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防波堤ズが尊い
しおりを挟む前回までのあらすじ!
おれの尻、アホエロゲーが始まってないのに絶体絶命!!
何故かおれの至福の入浴タイムがシークレットキャラの苗床悪魔王子のご登場で!邪魔された!
エロゲーあるあるエロ触手に捕らえられ…尻の品評会みたいな台詞を吐かれ、丹念に尻を揉まれて穴まで検分された末に、尻穴に異型のとんでもねぇ見た目なおちんぽ様がねじ込まれそうになる
もうヤダこの世界って、泣きじゃくるおれを…助けに来てくれたのはフィルとレイルだった!!
脳内で実況中継しつつ、尻の穴にやばいのキスしようとしてようが、口に入った触手すら忘れて爆音が響く方向をじっと見つめる
おそらく苗床悪魔王子が結界でも張っていたのかもしれないって程、凄まじい破壊音を響かせて…
どの壁壊したの?ってくらい砂埃を舞わせながら徐々に二人の姿が鮮明に見えてくる
6歳の頃であってからずっと優しい顔しか見せて来なかったんだなってくらい…見たこともない、恐ろしい顔をしている…手の節をバキバキさせる防波堤の二人が…
「おい、どうやって我の結界を破って入って来た!?貴様ら何者だ!?
これから苗床の貫通式だと言うのに邪魔する気か!?……おい!返事をしろ!質問に答えろ貴様ら!………ちょ、来るな!威圧をしながら、く、くるな!!返事をしろ!礼儀を知らぬのか!?」
「んんーー!んんむーー!!(フィル!レイルー!たすけてー!)」
二人は威圧を出しまくったまま、ゆっくりとおれと苗床悪魔王子が全裸でいるバスタブに近付いてくる…もちろんおれが滑ったあわあわな床はしっかりと回避して
苗床悪魔王子がなんか言ってるけど華麗にシカトしてる姿もイケメンなだけあって本当にかっこいい…
その恐ろしい顔と威圧も相まって、おれの尻を鷲掴みにする手が震えてるから、苗床悪魔王子は若干この状況に怯えているのかもしれない
うううっ…ごめん、心の中で二人のことスパンキング従者とか壁尻公爵とか今でも時々呼んでてごめんっ!!どうしようもなく二人が頼もしい…かっこいいっ!なんかもう防波堤な二人が神々しく見えてくるよ…!
そこで気付くが、おれも苗床悪魔王子も全裸だ、立派な人外ちんこが尻穴に触れそうなのも丸見え状態…
そんな現場を昔から尻が尻がって泣いちゃうおれを心配して、ズンズンズンズン突き進んできた二人が見たらどうなる?
「ひぎゃああああーー!!触るな!やめろ!!やめろぉ!!人間風情が!我の神聖な逸物に触れるなー!!!ひぃいいい!!しみる!しみるううううぅ!!」
え、何が起きてるのぉーー!って見たくて必死に後ろを振り返って確認する
結論、こうなる…のか…
二人には苗床悪魔王子の逸物を切断する気持ちしか沸かなかったらしい
グワァシィ!!!と効果音でも響きそうな手つきで、フィルは完全に勃起し上へそそり立っていた苗床悪魔王子の勃起ペニスを鷲掴みにしたのだ
事態は凄かった…こう…カリ首の下をガシィって…まるでキノコでも収穫するみたいに握ったのが見えたのだから…
これはやばい、容赦ない、絶対に痛い…男のシンボルをまるでモノみたいに鷲掴みにしている
少しだけ手が光り輝いてるのはきっと悪魔祓いの魔法を手に纏っているんだろうか…?
その証拠におれの尻をモミモミしていた苗床悪魔王子の手が離れて痛い痛いってフィルの手を退けようとしてはたき落とされている…
「フィル、そのまま握っておけよ?今から輪切りにしてやる、その汚物」
「レイル様…それも大変素晴らしい提案ですが早くカイン様をバスタブから引き上げて差し上げましょう?その触手も焼き払わないと…
こんな気味の悪い生殖器をカイン様に見せるなど教育に悪い、見てください?このデカいだけが取り柄みたいな気持ち悪いペニス…まるでゴミだ、汚物以下です、汚らわしい…」
「な、何をいっておる!?!お主ら何者だ!!ひぃいいい!!!ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ーー!!!痛いーー!やめろ!やめろぉ!!我の我を引っこ抜こうとするなぁ!!!!」
なんてことでしょう…立派な逸物がボロクソに言われてる…心まで痛そうだ
そんな会話をしつつ、レイルがおれをあわあわバスタブから引き上げてくれた
自分の服が濡れることすら気にせず、しっかりと抱きしめて、さらには裸のおれを上着で隠してくれる優しさを平然と見せてくれる…イケメンか!もう見るからにイケメンだった!!
同い年の筈なのに、おれより体格も身長も素晴らしいレイル…12歳になってそこそこ身長あるし重いおれを軽々持ち上げるんだから強い…
「レイル…フィル……ありがとう………っ、物凄く怖かった…尻と今生の別れしなきゃいけないのかなって…怖かった」
「何言ってんだよ、お前の尻を守るのは俺達の役目だろ?メイドに呼ばれて直ぐに来たんだが、遅くなってごめんな…怖かったよな…」
「そうですよ、自分の使命はカイン様のお尻の平和を守ることです、ギリギリ間に合ってよかった…」
レイルはぎゅうぎゅうっておれを抱きしめながら目尻や頬に何度もキスしてあやしてくれる
壊される恐怖に泣いていた?尻まで優しく撫でてくれるんだから超優しい!
フィルも無事におれが救出されたのをみて安心したのか、苗床悪魔王子のペニスだけじゃなくて玉まで握りしめて泣かせている…怖い、怖い現場なのに物凄く嬉しかった…
二人ともおれの事、必死に守ろうって…気持ち悪い異型ペニスまで容赦なく触れてくれる事が本当に嬉しいんだ…
互いの信頼関係を再確認し、防波堤の二人があまりにも尊くて大好きって気持ちが溢れて若干この状況を忘れそうになってた事に悲痛な声で気づく…
「いぎぃいいいっ!!!やめろ、やめてくれぇ!!!ひぃ、ひぃっ!!!な、何なんだ!?何なんだお主らはっ……!!!違う、いや…あの!!、すまない、すまなかった…!!我が悪かった!!
故郷にはこのペニスの帰りを待つ者もおるのだ!頼む!去勢シないでくれ…!!!
これほどまでに神聖な尻だとは思わなかったのだ!!」
そうだ!!!全裸の侵入者いたんだ!!!
……………なんだろう…褐色男前王子が大事なちんこ虐められてる現場…
苗床悪魔王子が泣きながら故郷に自分の帰りを待つ者がいる的なちんこの話をし始めるから、なんだか可哀想になってしまった…
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