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やっぱり只者じゃなかった姉貴たち
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「私はシーナと組むからアルはダンフォードと組め」
「って事で宜しくダン兄。」
「待て待て何が何だが」
「タッグ戦をやるんだって。やりたく無いけど。スッゴくやりたく無い。なんならセバスに変わって欲しいくらいだ」
チラッとセバスの方を見るが軽く微笑まれて俺が期待する返答は聞けなかった。別にセバスじゃなくてカイリーでもアンナでも良いけど…..まぁ無理か。
「ではレイン姉さんに胸を借りるつもりでいこう。」
ダン兄はやる気満々だ。戦闘狂だもんな。そりぁそうだ。こういう輩は喜ぶだろうが俺にとっては最悪でしか無い!!
ダン兄は俺お手製の重力の指輪を外していつも愛用している大剣を取り出した。
レイン姉さんたちは収納の指輪かもしれないけどこっちは重力の指輪。一つで2倍になり二つ目からは1.5倍ずつ加算されていく。
そんな指輪をダン兄は常時四つほどつけており一般人なら歩くのも辛い状態で生活している。
もちろん先程戦っていたときも指輪を着用し指輪を外せば更に強くなるのは当たり前だ。
姉さん達は先程のダン兄の様子を見て油断なんてしてくれれば楽なんだけどなぁ。それでも恐らくダン兄では2人には一歩及ばないだろう。
大きな差は経験。年齢が姉さん達の方が上ということあるが2人が経験してきたことはダン兄と比べて違いすぎる。
詳細は知らないけど初めてレイン姉さん達と会ったときは死線をくぐり抜けた傭兵のようなオーラを纏っていた。ありやぁやべえなぁ、と親父とたまたま目線がぶつかるほどだった。
誰が好きで親父と顔を合わせないといけないんだよ。それならアリーシャの方が100倍マシだわ。
「皆さん準備は宜しいですか?」
「俺は大丈夫だ。」
「私たちも大丈夫だ。」
3人が準備完了となり残りは俺となったところで4人の視線が俺に集まる。
「と、トイレにそれも大きい方の」
と言うと無言の圧力が4人から向けられた。いやいや3人は分かるけどセバスお前はやめろ。
セバスはなんとしてでも自分が戦いたく無いためどんな手段を使っても俺を戦わせたいのだろう。
他の3人はさっさとやりたい気持ちを抑えられないといったところか。やめてぇえ!!死ぬからァァァア
「と、トイレに」
更には圧力が強まり俺はその圧力に屈してしまった。皆さん、顔怖いよ?なんてこの場で言えるはずが無い。だって俺が元凶だもん。
「大丈夫です。」
「では、皆様の準備整ったと言うことなので軽くルールを説明致します。身体の欠損や命に関わるような攻撃は禁止としそのような攻撃をした場合は負けということになります。」
一応、ルールを設定しないと戦闘狂3人組は色々とやり過ぎてしまう可能性があるからな。
俺としてはもう少しきつめのルール設定で良いような気がしたけど。セバスも自分の身が危ないと思ったのだろう。
「また、こちらでもなんとか結界を張りますが皆様の攻撃に耐えられるかは不明ですので結界に向かっての故意の攻撃は避けていただけると助かります。特にアルフレッド様、わざと壊して戦いを中断させるような事はおやめください」
「チッ」
流石セバスとでも言おう。かなりそれを狙っていた。結界をわざとぶち壊して中止にさせたかった。
しかし此奴は中断なんて言いやがった!!本当に抜かりないよなぁ。
「では少し離れた後にこちらのコインが地面に落ちた時が開始の合図です。」
姉さん達とは少し離れてダン兄と2人きりになるとダン兄は軽く素振りを始めた。
「調子はどう?」
「いつも通りだ。姉さん達にどこまでやれるかは分からないがただで負ける気は無い。」
「なら頑張って」
「お前も頑張るんだぞ?武器は何を使うんだ?」
「木刀」
「いつものやつか。それでお前はどっちを相手にする?」
「どっちでも良いよ」
「なら俺はレイン姉さんを相手しよう。恐らく隣にいる人とは俺は相性が良くないだろう。」
「そうだろうね。」
ダン兄は鎌を使った人と戦った事あるのかな?絶対にやりにくいだろうなぁ。
そして俺の相手はシーナさん。出来れば軽く受け流して時間が終了を告げて欲しいけど無理だろうなぁ。
あっ!良いことを思いついた!!ククッ、これは流石に姉さん達は思いつかないだろう。
「では、そろそろ開始したいと思います。再度申し上げますが命に関わるような攻撃は禁止です。」
セバスがコインを上に投げ上げて下に落ちた瞬間にやはりシーナさんが俺との距離を詰めて一定の距離を取った。
槍を使うシーナさんであるため少しを距離を取り俺をよく観察している。対して俺は木刀を持ってシーナさんを見つめている。
ずっとの状態だと楽なんだけどなぁ。俺ってどちらかと言ったら魔法の方が得意なんだよ。シーナさんそこから動かない方が良いよ~
『ダークチェイン』
「なっ!?」
「さてとダン兄の方でも観戦しますか。」
ジタバタしているがシーナさんにはその鎖は解けないと思うよ。何せその鎖はかの魔王でさえ解くのに苦労した鎖だからね。
その鎖を特には魔王みたいな馬鹿力か超難しい知恵の輪のを一瞬で解くように鎖の穴を見つけ無いと解けないからシーナさんでは解けないだろう。
セバスが細い目で見てくるがこれが俺の考えた作戦だ。戦闘せずに勝つ。これが俺もシーナさんも一番良い結果を生むだろう。
さてとダン兄はどうなっているかなぁ。ダン兄とレイン姉さんはかなりのスピード打ち合っており両者一歩も引かない展開だ。
レイン姉さんはダン兄を少しみくびっていたのか少しダン兄の圧力に圧倒されている。
確かにダン兄はレイン姉さんより経験は少ないかもしれないがいつもセバスと戦っており格上との戦闘はかなりの数を行なっている。
レイン姉さんを自らの格上と見るとことでダン兄は伸び伸びとやることでレイン姉さんが想定した以上の力を発揮し少し押している状況となっている。
「はぁ、ギブアップ。だからこの鎖を解いて」
「わかりました」
シーナさんは自分の抵抗が無駄と感じたのか降参した。それが賢明だろう。
「セバス、俺もギブアップね」
「は、はぁ。わかりました。」
元からレイン姉さんとも戦う気が無かったしシーナさんとも戦う気が無かった。俺の作戦通りに行ったと言っても良いが俺にも想定外の事があった。
「あれは楽しんでいるわね」
「姉さんはどれだけ強いんですか?」
「うーん、本気という本気をを見た事ないけど軽くドラゴンを倒せるくらいかな。」
そう、姉さんは確かにダン兄に押されているがそれは手加減をしている状態でだ。しかも軽くドラゴンを倒せるくらいに強いと言われればまだまだ力を隠していると言ってもよい。
そして徐々にダン兄が押され始めた。常人では見えないスピードではあるが明らかに重そうな大鎌を片手で振るとはもう人間ではない。
ん?お前に言われたく無いって?俺はまだ人間味があるだろう。だってダラダラしたいなんて正に人間味があるだろう。
「降参」
ダン兄は両手を上げてギブアップした。確かに両者まだ余裕があるとは言え力量差は大きい。
それは短時間では軽く超えられないものであり現時点では勝てないとダン兄は悟り降参したのだろう。
「父上が来ところだからこれで終わりにするか。」
親父はちゃっかり席に座っていてダン兄とレイン姉さんの戦いを見て拍手をしていた。内心はどう思っている知らないけどね?
「えぇ、私何もやってないじゃん!!」
なんかシーナさんが言っていたが俺は耳が遠いからなーにも聞こえなーい。
よし親父バトンタッチだ!!
遅くなって申し訳無いです。誤字脱字がありましたらご報告お願いします。
ここまで読んでいただきありがとうございます。誤字脱字がありましたらご報告お願いします。時間のある時に修正致します。
「って事で宜しくダン兄。」
「待て待て何が何だが」
「タッグ戦をやるんだって。やりたく無いけど。スッゴくやりたく無い。なんならセバスに変わって欲しいくらいだ」
チラッとセバスの方を見るが軽く微笑まれて俺が期待する返答は聞けなかった。別にセバスじゃなくてカイリーでもアンナでも良いけど…..まぁ無理か。
「ではレイン姉さんに胸を借りるつもりでいこう。」
ダン兄はやる気満々だ。戦闘狂だもんな。そりぁそうだ。こういう輩は喜ぶだろうが俺にとっては最悪でしか無い!!
ダン兄は俺お手製の重力の指輪を外していつも愛用している大剣を取り出した。
レイン姉さんたちは収納の指輪かもしれないけどこっちは重力の指輪。一つで2倍になり二つ目からは1.5倍ずつ加算されていく。
そんな指輪をダン兄は常時四つほどつけており一般人なら歩くのも辛い状態で生活している。
もちろん先程戦っていたときも指輪を着用し指輪を外せば更に強くなるのは当たり前だ。
姉さん達は先程のダン兄の様子を見て油断なんてしてくれれば楽なんだけどなぁ。それでも恐らくダン兄では2人には一歩及ばないだろう。
大きな差は経験。年齢が姉さん達の方が上ということあるが2人が経験してきたことはダン兄と比べて違いすぎる。
詳細は知らないけど初めてレイン姉さん達と会ったときは死線をくぐり抜けた傭兵のようなオーラを纏っていた。ありやぁやべえなぁ、と親父とたまたま目線がぶつかるほどだった。
誰が好きで親父と顔を合わせないといけないんだよ。それならアリーシャの方が100倍マシだわ。
「皆さん準備は宜しいですか?」
「俺は大丈夫だ。」
「私たちも大丈夫だ。」
3人が準備完了となり残りは俺となったところで4人の視線が俺に集まる。
「と、トイレにそれも大きい方の」
と言うと無言の圧力が4人から向けられた。いやいや3人は分かるけどセバスお前はやめろ。
セバスはなんとしてでも自分が戦いたく無いためどんな手段を使っても俺を戦わせたいのだろう。
他の3人はさっさとやりたい気持ちを抑えられないといったところか。やめてぇえ!!死ぬからァァァア
「と、トイレに」
更には圧力が強まり俺はその圧力に屈してしまった。皆さん、顔怖いよ?なんてこの場で言えるはずが無い。だって俺が元凶だもん。
「大丈夫です。」
「では、皆様の準備整ったと言うことなので軽くルールを説明致します。身体の欠損や命に関わるような攻撃は禁止としそのような攻撃をした場合は負けということになります。」
一応、ルールを設定しないと戦闘狂3人組は色々とやり過ぎてしまう可能性があるからな。
俺としてはもう少しきつめのルール設定で良いような気がしたけど。セバスも自分の身が危ないと思ったのだろう。
「また、こちらでもなんとか結界を張りますが皆様の攻撃に耐えられるかは不明ですので結界に向かっての故意の攻撃は避けていただけると助かります。特にアルフレッド様、わざと壊して戦いを中断させるような事はおやめください」
「チッ」
流石セバスとでも言おう。かなりそれを狙っていた。結界をわざとぶち壊して中止にさせたかった。
しかし此奴は中断なんて言いやがった!!本当に抜かりないよなぁ。
「では少し離れた後にこちらのコインが地面に落ちた時が開始の合図です。」
姉さん達とは少し離れてダン兄と2人きりになるとダン兄は軽く素振りを始めた。
「調子はどう?」
「いつも通りだ。姉さん達にどこまでやれるかは分からないがただで負ける気は無い。」
「なら頑張って」
「お前も頑張るんだぞ?武器は何を使うんだ?」
「木刀」
「いつものやつか。それでお前はどっちを相手にする?」
「どっちでも良いよ」
「なら俺はレイン姉さんを相手しよう。恐らく隣にいる人とは俺は相性が良くないだろう。」
「そうだろうね。」
ダン兄は鎌を使った人と戦った事あるのかな?絶対にやりにくいだろうなぁ。
そして俺の相手はシーナさん。出来れば軽く受け流して時間が終了を告げて欲しいけど無理だろうなぁ。
あっ!良いことを思いついた!!ククッ、これは流石に姉さん達は思いつかないだろう。
「では、そろそろ開始したいと思います。再度申し上げますが命に関わるような攻撃は禁止です。」
セバスがコインを上に投げ上げて下に落ちた瞬間にやはりシーナさんが俺との距離を詰めて一定の距離を取った。
槍を使うシーナさんであるため少しを距離を取り俺をよく観察している。対して俺は木刀を持ってシーナさんを見つめている。
ずっとの状態だと楽なんだけどなぁ。俺ってどちらかと言ったら魔法の方が得意なんだよ。シーナさんそこから動かない方が良いよ~
『ダークチェイン』
「なっ!?」
「さてとダン兄の方でも観戦しますか。」
ジタバタしているがシーナさんにはその鎖は解けないと思うよ。何せその鎖はかの魔王でさえ解くのに苦労した鎖だからね。
その鎖を特には魔王みたいな馬鹿力か超難しい知恵の輪のを一瞬で解くように鎖の穴を見つけ無いと解けないからシーナさんでは解けないだろう。
セバスが細い目で見てくるがこれが俺の考えた作戦だ。戦闘せずに勝つ。これが俺もシーナさんも一番良い結果を生むだろう。
さてとダン兄はどうなっているかなぁ。ダン兄とレイン姉さんはかなりのスピード打ち合っており両者一歩も引かない展開だ。
レイン姉さんはダン兄を少しみくびっていたのか少しダン兄の圧力に圧倒されている。
確かにダン兄はレイン姉さんより経験は少ないかもしれないがいつもセバスと戦っており格上との戦闘はかなりの数を行なっている。
レイン姉さんを自らの格上と見るとことでダン兄は伸び伸びとやることでレイン姉さんが想定した以上の力を発揮し少し押している状況となっている。
「はぁ、ギブアップ。だからこの鎖を解いて」
「わかりました」
シーナさんは自分の抵抗が無駄と感じたのか降参した。それが賢明だろう。
「セバス、俺もギブアップね」
「は、はぁ。わかりました。」
元からレイン姉さんとも戦う気が無かったしシーナさんとも戦う気が無かった。俺の作戦通りに行ったと言っても良いが俺にも想定外の事があった。
「あれは楽しんでいるわね」
「姉さんはどれだけ強いんですか?」
「うーん、本気という本気をを見た事ないけど軽くドラゴンを倒せるくらいかな。」
そう、姉さんは確かにダン兄に押されているがそれは手加減をしている状態でだ。しかも軽くドラゴンを倒せるくらいに強いと言われればまだまだ力を隠していると言ってもよい。
そして徐々にダン兄が押され始めた。常人では見えないスピードではあるが明らかに重そうな大鎌を片手で振るとはもう人間ではない。
ん?お前に言われたく無いって?俺はまだ人間味があるだろう。だってダラダラしたいなんて正に人間味があるだろう。
「降参」
ダン兄は両手を上げてギブアップした。確かに両者まだ余裕があるとは言え力量差は大きい。
それは短時間では軽く超えられないものであり現時点では勝てないとダン兄は悟り降参したのだろう。
「父上が来ところだからこれで終わりにするか。」
親父はちゃっかり席に座っていてダン兄とレイン姉さんの戦いを見て拍手をしていた。内心はどう思っている知らないけどね?
「えぇ、私何もやってないじゃん!!」
なんかシーナさんが言っていたが俺は耳が遠いからなーにも聞こえなーい。
よし親父バトンタッチだ!!
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