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海鮮丼と精霊王
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最近、常々思う。
刺身を食べたい!
そう生魚を食べたいのだ。
そう思い、今日は海鮮丼を作る。
具材はマグロ、サーモン、イカ、タイ、いくら、エビ、ホタテ、エンガワ、カニ、タコをのせる。計十種だ。ウニとかものせてもいいが子供達が嫌いかもしれないので、俺が食うときだけのせようと思う。
あとはたら汁を作る。鱈とゴボウを入れる。出汁はたらから取る。
具材はシンプルだが、これで十分だ。具より、汁を味わって欲しい。
さて、魚をさば行こう。
魚を捌いている間、いつものように、ハクアには勉強に加え、少しお掃除を手伝ってもらった。
その後、フェルさん達が戦い方を教えている。
外でドガァーンとか不穏な音がしてるけど、まあ大丈夫だろう。
ハクアの声も聞こえてるし。
俺はその間しっかり準備をした。
デザートとして、苺大福を作った。これは俺の大好物の一つだ。酸味と甘味がいい感じにマッチして美味しい。
「美麗、開店してくれー」
「はーい。」
俺は準備を終わらせそ開店した。
チリンチリン
すぐにフェル一家とエンドラ一家とハクアが入ってきた。
「いらっしゃい、特盛りでいいかな?」
「うむ」「それで頼む。」
俺はいつも通り、特盛りのお椀に盛り付けた。
「おまちどうさま、この緑のやつは辛いから、好きな人だけつけてね。では、召し上がれ。」
ハクアはフェルさんの子供達とエンドラさんの娘さんと共に食べている。
ハクアはちなみに大盛りだ。あの子供達ほどではないが結構食べる。
フェルさんは山葵をつけすぎて涙目になっていて、少し面白かった。
チリンチリン
「いらっしゃい、イリーナさんとリーシュさん。今日ご友人と一緒ですか?」
「ええ、この方は精霊王のサレアです。」
うん、絶対偉い人だね。でも呼び捨てだからフレンドリーな感じな人なのかもしれないな。
「サレアです、宜しくお願いしますします。イリーナとリーシュから紹介されてこの店に来ました。」
「分かりました。こちらこそお願いします。さぁ、空いてる席に座ってください。」
「今日はとりあえず、普通のサイズでいいですか?」
「はい、それでお願いします。」
注文が入ったので、早速準備に取りかかった。
sideサリア
「サリア、ここの料理は全部絶品なんですよ!」
「リーシュ、それは以前のみたらし団子?でしたか、それで分かってますよ。」
以前、イリーナとリーシュが持ってきたみたらし団子はとても美味しかった。
これまで食べた甘味の中で群を抜く美味しさだった。
それから、ここの店に何度か行きたいと思っていましたが、都合があり来れず今日やっと来れたのです。
「でも、サリアはデザートしか食べてませんから、前のオムライスはとっても美味しかったですよ。」
「確かに、デミグラスソースが美味しかった。」
うっ、私が食べてない料理のことを楽しげに話して、話についていけません。
「ここって、フェンリルやエンシェントドラゴンとかが普通に来るの?」
来た時から、分かっていたが平然とフェンリルとエンシェントドラゴンが居た。
しかも家族で。ここが国だったら一大事ですよ。でも、子供達が美味しそうに食べている姿を見るとそんなことがどうでも良くなります。
「はい、あとは妖精女王、夜には吸血鬼の始祖、ノーライフキング、サキュバスもいました。」
「え?吸血鬼の始祖にノーライフキング!?いつも彷徨ってるあの!?」
「ああサリア、ノーラさんは散歩してるだけだそうですよ。夜は暇なそうです。」
え?散歩してる?
「本当に?」
「本当ですよ。」
「あの、ノーライフキングですよ?とんでもない魔力を持ってるあのノーライフキングですよ?」
「まあ、信じられないのも無理はないですけど、普通にいい人ですよ。あの、ハクアちゃんも捨てられたところを拾って来ましたし。」
信じられないけど、あの白い毛だから捨てられたのか、その子を拾ってあげるとは優しいな。
「はい、おまちどうさまです。この醤油と言うのをかけて食べてください。あとこの緑の山葵は辛いですからお好みで付けてください。では召し上がれ。」
運ばれてきたのは、とても綺麗なものだった。料理であることを忘れるくらいだ。
私は醤油をかけ、最初は山葵をかけずにオレンジのものから食べた。
これは生魚だけど、すごく美味しい。トロッとした味わいで、少し香ばしい。
その他のもそれぞれ特徴があってすごく美味しい。
私は山葵をつけて食べてみることにした。
パクッ
うっ鼻がツーンとする
でもこれはこれで美味しいですね。
横を見るとリーシュが涙目になってます。
それは山葵をかけすぎですよ。
スープも美味しい。魚をすごく感じます。体が温まります。
「そろそろデザート頼みますか。サリアとイリーナいい?」
「はい。」「私も大丈夫です。」
と出されたの白い丸いものだった。
割ってみると中は赤いものと黒いのものが入ってました。
最初は半信半疑でしが、食べてみるとモチモチ感と甘味さらに酸味が加わりとても美味しかったです。
その後妖精達もきて、この苺大福を堪能してました。
「じゃあ三人で6000でお願いします。」
魔力をチャージし、
私たちは苺大福を二十個ほどをお持ち帰りして、この店を出ました。
イリーナとリーシュに言われてきてみましたが、想像以上でした。
海鮮丼に苺大福、とても美味しかったです。
また、時間のある日に来たいと思います。
刺身を食べたい!
そう生魚を食べたいのだ。
そう思い、今日は海鮮丼を作る。
具材はマグロ、サーモン、イカ、タイ、いくら、エビ、ホタテ、エンガワ、カニ、タコをのせる。計十種だ。ウニとかものせてもいいが子供達が嫌いかもしれないので、俺が食うときだけのせようと思う。
あとはたら汁を作る。鱈とゴボウを入れる。出汁はたらから取る。
具材はシンプルだが、これで十分だ。具より、汁を味わって欲しい。
さて、魚をさば行こう。
魚を捌いている間、いつものように、ハクアには勉強に加え、少しお掃除を手伝ってもらった。
その後、フェルさん達が戦い方を教えている。
外でドガァーンとか不穏な音がしてるけど、まあ大丈夫だろう。
ハクアの声も聞こえてるし。
俺はその間しっかり準備をした。
デザートとして、苺大福を作った。これは俺の大好物の一つだ。酸味と甘味がいい感じにマッチして美味しい。
「美麗、開店してくれー」
「はーい。」
俺は準備を終わらせそ開店した。
チリンチリン
すぐにフェル一家とエンドラ一家とハクアが入ってきた。
「いらっしゃい、特盛りでいいかな?」
「うむ」「それで頼む。」
俺はいつも通り、特盛りのお椀に盛り付けた。
「おまちどうさま、この緑のやつは辛いから、好きな人だけつけてね。では、召し上がれ。」
ハクアはフェルさんの子供達とエンドラさんの娘さんと共に食べている。
ハクアはちなみに大盛りだ。あの子供達ほどではないが結構食べる。
フェルさんは山葵をつけすぎて涙目になっていて、少し面白かった。
チリンチリン
「いらっしゃい、イリーナさんとリーシュさん。今日ご友人と一緒ですか?」
「ええ、この方は精霊王のサレアです。」
うん、絶対偉い人だね。でも呼び捨てだからフレンドリーな感じな人なのかもしれないな。
「サレアです、宜しくお願いしますします。イリーナとリーシュから紹介されてこの店に来ました。」
「分かりました。こちらこそお願いします。さぁ、空いてる席に座ってください。」
「今日はとりあえず、普通のサイズでいいですか?」
「はい、それでお願いします。」
注文が入ったので、早速準備に取りかかった。
sideサリア
「サリア、ここの料理は全部絶品なんですよ!」
「リーシュ、それは以前のみたらし団子?でしたか、それで分かってますよ。」
以前、イリーナとリーシュが持ってきたみたらし団子はとても美味しかった。
これまで食べた甘味の中で群を抜く美味しさだった。
それから、ここの店に何度か行きたいと思っていましたが、都合があり来れず今日やっと来れたのです。
「でも、サリアはデザートしか食べてませんから、前のオムライスはとっても美味しかったですよ。」
「確かに、デミグラスソースが美味しかった。」
うっ、私が食べてない料理のことを楽しげに話して、話についていけません。
「ここって、フェンリルやエンシェントドラゴンとかが普通に来るの?」
来た時から、分かっていたが平然とフェンリルとエンシェントドラゴンが居た。
しかも家族で。ここが国だったら一大事ですよ。でも、子供達が美味しそうに食べている姿を見るとそんなことがどうでも良くなります。
「はい、あとは妖精女王、夜には吸血鬼の始祖、ノーライフキング、サキュバスもいました。」
「え?吸血鬼の始祖にノーライフキング!?いつも彷徨ってるあの!?」
「ああサリア、ノーラさんは散歩してるだけだそうですよ。夜は暇なそうです。」
え?散歩してる?
「本当に?」
「本当ですよ。」
「あの、ノーライフキングですよ?とんでもない魔力を持ってるあのノーライフキングですよ?」
「まあ、信じられないのも無理はないですけど、普通にいい人ですよ。あの、ハクアちゃんも捨てられたところを拾って来ましたし。」
信じられないけど、あの白い毛だから捨てられたのか、その子を拾ってあげるとは優しいな。
「はい、おまちどうさまです。この醤油と言うのをかけて食べてください。あとこの緑の山葵は辛いですからお好みで付けてください。では召し上がれ。」
運ばれてきたのは、とても綺麗なものだった。料理であることを忘れるくらいだ。
私は醤油をかけ、最初は山葵をかけずにオレンジのものから食べた。
これは生魚だけど、すごく美味しい。トロッとした味わいで、少し香ばしい。
その他のもそれぞれ特徴があってすごく美味しい。
私は山葵をつけて食べてみることにした。
パクッ
うっ鼻がツーンとする
でもこれはこれで美味しいですね。
横を見るとリーシュが涙目になってます。
それは山葵をかけすぎですよ。
スープも美味しい。魚をすごく感じます。体が温まります。
「そろそろデザート頼みますか。サリアとイリーナいい?」
「はい。」「私も大丈夫です。」
と出されたの白い丸いものだった。
割ってみると中は赤いものと黒いのものが入ってました。
最初は半信半疑でしが、食べてみるとモチモチ感と甘味さらに酸味が加わりとても美味しかったです。
その後妖精達もきて、この苺大福を堪能してました。
「じゃあ三人で6000でお願いします。」
魔力をチャージし、
私たちは苺大福を二十個ほどをお持ち帰りして、この店を出ました。
イリーナとリーシュに言われてきてみましたが、想像以上でした。
海鮮丼に苺大福、とても美味しかったです。
また、時間のある日に来たいと思います。
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