異世界満腹亭 沢山の人？を料理で満足させます

転移した料理人

ん？ここはどこだ？

あれ？俺は死んだじゃないのか？


そう俺は今日、火の不始末で自分の店を燃やしその中で死んだはずだった。

俺の店はそれなりに有名店だった。なんでも作れるため、居酒屋みたいだったけど、昼にはランチ営業もやっていた。と考えていると、誰かが話しかけてきた。


「ねぇあなた」

ん？俺か？っていうかこの人誰だよ。スゲー美人さんだな。外人かな？

「そうあなたよ。あなた、別の世界に転移して欲しいのよ。」

考えてること読まれた！って俺のことですか。って何を言ってんだ！？

「俺は死んだんじゃ、」

「ええ、あなたは確かに火事による一酸化炭素中毒で亡くなりました。そして、異世界に転移して頂きたい理由ですが、特にないです。」

「え？特にない？」

「そうです。では特典を決めましょう。」

「本当に理由ないんですか？この世界を救って欲しいとか、技術を発展させて欲しいとか。」

「ないですよ。まあ強いて言えばあなたの魂を異世界に転移させてその世界を調節したいのですが、理由としては難しいので省きます。」

そうですか、それならいいです。

気楽に生活できそうだな。料理をまだやっていたかったけど。そのうち出来るだろう。ひっそりとやりたいなぁ。

「では、特典ですがまだ料理人を続けたいとのことなので、まずはショップです。具材がないと始まらないので、一応対価は魔力としときます。あとは店もこちらで準備しましょう。性能については後ほどご自分で確かめてください。後は欲しいものはありますか？」

「えーとあちらの世界はどのような世界ですか？」

「魔物とか魔法とか剣とかの世界です。」

めちゃくちゃ危険じゃねえーか。それ俺すぐ死んでしまいそうなんだけど。

「店からでなければ大丈夫ですが、外に出ると思うので、超再生もつけときましょう。」

また、読まれたよ。まあ気にしないでいこう。超再生はありがたいな、でも痛いの嫌だな。

「分かりました、痛覚無効も足しときます。」

「ありがとうございます。あのー転移されるところですが、人があまりいないとこって出来ますか？」

「ええ、出来ますよ。では、そろそろ転移しますよ。最後に私たち神々も良利(よしと)さんのお店に行くので待っていてください。」　

え？神？それに店に来る？いきなりそんなことを言われてもー。神様ありがとうございましたーご来店待ちしております。



と俺は転移してきたわけだが、ここはあたり一面木々しかないぞ？後近くに湖。

店を建てるにはちょうどいいけど。ってもうだってるよ。

？店の名前は「満腹亭」かぁ前と同じだけどいいか。

とりあえず中に入るか。

これは生前とほぼ一緒か、なら使いやすいなぁ。良かった。

後は俺のスキル？だけどどうやって使うんだ？


「おっ」

目の前になんか出たぞ


ヨシト　　

人族　18歳

HP 1000000
MP 50000

〈ジョブ〉
料理人　Lv342

〈エクストラスキル〉
ショップ
神託受託

〈ユニークスキル〉
超再生　
料理の探求者
看破(食材のみ)
痛覚無効
刃物の扱い極
手際◎
超健康
アイテムボックス

〈スキル〉
掃除


え？18歳？若返ったよ。俺前の世界でアラフォーだったのに。

それにもらったスキル意外にも沢山あったな。

料理の探求者はなんか嬉しいな。料理しか好きなことなく、美味しいものを求め続けたからなぁ。

看破は食材だけか、まあ恐らく前世の目利きが良かったんだろう。

刃物は包丁だな後はピーラーかな？

掃除は毎日やってたからなあ。

手際はそりゃ料理は手際の良さが大事だ。一瞬一瞬を見逃したからダメだ。その一瞬で料理は大きく変わる。美味くにもなるし、不味くにもなる。



ピコン

『神託
ヨシト転移できたと思います。店は気に入りました？店のことを説明するとこの店内では殺傷はおろか武器も効果を無くします。そしては火事や食中毒も起こらないようにしてあります。あと、店の周辺は結界で囲んであります。店を出なければ安全です。
アイテムボックス送りました。この中では時間が止まってるので食材が腐ることはありません。有効活用してください。
一週間後、友達と満腹亭を訪れます。貸し切りでお願いします。
創造神より。私は甘いものが好きなので準備の方お願いします。あとワインも。』

え？あの女の人って創造神だったの？すごい人だったんだなぁ。

さて、俺も仕込みを始めるかな明日来るかもしれないし

ショップを使おう

『魔力をチャージしてください。』

じゃあ三万ほどチャージ。

うっ、魔力を一気に消費するとクラクラするな。寝る時にするべきだな。

さて、米を30キロと調味料各種を買った。一応、以前使っていたものだったびっくりした。あとは食材を少し買うと魔力を使い果たした。

相場と同じぐらいだ。魔力1=1円みたいなものだった。

先程レジを見ると、魔力を値段にするそうだ。魔力が少ない人は魔石？というのもでもいいそうだ。便利だな。

今日はご飯とえのき味噌汁、卵焼き、焼鮭だ。

もう夕方なので、これを食べて風呂に入り今日は寝たいと思う。

寝る前に魔力をチャージすることは忘れない。その前に目覚まし時計も買った。朝から仕込みをしないといけないからな。

今日は色々あって疲れたからよく眠れる気がする。

魔力を限界までチャージすると意識を手放した。