29 / 34
うどんと撃退
しおりを挟む
「平民が王女様と公爵のご令嬢と何話してんだよ。品が下がるだろうが!!」
「そうですか。」
と相手にするだけ無駄なので三人で帰ろうとした。
「おい待てよ!」
「はぁ、では貴方は平民と何事も関わりたくないのですか?」
「当たり前だろ!俺は貴族だぞ。何故平民と関わらないといけない!」
「あなた!」
カリーナが私を庇ってくれたが、止めた。
もし、貴族の関わりが拗れたりしたらまずいから。
そして、私に言ってきてるのだ邪魔して欲しくない。
「では、金輪際私に話しかけないで下さい。そして、あなたの領地の税を0にしてください。あなた、平民と関わりたくないのでしょう?平民の作った食料、服、全部取らないでくださいね。ほら、靴を脱いで服も脱いで下さい。平民が作ったものですよ?いや、違いますね。平民が稼いだお金を使ってるのですからあなた全部脱いで下さい。あっ下着は流石にそのままでいいですよ。見たくもありませんし。」
結局、平民無くして貴族なしだ。平民のありがたさや、感謝を忘れるとは貴族として恥だと思う。
「っ!」
「あれ?平民と関わりたくないのでしょう?何故脱がないのですか?」
「・・・」
「はぁ、ダンマリですか。」
結局こうだ、いうだけ言って終わり。
言い返したら言い返してこない。
「くそ!平民が偉そうだぞ!」
「偉そうなのはどちらですか?高圧的に命令口調で言ってきたあなたに言われたくないですね。この学園では身分の差はないはずですからそのような発言は控えなければならないはずなのに。」
「今に見てろよ!」
「何がですか?もしかして私の家に襲撃するのですか?それはやめておいた方が良いですよ、死にますから。貴方の騎士や雇用者がそうなっても良いならどうぞ来てください。逆に待ってますね。バレたら貴方はこの学園から居なくなりますから私にとってはメリットしかありませんし、貴方がこの学園を卒業出来なければ、良いところに就職も出来ないでしょう。それに貴方の家族にも迷惑がかかりますけど、したければどうぞ?」
「くそ!」
と言い去って行った。
やっと行ったよ。めんどくさいなぁ。
「ハクア大丈夫?」
「ハクア大丈夫ですの?」
「二人とも大丈夫だよ。もし、やり返されたら私もいや、先生達が潰しそうだし。相手が可哀想だね。ハハハハ」
「じゃあ私はここだからまたねー。カリーナのお弁当頼んでおくよ!」
「また、明日ですわ。」「またねー」
sideカリーナ
「カリーナ城に来ませんか?」
え?アリス様が誘ってくださるの?
「はい。」
私は二人で馬車に乗り王城に向かった。
なんか緊張しますね。
王城に着き、アリスと二人でお茶を飲むことになった。
「カリーナ来てくれてありがとう。ハクアのことなんだけどね。」
「気になりましたけど、」
そう、何故あそこまで強気なのか、そしてすごく慣れている感じがする。
「どこか気になりました?」
「貴族の子息に絡まれましても、慣れているような、強気のような気がしましたわ。」
「確かに、慣れているのはハクアの先生方と対策を練っていたそうですよ。」
「そ、そうなんですの。」
「ハクアの先生についてですが、他言無用でお願いしますね。カリーナのお父様はご存知かも知れませんが。」
え?ハクアの先生ってもしかして高名な冒険者なの?
「先生は吸血鬼の始祖」
え?
「エンシェントドラゴン」
ええ?
「フェンリル」
「ちょっと待ってください。それ本当ですの?みんな天災級じゃ」
「まだ続きますよ。」
「ノーライフキング」
「上位精霊」
「あとは妖精もですね。」
みんな敵に回したらダメな奴じゃないですか!
「お母さんがエンシェントドラゴンです。」
「でも、獣人ですよね?」
「ノーライフキングさんが捨てられているところを拾ってきたそうですよ。」
「ちなみにハクアのお父さんは人族だそうですよ。」
え?人族?
「ノーライフキングが拾ってきて、お父さんが人族ですか、」
「その先生方はハクアお父さんの常連のお客さんだそうです。」
何からなにまで、規格外ですね。
そして、あの時の意味がわかりましたわ。
先生が潰すですか、それは確かにやめておいた方がいいでしょう。
「ここで、大事なのがハクアは主席で合格しました。私が次席でカリーナが三席でした。」
そうです、ハクアが主席でした。アリスが主席を取ったと思っていましたのに。
「しかし、ハクアは才能ではなく、努力で学力と実力を身につけたそうです。」
とハクアの話を聞くと壮絶でした、毛色により捨てられ、恩返しするために努力する。
とても良い子です。そんな子をあのクソ子息達は、
いや、ハクアが撃退するでしょう。でも、私たちが支えにならなくては。
「その表情を見るからに大丈夫ですね。ハクアとこれからも仲良くしていきましょう。」
「はい、分かりましたわ!」
これまで、私の地位で近いてきた人はたくさんいました。でも、ハクアとアリスはそんなことを関係なく初めて親しく話してくれました。
そんな唯一の友達を裏切ることはしません。
「では、そろそろですね。」
「はい、アリス今日はありがとうございました。次は私の家でハクアも呼んでお茶会をしましょう。」
「そうですね。では、」
この話を聞けてよかったですわ。ハクアを才能ということで決めつけてしまいそうでした。
これからは更に仲良くなりたいですね。
sideハクア
今日の夕飯はうどん。
パパととこでアニーが一緒に作ったそうだ。私も一緒に作りたかったなぁ。
「美味しい。体温まる。」
「それは良かった。」
その後アニーにカリーナの話をした。
アニーも嬉しそうにしてくれて嬉しかった。やっぱりこのお出汁が体に染みるなぁ。
嫌なことをさっぱり忘れることができる。
サクッ
「海老天も美味しい」
「ヨシトさんに教えていただきようやく認めて貰えたんです。やはり料理は奥深いです」
「そうなんだ。」
サクッ
「美味しい」
「また作りますね。」
「うん!!」
更新が遅くなり申し訳ありません。テストという強大な敵に立ち向かっておりました。本当に強大でした。えぇ、ヤバいです。
料理シーンが少し短くて申し訳です。次から新しいお話?見たいな感じなのでお楽しみにぃ~
誤字脱字がありましたらご報告お願いします。ストックがぁ!!ヤバい…..
「そうですか。」
と相手にするだけ無駄なので三人で帰ろうとした。
「おい待てよ!」
「はぁ、では貴方は平民と何事も関わりたくないのですか?」
「当たり前だろ!俺は貴族だぞ。何故平民と関わらないといけない!」
「あなた!」
カリーナが私を庇ってくれたが、止めた。
もし、貴族の関わりが拗れたりしたらまずいから。
そして、私に言ってきてるのだ邪魔して欲しくない。
「では、金輪際私に話しかけないで下さい。そして、あなたの領地の税を0にしてください。あなた、平民と関わりたくないのでしょう?平民の作った食料、服、全部取らないでくださいね。ほら、靴を脱いで服も脱いで下さい。平民が作ったものですよ?いや、違いますね。平民が稼いだお金を使ってるのですからあなた全部脱いで下さい。あっ下着は流石にそのままでいいですよ。見たくもありませんし。」
結局、平民無くして貴族なしだ。平民のありがたさや、感謝を忘れるとは貴族として恥だと思う。
「っ!」
「あれ?平民と関わりたくないのでしょう?何故脱がないのですか?」
「・・・」
「はぁ、ダンマリですか。」
結局こうだ、いうだけ言って終わり。
言い返したら言い返してこない。
「くそ!平民が偉そうだぞ!」
「偉そうなのはどちらですか?高圧的に命令口調で言ってきたあなたに言われたくないですね。この学園では身分の差はないはずですからそのような発言は控えなければならないはずなのに。」
「今に見てろよ!」
「何がですか?もしかして私の家に襲撃するのですか?それはやめておいた方が良いですよ、死にますから。貴方の騎士や雇用者がそうなっても良いならどうぞ来てください。逆に待ってますね。バレたら貴方はこの学園から居なくなりますから私にとってはメリットしかありませんし、貴方がこの学園を卒業出来なければ、良いところに就職も出来ないでしょう。それに貴方の家族にも迷惑がかかりますけど、したければどうぞ?」
「くそ!」
と言い去って行った。
やっと行ったよ。めんどくさいなぁ。
「ハクア大丈夫?」
「ハクア大丈夫ですの?」
「二人とも大丈夫だよ。もし、やり返されたら私もいや、先生達が潰しそうだし。相手が可哀想だね。ハハハハ」
「じゃあ私はここだからまたねー。カリーナのお弁当頼んでおくよ!」
「また、明日ですわ。」「またねー」
sideカリーナ
「カリーナ城に来ませんか?」
え?アリス様が誘ってくださるの?
「はい。」
私は二人で馬車に乗り王城に向かった。
なんか緊張しますね。
王城に着き、アリスと二人でお茶を飲むことになった。
「カリーナ来てくれてありがとう。ハクアのことなんだけどね。」
「気になりましたけど、」
そう、何故あそこまで強気なのか、そしてすごく慣れている感じがする。
「どこか気になりました?」
「貴族の子息に絡まれましても、慣れているような、強気のような気がしましたわ。」
「確かに、慣れているのはハクアの先生方と対策を練っていたそうですよ。」
「そ、そうなんですの。」
「ハクアの先生についてですが、他言無用でお願いしますね。カリーナのお父様はご存知かも知れませんが。」
え?ハクアの先生ってもしかして高名な冒険者なの?
「先生は吸血鬼の始祖」
え?
「エンシェントドラゴン」
ええ?
「フェンリル」
「ちょっと待ってください。それ本当ですの?みんな天災級じゃ」
「まだ続きますよ。」
「ノーライフキング」
「上位精霊」
「あとは妖精もですね。」
みんな敵に回したらダメな奴じゃないですか!
「お母さんがエンシェントドラゴンです。」
「でも、獣人ですよね?」
「ノーライフキングさんが捨てられているところを拾ってきたそうですよ。」
「ちなみにハクアのお父さんは人族だそうですよ。」
え?人族?
「ノーライフキングが拾ってきて、お父さんが人族ですか、」
「その先生方はハクアお父さんの常連のお客さんだそうです。」
何からなにまで、規格外ですね。
そして、あの時の意味がわかりましたわ。
先生が潰すですか、それは確かにやめておいた方がいいでしょう。
「ここで、大事なのがハクアは主席で合格しました。私が次席でカリーナが三席でした。」
そうです、ハクアが主席でした。アリスが主席を取ったと思っていましたのに。
「しかし、ハクアは才能ではなく、努力で学力と実力を身につけたそうです。」
とハクアの話を聞くと壮絶でした、毛色により捨てられ、恩返しするために努力する。
とても良い子です。そんな子をあのクソ子息達は、
いや、ハクアが撃退するでしょう。でも、私たちが支えにならなくては。
「その表情を見るからに大丈夫ですね。ハクアとこれからも仲良くしていきましょう。」
「はい、分かりましたわ!」
これまで、私の地位で近いてきた人はたくさんいました。でも、ハクアとアリスはそんなことを関係なく初めて親しく話してくれました。
そんな唯一の友達を裏切ることはしません。
「では、そろそろですね。」
「はい、アリス今日はありがとうございました。次は私の家でハクアも呼んでお茶会をしましょう。」
「そうですね。では、」
この話を聞けてよかったですわ。ハクアを才能ということで決めつけてしまいそうでした。
これからは更に仲良くなりたいですね。
sideハクア
今日の夕飯はうどん。
パパととこでアニーが一緒に作ったそうだ。私も一緒に作りたかったなぁ。
「美味しい。体温まる。」
「それは良かった。」
その後アニーにカリーナの話をした。
アニーも嬉しそうにしてくれて嬉しかった。やっぱりこのお出汁が体に染みるなぁ。
嫌なことをさっぱり忘れることができる。
サクッ
「海老天も美味しい」
「ヨシトさんに教えていただきようやく認めて貰えたんです。やはり料理は奥深いです」
「そうなんだ。」
サクッ
「美味しい」
「また作りますね。」
「うん!!」
更新が遅くなり申し訳ありません。テストという強大な敵に立ち向かっておりました。本当に強大でした。えぇ、ヤバいです。
料理シーンが少し短くて申し訳です。次から新しいお話?見たいな感じなのでお楽しみにぃ~
誤字脱字がありましたらご報告お願いします。ストックがぁ!!ヤバい…..
10
お気に入りに追加
1,818
あなたにおすすめの小説
バイクごと異世界に転移したので美人店主と宅配弁当屋はじめました
福山陽士
ファンタジー
弁当屋でバイトをしていた大鳳正義《おおほうまさよし》は、突然宅配バイクごと異世界に転移してしまった。
現代日本とは何もかも違う世界に途方に暮れていた、その時。
「君、どうしたの?」
親切な女性、カルディナに助けてもらう。
カルディナは立地が悪すぎて今にも潰れそうになっている、定食屋の店主だった。
正義は助けてもらったお礼に「宅配をすればどう?」と提案。
カルディナの親友、魔法使いのララーベリントと共に店の再建に励むこととなったのだった。
『温かい料理を運ぶ』という概念がない世界で、みんなに美味しい料理を届けていく話。
※のんびり進行です
人間だった竜人の番は、生まれ変わってエルフになったので、大好きなお父さんと暮らします
吉野屋
ファンタジー
竜人国の皇太子の番として預言者に予言され妃になるため城に入った人間のシロアナだが、皇太子は人間の番と言う事実が受け入れられず、超塩対応だった。シロアナはそれならば人間の国へ帰りたいと思っていたが、イラつく皇太子の不手際のせいであっさり死んでしまった(人は竜人に比べてとても脆い存在)。
魂に傷を負った娘は、エルフの娘に生まれ変わる。
次の身体の父親はエルフの最高位の大魔術師を退き、妻が命と引き換えに生んだ娘と森で暮らす事を選んだ男だった。
【完結したお話を現在改稿中です。改稿しだい順次お話しをUPして行きます】
追放された薬師でしたが、特に気にもしていません
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、自身が所属していた冒険者パーティを追い出された薬師のメディ。
まぁ、どうでもいいので特に気にもせずに、会うつもりもないので別の国へ向かってしまった。
だが、密かに彼女を大事にしていた人たちの逆鱗に触れてしまったようであった‥‥‥
たまにやりたくなる短編。
ちょっと連載作品
「拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~」に登場している方が登場したりしますが、どうぞ読んでみてください。
婚約破棄を目撃したら国家運営が破綻しました
ダイスケ
ファンタジー
「もう遅い」テンプレが流行っているので書いてみました。
王子の婚約破棄と醜聞を目撃した魔術師ビギナは王国から追放されてしまいます。
しかし王国首脳陣も本人も自覚はなかったのですが、彼女は王国の国家運営を左右する存在であったのです。
スキルを極めろ!
アルテミス
ファンタジー
第12回ファンタジー大賞 奨励賞受賞作
何処にでもいる大学生が異世界に召喚されて、スキルを極める!
神様からはスキルレベルの限界を調査して欲しいと言われ、思わず乗ってしまった。
不老で時間制限のないlv上げ。果たしてどこまでやれるのか。
異世界でジンとして生きていく。
恩を返して欲しいのはこっちのほうだ!
秋月一花
恋愛
「アクア・ルックス! 貴様は聖女を騙った罰として、国外追放の刑に処す!」
「ちょ、今、儀式の途中……!」
「ええい、そんなものこちらにいらっしゃる本物の聖女が継いでくれるわ! さっさと俺の前から消えろ! 目障りなんだよ!」
……そんなに大声で、儀式中に乱入してくるなんて……この国、大丈夫?
まぁ、そんなに言うのなら国外追放受けて入れてやろうじゃないか。……と思ったら。
「ああ、その前にお前が使っていた道具すべて、王家に渡してもらうからな! アレだけ王家の金を使ったのだ、恩を返してもらわねば!」
「……勝手に持って来ただけじゃん……」
全く、恩を返して欲しいのはこっちのほうだ!
誰のおかげで魔物が入ってこなかったというのか……!
大義名分を手に入れたわたしは、意気揚々とこの国を去った。
※カクヨム様にも投稿しています。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
今日も誰かが飯を食いに来る。異世界スローライフ希望者の憂鬱。
KBT
ファンタジー
神の気まぐれで異世界転移した荻野遼ことリョウ。
神がお詫びにどんな能力もくれると言う中で、リョウが選んだのは戦闘能力皆無の探索能力と生活魔法だった。
現代日本の荒んだ社会に疲れたリョウは、この地で素材採取の仕事をしながら第二の人生をのんびりと歩もうと決めた。
スローライフ、1人の自由な暮らしに憧れていたリョウは目立たないように、優れた能力をひた隠しにしつつ、街から少し離れた森の中でひっそりと暮らしていた。
しかし、何故か飯時になるとやって来る者達がリョウにのんびりとした生活を許してくれないのだ。
これは地味に生きたいリョウと派手に生きている者達の異世界物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる