57 / 76
妹襲来 天使のような可愛さですぅ。
しおりを挟む
「アル兄様遅いです!!」
「あ、うん、ごめんよ?というか何故ここに?」
というのも妹のリンティアとこうしてしっかりと会うのは初めてだったりする。
何故かって?それは俺がダラけ王子と呼ばれるのが一番の原因だった。
幼いリンティアには多くの世話係がついている。それらの大半は俺のことをよく思っていない連中だ。
悪く言えば世話係というのは貴族への嫁ぎ先がない者の集まりでありいわば外から来た者だ。
そこでリンティアのお付きとなれば変なところに嫁ぐよりよっぽど良いため人気な職だ。
人気な職業であるため倍率は高く優秀な者が集まるのだがそれもまた一つの原因だった。
優秀である者が俺の生活を目の当たりにするとどう思うだろうか?
外に出ない不真面目な王子。怪童、神童と同じ王族なのか信じられないということを一番初めに思うだろう。
そんな不真面目な俺とリンティアを会わせてしまうとどう考えるだろうか?
そう、俺と同じ不真面目になってしまうので無いか?と考えるのが最もだ。俺と同じダラダラ生活するとリンティアもダラダラ生活になってしまう可能性も否めない。
今はリンティアの後ろにアンナが居り、アンナと二人で俺の部屋に来たのだろうが普通は違う。
お付きの人が最低三人も居るためまず俺の部屋に行く許可なんて出るわけもなく、提案をしたとしても他のことをしましょうと勧めれるだけだろう。
まぁ、その甲斐があってか無かったのかは知らないがリンティアは未だ五歳にしてはかなり優秀な部類に入るそうだ。
恐らくほとんど教えているのはアンナだろうけど。最近、知育玩具をせびるようになったのも理由の一つだろう。
そのためアンナは最近、俺の元は殆ど居らず大体はセバス、カイリー、マリーナで回していた。
まぁ、マリーナは母さんの護衛も任されるようになったためセバスとカイリーに比べれば少し下がる。
そしてカイリーもいつの間にか暗部の纏め役となっているため頻度は少ない。
セバスはいつも暇なので俺のところにいる。もうちょっと俺をフリーにしてくれても良いんだけど?
コホン
さてリンティアだが恐らくアンナと二人きりになった事を良い事にこちらに来たのだろう。
でもさ、アル兄様だって!!様つけだよ!?エリック兄さん、ダン兄と同等の扱いってどうよ!!これが無知の人なら王子に対してそう思うのも当然と思うだろう。
そう無知の人はな。俺は神童、怪童ほどでは無いがダラけ王子と呼ばれているそれにより兄さん達と俺との反応があからさまに違うのだ。
『キャー!!ダンフォード殿下よぉ!!あの肉体素晴らしいわ!!』
『ダンフォード殿下が居ればこの国は安泰ですな!!』
とダン兄が言われればエリック兄さんは
『エリック様よ!!いつもお美しいです!!こっち向いて~』
『エリック様ほどの慧眼があればこの国の未来は明るいな!!』
と言われる。
二人に関しては口を開けば渇望そして期待の声しか上がらない。それほどまでに神童、怪童はこの国とってとても明るい期待の星になっているのだ。
対して俺はと言うと….
『あれがダラけ王子ですって、なんかパッとしませんわね』
『王族の恥さらしが何故こんなところに』
と二人は期待の声だったのが俺は嘲笑の対象とされる。なんて悲しきことか。
ならしっかりしろよって?馬鹿いっちゃいけない期待されれば目のあるところでは努力ないししっかりとしなくちゃいけないし猫を被らないといけないじゃ無いか。
あのエリック兄さんでさえ猫の着ぐるみを何重にも被っているんだぜ?
それが俺だったら何百枚で済みそうにないぞ?俺が兄さん達に「おはようございます。お兄様。私もともに鍛錬を致します」や「お兄様、私も共に勉学を致します。」なんて言ったら風邪をひいているのか疑われるレベルだ。
それはそれで少しひどい気がするが分かっている兄さん達からすればもしかするとぶっ倒れるくらい驚くかもしれない。
俺は周りからそう言う評価を受けており、さらには俺の噂を色々と聞かされているであろう。
あの王子と近づいては良いことはありませんよ?とかあの王子のようにならないようにしないといけませんよ?とかね。
そんな全く会っておらず妹の中では確実にマイナスから評価であるにも関わらず妹にお兄様なんて呼ばれてみろ!!
態度には出さないが部屋に誰も居なかったら抱き枕を抱きしめてベッドでゴロゴロしてるよ。
「やっぱりアル兄って呼ぶ事にします。」
と思ったのも束の間。一瞬にして兄様呼びは潰えてしまった。何がいけなかった?
そんなのあげれば腐るほどあるか。考えるだけ無駄だな。それなら『アル兄様』ってところを録音しておけばよかったぁーー!!
「えっ?なんで?」
「その方がなんか良いからです!!」
「ガハッ」
「アル様、リンティア様は親しみを込めてそのように呼ぶのだと邪推致します。」
「えっ、そう?」
アンナからの俺を励ますかのような声が聞けるとはこれは夢なのか?
アンナといえば毒舌。俺の製作物をゴミと平然と言うのに。これは一体どう言う風の吹き回しだ?
でもリンティアがそう思ってくれるならちょっぴり嬉しい。
「そうでないとアル様の部屋にくるようなことしないでしょう。エリック様、ダンフォード様、フレア様、フローズ様の部屋に行くでしょう。現にすでに何回か行って居ますので」
「えっ?」
「リンティア様はアル様を除くご兄弟とはすでに親交はありますので」
「俺が最後だったり?」
「この城にいるリンティア様のご兄弟では最後です。」
やっぱり罠だったーー!!!上げて落とすとはアンナめ!!とんでもない技術を身につけやがって。
もはや天使も表されるリンティアでその技術を会得したな!!俺の時はそんなことしなかったのに!!
だがな俺だってアンナの恥ずかしいことを知っているんだぞ~
俺は空間収納からすっと一枚の写真を取り出した。
「「ッ!?」」
クハハハハ!!二人のキスショットは効果抜群だろう!!大人のデートを学ぶために二人のデートを観察していたときに写真を撮ったんだよ!!
隣でカイリーは頭を抱えていたけど見なかったことにしたが
「アル兄、これ何?」
「リンティアこれはね。アンナとセバスが愛し合っている写真だよ~」
「アル様、それをお仕舞いください。」
リンティアと俺の会話にハッとしたアンナが表情を崩さずにそう言ってきた。しかしセバスは違った。
「いえその写真を私に下さい。大事にしたいと思います。」
もうちょっとセバスは恥ずかしがってくれても良いんだけどな。何故こんなにラブラブ感を出すのだろうか。
確実に俺が悪役じゃないか。妹にそんなところを見せたく無いのに。
「しょうがないセバスにあげよう。大切にするんだよ。」
「私の宝にしたいと思います。アンナとのこういう思い出は大切にしたいと思います。」
「ッ!?」
待て待てなんで俺はリンティアとこの二人のラブラブを見せつけられているんだ?
アンナを揶揄うつもりが何故良い話になっているような気がする。これって俺が損しただけでは?
ほらアンナがすごい剣幕で俺のことを睨んでいるよ。セバスは写真をにこやかに眺めているから気がついてない。
こりぁ、俺死んだか?
「私もアル兄と写真撮りたい!!」
「しょうがないなぁ。あ、アンナ、写真を撮ってもらっても?」
俺は自作のカメラを取り出してアンナにカメラを渡すとそれを視線外さずににっこりとしたまま受け取った。
女性の笑顔ほど怖いものはないって。やっぱり俺は死ぬかも
「リンティア様の願いですので」
アンナさん根に持ってるな。と考えているとリンティアは俺の膝の上に背中を預けるように座った。
えっ?俺ってそこまで好感度が高いの?何故かアンナが恨めしく見ているけどこれが俺とリンティアの仲良さだ。
「では撮りますよ」
カシャッ
撮った写真を見せるとリンティアは「大切にする!!」と太陽のような笑顔で大切に抱えていた。
俺はその笑顔をカシャッと写真に収めた。
更新が遅くなり申し訳無いです。誤字脱字がありましたらご報告お願い致します。
次話もリンティア話になります。
その後双子姉妹の話を挟みます。
「あ、うん、ごめんよ?というか何故ここに?」
というのも妹のリンティアとこうしてしっかりと会うのは初めてだったりする。
何故かって?それは俺がダラけ王子と呼ばれるのが一番の原因だった。
幼いリンティアには多くの世話係がついている。それらの大半は俺のことをよく思っていない連中だ。
悪く言えば世話係というのは貴族への嫁ぎ先がない者の集まりでありいわば外から来た者だ。
そこでリンティアのお付きとなれば変なところに嫁ぐよりよっぽど良いため人気な職だ。
人気な職業であるため倍率は高く優秀な者が集まるのだがそれもまた一つの原因だった。
優秀である者が俺の生活を目の当たりにするとどう思うだろうか?
外に出ない不真面目な王子。怪童、神童と同じ王族なのか信じられないということを一番初めに思うだろう。
そんな不真面目な俺とリンティアを会わせてしまうとどう考えるだろうか?
そう、俺と同じ不真面目になってしまうので無いか?と考えるのが最もだ。俺と同じダラダラ生活するとリンティアもダラダラ生活になってしまう可能性も否めない。
今はリンティアの後ろにアンナが居り、アンナと二人で俺の部屋に来たのだろうが普通は違う。
お付きの人が最低三人も居るためまず俺の部屋に行く許可なんて出るわけもなく、提案をしたとしても他のことをしましょうと勧めれるだけだろう。
まぁ、その甲斐があってか無かったのかは知らないがリンティアは未だ五歳にしてはかなり優秀な部類に入るそうだ。
恐らくほとんど教えているのはアンナだろうけど。最近、知育玩具をせびるようになったのも理由の一つだろう。
そのためアンナは最近、俺の元は殆ど居らず大体はセバス、カイリー、マリーナで回していた。
まぁ、マリーナは母さんの護衛も任されるようになったためセバスとカイリーに比べれば少し下がる。
そしてカイリーもいつの間にか暗部の纏め役となっているため頻度は少ない。
セバスはいつも暇なので俺のところにいる。もうちょっと俺をフリーにしてくれても良いんだけど?
コホン
さてリンティアだが恐らくアンナと二人きりになった事を良い事にこちらに来たのだろう。
でもさ、アル兄様だって!!様つけだよ!?エリック兄さん、ダン兄と同等の扱いってどうよ!!これが無知の人なら王子に対してそう思うのも当然と思うだろう。
そう無知の人はな。俺は神童、怪童ほどでは無いがダラけ王子と呼ばれているそれにより兄さん達と俺との反応があからさまに違うのだ。
『キャー!!ダンフォード殿下よぉ!!あの肉体素晴らしいわ!!』
『ダンフォード殿下が居ればこの国は安泰ですな!!』
とダン兄が言われればエリック兄さんは
『エリック様よ!!いつもお美しいです!!こっち向いて~』
『エリック様ほどの慧眼があればこの国の未来は明るいな!!』
と言われる。
二人に関しては口を開けば渇望そして期待の声しか上がらない。それほどまでに神童、怪童はこの国とってとても明るい期待の星になっているのだ。
対して俺はと言うと….
『あれがダラけ王子ですって、なんかパッとしませんわね』
『王族の恥さらしが何故こんなところに』
と二人は期待の声だったのが俺は嘲笑の対象とされる。なんて悲しきことか。
ならしっかりしろよって?馬鹿いっちゃいけない期待されれば目のあるところでは努力ないししっかりとしなくちゃいけないし猫を被らないといけないじゃ無いか。
あのエリック兄さんでさえ猫の着ぐるみを何重にも被っているんだぜ?
それが俺だったら何百枚で済みそうにないぞ?俺が兄さん達に「おはようございます。お兄様。私もともに鍛錬を致します」や「お兄様、私も共に勉学を致します。」なんて言ったら風邪をひいているのか疑われるレベルだ。
それはそれで少しひどい気がするが分かっている兄さん達からすればもしかするとぶっ倒れるくらい驚くかもしれない。
俺は周りからそう言う評価を受けており、さらには俺の噂を色々と聞かされているであろう。
あの王子と近づいては良いことはありませんよ?とかあの王子のようにならないようにしないといけませんよ?とかね。
そんな全く会っておらず妹の中では確実にマイナスから評価であるにも関わらず妹にお兄様なんて呼ばれてみろ!!
態度には出さないが部屋に誰も居なかったら抱き枕を抱きしめてベッドでゴロゴロしてるよ。
「やっぱりアル兄って呼ぶ事にします。」
と思ったのも束の間。一瞬にして兄様呼びは潰えてしまった。何がいけなかった?
そんなのあげれば腐るほどあるか。考えるだけ無駄だな。それなら『アル兄様』ってところを録音しておけばよかったぁーー!!
「えっ?なんで?」
「その方がなんか良いからです!!」
「ガハッ」
「アル様、リンティア様は親しみを込めてそのように呼ぶのだと邪推致します。」
「えっ、そう?」
アンナからの俺を励ますかのような声が聞けるとはこれは夢なのか?
アンナといえば毒舌。俺の製作物をゴミと平然と言うのに。これは一体どう言う風の吹き回しだ?
でもリンティアがそう思ってくれるならちょっぴり嬉しい。
「そうでないとアル様の部屋にくるようなことしないでしょう。エリック様、ダンフォード様、フレア様、フローズ様の部屋に行くでしょう。現にすでに何回か行って居ますので」
「えっ?」
「リンティア様はアル様を除くご兄弟とはすでに親交はありますので」
「俺が最後だったり?」
「この城にいるリンティア様のご兄弟では最後です。」
やっぱり罠だったーー!!!上げて落とすとはアンナめ!!とんでもない技術を身につけやがって。
もはや天使も表されるリンティアでその技術を会得したな!!俺の時はそんなことしなかったのに!!
だがな俺だってアンナの恥ずかしいことを知っているんだぞ~
俺は空間収納からすっと一枚の写真を取り出した。
「「ッ!?」」
クハハハハ!!二人のキスショットは効果抜群だろう!!大人のデートを学ぶために二人のデートを観察していたときに写真を撮ったんだよ!!
隣でカイリーは頭を抱えていたけど見なかったことにしたが
「アル兄、これ何?」
「リンティアこれはね。アンナとセバスが愛し合っている写真だよ~」
「アル様、それをお仕舞いください。」
リンティアと俺の会話にハッとしたアンナが表情を崩さずにそう言ってきた。しかしセバスは違った。
「いえその写真を私に下さい。大事にしたいと思います。」
もうちょっとセバスは恥ずかしがってくれても良いんだけどな。何故こんなにラブラブ感を出すのだろうか。
確実に俺が悪役じゃないか。妹にそんなところを見せたく無いのに。
「しょうがないセバスにあげよう。大切にするんだよ。」
「私の宝にしたいと思います。アンナとのこういう思い出は大切にしたいと思います。」
「ッ!?」
待て待てなんで俺はリンティアとこの二人のラブラブを見せつけられているんだ?
アンナを揶揄うつもりが何故良い話になっているような気がする。これって俺が損しただけでは?
ほらアンナがすごい剣幕で俺のことを睨んでいるよ。セバスは写真をにこやかに眺めているから気がついてない。
こりぁ、俺死んだか?
「私もアル兄と写真撮りたい!!」
「しょうがないなぁ。あ、アンナ、写真を撮ってもらっても?」
俺は自作のカメラを取り出してアンナにカメラを渡すとそれを視線外さずににっこりとしたまま受け取った。
女性の笑顔ほど怖いものはないって。やっぱり俺は死ぬかも
「リンティア様の願いですので」
アンナさん根に持ってるな。と考えているとリンティアは俺の膝の上に背中を預けるように座った。
えっ?俺ってそこまで好感度が高いの?何故かアンナが恨めしく見ているけどこれが俺とリンティアの仲良さだ。
「では撮りますよ」
カシャッ
撮った写真を見せるとリンティアは「大切にする!!」と太陽のような笑顔で大切に抱えていた。
俺はその笑顔をカシャッと写真に収めた。
更新が遅くなり申し訳無いです。誤字脱字がありましたらご報告お願い致します。
次話もリンティア話になります。
その後双子姉妹の話を挟みます。
2
お気に入りに追加
7,092
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
女神様の使い、5歳からやってます
めのめむし
ファンタジー
小桜美羽は5歳の幼女。辛い境遇の中でも、最愛の母親と妹と共に明るく生きていたが、ある日母を事故で失い、父親に放置されてしまう。絶望の淵で餓死寸前だった美羽は、異世界の女神レスフィーナに救われる。
「あなたには私の世界で生きる力を身につけやすくするから、それを使って楽しく生きなさい。それで……私のお友達になってちょうだい」
女神から神気の力を授かった美羽は、女神と同じ色の桜色の髪と瞳を手に入れ、魔法生物のきんちゃんと共に新たな世界での冒険に旅立つ。しかし、転移先で男性が襲われているのを目の当たりにし、街がゴブリンの集団に襲われていることに気づく。「大人の男……怖い」と呟きながらも、ゴブリンと戦うか、逃げるか——。いきなり厳しい世界に送られた美羽の運命はいかに?
優しさと試練が待ち受ける、幼い少女の異世界ファンタジー、開幕!
基本、ほのぼの系ですので進行は遅いですが、着実に進んでいきます。
戦闘描写ばかり望む方はご注意ください。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。


冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?
Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」
私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。
さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。
ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる