異世界満腹亭 沢山の人?を料理で満足させます

佐原

文字の大きさ
上 下
22 / 34

王都へGO

しおりを挟む
今日から二週間ほどハクアと共に王都に行こうと思う。

アンドリューさんが土地を確保して、あとはノーラさんが家を建ててくれるそうだ。
意外にノーラさんは万能だ。

いや意外じゃ無いか。でも家を建てることもできるとは知らなかったけど。

夕方に着く予定なのでその時に一緒に転移してくるそうだ。

今日一緒に来るのはアンドリュー一家とハクアと俺と美麗だ。

フェルさん達は入学式前に来るそうだ。

王都までの行き方はアンドリューさん達と転移する。

俺以外みんな使えるそうだ。ハクアも使えるらしい。

なんか仲間外れ感がすごい。


そして、土地についた。

なかなか広いここをハクア一人で住むのか?それは掃除とか大変じゃないかな。

「ノーラ先生、お店みたいなキッチンはつけて下さい!」

とハクアが頼んでいた。簡単な料理は教えている。最近は朝食は美麗と一緒に作っていた。

「分かったよ。適当につくるね。」

と言って建てたのはめっちゃでかい屋敷だった。

まあ、予想はしてたよ。ノーラさんはハクアをかなり溺愛しているからハクアの言葉でころっといくからね。

「ノーラさん、ここの掃除大変だな。」

「ヨシト安心してくれ、常に綺麗な状態を保つ魔法をかけておいた!でも、一人はかわいそうだな。」

「それなら、私たちのメイドを一人紹介しましょう。少し待っていてください。」

と言いエリーザさんがどっか行った。

そしてすぐに戻って来た。

「彼女は最近、我が家のメイドを後輩に譲ってしまってフリーなのよ。」

「でもいいんですか?」

「ええ、私はまだまだ現役ですから。」

まあ、実際見た目は凄い若く見える。二十五歳ぐらいに見える。

「ではお願いします。俺はヨシトでこの子がハクアです。」

「私はメイドのアニーです。ハクア様よろしくお願い致します。」

「アニーさん、私のことはハクアと呼んでください。これから一緒に住むんですから。家族みたいなものですよ」

「え?、そういうことなら。ハクアよろしくね。」

「はい!よろしくです!」

いやぁハクアめっちゃいい子だわ。このメイドさんも思ったよりフレンドリーでハクアもやりやすいかもな。

みんなも凄い驚いてるしにやけてるから嬉しいんだろうなぁ。

俺たちはできた建物に入り、キッチンで夕食を作りをみんなで食べた。

その後、ノーラさんはハクアと訓練をし、アンドリュー一家はまた明日ここに来ると言って帰って行った。

俺はベットとかを買いみんなの部屋に置いて行った。俺が出来るのはショップで家具を買って置くことと料理くらいだからな。

ノーラさんは気がきくことにお風呂まで作ってくれた。

本当にありがたい。

「あの、ヨシトさん明日に料理を教えて頂きたいのですが」

「ええ、いいですよ。それと俺達には普通に話していいですから。仲良く行きましょう。」

「分かりました。では、明日からお願いします。」

「分かりました。」

その後ハクアの訓練も終わり、ノーラさんと少し飲んでから寝ることした。

試験は3日後なので、この家でダラダラしたいと思う。

あまり外に出たくない。みんながやらかしそうで怖いからな。



朝になり、もう既にアニーさんは起きていた。

今日は俺とアニーさんが朝食を作る。

「これはご飯と言って、線通りに水を入れてボタンを押すと炊けます。」

「次に、、」

と俺は毎朝ご飯と味噌汁を食べるので、その二つを簡単に説明した。

食料は味噌など以外はここで調達してもらうので、おかずとかは簡単なレシピをショップで買って渡した。


その後結局、家でダラダラして3日が経ちハクアの試験日となった。

この3日はアニーさんに料理教えたり、家具を揃えたりしていた。

外には一歩も出ていない!

ハクアは一回アニーさんと出たそうだ。

帰って来た時、つまらない顔をしていたのを覚えている。

よほど、面白くなかったのだろう。




ハクアの試験当日の朝、ハクアとアニーの弁当を朝一で作った。卵焼きにタコさんウインナー王道なものを入れた。あとは保温容器に味噌汁を持たせた。

食堂はあるそうだが、弁当の有無を聞いた際作ってと言ってくるので腕によりをかけ作った。ハクアの試験がこれで良くなればいいけど。

「ハクア、試験頑張れよ!アニーさんハクアのことお願いします。はい弁当。」

「ハクア頑張ってね。」

「パパ、ママ行ってきます!」

と言い、二人は学校に行っていった。

さて、俺たちは試験の終え帰ってくる二人のために、料理の準備をする。

ハクアの好きなオムライスを作る。

今日のソースはホワイトソースとデミグラスソースを作る。

その間、美麗はデザートを作る。

毎日、手伝っているうちに何品か作れるようになったので、今日はプリンを作るそうだ。

俺たちはハクアの帰りを美味しい料理を作って待っていよう。




少し短いですがここまで読んでいただきありがとうございます。これからしばらくハクアの話が中心となります。
誤字脱字がありましたらご報告お願いします。
しおりを挟む
感想 62

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢の去った後、残された物は

たぬまる
恋愛
公爵令嬢シルビアが誕生パーティーで断罪され追放される。 シルビアは喜び去って行き 残された者達に不幸が降り注ぐ 気分転換に短編を書いてみました。

兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?

志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。 そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄? え、なにをやってんの兄よ!? …‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。 今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。 ※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。

追放された薬師でしたが、特に気にもしていません 

志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、自身が所属していた冒険者パーティを追い出された薬師のメディ。 まぁ、どうでもいいので特に気にもせずに、会うつもりもないので別の国へ向かってしまった。 だが、密かに彼女を大事にしていた人たちの逆鱗に触れてしまったようであった‥‥‥ たまにやりたくなる短編。 ちょっと連載作品 「拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~」に登場している方が登場したりしますが、どうぞ読んでみてください。

もう、終わった話ですし

志位斗 茂家波
ファンタジー
一国が滅びた。 その知らせを聞いても、私には関係の無い事。 だってね、もう分っていたことなのよね‥‥‥ ‥‥‥たまにやりたくなる、ありきたりな婚約破棄ざまぁ(?)もの 少々物足りないような気がするので、気が向いたらオマケ書こうかな?

思わず呆れる婚約破棄

志位斗 茂家波
ファンタジー
ある国のとある夜会、その場にて、その国の王子が婚約破棄を言い渡した。 だがしかし、その内容がずさんというか、あまりにもひどいというか……呆れるしかない。 余りにもひどい内容に、思わず誰もが呆れてしまうのであった。 ……ネタバレのような気がする。しかし、良い紹介分が思いつかなかった。 よくあるざまぁ系婚約破棄物ですが、第3者視点よりお送りいたします。

側妃に追放された王太子

基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」 正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。 そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。 王の代理が側妃など異例の出来事だ。 「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」 王太子は息を吐いた。 「それが国のためなら」 貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。 無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

ある平民生徒のお話

よもぎ
ファンタジー
とある国立学園のサロンにて、王族と平民生徒は相対していた。 伝えられたのはとある平民生徒が死んだということ。その顛末。 それを黙って聞いていた平民生徒は訥々と語りだす――

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

処理中です...