異世界満腹亭 沢山の人?を料理で満足させます

佐原

文字の大きさ
上 下
12 / 34

サンドイッチとハクア

しおりを挟む
昨日ハクアが来て、常連の方々が色々手伝ってくれることなった。

今俺たちは朝食をとっている、ご飯、味噌汁、漬物、魚だ。

この後、俺は仕込みをするわけだがハクアは暇になるので計算ドリル~異世界バージョン~を買いやってもらうことにした。


「ハクア、これをやっていてくれ終わったらほんを読んでいいぞ。分からないところがあったら聞いてくれ。」

簡単な計算ぐらいできるから。

今日作るのはサンドイッチだ。

卵、ツナ、ハムレタス、カツなど色々作る。そして、たくさん作る。

あのふた家族は相当食べるから。

それに妖精さん達ようにフルーツサンドも作った。

これにサラダとコンソメスープも作る。

コンソメスープは昨日のうちに作ったので、サンドイッチを作るだけだ。

パンは今、焼いている。

昨日のうちに発酵させておき、焼くだけの状態にしておいた。

焼き上がるまでに、具材の準備だ。

卵を茹でて潰し、ツナに味をつけ、野菜、ハムを切り、カツをあげるまでにした。

フルーツサンドの方は生クリームと苺をベースにした。

ハクアも頑張っているようだ。

「さて、そろそろ開店しようか。美麗。」

「はーい。」




チリンチリン

「いらっしゃい。」

「ヨシト、ん?あの子は?」

「昨日、ノーラさんが連れてきて預かることになったんだけど、フェルさんとエルドラさんがよかったら、あの子に戦い方を教えてもらえませんか?魔法は多分ノーラさん達が教えると思うんで、近接の方を。」

「うむ、良いぞ。子供達も年齢の近い友達も欲しいと思うからな。」

「俺もいいぞ、そうだな二日に一回、フェンリルと交互に昼より早め来て教えることにしよう。早朝は狩りをしてるからそれが終わってからだな。」

「うむ、そうだな。」

俺たちが話していだが、子供達を見るとみんなもう打ち解けて居るみたいだ。

「この子すごい可愛い、自分の子にしたいわ。」

「フェルママさん卑怯ですよ。」

「ママ達ダメ!この子は私の子なの!」

「あら、美麗ちゃんがそう言うのなら身を引こうかしら。」

「美麗がお母さんか。」

となんかママさん達はやっているが気にしない。

結局明日から来てくれることになった。

朝に狩りをしているのは意外だった。

その後いつもだらだらしていたそうだ。

サンドイッチをたくさん食べて帰っていった。いつも通りいい食べっぷりだった。


チリンチリン
「いらっしゃい、空いてる席にどうぞ。」

妖精さんと精霊さん達が来た。

「ヨシトさん、この後ハクアちゃんに教えていい?」

「ええ構いませんよ、お願いします。あと、朝はフェルさんとエンドラさんが教えてくれることになったので、できれば一般常識を教えていただきたいです。」

「そのつもりよ。ノーラさん達はそんなこと教えれないからね。昨日話し合って決めたのよ。おそらく、フェンリル達は近接戦闘を教えるからとノーラさんが予想していたしね。」

ノーラさん流石だ。

それに、ハクアのために話をしていてくれたんだ。

「今日はどうしますか?ティーナさん達にはフルーツサンドイッチありますけど。」

「「「それ!!」」」

「分かりました。イリーナさん達も同じような感じでいいですか?」

「ええ、お願いするわ。」


俺は準備してあったサンドイッチをさらに盛り、運んだ。

ついでにハクアの分もだ。

「ハクアーご飯だぞー。」

「ヤッタァ!」

「イリーナさん一緒にしてもいいですか?」

「ええ、もちろんよ。」





「ハクアちゃんお勉強楽しい?」

「出来る様になるの嬉しいし、勉強できるようになって、パパとママのお手伝いしたいから!」

え?そんなこと思っていたのか?

嬉しいなあ。

横にいる美麗も嬉しそうだ。

でも俺としては学校行ったりして、友達と青春を楽しんで欲しいと思ってる。

でもこの世界に、果たして学校というもの画あるも分からないし。

今度、みんなに相談だな。



「ヨシトさんご馳走でした。お持ち帰りできますか?」

「ええ、できますよ。幾つか見繕いますね。」

と言って厨房に行き、サンドイッチをバスケットに入れた。

「三人で5000ですね。」

妖精さん達は魔力をチャージして帰っていった。

イリーナさんとリーシュさんはハクアのために残ってくれた。

そのあと、俺たちが掃除と仕込みをしている間に二人はハクアにつきっきりで色々教えてくれていた。

俺は、おやつをと思ってパンケーキを作って出した。

「おやつです、みんな食べてください。あと、イリーナさんとリーシュさん夜はご馳走しますので、帰らないでくださいね。」

「え?いいの?」

「リーシュさんもちろんですよ。ハクアのことに色々教えてもらってますからね。」

「ではご馳走になります!」

さて、俺も夜の仕込みを始めますか。
みんなにも美味しいものを食べてもらいたいしな。


その後、ハクアは休憩を挟みながら、イリーナさん達に勉強を開店する前まで教えてもらっていた。

嫌とか言わず、しっかり頑張ってくれてるようで嬉しいなぁ。

俺ならすぐに投げたしそうなのに。

立派な人間に育って欲しいなぁ。
しおりを挟む
感想 62

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢の去った後、残された物は

たぬまる
恋愛
公爵令嬢シルビアが誕生パーティーで断罪され追放される。 シルビアは喜び去って行き 残された者達に不幸が降り注ぐ 気分転換に短編を書いてみました。

もう、終わった話ですし

志位斗 茂家波
ファンタジー
一国が滅びた。 その知らせを聞いても、私には関係の無い事。 だってね、もう分っていたことなのよね‥‥‥ ‥‥‥たまにやりたくなる、ありきたりな婚約破棄ざまぁ(?)もの 少々物足りないような気がするので、気が向いたらオマケ書こうかな?

王家も我が家を馬鹿にしてますわよね

章槻雅希
ファンタジー
 よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。 『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので

sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。 早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。 なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。 ※魔法と剣の世界です。 ※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

愛されない皇妃~最強の母になります!~

椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』 やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。 夫も子どもも――そして、皇妃の地位。 最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。 けれど、そこからが問題だ。 皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。 そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど…… 皇帝一家を倒した大魔女。 大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!? ※表紙は作成者様からお借りしてます。 ※他サイト様に掲載しております。

ある平民生徒のお話

よもぎ
ファンタジー
とある国立学園のサロンにて、王族と平民生徒は相対していた。 伝えられたのはとある平民生徒が死んだということ。その顛末。 それを黙って聞いていた平民生徒は訥々と語りだす――

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

傍観している方が面白いのになぁ。

志位斗 茂家波
ファンタジー
「エデワール・ミッシャ令嬢!貴方にはさまざな罪があり、この場での婚約破棄と国外追放を言い渡す!」 とある夜会の中で引き起こされた婚約破棄。 その彼らの様子はまるで…… 「茶番というか、喜劇ですね兄さま」 「うん、周囲が皆呆れたような目で見ているからな」  思わず漏らしたその感想は、周囲も一致しているようであった。 これは、そんな馬鹿馬鹿しい婚約破棄現場での、傍観者的な立場で見ていた者たちの語りである。 「帰らずの森のある騒動記」という連載作品に乗っている兄妹でもあります。

処理中です...