを隠そうとする。
「さっきから色々出てくるけどその服どうなってるんだ…?」
ツバキは私の着物の構造に興味を持っている。
「と、まぁ、この完璧な作戦なら問題無いと思うけど。どうする?逃げ回りながら進むか、戦いながら進むか。」
サクラは二人を試すように言った。
「や、やろう!」
カエデの尻尾がピンと立った。
「そうだな...やるしかないな...強くならないとな...」
ツバキが左目を抑えた。
「へへーん。いいね!」
サクラがシャベルを軽く上に投げてキャッチした。
三人は互いに頷き合うと、作戦を練り始めた。
「よーし!じゃあ私たちの強みを生かした作戦を立てようか」
「そうだな。それぞれの役割を明確にすべきだ」
「私にも、できることはある?」
サクラが笑顔で答える。
「もちろん!カエデの役割が一番重要よ」
ツバキが説明を始める。
「作戦はこうだ。まず、カエデが石を投げて落とし穴へ誘導する」
サクラが続ける。
「カエデが追いかけられてるところを私とツバキは応援しながら上の界を目指す。カエデはそのまま敵を振り切ったら私たちと合流する。これはスピードとスタミナの両方が必要よ。とても辛いけどやれるわよね?」
「さ、サクラ....?」
カエデの目に涙が浮かんでいた。
「からかうな!」 パシッ! 「いて!」
ツバキがサクラの頭を軽く叩いた。
サクラは叩かれた頭をさする。
「冗談よ。カエデが落とし穴に誘導して百々目鬼を落とし穴に誘い込んだら、私にバトンタッチ。そこで私が目潰しで目を潰す。楽しみだよなぁ?どんな表情すると思う?どんな声で哭くと思うぅ?」
ツバキがサクラを無視して付け加える。
「その間、私は隠れて待機し、カエデのフォローをする。」
「...。」
サクラは軽く傷ついたと後に言った。
「私が百々目鬼を落とし穴に誘導した後はどうすれば良い?」
カエデがソワソワしている。
サクラは石を投げる真似をした。
「他の妖怪が来ないか周囲を警戒しつつ、石を投げて敵の気を逸らすのよ」
カエデの耳が下がる。
「で、でも...大丈夫かな?」
ツバキが冷静に答える。
「リスクはあるが、これが最も効率的な方法だ。カエデ、お前の五感が鍵となる」
サクラが胸を叩いた。
「大丈夫よ、カエデ。私たちを信じて!」
「え?サクラを...信じ...?えぇ?う、うん!やってみる!」
カエデは空気を読んでから頷いた。
「ぅ...ぅん...。」
サクラはとても傷ついたと後に言った。
「その前に落とし穴を掘らないとね」
サクラがシャベルを構える。
ツバキが周囲を確認する。
「ここなら百々目鬼の通り道になりそうだ。深さと幅は...」
カエデが耳をピンと立てる。
「私が見張り役をするね。何か来たら合図するよ」
三人は息を合わせて作業を始めた。
サクラが中心となって土を掘り、ツバキが周囲の岩や木の根を利用して落とし穴の縁を補強する。
カエデは時折手伝いながら、警戒を怠らない。
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