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妹襲来 天使のような可愛さですぅ。
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「アル兄様遅いです!!」
「あ、うん、ごめんよ?というか何故ここに?」
というのも妹のリンティアとこうしてしっかりと会うのは初めてだったりする。
何故かって?それは俺がダラけ王子と呼ばれるのが一番の原因だった。
幼いリンティアには多くの世話係がついている。それらの大半は俺のことをよく思っていない連中だ。
悪く言えば世話係というのは貴族への嫁ぎ先がない者の集まりでありいわば外から来た者だ。
そこでリンティアのお付きとなれば変なところに嫁ぐよりよっぽど良いため人気な職だ。
人気な職業であるため倍率は高く優秀な者が集まるのだがそれもまた一つの原因だった。
優秀である者が俺の生活を目の当たりにするとどう思うだろうか?
外に出ない不真面目な王子。怪童、神童と同じ王族なのか信じられないということを一番初めに思うだろう。
そんな不真面目な俺とリンティアを会わせてしまうとどう考えるだろうか?
そう、俺と同じ不真面目になってしまうので無いか?と考えるのが最もだ。俺と同じダラダラ生活するとリンティアもダラダラ生活になってしまう可能性も否めない。
今はリンティアの後ろにアンナが居り、アンナと二人で俺の部屋に来たのだろうが普通は違う。
お付きの人が最低三人も居るためまず俺の部屋に行く許可なんて出るわけもなく、提案をしたとしても他のことをしましょうと勧めれるだけだろう。
まぁ、その甲斐があってか無かったのかは知らないがリンティアは未だ五歳にしてはかなり優秀な部類に入るそうだ。
恐らくほとんど教えているのはアンナだろうけど。最近、知育玩具をせびるようになったのも理由の一つだろう。
そのためアンナは最近、俺の元は殆ど居らず大体はセバス、カイリー、マリーナで回していた。
まぁ、マリーナは母さんの護衛も任されるようになったためセバスとカイリーに比べれば少し下がる。
そしてカイリーもいつの間にか暗部の纏め役となっているため頻度は少ない。
セバスはいつも暇なので俺のところにいる。もうちょっと俺をフリーにしてくれても良いんだけど?
コホン
さてリンティアだが恐らくアンナと二人きりになった事を良い事にこちらに来たのだろう。
でもさ、アル兄様だって!!様つけだよ!?エリック兄さん、ダン兄と同等の扱いってどうよ!!これが無知の人なら王子に対してそう思うのも当然と思うだろう。
そう無知の人はな。俺は神童、怪童ほどでは無いがダラけ王子と呼ばれているそれにより兄さん達と俺との反応があからさまに違うのだ。
『キャー!!ダンフォード殿下よぉ!!あの肉体素晴らしいわ!!』
『ダンフォード殿下が居ればこの国は安泰ですな!!』
とダン兄が言われればエリック兄さんは
『エリック様よ!!いつもお美しいです!!こっち向いて~』
『エリック様ほどの慧眼があればこの国の未来は明るいな!!』
と言われる。
二人に関しては口を開けば渇望そして期待の声しか上がらない。それほどまでに神童、怪童はこの国とってとても明るい期待の星になっているのだ。
対して俺はと言うと….
『あれがダラけ王子ですって、なんかパッとしませんわね』
『王族の恥さらしが何故こんなところに』
と二人は期待の声だったのが俺は嘲笑の対象とされる。なんて悲しきことか。
ならしっかりしろよって?馬鹿いっちゃいけない期待されれば目のあるところでは努力ないししっかりとしなくちゃいけないし猫を被らないといけないじゃ無いか。
あのエリック兄さんでさえ猫の着ぐるみを何重にも被っているんだぜ?
それが俺だったら何百枚で済みそうにないぞ?俺が兄さん達に「おはようございます。お兄様。私もともに鍛錬を致します」や「お兄様、私も共に勉学を致します。」なんて言ったら風邪をひいているのか疑われるレベルだ。
それはそれで少しひどい気がするが分かっている兄さん達からすればもしかするとぶっ倒れるくらい驚くかもしれない。
俺は周りからそう言う評価を受けており、さらには俺の噂を色々と聞かされているであろう。
あの王子と近づいては良いことはありませんよ?とかあの王子のようにならないようにしないといけませんよ?とかね。
そんな全く会っておらず妹の中では確実にマイナスから評価であるにも関わらず妹にお兄様なんて呼ばれてみろ!!
態度には出さないが部屋に誰も居なかったら抱き枕を抱きしめてベッドでゴロゴロしてるよ。
「やっぱりアル兄って呼ぶ事にします。」
と思ったのも束の間。一瞬にして兄様呼びは潰えてしまった。何がいけなかった?
そんなのあげれば腐るほどあるか。考えるだけ無駄だな。それなら『アル兄様』ってところを録音しておけばよかったぁーー!!
「えっ?なんで?」
「その方がなんか良いからです!!」
「ガハッ」
「アル様、リンティア様は親しみを込めてそのように呼ぶのだと邪推致します。」
「えっ、そう?」
アンナからの俺を励ますかのような声が聞けるとはこれは夢なのか?
アンナといえば毒舌。俺の製作物をゴミと平然と言うのに。これは一体どう言う風の吹き回しだ?
でもリンティアがそう思ってくれるならちょっぴり嬉しい。
「そうでないとアル様の部屋にくるようなことしないでしょう。エリック様、ダンフォード様、フレア様、フローズ様の部屋に行くでしょう。現にすでに何回か行って居ますので」
「えっ?」
「リンティア様はアル様を除くご兄弟とはすでに親交はありますので」
「俺が最後だったり?」
「この城にいるリンティア様のご兄弟では最後です。」
やっぱり罠だったーー!!!上げて落とすとはアンナめ!!とんでもない技術を身につけやがって。
もはや天使も表されるリンティアでその技術を会得したな!!俺の時はそんなことしなかったのに!!
だがな俺だってアンナの恥ずかしいことを知っているんだぞ~
俺は空間収納からすっと一枚の写真を取り出した。
「「ッ!?」」
クハハハハ!!二人のキスショットは効果抜群だろう!!大人のデートを学ぶために二人のデートを観察していたときに写真を撮ったんだよ!!
隣でカイリーは頭を抱えていたけど見なかったことにしたが
「アル兄、これ何?」
「リンティアこれはね。アンナとセバスが愛し合っている写真だよ~」
「アル様、それをお仕舞いください。」
リンティアと俺の会話にハッとしたアンナが表情を崩さずにそう言ってきた。しかしセバスは違った。
「いえその写真を私に下さい。大事にしたいと思います。」
もうちょっとセバスは恥ずかしがってくれても良いんだけどな。何故こんなにラブラブ感を出すのだろうか。
確実に俺が悪役じゃないか。妹にそんなところを見せたく無いのに。
「しょうがないセバスにあげよう。大切にするんだよ。」
「私の宝にしたいと思います。アンナとのこういう思い出は大切にしたいと思います。」
「ッ!?」
待て待てなんで俺はリンティアとこの二人のラブラブを見せつけられているんだ?
アンナを揶揄うつもりが何故良い話になっているような気がする。これって俺が損しただけでは?
ほらアンナがすごい剣幕で俺のことを睨んでいるよ。セバスは写真をにこやかに眺めているから気がついてない。
こりぁ、俺死んだか?
「私もアル兄と写真撮りたい!!」
「しょうがないなぁ。あ、アンナ、写真を撮ってもらっても?」
俺は自作のカメラを取り出してアンナにカメラを渡すとそれを視線外さずににっこりとしたまま受け取った。
女性の笑顔ほど怖いものはないって。やっぱり俺は死ぬかも
「リンティア様の願いですので」
アンナさん根に持ってるな。と考えているとリンティアは俺の膝の上に背中を預けるように座った。
えっ?俺ってそこまで好感度が高いの?何故かアンナが恨めしく見ているけどこれが俺とリンティアの仲良さだ。
「では撮りますよ」
カシャッ
撮った写真を見せるとリンティアは「大切にする!!」と太陽のような笑顔で大切に抱えていた。
俺はその笑顔をカシャッと写真に収めた。
更新が遅くなり申し訳無いです。誤字脱字がありましたらご報告お願い致します。
次話もリンティア話になります。
その後双子姉妹の話を挟みます。
「あ、うん、ごめんよ?というか何故ここに?」
というのも妹のリンティアとこうしてしっかりと会うのは初めてだったりする。
何故かって?それは俺がダラけ王子と呼ばれるのが一番の原因だった。
幼いリンティアには多くの世話係がついている。それらの大半は俺のことをよく思っていない連中だ。
悪く言えば世話係というのは貴族への嫁ぎ先がない者の集まりでありいわば外から来た者だ。
そこでリンティアのお付きとなれば変なところに嫁ぐよりよっぽど良いため人気な職だ。
人気な職業であるため倍率は高く優秀な者が集まるのだがそれもまた一つの原因だった。
優秀である者が俺の生活を目の当たりにするとどう思うだろうか?
外に出ない不真面目な王子。怪童、神童と同じ王族なのか信じられないということを一番初めに思うだろう。
そんな不真面目な俺とリンティアを会わせてしまうとどう考えるだろうか?
そう、俺と同じ不真面目になってしまうので無いか?と考えるのが最もだ。俺と同じダラダラ生活するとリンティアもダラダラ生活になってしまう可能性も否めない。
今はリンティアの後ろにアンナが居り、アンナと二人で俺の部屋に来たのだろうが普通は違う。
お付きの人が最低三人も居るためまず俺の部屋に行く許可なんて出るわけもなく、提案をしたとしても他のことをしましょうと勧めれるだけだろう。
まぁ、その甲斐があってか無かったのかは知らないがリンティアは未だ五歳にしてはかなり優秀な部類に入るそうだ。
恐らくほとんど教えているのはアンナだろうけど。最近、知育玩具をせびるようになったのも理由の一つだろう。
そのためアンナは最近、俺の元は殆ど居らず大体はセバス、カイリー、マリーナで回していた。
まぁ、マリーナは母さんの護衛も任されるようになったためセバスとカイリーに比べれば少し下がる。
そしてカイリーもいつの間にか暗部の纏め役となっているため頻度は少ない。
セバスはいつも暇なので俺のところにいる。もうちょっと俺をフリーにしてくれても良いんだけど?
コホン
さてリンティアだが恐らくアンナと二人きりになった事を良い事にこちらに来たのだろう。
でもさ、アル兄様だって!!様つけだよ!?エリック兄さん、ダン兄と同等の扱いってどうよ!!これが無知の人なら王子に対してそう思うのも当然と思うだろう。
そう無知の人はな。俺は神童、怪童ほどでは無いがダラけ王子と呼ばれているそれにより兄さん達と俺との反応があからさまに違うのだ。
『キャー!!ダンフォード殿下よぉ!!あの肉体素晴らしいわ!!』
『ダンフォード殿下が居ればこの国は安泰ですな!!』
とダン兄が言われればエリック兄さんは
『エリック様よ!!いつもお美しいです!!こっち向いて~』
『エリック様ほどの慧眼があればこの国の未来は明るいな!!』
と言われる。
二人に関しては口を開けば渇望そして期待の声しか上がらない。それほどまでに神童、怪童はこの国とってとても明るい期待の星になっているのだ。
対して俺はと言うと….
『あれがダラけ王子ですって、なんかパッとしませんわね』
『王族の恥さらしが何故こんなところに』
と二人は期待の声だったのが俺は嘲笑の対象とされる。なんて悲しきことか。
ならしっかりしろよって?馬鹿いっちゃいけない期待されれば目のあるところでは努力ないししっかりとしなくちゃいけないし猫を被らないといけないじゃ無いか。
あのエリック兄さんでさえ猫の着ぐるみを何重にも被っているんだぜ?
それが俺だったら何百枚で済みそうにないぞ?俺が兄さん達に「おはようございます。お兄様。私もともに鍛錬を致します」や「お兄様、私も共に勉学を致します。」なんて言ったら風邪をひいているのか疑われるレベルだ。
それはそれで少しひどい気がするが分かっている兄さん達からすればもしかするとぶっ倒れるくらい驚くかもしれない。
俺は周りからそう言う評価を受けており、さらには俺の噂を色々と聞かされているであろう。
あの王子と近づいては良いことはありませんよ?とかあの王子のようにならないようにしないといけませんよ?とかね。
そんな全く会っておらず妹の中では確実にマイナスから評価であるにも関わらず妹にお兄様なんて呼ばれてみろ!!
態度には出さないが部屋に誰も居なかったら抱き枕を抱きしめてベッドでゴロゴロしてるよ。
「やっぱりアル兄って呼ぶ事にします。」
と思ったのも束の間。一瞬にして兄様呼びは潰えてしまった。何がいけなかった?
そんなのあげれば腐るほどあるか。考えるだけ無駄だな。それなら『アル兄様』ってところを録音しておけばよかったぁーー!!
「えっ?なんで?」
「その方がなんか良いからです!!」
「ガハッ」
「アル様、リンティア様は親しみを込めてそのように呼ぶのだと邪推致します。」
「えっ、そう?」
アンナからの俺を励ますかのような声が聞けるとはこれは夢なのか?
アンナといえば毒舌。俺の製作物をゴミと平然と言うのに。これは一体どう言う風の吹き回しだ?
でもリンティアがそう思ってくれるならちょっぴり嬉しい。
「そうでないとアル様の部屋にくるようなことしないでしょう。エリック様、ダンフォード様、フレア様、フローズ様の部屋に行くでしょう。現にすでに何回か行って居ますので」
「えっ?」
「リンティア様はアル様を除くご兄弟とはすでに親交はありますので」
「俺が最後だったり?」
「この城にいるリンティア様のご兄弟では最後です。」
やっぱり罠だったーー!!!上げて落とすとはアンナめ!!とんでもない技術を身につけやがって。
もはや天使も表されるリンティアでその技術を会得したな!!俺の時はそんなことしなかったのに!!
だがな俺だってアンナの恥ずかしいことを知っているんだぞ~
俺は空間収納からすっと一枚の写真を取り出した。
「「ッ!?」」
クハハハハ!!二人のキスショットは効果抜群だろう!!大人のデートを学ぶために二人のデートを観察していたときに写真を撮ったんだよ!!
隣でカイリーは頭を抱えていたけど見なかったことにしたが
「アル兄、これ何?」
「リンティアこれはね。アンナとセバスが愛し合っている写真だよ~」
「アル様、それをお仕舞いください。」
リンティアと俺の会話にハッとしたアンナが表情を崩さずにそう言ってきた。しかしセバスは違った。
「いえその写真を私に下さい。大事にしたいと思います。」
もうちょっとセバスは恥ずかしがってくれても良いんだけどな。何故こんなにラブラブ感を出すのだろうか。
確実に俺が悪役じゃないか。妹にそんなところを見せたく無いのに。
「しょうがないセバスにあげよう。大切にするんだよ。」
「私の宝にしたいと思います。アンナとのこういう思い出は大切にしたいと思います。」
「ッ!?」
待て待てなんで俺はリンティアとこの二人のラブラブを見せつけられているんだ?
アンナを揶揄うつもりが何故良い話になっているような気がする。これって俺が損しただけでは?
ほらアンナがすごい剣幕で俺のことを睨んでいるよ。セバスは写真をにこやかに眺めているから気がついてない。
こりぁ、俺死んだか?
「私もアル兄と写真撮りたい!!」
「しょうがないなぁ。あ、アンナ、写真を撮ってもらっても?」
俺は自作のカメラを取り出してアンナにカメラを渡すとそれを視線外さずににっこりとしたまま受け取った。
女性の笑顔ほど怖いものはないって。やっぱり俺は死ぬかも
「リンティア様の願いですので」
アンナさん根に持ってるな。と考えているとリンティアは俺の膝の上に背中を預けるように座った。
えっ?俺ってそこまで好感度が高いの?何故かアンナが恨めしく見ているけどこれが俺とリンティアの仲良さだ。
「では撮りますよ」
カシャッ
撮った写真を見せるとリンティアは「大切にする!!」と太陽のような笑顔で大切に抱えていた。
俺はその笑顔をカシャッと写真に収めた。
更新が遅くなり申し訳無いです。誤字脱字がありましたらご報告お願い致します。
次話もリンティア話になります。
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