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卵がゆと獣人の子
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「エリーザさん、今日はデミグラスオムライスですけど、軽めにしますか?その分、つまめるものを持ってきますので。」
「では、それでお願いします。ワインはありますか?」
「ありますが、あまり期待しないでくださいね。赤で良いですか?白もありますが。」
「私は赤で。」「私も!」
「私は白で」「私も白でお願いします。」
「分かりました、エリーザさんとシュナさんが赤ワイン、イリーナさんとリーシュさんが白ワインですね。すぐにお持ちしますね。」
と言い以前に魔力一万ほどで買ったものを美麗に持っていって貰った。
この店にはワインなどを保存できるとこも地下に完備してあるのでしっかり保存してある。
次に俺はオムライスとポテト、ソーセージを焼いたりした。
サラダとスープもしっかり作った。
「お待ちどうさまです、ワインどうです?」
「ええ、とても美味しいですよ。」
それは良かった。高いやつは百万とか普通に越えるからな。
俺は高いものと安いものの違いは分かるが、たくさん飲める方がいいと思ってしまう。
そして、オムライスなどを出した。
「エリちゃん!美味しいよ。」
「そうですね、ここの料理は本当に美味しいです。」
普段、シュナさんはエリーザさんのことをエリちゃんと呼んでいるのか。
「これもパリッとして美味しいですね。」
「肉汁がジュワッと出てきます。」
自家製ソーセージも好評だ。
チリンチリン
「いらっしゃい、ノーラさんとアンドリューさん。ん?ノーラさんの娘さんですか?」
「そんなわけないでしょう。いたとしても骨ですから。」
「ですよねー、乗ってくれてありがとうございます。」
ハッハハハ
「散歩していたら見つけて、この子はどうやら捨てられていたみたいです。」
やはり、そんなことかと思ったよ。
「いやぁ、今日は遠くまで散歩に行っていましてね、この子を見つけたんですよ。おそらく森の手前ぐらいですかね。」
「ノーライフキングよ、お主そんなところにまで散歩に行っていたのか。」
「よく見ると、獣人?ですかね?尻尾もありますし。」
少し汚いから美麗にお風呂に入れてもらうか。
「美麗この子をお風呂に入れてくれる?」
おそらく女の子だからな。それに俺が入れるわけにはいかないし。
「分かりました。」
「じゃあお二人も座ってください、あっエリーザさん達注文あったら言ってくださいね」
と言うとエリーザさん達はソーセージにハマったらしくそれを多く注文した。
アンドリューさんとノーラさんにはいつものように枝豆にタコワサ、冷奴、焼き鳥を出した。
それに加え、ソーセージ、ポテトと軟骨の唐揚げも作った。
俺はみんなに料理を出し終えると、美麗と獣人の子がシャワーを浴びて帰ってきた。
シャワーの前にショップでこの子に会う服を買って着て貰った。
「名前を教えてくれる?」
「ないの。」
と美麗を見ると頷いている。
「とりあえず、卵がゆを作るから待っててね。」
と言って、身体に優しい卵がゆを作る。
栄養もつけて欲しいので鶏肉も小さくして入れた。
「熱いから、気をつけて食べるんだよ。」
と言うと、横で美麗がフーフーしながら食べさせてあげていた。
こんな一面もあるんだな。
食べ終わったあとに少し話を聞くことにした。
「お父さんとかいるのかな?」
「いないと思う。知らない人に森においてかれた。」
そこで、ノーラさんに呼ばれたのでそこに行った。
「ヨシト、多分あの子は毛の色で捨てられたと思うんだ。普通、獣人の毛色は黒とか茶色とかなんだ。」
なるほどな、あの子の毛色は白色だもんな。しかも純白だ。
「まあ、僕たちはそんなくだらないことで差別とかはしないけどね。」
「毛色がなんだって言うんだ。そんなことで差別するのかと思うと苛立つな。」
とそこにエリーザさん達も来た。
「ええ、あの子を大切にしてあげてね。」
「可哀想だよ。」
うん?これは俺が育てることになるようだ。まあ、構わないけどな。
でも、この世界のことを教えれないからどうすればよいかを悩んでいるとノーラさんが声をかけてきた。
「ヨシト、僕たちがあの子に色々教えてあげるから、ヨシトは料理とか家事とか生活の仕方を教えてあげてくれないかな?」
「いいのか?」
「いいよ、僕が拾ってきたもん。でも、僕は夜だけだけどね。」
「それなら昼は私が教えましょう。」
「イリーナさんいいの?」
「ええ、もちろんよ。精霊は子供が好きだからね。」
「ありがとう。じゃあ、あの子に言ってみるよ。」
「まずは名前をつけていいかな?」
「うん!」
白色だからなぁ
「白愛、ハクアでどう?」
「うん!私、ハクア!ありがとうパパ!」
パパか、うん悪くないな。
「じゃあもう遅いから、美麗、ハクアを寝かしてくれるか?」
「分かったよ。」
「皆さんこれからお願いしますね。俺は俗世に疎いものですから」
ハクアが寝室に行った後にノーラさんをはじめとするみんなにお願いした。数学くらいならこの世界でも役に立つかな。
「ええ、みんなローテーションで教えることになったわ。夜はノーライフキングと私と夫のアンドリューとシュナ、昼はイリーナさん達が担当してくれるそうですよ。」
「ありがとうございます。」
その後みんなで飲み、店を閉めた。
この先、ハクアの物語なども出てきますのでご期待ください
「では、それでお願いします。ワインはありますか?」
「ありますが、あまり期待しないでくださいね。赤で良いですか?白もありますが。」
「私は赤で。」「私も!」
「私は白で」「私も白でお願いします。」
「分かりました、エリーザさんとシュナさんが赤ワイン、イリーナさんとリーシュさんが白ワインですね。すぐにお持ちしますね。」
と言い以前に魔力一万ほどで買ったものを美麗に持っていって貰った。
この店にはワインなどを保存できるとこも地下に完備してあるのでしっかり保存してある。
次に俺はオムライスとポテト、ソーセージを焼いたりした。
サラダとスープもしっかり作った。
「お待ちどうさまです、ワインどうです?」
「ええ、とても美味しいですよ。」
それは良かった。高いやつは百万とか普通に越えるからな。
俺は高いものと安いものの違いは分かるが、たくさん飲める方がいいと思ってしまう。
そして、オムライスなどを出した。
「エリちゃん!美味しいよ。」
「そうですね、ここの料理は本当に美味しいです。」
普段、シュナさんはエリーザさんのことをエリちゃんと呼んでいるのか。
「これもパリッとして美味しいですね。」
「肉汁がジュワッと出てきます。」
自家製ソーセージも好評だ。
チリンチリン
「いらっしゃい、ノーラさんとアンドリューさん。ん?ノーラさんの娘さんですか?」
「そんなわけないでしょう。いたとしても骨ですから。」
「ですよねー、乗ってくれてありがとうございます。」
ハッハハハ
「散歩していたら見つけて、この子はどうやら捨てられていたみたいです。」
やはり、そんなことかと思ったよ。
「いやぁ、今日は遠くまで散歩に行っていましてね、この子を見つけたんですよ。おそらく森の手前ぐらいですかね。」
「ノーライフキングよ、お主そんなところにまで散歩に行っていたのか。」
「よく見ると、獣人?ですかね?尻尾もありますし。」
少し汚いから美麗にお風呂に入れてもらうか。
「美麗この子をお風呂に入れてくれる?」
おそらく女の子だからな。それに俺が入れるわけにはいかないし。
「分かりました。」
「じゃあお二人も座ってください、あっエリーザさん達注文あったら言ってくださいね」
と言うとエリーザさん達はソーセージにハマったらしくそれを多く注文した。
アンドリューさんとノーラさんにはいつものように枝豆にタコワサ、冷奴、焼き鳥を出した。
それに加え、ソーセージ、ポテトと軟骨の唐揚げも作った。
俺はみんなに料理を出し終えると、美麗と獣人の子がシャワーを浴びて帰ってきた。
シャワーの前にショップでこの子に会う服を買って着て貰った。
「名前を教えてくれる?」
「ないの。」
と美麗を見ると頷いている。
「とりあえず、卵がゆを作るから待っててね。」
と言って、身体に優しい卵がゆを作る。
栄養もつけて欲しいので鶏肉も小さくして入れた。
「熱いから、気をつけて食べるんだよ。」
と言うと、横で美麗がフーフーしながら食べさせてあげていた。
こんな一面もあるんだな。
食べ終わったあとに少し話を聞くことにした。
「お父さんとかいるのかな?」
「いないと思う。知らない人に森においてかれた。」
そこで、ノーラさんに呼ばれたのでそこに行った。
「ヨシト、多分あの子は毛の色で捨てられたと思うんだ。普通、獣人の毛色は黒とか茶色とかなんだ。」
なるほどな、あの子の毛色は白色だもんな。しかも純白だ。
「まあ、僕たちはそんなくだらないことで差別とかはしないけどね。」
「毛色がなんだって言うんだ。そんなことで差別するのかと思うと苛立つな。」
とそこにエリーザさん達も来た。
「ええ、あの子を大切にしてあげてね。」
「可哀想だよ。」
うん?これは俺が育てることになるようだ。まあ、構わないけどな。
でも、この世界のことを教えれないからどうすればよいかを悩んでいるとノーラさんが声をかけてきた。
「ヨシト、僕たちがあの子に色々教えてあげるから、ヨシトは料理とか家事とか生活の仕方を教えてあげてくれないかな?」
「いいのか?」
「いいよ、僕が拾ってきたもん。でも、僕は夜だけだけどね。」
「それなら昼は私が教えましょう。」
「イリーナさんいいの?」
「ええ、もちろんよ。精霊は子供が好きだからね。」
「ありがとう。じゃあ、あの子に言ってみるよ。」
「まずは名前をつけていいかな?」
「うん!」
白色だからなぁ
「白愛、ハクアでどう?」
「うん!私、ハクア!ありがとうパパ!」
パパか、うん悪くないな。
「じゃあもう遅いから、美麗、ハクアを寝かしてくれるか?」
「分かったよ。」
「皆さんこれからお願いしますね。俺は俗世に疎いものですから」
ハクアが寝室に行った後にノーラさんをはじめとするみんなにお願いした。数学くらいならこの世界でも役に立つかな。
「ええ、みんなローテーションで教えることになったわ。夜はノーライフキングと私と夫のアンドリューとシュナ、昼はイリーナさん達が担当してくれるそうですよ。」
「ありがとうございます。」
その後みんなで飲み、店を閉めた。
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