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家族団欒と思っているのはみんなだけさ。俺はちょっくら旅に行きます
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結局、グリード家が俺の部屋にぞろぞろと入ってきて各々好きなところに座り始めた。
流石に俺に悪いと思ったのか皆んなが色々な準備をしてくれている。俺に悪いと思っているならできれば一人にして欲しいところだ。
そして俺以外にも苦労しているやつが居る。俺の隣で肉、海鮮、野菜を切っている奴だ。
「殿下、手がもげます。手伝って下さい。」
まあ、頑張りたまえ。俺は俺の仕事をやらなくては
「って!お願いしますよ!!目を逸らさないで!!」
と言っているのは俺たち王族の専属料理長だ。
彼は柔軟な思考の持ち主で王族である俺だろうが平民だろうが料理のことならば身分など気にしないある意味変わっている人だ。
略して変人。ちなみにこの料理長は子爵家出身らしいが料理に取り憑かれてしまい今みたいにたくさん具材を切らされる目に遭っている。
可哀想に。ちなみに俺は焼肉焼くためにわざわざホットプレートを用意している。まぁこれは魔法でちょちょいなので料理長よりマジだろう。
だって今から料理長はここに滞在して足りなくなったら再び具材を切らないといけないとういつ終わるか分からない仕事が待っているからな。
ブラック万歳!!
ある程度、準備が出来ると全員が席について各々肉を焼き始める。グループは女グループ、男グループ、そして変人グループに分けられた。
もちろん俺は変人グループに属している。そのグループには俺、レイン姉さん、シーナさんそしてエリック兄さんだ。
エリック兄さんに関しては俺が意地でも同じところで食べるように説得してどうにか同席にしてもらうことに成功した。
あのエリック兄さんでさえ顔には出さないがかなり嫌がっていることはすぐに察知できた。
もしかするとエリック兄さんの天敵はレイン姉さんなのかもしれない。これでまた一つエリック兄さんの弱みを握れたな。クックック
「アル、何か変なこと考えてないよね?」
「ま、まさかそんなこと考えているはずがないじゃ無いか。」
「それなら良いんだけど。」
やはりエリック兄さんは鋭い。この鋭さは俺に向けて欲しくないといつも思う。
「殿下、お持ち致しました。」
「サンキュー、また頼むよ。」
料理長から肉が並べられた皿を渡されるといきなり近くにいる二人の目がギラつき始めた。
隣のエリック兄さんを見ると少し引いていた。あからさまに態度に出ているエリック兄さんとはかなり珍しい。
それほどまでにこの二人レイン姉さんとシーナさんの肉への圧力はかなりのものだ。
しかしながらよく考えて欲しい。今現在、肉を持っているのは俺。そう、俺が肉を支配しているのだ!!
ここで優位に立っているのは俺ことアルフレッド!!お前たちはそこら辺の草(サンチュ、キャベツなどなど)でも食べておけ!
「アル、早くその肉を焼いてくれ」
「え?」
「早く肉を焼け」
「え~、どうしようかなぁ。というかささっきまでバクバクなんか食べたのにまだ食うの?」
「肉は別腹だ。」
「そこはデザートは別腹でしょ。なぜ肉なんだよ。ダン兄みたいなことを言わないでよ」
「喋ってないで早く肉を焼いてくれ!私だけじゃなく獣国の王女様を待たせるのか?」
「その言い方卑怯じゃない?俺は自分のだけしか焼かないからエリック兄さん頼むよ」
「ごめん、アル。アルのお願いでもそれは流石に」
「チッ」
「兄さんに向かって舌打ちは無いだろ。」
「ならお願い」
俺は滅多にしない上目遣いで兄さんの方を見たけど答えはノー。やはり命が惜しいらしい。
ここではいつも優秀な兄さんだが、レイン姉さん達の前ではその優秀さは影を潜める。
こういうところで是非とも時期王としての能力をいかんなく発揮して欲しいところだ。
「ごめん無理」
「でしょうね!!まぁいいや。とりあえずプレートに乗せてくから焼けたら食べて。」
俺は野菜、海鮮、肉とバランスよくプレートに乗せていく。そして焼けたものを食べていくのだが、野菜しか俺は食べれてない。
何故だ!!もちろん野菜は美味しいよ!かぼちゃとかピーマンは美味しいけど、けどさ俺だって肉を食べたいんだよ!
俺の前には猛獣二人がいて焼けるとすぐに肉をを掻っ攫っていく。此奴らどんな胃袋してるんだよ。
ここで俺は一矢報いるために普段は食べないような部位を出してみた。
「これは何だ?」
「ベロ」
「「は?」」
「あとは腸とか肝臓とか。」
「「うっ」」
「お前、なんてものを焼いているんだ。」
「なら食べたくて良いんだよ。むしろ食べなくて良いから。あんた達肉食べ過ぎだなんだよ!俺野菜しか食ってないじゃないか!!」
「すまんな」
「気づかなかったわ。ごめんなさい」
謝られたら俺何も言えなくなるじゃん。まぁいいや。タンを食べよう。やはりタンはレモンだよな。
パクッ
「うめぇ。」
「そんなに美味しいのか?」
ここはなんて言うべきだろう美味いと言ったら奪われるような気がしてならない。
しかし不味いと言っても鋭いレイン姉さんの事だすぐにバレてしまう。
「やっぱりタンは美味しいね」
兄さーーーーーーん!!俺が悩んでいたのにそれを無にするような事を言わないで!!
ほらぁ、姉さん達の目つきが変わったよ。タンを食べた姉さん達は目を見開いて美味いと言っていた。
美味いと言ってくれるのは嬉しいけど俺の分あるかな?ねぇ?あるよね!!
「よし、アル、代わりにこれをあげよう」
「玉ねぎくれてありがとう!じゃねぇ!!育ち盛りなんだから肉を食わせろ!!」
結局、俺は肉争奪戦に勝てるわけもなく兄さんと共に海鮮を食べて焼肉が終わった。俺らがしたのは焼肉じゃなくて焼き野菜&焼き海鮮ですよ。
「ふぅ、食った食った」
「美味しかったです。アル君ありがとう」
「シーナさんに喜んで貰えたなら良かったですよ。肉食べたかったな。姉さんはいつまでここに居るんですか?」
「んー、分からん。」
うわぁ、マジかよ。レイン姉さんが居ては俺の平穏は訪れる気がしない。マジでどうしよう。
どうせ親父達は俺が勉強しないからという名目で面倒なレイン姉さんを押しつけようとするだろうし。
うーん、ここは勝手に城を抜け出してレイン姉さん同様に旅しようかな?
いやいや、自ら作ったこの最高の環境を手放すことはできないか。そしてアリーシャにぶたれることは間違いない。
しかし、ずっとレイン姉さんの相手するのは疲れる。長くなかったら少し抜け出しても良いかな?
長期間帰ってこなかったレイン姉さんという先駆者がいるから俺が別に怒られる事はないだろう。
そうと決まればさっさと出発だ!!へっへっへ、親父よレイン姉さんの制御を頑張るんだな!
俺はほとぼりが冷めた頃にひっそり帰ってくるからよ!
では行って参ります!!
俺は忍びの如く部屋から脱出して置き手紙一つをして城を抜け出した。
しかし、この行為が面倒事に首を突っ込むとはこの時は想定していなかった。
昨日更新する予定が忙しくてできませんでしたすみません。誤字脱字がありましたらご報告お願いします。いまは忙しいので無理ですが年末にまとめて修正したいと思います。レイン編の本編?みたいな感じに入ります。ここまで前座でした。
翔んで○玉の有名な言葉入れてみました。見つけられました?
流石に俺に悪いと思ったのか皆んなが色々な準備をしてくれている。俺に悪いと思っているならできれば一人にして欲しいところだ。
そして俺以外にも苦労しているやつが居る。俺の隣で肉、海鮮、野菜を切っている奴だ。
「殿下、手がもげます。手伝って下さい。」
まあ、頑張りたまえ。俺は俺の仕事をやらなくては
「って!お願いしますよ!!目を逸らさないで!!」
と言っているのは俺たち王族の専属料理長だ。
彼は柔軟な思考の持ち主で王族である俺だろうが平民だろうが料理のことならば身分など気にしないある意味変わっている人だ。
略して変人。ちなみにこの料理長は子爵家出身らしいが料理に取り憑かれてしまい今みたいにたくさん具材を切らされる目に遭っている。
可哀想に。ちなみに俺は焼肉焼くためにわざわざホットプレートを用意している。まぁこれは魔法でちょちょいなので料理長よりマジだろう。
だって今から料理長はここに滞在して足りなくなったら再び具材を切らないといけないとういつ終わるか分からない仕事が待っているからな。
ブラック万歳!!
ある程度、準備が出来ると全員が席について各々肉を焼き始める。グループは女グループ、男グループ、そして変人グループに分けられた。
もちろん俺は変人グループに属している。そのグループには俺、レイン姉さん、シーナさんそしてエリック兄さんだ。
エリック兄さんに関しては俺が意地でも同じところで食べるように説得してどうにか同席にしてもらうことに成功した。
あのエリック兄さんでさえ顔には出さないがかなり嫌がっていることはすぐに察知できた。
もしかするとエリック兄さんの天敵はレイン姉さんなのかもしれない。これでまた一つエリック兄さんの弱みを握れたな。クックック
「アル、何か変なこと考えてないよね?」
「ま、まさかそんなこと考えているはずがないじゃ無いか。」
「それなら良いんだけど。」
やはりエリック兄さんは鋭い。この鋭さは俺に向けて欲しくないといつも思う。
「殿下、お持ち致しました。」
「サンキュー、また頼むよ。」
料理長から肉が並べられた皿を渡されるといきなり近くにいる二人の目がギラつき始めた。
隣のエリック兄さんを見ると少し引いていた。あからさまに態度に出ているエリック兄さんとはかなり珍しい。
それほどまでにこの二人レイン姉さんとシーナさんの肉への圧力はかなりのものだ。
しかしながらよく考えて欲しい。今現在、肉を持っているのは俺。そう、俺が肉を支配しているのだ!!
ここで優位に立っているのは俺ことアルフレッド!!お前たちはそこら辺の草(サンチュ、キャベツなどなど)でも食べておけ!
「アル、早くその肉を焼いてくれ」
「え?」
「早く肉を焼け」
「え~、どうしようかなぁ。というかささっきまでバクバクなんか食べたのにまだ食うの?」
「肉は別腹だ。」
「そこはデザートは別腹でしょ。なぜ肉なんだよ。ダン兄みたいなことを言わないでよ」
「喋ってないで早く肉を焼いてくれ!私だけじゃなく獣国の王女様を待たせるのか?」
「その言い方卑怯じゃない?俺は自分のだけしか焼かないからエリック兄さん頼むよ」
「ごめん、アル。アルのお願いでもそれは流石に」
「チッ」
「兄さんに向かって舌打ちは無いだろ。」
「ならお願い」
俺は滅多にしない上目遣いで兄さんの方を見たけど答えはノー。やはり命が惜しいらしい。
ここではいつも優秀な兄さんだが、レイン姉さん達の前ではその優秀さは影を潜める。
こういうところで是非とも時期王としての能力をいかんなく発揮して欲しいところだ。
「ごめん無理」
「でしょうね!!まぁいいや。とりあえずプレートに乗せてくから焼けたら食べて。」
俺は野菜、海鮮、肉とバランスよくプレートに乗せていく。そして焼けたものを食べていくのだが、野菜しか俺は食べれてない。
何故だ!!もちろん野菜は美味しいよ!かぼちゃとかピーマンは美味しいけど、けどさ俺だって肉を食べたいんだよ!
俺の前には猛獣二人がいて焼けるとすぐに肉をを掻っ攫っていく。此奴らどんな胃袋してるんだよ。
ここで俺は一矢報いるために普段は食べないような部位を出してみた。
「これは何だ?」
「ベロ」
「「は?」」
「あとは腸とか肝臓とか。」
「「うっ」」
「お前、なんてものを焼いているんだ。」
「なら食べたくて良いんだよ。むしろ食べなくて良いから。あんた達肉食べ過ぎだなんだよ!俺野菜しか食ってないじゃないか!!」
「すまんな」
「気づかなかったわ。ごめんなさい」
謝られたら俺何も言えなくなるじゃん。まぁいいや。タンを食べよう。やはりタンはレモンだよな。
パクッ
「うめぇ。」
「そんなに美味しいのか?」
ここはなんて言うべきだろう美味いと言ったら奪われるような気がしてならない。
しかし不味いと言っても鋭いレイン姉さんの事だすぐにバレてしまう。
「やっぱりタンは美味しいね」
兄さーーーーーーん!!俺が悩んでいたのにそれを無にするような事を言わないで!!
ほらぁ、姉さん達の目つきが変わったよ。タンを食べた姉さん達は目を見開いて美味いと言っていた。
美味いと言ってくれるのは嬉しいけど俺の分あるかな?ねぇ?あるよね!!
「よし、アル、代わりにこれをあげよう」
「玉ねぎくれてありがとう!じゃねぇ!!育ち盛りなんだから肉を食わせろ!!」
結局、俺は肉争奪戦に勝てるわけもなく兄さんと共に海鮮を食べて焼肉が終わった。俺らがしたのは焼肉じゃなくて焼き野菜&焼き海鮮ですよ。
「ふぅ、食った食った」
「美味しかったです。アル君ありがとう」
「シーナさんに喜んで貰えたなら良かったですよ。肉食べたかったな。姉さんはいつまでここに居るんですか?」
「んー、分からん。」
うわぁ、マジかよ。レイン姉さんが居ては俺の平穏は訪れる気がしない。マジでどうしよう。
どうせ親父達は俺が勉強しないからという名目で面倒なレイン姉さんを押しつけようとするだろうし。
うーん、ここは勝手に城を抜け出してレイン姉さん同様に旅しようかな?
いやいや、自ら作ったこの最高の環境を手放すことはできないか。そしてアリーシャにぶたれることは間違いない。
しかし、ずっとレイン姉さんの相手するのは疲れる。長くなかったら少し抜け出しても良いかな?
長期間帰ってこなかったレイン姉さんという先駆者がいるから俺が別に怒られる事はないだろう。
そうと決まればさっさと出発だ!!へっへっへ、親父よレイン姉さんの制御を頑張るんだな!
俺はほとぼりが冷めた頃にひっそり帰ってくるからよ!
では行って参ります!!
俺は忍びの如く部屋から脱出して置き手紙一つをして城を抜け出した。
しかし、この行為が面倒事に首を突っ込むとはこの時は想定していなかった。
昨日更新する予定が忙しくてできませんでしたすみません。誤字脱字がありましたらご報告お願いします。いまは忙しいので無理ですが年末にまとめて修正したいと思います。レイン編の本編?みたいな感じに入ります。ここまで前座でした。
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