8 / 38
平凡が異世界で獣と出会う話
平凡は悪意に順応できない
しおりを挟む慣れとは恐ろしい
と、偉い人が言っていたと思う
人間は環境の変化に順応する生き物だ
誰でも持っている人間の性質…本能と言っても良い
おれの、この現状も言い換えれば本能的に順応したに過ぎないと声を高く言いたい
本日の特効薬タイムはフェラ付きの日だった
じゅぽじゅぷじゅぽっじゅぽっ♡
「ぁあ…♡あっ、あっぁ~~♡でるっ♡でちゃうよ~~♡ひぃーーっ♡♡♡きもちいっ♡っ、っ、むりぃ~っ♡ィ゙っでるぅ゙ーーーーー♡♡♡♡」
おれの足の間にグレスが太ももを抱えるように鎮座し、おれのちんこを舐め回して堪能している
薄くて長めの舌で扱かれるの気持ち良すぎてカウパーだらだら止まらないのはいつものこと
初めは2回くらいイくともうしんどくて、辛くて…泣き喚きながらやめてって叫んでいた…そんなおれがいたはずなのに…既に4回…グレスの口の中でイってる
びゅくぴゅく…♡
「じゅるる…ん、んっ…♡あー最高、特効薬4回目なのにちゃんと濃いな、気持ちいいか?ユウマ」
「はぁ、はぁ…♡ぅ゙ん、やばぃ…ちんこ♡きもちいい……♡んんっ…まだ、いけそ…♡グレス、もう1回舐めて…」
嬉しそうにグレスがおれの半勃ちしたまま震えるペニスに舌を這わせ亀頭にキスしてくる…男前がそんな事しても男前なんだよっ…!
もう1回イかされるドキドキ感に無意識に足をさらに開いて刺激を持ってしまうおれに隷属の命は出ていない
男のプライドズタボロ事件からグレスに過保護に甘やかされて、おれは変になってしまったのだろうか…?
過保護になってから無理に回数を求めようとしなくなったグレス、おれの意思を尊重しまくりで優しすぎた…その結果、グレスがもう1回って言う前におれがもっとって強請っている…
頭の中はいたって正常だ、女の子好き、おっぱい好きと言える、はずなのに…気持ちいいに逆らえないだけだと信じたい
「ひゃあっ♡…んっ♡もっとなめて…なめてほし…♡」
裏筋舐められて女みたいな声出して強請っている
隷属どうこう関係なしに…
「素直なユウマも可愛いな、ちゃんと舐めて吸ってやるよ」
じゅるるっ♡じゅぷじゅぽ♡ぐぽ♡
「あぁああ~♡♡じゅぽじゅぽ♡やばぃ♡やぁーーィ゙イーー♡♡ィ゙ぐっ♡あんっ♡もっどっ♡♡♡」
やばいマジで…気持ちいいのが悪い…
グレスはおれが強請ると嬉しそうに耳や尻尾をパタパタさせる…かわいい………いや、かわいいってなんだよ…
素直に言うと言う分だけ返してくれるグレスはずるい
特効薬を渡すための治療行為だと割り切り、甘えるのもされるがままなのもペットだからと言い張るのには限界があるんじゃないかなと、思うくらいにはグレスへ順応し、信頼し依存している気がする…
どうしよう、おれ女の子のエッチな姿で勃たなくなりそう…
そんな事を考えつつ気持ちよさに流されて本日は5回イったのだ…新記録だ…
………………
満足いくまでイって、飲まれて…
汗かいたから風呂に入ろうとグレスに誘われいつものように抱っこされて現在入浴中
「ユウマ、見てみろここも瘴気の侵食が後退し始めた」
「おお!すげぇ!肌色見えてる!」
嬉しそうにおれに報告するグレスの脇腹は侵食で真っ黒に塗りつぶされていた所が、肌色になりつつある、凄い変化だ…触ってみると侵食部分は皮膚とは言い難い触り心地だが肌色になった部分は皮膚だった
おれの体液を特効薬とするまで、グレスの身体はかなり侵食されていたんだなと互いに裸で風呂に入ってると感じる
グレスは人ならざる者の血を引いてる、多分シベリアンハスキーっぽい獣人が祖先にいるんだろう、本人の髪や毛も黒いが艶があり綺麗だ、けど侵食された部分は艶のない黒、その場所を塗りつぶすような黒になるようだ
おれの精液とか唾液で侵食消えるの今だに信じられないけど事実なんだな…複雑な気持ちだよ…
それでもグレスがこの先も生きる望みを得られて幸せそうな姿が好きだな…役に立てて嬉しい
「ユウマに出会えたこと以上の幸運はないよ、ありがとう、これからもずっと一緒にいよう、俺のユウマ」
そんな事をさらっと言ってくれるグレス
本当に、これからもおれの味方で、ずっと側にいてくれるのか…?
…そうだったらいいな
「おれも一緒にいたいよグレス」
湯船の中でも後ろから抱きしめられたまま、ゆっくりと温かい湯に浸りながら過ごす
順応してしまったこの環境が生活が幸せ過ぎて、ずっと続く事を知らずに望んでしまうんだ…
「ユウマ…それ毒はいってるから食べるな」
「…………えっ?」
カシャンと床へ落ちるスプーン、おれへ用意された食事の中に毒が入っているという…
順応した生活の中で、ずっと続いて欲しくない事もある
神子様、改め楓原のおれに対するネガティブキャンペーンとその影響だ、神子様信者どもの行動がどんどん酷くなってきている…
本日の朝食、殆どはこの離宮の料理人が作ってはいるが、ここで調達できないものは王宮から届くのだそうだ…今回毒が入っていたのはスープを彩るバジルのような葉の部分
そう、スープの見た目にワンポイントなバジル部分だ…グレスの先祖返り犬嗅覚が無ければ飲んでた絶対
バジルっぽい毒を混ぜないでくれませんかね…今回の毒は即死の毒ではなく蓄積型の毒、このバジルの様な毒を少しずつ接種させおれを亡き者にしようとしたのか…こわい…
神子様を害するものが離宮に匿われている、モブ兵士がバラしたのかもと考えたが…
いや、王宮でおれの姿を確認できないまま噂が噂を呼び、ここではない所にいて、神子様を害するために王宮に来ている、総結論付けたと思われる
この離宮は基本グレスとグレスの家臣のみ、第二王子と神子様の訪問があった日からネガティブキャンペーン開始だった、ならばその離宮に、いるのでは?と誰か気づいたんだな…
いざ離宮をおそらく監視してみれば平凡な男が過ごしているではないですか、神子様の言う見た目に合う平凡な男が!
きっとそういう流れで、日々暗殺の対象にされ…平凡なおれは暗殺の危機を感じながらの生活を送っているのだ…
食事への読に初め、衣類への針の混入(おれ以外に刺さったらどうしようとか考えてくれ!)、離宮の使用人に化けた刺客や時々、矢が飛んでくる等など
多種多様な嫌がらせを毎日されるようになってしまった
ほぼ、グレスが先に気づいて回避してくれる…
離宮の使用人の皆さんも訳アリだからか余り気にしてない様子…強い
刺客を捕らえては情報を吐かせて王宮に送り返している…処分はおれの立場上しない方がいいらしい、刺客の皆さんは「神子様のためにやった」と一様に答えているらしい
よく考えて…おれのこと監視したらわかるだろ?いつ神子様に嫌がらせに行くんだよ!!!
見事に回避はできているが日々続く狙われた生活…
周りはそれほど気にしなくても、おれは平凡な生活をしてきた生粋の日本人!!こんな暗殺とか荷が重い!!
離宮での平和で平穏な生活を返してくれー!
悲しい日々に、段々と病んでいく心…
「グレス…むり、心が暗殺される、しんどい…癒やして…」
「ん?ああ、ユウマは暗殺とかと無縁な生活していたんだよな?しんどくなるのも当然だ…いいよ、おいで?」
おいしいご飯を汚されてしんどくなったおれを飼い主は優しく迎え入れてくれる
大きな腕に抱きしめられて胸に顔埋めるとすごく安心する…しっぽもおれを抱き寄せるように腰に巻き付く感じなの癒しだ…
背中ぽんぽん、なでなでされて、おれの涙腺はゆるくなった
「ぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅうっ…おれが何したっていうんだよ…!
ご飯捨てなきゃいけないの勿体ないと思わないのかよー!
楓原何したいかわかんない…その信者どもみんな目が死んでるか視力がしんでるとしか思えない…こんな生活毎日毎日毎日毎日むりだぁ…ぐずっぐず…」
「俺も暗殺されそうになった経験何度もあるからわかるよ…しんどいよな、ユウマはなんも悪くない、あの神子様信者どうにかしないとな…
ああ、食事無駄にしたくないなら俺のを一緒に食おう、俺は毒にすぐ気付くから盛られなくなってるんだ
2人分にしてもらって一緒に食うなら無駄にならないと思うぞ」
「え………?天才じゃんグレス…昔毒盛られ済みなの怖いけど食事無駄になるのがつらいんだ…グレスの一緒に食べる」
思わぬ勿体ない毒料理回避術に少し気持ちが穏やかになった
神子様信者もだけど楓原をなんとかしないと根本的な解決がな…いい方法は無いのか…
あいつが何考えてるかわからない…
嘘だろ…?
「日比野先輩、とても会いたかったですよ」
怪しく楓原が笑う
頭が痛い…手足が動かない…
わからないからこそ油断していたんだ…
信者は勝手に動いていると思っていた
そう、思い込んでいたんだ
まさか楓原が自ら指示を出していたなんて思いもしなかった
1,128
お気に入りに追加
2,303
あなたにおすすめの小説
エロゲ世界のモブに転生したオレの一生のお願い!
たまむし
BL
大学受験に失敗して引きこもりニートになっていた湯島秋央は、二階の自室から転落して死んだ……はずが、直前までプレイしていたR18ゲームの世界に転移してしまった!
せっかくの異世界なのに、アキオは主人公のイケメン騎士でもヒロインでもなく、ゲーム序盤で退場するモブになっていて、いきなり投獄されてしまう。
失意の中、アキオは自分の身体から大事なもの(ち●ちん)がなくなっていることに気付く。
「オレは大事なものを取り戻して、エロゲの世界で女の子とエッチなことをする!」
アキオは固い決意を胸に、獄中で知り合った男と協力して牢を抜け出し、冒険の旅に出る。
でも、なぜかお色気イベントは全部男相手に発生するし、モブのはずが世界の命運を変えるアイテムを手にしてしまう。
ちん●んと世界、男と女、どっちを選ぶ? どうする、アキオ!?
完結済み番外編、連載中続編があります。「ファタリタ物語」でタグ検索していただければ出てきますので、そちらもどうぞ!
※同一内容をムーンライトノベルズにも投稿しています※
pixivリクエストボックスでイメージイラストを依頼して描いていただきました。
https://www.pixiv.net/artworks/105819552
魔王討伐後に勇者の子を身篭ったので、逃げたけど結局勇者に捕まった。
柴傘
BL
勇者パーティーに属していた魔術師が勇者との子を身篭ったので逃走を図り失敗に終わるお話。
頭よわよわハッピーエンド、執着溺愛勇者×気弱臆病魔術師。
誰もが妊娠できる世界、勇者パーティーは皆仲良し。
さくっと読める短編です。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
【完】ゲームの世界で美人すぎる兄が狙われているが
咲
BL
俺には大好きな兄がいる。3つ年上の高校生の兄。美人で優しいけどおっちょこちょいな可愛い兄だ。
ある日、そんな兄に話題のゲームを進めるとありえない事が起こった。
「あれ?ここってまさか……ゲームの中!?」
モンスターが闊歩する森の中で出会った警備隊に保護されたが、そいつは兄を狙っていたようで………?
重度のブラコン弟が兄を守ろうとしたり、壊れたブラコンの兄が一線越えちゃったりします。高確率でえろです。
※近親相姦です。バッチリ血の繋がった兄弟です。
※第三者×兄(弟)描写があります。
※ヤンデレの闇属性でビッチです。
※兄の方が優位です。
※男性向けの表現を含みます。
※左右非固定なのでコロコロ変わります。固定厨の方は推奨しません。
お気に入り登録、感想などはお気軽にしていただけると嬉しいです!
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
聖女召喚!……って俺、男〜しかも兵士なんだけど?
バナナ男さん
BL
主人公の現在暮らす世界は化け物に蹂躙された地獄の様な世界であった。
嘘か誠かむかしむかしのお話、世界中を黒い雲が覆い赤い雨が降って生物を化け物に変えたのだとか。
そんな世界で兵士として暮らす大樹は突然見知らぬ場所に召喚され「 世界を救って下さい、聖女様 」と言われるが、俺男〜しかも兵士なんだけど??
異世界の王子様( 最初結構なクズ、後に溺愛、執着 )✕ 強化された平凡兵士( ノンケ、チート )
途中少々無理やり的な表現ありなので注意して下さいませm(。≧Д≦。)m
名前はどうか気にしないで下さい・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる