悪役令息はモブに愛を捧ぐ

たなぱ

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世界のとある秘密

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side ラドラ





闇の聖獣様と共にいた守り人の子息であるレヴィル様が私を番だと言う驚きの事実と、寂しさを埋めたいという彼の言葉と口づけに、心の奥底にから喜びに打ち震え…自らの舌を伸ばし甘えてしまったのは何時間前だろう…

レヴィル様の膝に抱かれてた筈の私はいつの間にかベッドに寢かされ、手を絡め合いシーツに縫い付けられ舌を絡めたキスをされ続けている
いや、違う…自分から舌を伸ばし、流し込まれる唾液すら愛おしく感じて、もっと…と、求めてしまっていた


ソラトとの性行為では感じることの出来なかった本心からの幸福感…悲しい記憶も穢も本当に洗い流そうとしてくれるような激しい口づけ…
軽く舌を噛まれるだけでも下半身が熱く反応してしまうのはこの愛おしさが本物だからだ…


「……ちゅ…、ああ、本当に可愛らしいな…ラドラ、俺の愛しい番…
身が焦がれる程惹かれてしまうのは恐ろしいな…もっとお前を暴いて愛したくなる…」


「んっ、んぁっ♡……っ、っん…………♡暴いて、私を…♡ひんっ♡♡♡ぁ゙ぁ゙っ♡」


暴いて愛して欲しい…これがレヴィル様の言う番の意味なのだろうか…片時も離れたくない、与えられるこれからの全てが期待で満ち溢れている…
キスだけで勃起していた私のペニスは既に彼にバレていたようで…暴いて欲しいとねだると、服越しに優しく亀頭をスリスリと撫でられ急な刺激に腰が揺れる…


「腰を揺らして…俺を求めているのがわかる…いい子だ、可愛いよラドラ…♡
俺の愛しい番を奪おうとした異物…あれに心まで食われなくて本当によかった」


「んん、ぁっ♡ぁ゙…♡♡気持ちいい♡レヴィル様、レヴィル様……♡んぃぃ゙♡♡んむっ♡ぢゅっ♡♡ぁ゙ぁ゙ぁ゙♡♡♡」


ちゅく♡ちゅこ♡ちゅこ♡
心まで食われるとはどう言うことなんだろう…
レヴィル様は私の下履きを脱がし、期待と幸福感で溢れ出る先走りで濡れたペニスを可愛がってくれる

異物と呼ばれるソラトの穴に挿入してしまった私の穢れたペニスを大切なものでも扱うかのように扱いて下さる…♡
ひんやりとした手のひらで丹念に竿を扱かれ、亀頭を磨かれるのが気持ちいい…異物の体内で穢されたと感じてしまうのは何故なんだ?それがレヴィル様の指で浄化されると思うのは何故なんだ…


「ひぃん♡♡ん゙ぁ゙っ♡あ、ぁ゙、ぁ゙、♡イく♡イくっ♡イぐっーーーっ♡♡♡」

びゅるっ♡びゅるるるっ♡♡
ぐちゅぐちゅ♡と激しい水音が響き、扱かれるペニスへの快楽があまりにも心地よくて、私はレヴィル様の手の中であっけなくイった


「早いな…、それにとても濃い…♡異物との接触という過ちに気付き、それから性を封じでいたのだな…本当にいい子だ」


「ん゙ぁ゙♡ん、んっ、っ、♡違和感に気付いてしまったら…これまでの行いが…去勢したいほど、気持ち悪くて…それで、私は…ぁ゙ぁ゙ぁ゙っ♡♡♡♡」


イったばかりの敏感な亀頭をちゅこちゅこ♡と激しくレヴィル様の手が研磨してくる…♡
ゾクゾクと腰が震え、辛い程の刺激、弱点を執着に虐められているような…そんな快楽なのに素直に受け入れてしまう…♡


「去勢など…される前に巡り会えてよかった…
俺の番が己を傷つけるのは見たくない、それはわかるか…?ラドラ、お前が自身を疑う事はない…」


去勢などと言ったお仕置きだと言わんばかりに敏感な亀頭をレヴィル様に可愛がられながら、この世界の秘密について教えてもらうなど、私は背徳に満ちた時を過ごす事になってしまった…




この世界は確かに闇の聖獣様が永きに渡り守り続けた場所で間違いは無かった
聖獣の守り人であった夫夫から生まれたのが9人の精霊の魂を持つ呪われた子…そして末の子が闇の聖獣様、伝承として受け継がれている過去話を本人から聞くとは思わなかった

数千年に渡り闇の聖獣様はこの国を主体に世界を守り、満足そうに生涯を終えた…そして守り人である夫夫の二人も
しかし精霊の魂を持つ残された子たちは寿命が更に長く、末の子と両親達が愛した世界を守り続ける為にその身を世界に預けたのだと言う

だからこそ闇の聖獣様が居なくなった後も平穏が続いていた…異物が世界に入り込むまでは…



ソラトはこの世界に現れた異世界人だ、長い歴史の中で他にも異世界人が迷い込む事はあったが害のあるものではなかった
しかし、ソラトは違うのだと言う…異世界から何か異様な神に近しい存在をその身に宿した状態でこの地に降り立った…その神に近しい何かの影響がこの国と僅かに周辺諸国へ侵食という形で影響しているのだと


レヴィル様も異物について実際に会ったことも無いため詳しい事は知らないが、精神的にも侵食作用がある事、放っておけば良くないことが起きるのだと言う…
大蜘蛛である2番目の弟が接触を試み、そして異物の気配に私を感じた
元々世界を守るために力を使い果たしていた彼は闇を持つ者に未来を託し両親の下へ旅立ったのだと…


「ラドラ、お前が私の番である事は運命にも等しい事…異世界から入り込んだ神にも等しい異物の正体が掴めない中で俺はまだ消える訳にはいかない…

俺もこの世界を愛しているからだ…そして、ラドラ…お前を愛し共に生きたい…しかし、異物を排除しなければ恐らくこの世界は別の物に創り替わる…良くないことが起きる…」


「ふぅ………ふうっ……♡ん、んんっ……ひんっ♡ぁ゙っ、ぁ゙、んぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ーーー♡♡♡」


くちゅ♡くちゅ♡ぐぢゅり♡♡
ぶしゅっ♡♡ぶしゅっーーー♡♡♡♡



真剣な話なのに、亀頭への責を辞めてはくれないから私は何度もイきながら必死に話を追った…
拘束されている訳じゃない、覆い被さられてはいるが彼の手は私の頬とペニスへ伸びている…シーツを掴み足をピンと伸ばしながら快楽受け入れてるのは私だ…でも私は自らを傷付けようとしたお仕置きを受けているのだと、これは彼の愛なのだと思い抵抗できなかった

レヴィル様の気持ちにが不安になると手の動きも激しくなるのか、真っ赤に磨かれたようになるまで亀頭を可愛がられ…尿道口に爪を立てられひっかかれるのが気持ちいいなんて事まで知ってしまう…

精液じゃない…何かまで吹き出して、四肢を投げ出し快楽に震える私の目から溢れる涙をレヴィル様は舐め取ってくれる優しさが尊い…



「潮まで吹いたか?可愛いな…ラドラ…
異物はこちら側に侵食してくる…だからこそお前は何も悪くない
だが、異物の中へ挿入した事が悲しいならこんな風に真っ赤に成る程たっぷりと可愛がって粘膜を削いで忘れさせてやろう」


激しい亀頭への責を辞めて、テカテカと真っ赤に磨かれた亀頭を私に見せつけてくれるレヴィル様はそんな事を言う
そうか…私が悪いわけじゃない…
私は彼に愛されてもいいんですね…?





頷いて甘える私をレヴィル様は抱き締め直し、愛を伝え、労るようにキスをしてくれた





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