異世界満腹亭 沢山の人?を料理で満足させます

佐原

文字の大きさ
上 下
33 / 34

メンチカツと職業体験3

しおりを挟む
sideアリス

ピピーピピー

「アリス、カリーナ起きて!朝だよー」

「もうそんな時間ですの」

「おはようハクア、カリーナ。」

「アリス、カリーナおはよう。ほら、カリーナ起きて。」

「わ、分かりました。」




みんなで顔を洗い一階に来ると、既にヨシトさんと美麗さん、アニーさんは朝食の準備をしてくれていた。

「パパ、もう準備してるの?」

「いやぁ今日くらいはさせてくれよ、明日からは主に三人にやってもらうからさ。」

え?朝食を私たちが?

いいのでしょうか?少し不安ですが頑張ります。上手く出来る気はしませんが色々なことを挑戦せずに諦めるのは良くないですから。

「じゃあいただきます。」

「「「いただきます。」」」

「「いただきます。」」

と私はみんなに合わせて、手を合わせてそう言った。何の意味があるのでしょうか?

「今日はまずは掃除をして、その後にノーラさんが珍しく昼に来るそうだから魔法を教えてもらってね。午後はイリーナさん達が教えてくれるから。」

ノーラさんは確かノーライフキングでしたね。

イリーナさんは精霊だったような気がします。

そんな方から教えて頂けるなんて普通では信じられないですが、多くのことを学べるはずです!

朝食を食べ終わった後は歯を磨き、ノーラさんのもとに向かった。

「僕は今日教えるのは空間魔法だよ。ハクアは出来るから違うこと教えるけど、カリーナとアリスは今日のうちに転移をマスターしてもらうからね。」

やはりノーライフキングという事もあって圧力が凄いです。し、しかし空間魔法!?

く、空間魔法なんて私なんかに出来るでしょうか。国でも空間魔法を使えるのは数少ないのに。心配になってきました。

「2人とも大丈夫だから、すぐ出来るようになるから。」

その後は2時間みっちり教えてもらいました。

そのおかげでもあってカリーナと私はたった2時間で空間魔法の転移を習得してしまいました。

ノーラ先生の教え方は最初、理論を説明し、その後は実践でした。

最初は少しずつで、分からないところや出来なかったから丁寧に分かりやすく教えてもらいました。

もちろんハクアの努力があってですけどノーラさんのような先生が居てはハクアのようになるのが少し理解できます。

「ノーラさん、お昼ありますけど食べていきます?」

「いいの?まだ開店前でしょ?」

そう、ノーラ先生は人のこと気遣ってくれる優しい人だ。

「いいのいいの、俺たちも食べるから一緒にどう?コロッケ好きなノーラさんは好きだと思うけど。」

「う、それは気になるな。じゃあご馳走になるよ。」


私達らノーラさん含む七人で少し早いお昼ご飯を食べる。

「今日はメンチカツだ。ソースをかけたかったらかけてもいいからね。」


サクッ、ノーラ先生が一口メンチカツを食べた。

「美味しい、肉汁がジュワッ溢れてくる。このソースもよく合うね。コロッケとは違う美味しさだよ。」

私も一口食べてみました。

う、肉汁がドバッと来ました。口の中が肉汁で溢れてとても美味しい。

このソースもいいアクセントになって美味しいです。すごい、ご飯が進みます。


やっぱり、ヨシトさんが作る料理は美味しいですね。

全部が美味しいです。

その後、昼の部も潤滑に行うことが出来ましたが、慢心は禁物なので三人でそのことを十分に確認し合いました。

みんな同じこと思っていたそうです。
このまま、緊張感を持ってやっていけたらいいなと思います。

誰かが注意力散漫やボーッとしていたら注意し合います。


そして、昼の部の後はイリーナさん達に勉強を教わります。今の情勢や神様などについて教わります。それに加えて算術もやります。

「じゃあみんな神様ってどんなのがいるか分かる?じゃあカリーナ。」

「はい、創造神様、時空神様、戦神様、魔神様、邪神様、光神様、獣神様、商売神様、転生神様、海神様の十神です。」

「正解です。この世界ではその十神がいますね。しかし、王国の教会では魔神と邪神を悪神と言う教会もあります。魔神様と邪神様の役割は分かるかしらアリス?」

「魔神様は魔法を司る神様でこの世界のマナを管理していると言われています。邪神様は人々の邪悪な調節していると言われています。」

私はあまり教会を信用していません。魔神様と邪神様を悪神と言い、さらにはお金儲けのため動いていますから。

「まあ、概ね合っているわ。邪神様は悪意がこの世界に溢れないようにしてるの。それに善意が増えるようにしてくださってます。」

「ちなみに、聖教国に神の加護を持ったものは教会関係ではいません。聖女といわれているのはただ単に光魔法の回復が人より少し上手いからです。なので、神託などほざく連中はそろそろ神罰与えられますから。」

「いや、イリーナ多分ノーラさんあたり滅ぼしそうだけど。邪神様と魔神様と仲良いから、それにアンドリューさんも参戦するでしょ。そして、面白半分でフェンリルとエンシェントドラゴンも参加しそうだからご愁傷様だわ。あっ精霊女王様も参加したいと言ってました。」

それ、ほんとに国滅亡しますから。聖教国のトップの皆さんご愁傷様です。って、本気でしょうか?

その時まで存分に頑張ってください。聖国みたいに私の国もならないようにしないといけないです。

「でも、潰すのはトップの連中だけだって。ノーラさんは今王の器にたる人物を探している途中だって。でもどこのどいつもダメだって。あの人はこの世界の半分くらい観察してるからね、逃げられないし。さすがにお風呂とかは覗かないって言っていたけど。」

そこまで念入りにしておられるのですね。そして、その情報力は凄いですね。だから以前、学園に乗り込んで来たのですね。

納得しました。敵に回しては絶対にいけないと。

そして、この後も為になる事をたくさん聞き、計算問題をやり、夜の部も無事終わった。


お風呂の時

「ねぇ、アリス私達ノーラ先生達から加護もらっているそうよ。」

「え!」

「教会に見つかったら問題だから隠してるそうだけど、色々効果があるそうよ。」

その後ステータスを見たらばっちり加護があった。

そして隠蔽中と出ていた。


皆さんありがとうございます。

会ったらお礼を言わなきゃ。

今日も有意義な過ごせました。明日も頑張ろう!!





お待たせしました。遅くなり申し訳ありません。
誤字脱字がありましたらご報告お願いします。(ストックヤバめ)
他作品も更新しますので見ていただけると嬉しいです。

しおりを挟む
感想 62

あなたにおすすめの小説

兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?

志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。 そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄? え、なにをやってんの兄よ!? …‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。 今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。 ※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。

追放された薬師でしたが、特に気にもしていません 

志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、自身が所属していた冒険者パーティを追い出された薬師のメディ。 まぁ、どうでもいいので特に気にもせずに、会うつもりもないので別の国へ向かってしまった。 だが、密かに彼女を大事にしていた人たちの逆鱗に触れてしまったようであった‥‥‥ たまにやりたくなる短編。 ちょっと連載作品 「拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~」に登場している方が登場したりしますが、どうぞ読んでみてください。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

王家も我が家を馬鹿にしてますわよね

章槻雅希
ファンタジー
 よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。 『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

ある平民生徒のお話

よもぎ
ファンタジー
とある国立学園のサロンにて、王族と平民生徒は相対していた。 伝えられたのはとある平民生徒が死んだということ。その顛末。 それを黙って聞いていた平民生徒は訥々と語りだす――

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...