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後編
しおりを挟むもうすぐ最後の子が生まれる
お腹の中で育つ最後の呪いの子は今までよりも長くおれの中にいる、リヴィルの魔力を日々受け取り、もう2ヶ月…
今までにないくらいお腹も大きく、中で動いているのを感じる、もう生まれてもおかしくはないはずなのにまだ生まれては来ない
リヴィルや先に生まれた子供達はみんなおれを愛してるって毎日抱き締めてくれる…でも、それは孕むための存在ですあるから、これが最後と思うとそう考えてしまう…
だから未だに生まれて来ないのは、おれがこの子を産んでしまったらもう必要とされないと怯えているのがわかるからなのだろうか…?
ごめんな弱い親で…
必要とされたい…それがおれの居場所なんだ…でも、おれはお前に早く会い、会いたいんだよ…
優しくお腹を撫でる
例えもう不要だと言われても、おれはお前たちを、リヴィルを愛してるんだ、早く出ておいで愛しい子…
「ん゙ぁ゙…………あっあん…………♡」
ごちゅん♡ごちゅん………………ぐぽっ…♡
既に尻の穴としての役目を忘れたおれの雄膣から、魔力の器がある最奥を叩き魔力と精を与えていたリヴィルの逸物が抜けていく、ぽっかりと閉じることを忘れリヴィルの形に開ききった穴がひくつく…
抜かないで…寂しい、奥に欲しい
そう考えるが出産が近くなると余計に眠気も強く、抜かないでとリヴィルを止められない、せっかく最奥に満たしてあった精液がこぼれてしまう
悲しくて寂しくて涙を零すおれに、リヴィルはキスをしておれよりも悲しい顔をしていた
そういえば、3人目を産んだ辺りからリヴィルを覆う闇は段々と薄くなっている気がする…
今では黒いが表情がうっすらわかるくらい…最初おれに挿入されてた黒い何かも6番目の子として触手の器官を持つ子が生まれるとリヴィルは黒い何かを使えなくなっていた…
呪いが本当に薄くなっている…?
おれは最後にリヴィルの姿を見れるのかもしれない
『レオル、たぶん今日生まれるよ…僕等の最後の子…こんなにお腹で育って、余っ程レオルが好きなんだね?でもこれ以上はキミの身体が耐えきれない…それをお腹の子はわかってる、生まれる前から賢い子だ…』
驚きの事実に眠気も飛ぶ
「今日!?…………そうなんだ…うん、わかった…………
陣痛始まるまでリヴィルのペニス、おれに挿れておて欲しい…もうお前の無しじゃ、お腹が寂しくて不安でしょうがないんだ…」
リヴィルが微笑んだ気がする…寂しそうに口を開くおれの穴を掻き分けるように愛する人の逸物が戻って来る
ごちゅごちゅ♡ぐぽっぐぽっ♡♡♡♡
ゆっくりと中を掻き混ぜる最奥を叩く愛おしい存在
お腹が奥が疼いてうねり歓喜しているのがわかる…
「ん゙っ、んんんぁあ………♡♡奥っ………あっん゙………あったかいっ…………♡♡♡♡好き………♡あ゙っぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙♡♡♡♡ごめんっ…おれッ…………リヴィルを愛してる…ごめんっッ……ぃ゙ぃ゙ぃ゙あ゙あ゙あ゙あ゙んんん♡♡♡♡♡」
『僕も、僕もレオルを愛してる…っ………大好きだよ♡』
大きな腹を更に満たすようにリヴィルは抱いてくれた、これ以上はお腹が破けてしまう…そんな頃、陣痛が始まった
「んっ…………あぇ………?ひぃっ!?!ん゙ん゙ん゙ん゙っ!?!♡♡♡ィ゙ィ゙ィ゙ィ゙ッひぎっ…………ィ゙ぐっ♡♡♡あっ、あ゙あ゙あ゙っ♡♡あがぢゃんおりでぐるっ♡♡♡ん゙ぉ゙おぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ーーーー♡♡♡♡♡ぉ゙ぐひらぐぅ♡♡♡♡ひぃ、ひぃっ♡♡♡ィ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ーーー♡♡♡」
度重なる出産で、おれは陣痛の痛みすら痛みでは無くなっている、痛みもあるはずなのにそれ以上に腹の卵が出てこようともがき、粘膜を削り進む快楽に悲鳴をあげてしまうんだ
ぐぷっ…♡ごりゅ…♡
お腹の奥から卵が降りてくる、かなり大きい最後の卵…雄膣を限界まで開き、粘膜を削りながらゆっくりと降りてくる…♡
「ん゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙っ♡♡♡ぃぐ、ぃ゙ぐっ♡♡♡ぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙っ♡♡♡♡ぃっでう♡♡♡♡…………あっ♡あっ♡ぁああああ♡♡♡♡イ゙ぐぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙ーーーー♡♡♡♡♡♡」
白目をむいて喘ぎながら四肢をバタつかせて出産でイってしまう…リヴィルがお腹を擦ってくれているのが嬉しい…どうしよう…気持ちいい♡赤ちゃん産むの気持ちいい………♡
ぐぽんっと大きな音を立てて卵が生まれた
ああ…僕らの赤ちゃん…最後の呪いの子
最後の子は今までと違っていた、真っ黒な殻に金の模様が広がる今までよりも一回り大きな卵
僕もリヴィルも闇属性の魔力を器に注ぎ込み卵へ成長したのに何故、金の模様あるのだろうか…?
それよりも
そんなことよりも嬉しい…僕らの赤ちゃん…
涙が知らずに溢れてくる…最後の呪いの子、やっと生まれてきてくれて…嬉しいんだ…
リヴィルがよく頑張ったねとキスをしてくれる、先に生まれた子達が部屋に入ってきておめでとうと喜んでくれる…ああ…こんなに幸せでいいのだろうか?
最後の呪いの子が生まれた…愛しい我が子、ずっと会いたかった…嬉しいよ、嬉しいのに
こんなにも幸せで嬉しいはずなのに、おれは…おれは…もう不必要な存在になってしまうんだ…
おれとリヴィルに抱かれた卵にピシリとヒビが入りついに孵る、闇の精霊王の娘が産み落とした呪いの子、その最後の一人…
殻が魔力に戻り周囲に霧散し、赤ちゃんの姿が露わになる、生まれたばかりでも泣かず、おれ達の腕に抱かれてすやすやと眠る赤ちゃん…
黒と金の髪、金色の角が生える半魔…
いやこの子は…
「せ、聖獣……………?」
『うん、正解…そうだよ…レオル
最後の子は闇の聖獣だ、レオルが大好き過ぎて中々生まれてくれなかったけど…無事に生まれてよかった…レオルが無事で本当によかった…』
「本当に…闇の聖獣なのか…?おれがリヴィルとの子を、聖獣を…産んだのか…?」
『レオル、みんなで幸せになろうと言っただろう?もうこれでキミはずっと僕の妻で、僕達家族で幸せになるしかない…ね?』
リヴィルが涙を流すおれを、赤ちゃんごと優しく抱きしめる、1番目から9番目までの愛しい我が子達はベットを囲み嬉しそうにおれ達をみつめる…
聖獣を産んだ……………おれが……………
聖獣とは、その国の平穏繁栄と加護を象徴する守り神となる存在
しかし、長命であるが成長がかなり遅く、大きな加護を持つため、心も身体も弱い
聖獣の個体単体では生きていけない
聖獣は生まれる場所を選ぶ
自身を守り、慈しむ場所に生まれる
生みの親と家族の愛を得てゆっくりと成長するからだ、だから加護欲しさに無理に略奪すれば聖獣は死ぬ
聖獣の母となる、家族となる存在は、聖獣が成長する過程で必要不可欠なもの…
同じ長い時を生きれるように身体が変化するほどに大切な存在
「おれが…聖獣の母………リヴィル達が聖獣の家族…」
『そうだよレオル…キミは聖獣の母だ、未来永劫必要とされ続ける存在だよ…?僕はレオルをずっと必要だっていってるけど…これでレオルは不要とされる未来は一生来ない
僕や家族とずーっと一緒だ、聖獣を守り育て互いに愛する幸せな家族になろうね…?』
リヴィルの言葉がうまく飲み込めなかった、おれがこれからずっと必要とされて、リヴィルと子ども達と幸せになれる…いいのか…?そんな幸せになってもいいのか?
涙溢れる、嬉しさで心がざわつく
眠っていたはずの聖獣の末の子が、小さな声で泣き、おれの乳を求め吸い付いてくる…
小さな口で一生懸命に吸い、生きようとする姿が愛おしい…この子とリヴィル達と一生を生きていける…
必要とされる存在になれたんだ…
「リヴィル、リヴィル……愛してる…みんな…心が弱い母でごめんな…?でも…でも…みんな愛してる…
おれをこれからも必要として欲しい…皆と幸せになりたい…大好きなんだっ…おれを、おれを選んでくれてありがとう…っうう…っ………ぐずっ…ありがとう………っ」
『もちろんだよ、レオルはおれの妻だ、みんな家族だよ?弱い所も含めて全てが愛おしい、みんなでたくさん幸せになろう』
嬉しさで泣じゃくるおれを皆が抱きしめてくれる…嬉しい…ありがとう、こんなおれを受け入れてくれてありがとう…
ふわりと、なにか違和感を感じた
不安や嫌悪ではない心地良い違和感…
不意におれの肌に触れているリヴィルを見る、黒ではない肌色…肌が…みえる…?
まさか、まさか…!?
リヴィルを見上げると、そこには、おれの眼の前には……………銀髪に赤い瞳の…昔、母がまだ生きていた頃に王宮で一度だけ会った…王宮の隅で泣いていたおれに、唯一優しくしてくれた男の子と同じ色…
「り、リヴィル…?」
「レオル、僕のこと覚えてる?幼い頃に会ってるって話、血のような赤い瞳を、不気味だなんていわないで、綺麗だねって初めて喜んでくれたのはキミなんだ…
あの日、たった一度の会話だけなのにそれからずっとレオルが好きだった」
「まさか………そんな…あの子がリヴィルだったなんてな…おれだって…この真っ黒な姿をかっこいいって言ってくれたのリヴィルだけだよ…
おれも…リヴィルにあの日、初恋してるかも…しれない…黒い姿でも好きだったのに…どうしようドキドキする…」
真っ黒な姿でなくともリヴィルはリヴィルだ…
直視するのが眩しいほど整った顔とサラサラの髪…その姿でも、どんな姿でも、おれの大好きなリヴィルなんだ
本当に直視できないおれをリヴィルは笑う、恥ずかしがるのは久しぶりだねと…人の姿を取り戻したリヴィルに抱きしめられるのが、恥ずかしくて
仕返しに子供達にリヴィルの恥ずかしい話を教えてあげるのはしょうがないことだ
出産直後なのに何故か体調がいいのは末の子の力なのか…?本当の家族になれた実感を、幸せを噛み締めるように、みんなで大きなベットに各々腰掛け、その日は一家団欒を楽しんだ
朝になってもリヴィルは昔のままの姿だった
リヴィルを蝕んでいた王家の呪い
それは呪われた子をこの世に産み戻すことで本当に無事に解けた
闇の精霊王の娘は王家を本当に呪っていたのだろうか…?そう思えるほどの平穏
呪われた子たちは、リヴィルにもおれにも、変わらずに家族の愛を求めてくる可愛い我が子のままだ…
最後の子を産み2日ほど経過した
昼から抱かれる事は無くなったが、リヴィルの形を覚え疼いてしまうおれには毎晩結局求めてしまっている
今朝も朝方まで可愛がられ、リヴィルの腕の中収まる…居心地の良い…ぐずり出した末の子を抱き、乳を与え、リヴィルに抱きしめられ甘やかされる…夫に甘える事はこんなにも幸せなことなんだ…
ウトウトと、夢の世界へ旅立とうとするおれにリヴィルは言った
「今日、起きたら全てを取り返しに行こうね」
…………………と
正午、リヴィルはおれと子供達を連れ王宮へ向かう
全てを取り返す?どういう意味なんだろう…
末の子を抱いたまま、リヴィルに横抱きにされ王宮を進む、メイドや兵士が俺たち見て混乱しているようだが、何故か引き止められることはない
どんどん奥へ進み、リヴィルが向かった先は王の玉座だった
「お久しぶりですですね、国王陛下…いや、父上」
リヴィルが話す先には国王陛下と宰相、そして元婚約者の第二王子殿下と義弟のネイトがいた
各々おれ達の急な訪問に驚き、驚愕しているのがわかる、最初に言葉を発したのはネイトだった
「義兄様!何故ここへ?義兄様を抱いているのはだれですか!呪われた貴方がここへ来ていいわけがないです!後ろの化け物は貴方が召喚したんですか!?やはりこの国を滅ぼそうと…!僕が王妃になるのに、酷いです!
そこの銀髪の方、早くこちらへ、義兄様は危険な存在です!」
ネイトは昔と変わらず何もこちらの情報なしにおれを嫌う、後ろの化け物とは、おれとリヴィルの子供達の事か?化け物じゃない愛おしくて優しいいい子だ、ふざけたことを言うなと声を出そうとするが、リヴィルに口を塞がれた
「これは、これは…愚弟の第二王子に嫁ぐ婚約者殿…僕がこの場にいる意味がまだわかりませんか?
…………いや、父上から聞いていないのですね?
父上、…………約束は守って頂きますよ?」
「お主………まさか、本当に呪いが…………いや、だが………その後ろにいる者は?お前が抱いているのは…………」
「僕の愛する妻と愛おしい子供達です
レオルの献身のおかげで王家の呪いは解かれ、レオルは聖獣を産み落としました、闇の精霊王の娘の呪いはもうありません、僕の姿を見ればその事実がわかるでしょうか?
約束を守らねばまた呪いが始まります
父上、その王の座僕に譲って頂きますよ」
「何を言うんですか!兄上!!!!この国の王は私です!私とネイトが治める国になるのです!呪われた存在でふざけたこと言わないでください!
聖獣?その忌み子が聖獣など産めるはずがない!嘘は大概にしてください!」
「そ、そうです!忌み子である義兄が聖獣を産むなんてありえません!僕が将来産むはずだった聖獣を奪ったのですか!?!酷い、酷いです義兄様!
そうやって僕の幸せを全部奪い取る!酷い!!うううっあんまりですっ………ううっ」
リヴィルの言葉の意味も義弟と元婚約者が何言っているか…がわからない…義弟の嘘泣きもわからない…
呪いが解けて王の座を譲ってもらう?なんの話をしているんだ?そんなことよりこの子に乳を与える時間が近づいて来てるんだよ…人前で授乳はちょっとやだよ…
『ふぇ………ふぇぇぇんっ…』
周囲の騒音に末の子が泣き出してしまった
赤ちゃんいるのに大きな声で話すとか神経を疑うよ義弟と元婚約者…よしよしとあやすが泣き止まない…乳の時間だもんな…
人前でリヴィルに横抱きにされたまま授乳とか…恥ずかしいがお腹を空かせたこの子が大事だ
「ごめんな、うるさかったよな…お乳飲んで一緒におやすみしよう…?」
そう言うとおれは服をめくり子に乳を与える、恥ずかしい…恥ずかしいが仕方ない
周囲にも聖獣と呼ばれるこの子の姿が見えただろう
黒い髪に聖獣特有の金の角が生える姿、その子が乳を欲し愛を求めているのはおれだ、ネイトでも元婚約者でもない
おれの…おれとリヴィルの愛する子、愛しい我が子
聖獣である子に乳を与えるおれを見て、国王陛下と宰相は何かを察してる様な顔つきだった
「リヴィル………お主との、闇の精霊王の娘の呪いの件…よくわかった……………私は王位を降りる
時期王はリヴィルだ………すまなかった…幼いお前が呪われた存在になり…呪われた子孕ませたいと言っていた事が理解できなかった…
だが、その光景を見れば嫌でもわかる…聖獣は国を守り加護を与えてくれるが愛する者の下にしか生まれては来ない…
闇の精霊王の娘の悲しみを癒し、呪いの子を世界に呼び戻し…それが聖獣まで授かった…それが事実だろう…リヴィル、お前はもう人ではないな?伴侶のレオルもそうだろう…聖獣と同じ時を生きる存在になっているはず…
私は王位を降りる、だがお前たちを呪われた…忌み子など、蔑んで来た国民を…どうか酷く扱わないで欲しい…レオル、王家の呪いを薄めるため、血筋に無理矢理組み込もうとした事、すまなかった…」
玉座を降りる国王陛下、付き従う宰相
この国をリヴィルが治める
それは人ではない者が国の頂点に立つと言う事
呪われた王子として国に軟禁され化け物と蔑まれていた者が王となる
それが何を意味するか…
「父上!?何をふざけたこと!!!」
「そうです!僕が王妃になるのに!そんなばけも………」
未だに何かを話そうとする義弟と元婚約が魔術で言葉と行動を封じられている、やったのは子供達の誰かだろう
リヴィルはおれを横抱きにしたまま玉座へ進む
未だに授乳中なのに気にしないで進まないで欲しい
玉座へおれごと座るリヴィルの左右に我が子達が並ぶ、いつの間にかおれよりも身長も体格も良くなっていた9人の呪われた子供達
その光景を観た瞬間、おれの中で闇の精霊王の娘が願っていた気持ちが流れ込んで来た気がした…
そうか、そうだったんだ…
既成事実から番われた王との婚姻、でも、闇の精霊王の娘は王を身ごもった子を愛し、自分の守るべき子と夫が住まう国をも愛したんだ…
半魔の子達が何故ドラゴンや蜘蛛、大樹の精など成長すれば強く、脅威となるものばかりだったか…
それは最後に産まれてくる末の子、闇の聖獣を共に守り、国を繁栄させ、皆で幸せに育て過ごすため
大切な子が流産したと言われても、それでも夫を愛していたんですね…最後一人を殺される所を見て、愛していた者から、これまでの子を奪われていた事実に世界を呪うしかなかった
大切な我が子に幸せな時を与えたい…ただそれだけの願い
これは、全員産み戻すことで成立する長く続く平穏と繁栄の呪い
彼女と同じ母となったからこそわかる
あなたの気持ちを、おれが引き継ぎます…誰も不要と言われない優しい家族、優しい国に…
リヴィルと子供達と一緒に作っていきます…
「今、この時を持ってリヴィル.カレリナ.ヴァージルドがこの国を統治する、レオル.グリードは我が妃となった!
我々と意志を共にする者と闇の聖獣を守り全てを慈しむ国へ変えていく!!」
リヴィルが宣言する
玉座にいる者にしか聞こえない筈なのに、何故か国全体に響き渡っていた気がした…おれの知らない所で色々あったようだが…おれにはわからない
急な王位の交代、呪われた王子が王となるとこに異論がある者も居ただろう
全員が納得したわけではない、しかし暴動や反乱は起きなかった…らしい
リヴィルと我が子の反応が少し怪しい時があるが皆が無事ならそれでいいおれは詳しく聞かない
現状、闇の聖獣を呪われた我が子達を受入れたカレリナ国はこれまでにないほど国は平和に豊かになっている
一応王妃である、おれも執務はしているが、我が子のサポートが優秀過ぎて末の子と過ごす時間に殆ど振られている
赤子のまま既に1年が過ぎた闇の聖獣
10年は赤子の姿らしいとリヴィルが言っていた
魔力の膨大な両親から生まれたこの子は乳から魔力も吸って育つ…
つまり、最低10年は授乳が必要なわけで…
「ぁ♡…ぁっ、ぁ………奥っ♡中にちょうだい♡♡んぁぁぁーー♡♡♡リヴィルの欲しいっ………♡ぁ、あ、あっ♡♡イぐ、っ…………♡♡ん゙ん゙ん゙っーーー♡♡♡♡」
「いいよ、レオル♡子に乳を与えるのに魔力とても吸われちゃうからね♡っ………はぁ♡かわいい、何度でも注いであげるね♡」
ばちゅばちゅ♡ばちゅばちゅ♡
ごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅごちゅ♡♡♡♡♡ビュルルルルルッッッッッッッごぽっ♡♡♡ごぷっ♡♡♡♡
「ん゙ぉぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙っ♡♡♡♡おぐあぢゅい♡♡♡♡入っでぐるぅーーー♡♡♡♡ぁっ、♡んぁ!?ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙♡♡♡おっぱいすわないれ♡♡♡乳首ぃ゙ぐーーーー♡♡♡」
「んんっ、ちゅ、ちゅ♡♡だいぶ魔力戻ってきたね♡レオルのおっぱい甘くておいしいよ」
ぢゅるるるるるっ♡♡♡♡♡
「んぎぃーーーー♡♡♡♡♡♡乳首とれぢゃうっ~、♡♡♡♡赤ちゃんのなぐなるからぁ♡♡♡ああっあん♡♡♡もうだめ、やだぁぁーー♡♡♡」
子に与える母乳のためにリヴィルに毎日抱かれている、時々中を突かれて抱かれながら授乳もしてる…恥ずかしいのに、赤ちゃんに何見せてるんだよって気持になるけど…
それ以上に幸せで…毎日が幸福なんだ…
王となったリヴィルと9番目までの子は政務を行い、おれは夫と我が子を慈しむ…平和と平穏と幸福が満ちるこの国で
今も、これからも…ずっと
おわり
番外編で後日談とかなんかあった話とか別視点載せます
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完結おめでとうございます🎉
素敵な物語でした😭
リヴィルとレオルが幸せになってかつては愛されなかった子供たちを愛するところは泣きました。産まれてきてくれてありがとう。すごく心に染みました🥹
子供ひとりひとりも両親のことが好きなんだなって見ていて微笑ましかったです。また続きがすごく楽しみです💕
素敵な作品ありがとうございました(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
コメントありがとうございます!後日談も載せれたらいいなと思っているのでそのさいは読んで頂けるとうれしいです!