異世界満腹亭 沢山の人?を料理で満足させます

佐原

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ミートドリアとハクアの学校

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夕方はミートドリアとサラダ、デザートにクレープを出す。

ミートドリアの材料

ミートソースの食材
タマネギ 
オリーブオイル
合いびき肉 
ホールトマト
ケチャップ 
ウスターソース 
塩コショウ 

ホワイトソースの食材
有塩バター 
薄力粉 
牛乳 
コンソメスープ
塩コショウ 
 
材料はこんな感じだ。あとご飯もターメリックを入れる。

それにホワイトソース、ミートソース、チーズをかけオーブンで焼けば出来上がりだ。

これに温泉卵をのせると、また美味しくなる。

さて、準備をしようかな。

この間は今日もイリーナさんとリーシュさんが残ってハクアを教えてくれている。

サレアさんは用事があるようなので、先に帰って行った。



さて準備が出来たので、開店しよう。

「美麗、開店だ。」

「はーい!」

まずは三人の分を作る。

ご飯に、ホワイトソースをかけチーズをまんべんなく散らし、ミートソースをかけてオーブンに入れ、焼く。

チーズに焼き目がついたら完成だ。

そして
俺は出来立てのドリアを三人の元へ運んだ。

「熱いので、気を付けて食べてください。では召し上がれ。」

ハクアは、ふーふーしながらゆっくり食べていた。

イリーさん達も火傷に気をつけながら食べていた。


その後いつもの二家族も来て、特盛りのドリアを作り、出した。

子供達ら熱いのにも関わらず、普通に食べていた。

フェルさん達に聞くと

「我達は熱さには強いのだ。」

と言われた。いや、それを聞きたかったわけじゃないがなぜか納得してしまう自分がいた。


チリンチリン

「いらっしゃい、アンドリューさんとエリーザさん、アンジュちゃん。」

「今日はハクアに私が教えるからな。ご飯を食べた後に教えよう。」

「ありがとうございます。さぁ空いてる席に座って下さい。ワインは赤でいいですか?」

「今日は私はいらない、妻と娘だけ頼む。」

「分かりました。」

アンドリューさんは今日ハクアに教えるため、お酒は控えてくれるようだ。

真剣に教えてくれるようで嬉しい。

ハクアの訓練?鍛錬?が終わった後に学校のことについて聞きたいと思う。

この中で人付き合いが一番あるのはアンドリューさんだと思うから。

イリーナさん達ら人とは合わないが、常識や言葉などや国の情勢なども知っていて教えることはできるが、人との関わりがないため、聞くに聞けないので、アンドリューさんに聞くことにした。

アンドリューさんはいち早くドリアを食べ終えハクアと共に訓練に向かった。


二時間後、ハクアとアンドリューさんは戻ってきた。

なんでも、ノーラさんがここにつくった空間でやっていたらしい。今度からフェルさん達もそっちでやってもらおう。

その後ハクアはお風呂に入って寝た。

結構疲れたらしい。

「ハクア、おやすみ。」

「パパ、ママ、おやすみなさい。」



ここから、俺はノーラさん、アンドリューさんと一緒に飲む。いつものことだが。

「アンドリューさん、ハクアを学校に通わせたいんだけど。」

「ああ、それなら二ヶ月後学園に入学出来るように手配済みだ。マステリア王国の首都にある学園の学園長と少し知り合いでな、頼んできた。」

え?もしかして、そういう計画なのか?

ノーラさん達に頼って正解だったな。

「ありがとうございます、これからもハクアのことお願いします。」

「もちろんだハクアは私たちの実の娘のようだからな」

「僕もハクアを立派なひとに育てるよ。」


その後、ハクアのことなどを話し、二人は帰って行った。

ちなみに美麗はエリーザさんとアンジュさんと共に飲んでいた。いや、美麗はジュースだけど。



side学園長

「学園長、久しぶりだ。」

え?なんでここにアンドリュー様が?

「どうかされたんですか?」

「少し頼みがあってな。」

「なんでしょうか。」

え?頼み?前もあったな、確か娘を学園に入れてくれと。もう十年ほど前だが、その時は大変だった。

なんせ、娘さんは美人だから多くの貴族が声をかけて、その度にボコボコにしていたからな。

それでついた名前は「絶望のアンジュ」

もう、絡んだ男は死にはしないがそれなりにプライドもろとも叩き潰され、その名がついた。変に絡んだら絶望を見せられると。

まあ、絡む方が悪かったがな。

それで今回はなんの頼みだろう。

きついものはやめて欲しい。

「一人、この学園に入学させて欲しいんだ。我の世話になってる人間の娘でな。」

それは、以前のアンジュ様みたいなことが起きるのではないか?

「その子とは?」

「私と妻そして、ノーライフキング、水の精霊、光の精霊、後はフェンリルとエンシェントドラゴンに色々教わってる子でな。ノーライフキングが拾ってきた子供なんだ。」

ん?んん?

ノーライフキングに精霊?対極に存在するもの同士じゃないか、それにフェンリル?エンシェントドラゴン?

それって相当危険人物ではないか?

「その子は、捨て子でな人間界では帰れぬの森とか呼ばれる森に捨てられていて、私も世話になってる人間が育ててるんだ。優しい少女だ。学園長お願いできるか?」

これは頼まれた時点で断ることはできない。
それにフェンリル、エンシェントドラゴン、ノーライフキング、精霊が後ろにいる。

もはや、もう答えは出ている。

「もちろん、大丈夫ですよ。二ヶ月後まっております。」

「おお!そうか、それは良かった、断られたら困っていたぞ。ノーライフキングのやつが催促されるからなそれに上位精霊たちにも言い出した手前、断ったら色々面倒だからな。」


精霊って上位精霊なのか。
それに断ったらこの国が危険にさらされていたかもしれないのか。

危なかった。とりあえず受けて良かった。

このことを陛下にお伝えしなくては。

はあ、また忙しくなるのぉ。

「ではこれで、また入学前に来るとしよう。学園長またな。」

と吸血鬼の始祖アンドリューは姿を消した。

さて、陛下のとこ行こうかな。


翌日

「陛下、お伝えしたいことが」

「お主がそういうとは何かあったのか?」

「ええ、吸血鬼の始祖が我が国の学園に一人の子供を入学させたいと、おっしゃってまして。」

「えっ?アンジュ殿みたいなのが来るのか?」

陛下それアンドリューどのに聞かれたら殺されますよ

「もしかしたら、それ以上かもしれません。しかし、優しい子というのはわかります。」

「それ以上とはどういうことだ?」

「ええ、アンドリュー殿がいうにはその子に教えているのはノーライフキング、上位精霊、さらにフェンリル、エンシェントドラゴンだそうです。」

「は?」

まあ、信じられませんよね。でも、アンドリュー殿は冗談とか言いませんし。

「それは本当か?」

「ええ、本当ですよ。なのでとりあえずその子の入学を認めましたが、よろしかったですか?」

「学園長、よくやってくれた。本当によくやってくれた。一体でもいたらこの国は滅ぶからな。」

この後、陛下とその子について少し対策を練ったあとまた、学園に戻った。





明日は神様が出てきます。ハクアの学園はもう少し後になります。今回は導入だけです。
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