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お弁当とハクアの試験
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sideハクア
今日は学園の試験。
パパから友達を作って欲しいし、青春を謳歌して欲しいから学園に行って欲しいそうだ。
私はパパとママと血はつながってない。パパとママの子供だったらと思うことはいつもあったけど今は家族だからそれで十分。
本当のパパとママは分からない。いつ頃から閉じ込められ、挙げ句の果てに捨てられた。
それを拾ってくれたのはノーラ先生だ。
そして、これまでいろんな人に色んなことを教わって来た。
戦い方や歴史、さらには掃除の仕方など様々だ。
時には辛い時はあったが、みんなは優しくしてくれた。
だから、先生やパパ、ママのためにも頑張りたいと思う。
「受験票を見せてください。」
「はい!」
「第二教室に行ってください。」
「分かりました。」
私はここまでアニーと来ているが校舎内は私一人しか入れないのでここでお別れとなる。
「ハクア頑張ってね。」
「アニーありがとう。また、お昼ね。」
最初は筆記だ。
みんな、教科書みたいなものを見ている。
私にはそんなもの無いから少し心配になって来た。
「それでは筆記試験を始める。不正行為のないように。それでは、始め!」
最初は算術だ。
うっかりミスしないように気を付けないと。私は因数分解が苦手なので、あまり出て欲しくない。
ん?
あれ?
え?
7+31
これ、うっかりミスとかのレベルじゃない。
掛け算も二桁かける二桁が最高で、一桁かける一桁もあった。
少し、文章問題もあったけど簡単だ。
まだあと1時間あるけど終わっちゃった。
算術の試験は八十分だから二十分見直しを含め終わった。この時間何しよう。
お弁当の想像でもしようか、それとも夕飯の予想かな。
おそらく、夕飯はパパとママは私の好きなものを用意してくれるはずだ。
ずばり、オムライスだね。
それにデミグラスソースをかける。
多分これだと思う。
その後テストは続いたが、どれも簡単だった。
私はパパの作ったお弁当が気になってお昼時間になっですぐにアニーの元に行った。
テストの時間ずっとお弁当のことを考えていた。
「ハクアお疲れ様」
「アニー、お弁当食べよう!」
私はパパのお弁当を開くと中身はカニカマ入りの卵焼きに、タコさんの形してるウインナー、ドラゴン型のコロッケ、サラダが入っていた。
色々凝っているなぁ。
ご飯は四分の三がそぼろと卵で、残りが海苔で
「試験頑張れ!」
と書いていた。
「ヨシトさん凄いですね。」
「うん!パパは凄い!」
「テストの方はどうでした?」
「うーん正直簡単だった。算術なんて四則演算しかでなかったんだよ。」
「それは良かったですね。次も頑張ってね。」
「うん!」
その後私はデザートのゼリーを食べて次の試験会場へと向かった。
「では午後の実技の試験を始める。呼ばれものは前に来てくれ。」
呼ばれた人はなんか水晶に手をかざした後、的に向かって魔法を放っていた。
「受験番号463ハクア。前に来てくれ。」
「はい!」
私は呼ばれたので前に来た。
「では、手を水晶にかざしてくれ。」
私は水晶に手をかざすと。
パリンッ
水晶が割れてしまった。
「すまないがもう一度やってもらえないだろうか。」
もう一度やるが割れてしまった。
「では次に行ってくれ。」
何事もなく、試験官に次へと言われたが、他の受験者からは
「あれ落ちたんじゃない?」
とか聞こえて来る。私やっちゃったかもしれない。
その後的に向かって魔法を放つも的を破壊した。
「え?あの的を破壊?失礼しました。では次に行ってください。」
あれ?またやっちゃいました?
これはまだ大丈夫だと思うのですが、筆記が出来たので前向きにいきましょう。
「では次は実際に試験官と戦って貰う。」
居たのは以前パパの店に来た冒険者の人だった。
「次は受験番号463ハクア。」
「はい!」
私は壇上に登った。
「あれ?ヨシトさんの娘さんかぁ。久しぶりだな。俺のこと覚えるか?」
「はい!冒険者のおじさんですよね?」
「おう、覚えていてくれたか、じゃあ軽く手合わせしようか。」
まさかパパのお店の常連さんがここにいるなんて思わなかった。偶に王都のことなどを教えてくれていたから優しくおじさんだ。
「分かりました。」
「でははじめ!」
私はまずは様子を見ることにした。
エンドラさんとフェルさんから手合わせする時は相手の出方を伺い、相手の実力を完全に把握することが大切だと教わった。
殺し合い時は一瞬で仕留めろと言われた。
なので今回は様子見だ。
だいたいわかったのでギアを上げ仕留めにかかった。
「降参だ。嬢ちゃんには敵わねえ。」
「それって不合格ですか?」
「いや、これは満点だな。いや、俺に勝てる奴は満点以上だな。」
「あ、ありがとうございます!」
最後はいい結果でよかった。そして、アニーと共に家に帰った。
夕飯は予想通りオムライスだったが、ソースらデミグラスとホワイトの二種類だった。
やっぱりパパはメニューでも味でも私の予想の上をいく。
side学園長
「採点の結果を見せてくれるか?」
「え?はいわかりました。ですが実技だけですがよろしいですか?」
「もちろんだ。」
私は今日あった実技の結果を見せてもらった。
受験番号463ハクア
水晶不具合のため0/100
的を崩壊のため100/100
戦闘冒険者に勝ったため 200/100
なんだこの結果は最初の奴は試験官が水晶の不具合?そんな訳が無い。おそらく水晶が耐えきれず割れたのだろう。
「おい、水晶のやつこの受験者は満点にしてやれ。」
「え?でも、」
「あの水晶の測れる以上の魔力を持っている試験官はそんなことも知らなかったのか。」
翌日筆記の結果を見せてもらった。
受験番号463ハクア
算術100/100
歴史100/100
魔法学100/100
アンドリュー殿の言っていた通りか。主席はこの子だな。
「学園長、このハクアという平民はなんらかの不正をしております。そうでなきゃ、王国の才女と呼ばれる王女様より高い訳が無いです!この子を落として王女様を主席にするべきです!」
何をいうかと思ったらそんなことか。
くだらんな、その王女様でもおそらく実技の前半二つは贔屓目に見られて満点でも、実際の戦闘は経験不足で満点でないしな。
まあ、試験官はSSランク冒険者で少しきびしかったかもしれんがな。
「ならん、その子は不正など一切しておらん。それに証拠はあるのか?お主、ハクアの水晶の不具合で零点にしただろ?実際は水晶が割れるということは水晶が許容しきれない魔力をハクアが出し割れたのだ。逆に不正をしたのはお主ではないのか?」
「しかし、それでは国のメンツが」
「じゃあお主はあのアンジュ殿の父のアンドリュー殿に説明してくれるか?あと母のエリーザ殿にも。」
出来るものならして欲しい。あの方々は普段は優しいにも関わらずわざわざ怒らせるようなことをしたくない。
「そ、それは、でもやはり部外者じゃないですか?」
「他の先生方ももしそう思っておるならこの国は滅亡だな。」
「それはどういう意味ですかぁ!!」
「そうですぞ!学園長でも今の発言はゆるされませんぞ!それに吸血鬼にびびることはありません!」
本当にこいつらは馬鹿だな!
「では、説明してやろう。アンドリュー殿はただの吸血鬼ではない。そして、吸血鬼の弱点が効かない。いや多少効果はあるが大したことない。それにアンドリュー殿はハクアに入学試験を受けさせてくれと頼んだのだ。入れてくれと言っていない。そしておそらく主席合格だと事前に言っていた。」
「しかし、」
「まだ、分からんか。」
「ねぇ君たち僕らのハクアが不正したとか言いたいの?」
そこに圧倒的なオーラを持った者が現れその部屋は一瞬にして異様な空気に包まれた。
少し長くなりました。
更新が遅くなり申し訳ありません。誤字脱字がありましたらご報告お願いします。
今日は学園の試験。
パパから友達を作って欲しいし、青春を謳歌して欲しいから学園に行って欲しいそうだ。
私はパパとママと血はつながってない。パパとママの子供だったらと思うことはいつもあったけど今は家族だからそれで十分。
本当のパパとママは分からない。いつ頃から閉じ込められ、挙げ句の果てに捨てられた。
それを拾ってくれたのはノーラ先生だ。
そして、これまでいろんな人に色んなことを教わって来た。
戦い方や歴史、さらには掃除の仕方など様々だ。
時には辛い時はあったが、みんなは優しくしてくれた。
だから、先生やパパ、ママのためにも頑張りたいと思う。
「受験票を見せてください。」
「はい!」
「第二教室に行ってください。」
「分かりました。」
私はここまでアニーと来ているが校舎内は私一人しか入れないのでここでお別れとなる。
「ハクア頑張ってね。」
「アニーありがとう。また、お昼ね。」
最初は筆記だ。
みんな、教科書みたいなものを見ている。
私にはそんなもの無いから少し心配になって来た。
「それでは筆記試験を始める。不正行為のないように。それでは、始め!」
最初は算術だ。
うっかりミスしないように気を付けないと。私は因数分解が苦手なので、あまり出て欲しくない。
ん?
あれ?
え?
7+31
これ、うっかりミスとかのレベルじゃない。
掛け算も二桁かける二桁が最高で、一桁かける一桁もあった。
少し、文章問題もあったけど簡単だ。
まだあと1時間あるけど終わっちゃった。
算術の試験は八十分だから二十分見直しを含め終わった。この時間何しよう。
お弁当の想像でもしようか、それとも夕飯の予想かな。
おそらく、夕飯はパパとママは私の好きなものを用意してくれるはずだ。
ずばり、オムライスだね。
それにデミグラスソースをかける。
多分これだと思う。
その後テストは続いたが、どれも簡単だった。
私はパパの作ったお弁当が気になってお昼時間になっですぐにアニーの元に行った。
テストの時間ずっとお弁当のことを考えていた。
「ハクアお疲れ様」
「アニー、お弁当食べよう!」
私はパパのお弁当を開くと中身はカニカマ入りの卵焼きに、タコさんの形してるウインナー、ドラゴン型のコロッケ、サラダが入っていた。
色々凝っているなぁ。
ご飯は四分の三がそぼろと卵で、残りが海苔で
「試験頑張れ!」
と書いていた。
「ヨシトさん凄いですね。」
「うん!パパは凄い!」
「テストの方はどうでした?」
「うーん正直簡単だった。算術なんて四則演算しかでなかったんだよ。」
「それは良かったですね。次も頑張ってね。」
「うん!」
その後私はデザートのゼリーを食べて次の試験会場へと向かった。
「では午後の実技の試験を始める。呼ばれものは前に来てくれ。」
呼ばれた人はなんか水晶に手をかざした後、的に向かって魔法を放っていた。
「受験番号463ハクア。前に来てくれ。」
「はい!」
私は呼ばれたので前に来た。
「では、手を水晶にかざしてくれ。」
私は水晶に手をかざすと。
パリンッ
水晶が割れてしまった。
「すまないがもう一度やってもらえないだろうか。」
もう一度やるが割れてしまった。
「では次に行ってくれ。」
何事もなく、試験官に次へと言われたが、他の受験者からは
「あれ落ちたんじゃない?」
とか聞こえて来る。私やっちゃったかもしれない。
その後的に向かって魔法を放つも的を破壊した。
「え?あの的を破壊?失礼しました。では次に行ってください。」
あれ?またやっちゃいました?
これはまだ大丈夫だと思うのですが、筆記が出来たので前向きにいきましょう。
「では次は実際に試験官と戦って貰う。」
居たのは以前パパの店に来た冒険者の人だった。
「次は受験番号463ハクア。」
「はい!」
私は壇上に登った。
「あれ?ヨシトさんの娘さんかぁ。久しぶりだな。俺のこと覚えるか?」
「はい!冒険者のおじさんですよね?」
「おう、覚えていてくれたか、じゃあ軽く手合わせしようか。」
まさかパパのお店の常連さんがここにいるなんて思わなかった。偶に王都のことなどを教えてくれていたから優しくおじさんだ。
「分かりました。」
「でははじめ!」
私はまずは様子を見ることにした。
エンドラさんとフェルさんから手合わせする時は相手の出方を伺い、相手の実力を完全に把握することが大切だと教わった。
殺し合い時は一瞬で仕留めろと言われた。
なので今回は様子見だ。
だいたいわかったのでギアを上げ仕留めにかかった。
「降参だ。嬢ちゃんには敵わねえ。」
「それって不合格ですか?」
「いや、これは満点だな。いや、俺に勝てる奴は満点以上だな。」
「あ、ありがとうございます!」
最後はいい結果でよかった。そして、アニーと共に家に帰った。
夕飯は予想通りオムライスだったが、ソースらデミグラスとホワイトの二種類だった。
やっぱりパパはメニューでも味でも私の予想の上をいく。
side学園長
「採点の結果を見せてくれるか?」
「え?はいわかりました。ですが実技だけですがよろしいですか?」
「もちろんだ。」
私は今日あった実技の結果を見せてもらった。
受験番号463ハクア
水晶不具合のため0/100
的を崩壊のため100/100
戦闘冒険者に勝ったため 200/100
なんだこの結果は最初の奴は試験官が水晶の不具合?そんな訳が無い。おそらく水晶が耐えきれず割れたのだろう。
「おい、水晶のやつこの受験者は満点にしてやれ。」
「え?でも、」
「あの水晶の測れる以上の魔力を持っている試験官はそんなことも知らなかったのか。」
翌日筆記の結果を見せてもらった。
受験番号463ハクア
算術100/100
歴史100/100
魔法学100/100
アンドリュー殿の言っていた通りか。主席はこの子だな。
「学園長、このハクアという平民はなんらかの不正をしております。そうでなきゃ、王国の才女と呼ばれる王女様より高い訳が無いです!この子を落として王女様を主席にするべきです!」
何をいうかと思ったらそんなことか。
くだらんな、その王女様でもおそらく実技の前半二つは贔屓目に見られて満点でも、実際の戦闘は経験不足で満点でないしな。
まあ、試験官はSSランク冒険者で少しきびしかったかもしれんがな。
「ならん、その子は不正など一切しておらん。それに証拠はあるのか?お主、ハクアの水晶の不具合で零点にしただろ?実際は水晶が割れるということは水晶が許容しきれない魔力をハクアが出し割れたのだ。逆に不正をしたのはお主ではないのか?」
「しかし、それでは国のメンツが」
「じゃあお主はあのアンジュ殿の父のアンドリュー殿に説明してくれるか?あと母のエリーザ殿にも。」
出来るものならして欲しい。あの方々は普段は優しいにも関わらずわざわざ怒らせるようなことをしたくない。
「そ、それは、でもやはり部外者じゃないですか?」
「他の先生方ももしそう思っておるならこの国は滅亡だな。」
「それはどういう意味ですかぁ!!」
「そうですぞ!学園長でも今の発言はゆるされませんぞ!それに吸血鬼にびびることはありません!」
本当にこいつらは馬鹿だな!
「では、説明してやろう。アンドリュー殿はただの吸血鬼ではない。そして、吸血鬼の弱点が効かない。いや多少効果はあるが大したことない。それにアンドリュー殿はハクアに入学試験を受けさせてくれと頼んだのだ。入れてくれと言っていない。そしておそらく主席合格だと事前に言っていた。」
「しかし、」
「まだ、分からんか。」
「ねぇ君たち僕らのハクアが不正したとか言いたいの?」
そこに圧倒的なオーラを持った者が現れその部屋は一瞬にして異様な空気に包まれた。
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