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迷子の迷子のアルフレッド〜♪あなたのお家はどこですか?♪A.もちろん自分の部屋ですが?
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アルフレッド失踪事件!!
昨日、事件が起こったダラけ王子ことアルフレッドが居なくなったのだ。
そんな訳もなく俺はいつも通り自分の部屋にいたのだがみんなが焦って俺が失踪した!!
みたいなことになって城中大騒ぎになった。メイドや執事、兄さん姉さんも俺を探したらしい。
みんなの頑張りを紹介しよう。
sideエリック
「殿下、アル様を見ましたか?」
「アルは見てないけど見当たらないの?」
「はい何処にも見当たらなくて」
「とりあえず城を探そう」
ダラけ王子と呼ばれていることに不貞腐れて居なくなった。
そんな訳ないか、アルの事だそういう風に呼ばれているからって馬鹿なことはしないか。
でもどこに行ったんだろうか。お父様の部屋かな?執務を手伝わされているとか。
コンコン
「エリックです。アルって居ますか?」
「アルフレッドか?来てないぞ?どうしたんだアルフレッドでも探しているのか?」
「アルが居なくなったって聞いたので」
「その内ふらっと帰ってくるだろう。あいつはそういう奴だ。」
「そうですよね。僕はもう少し探してみます。」
「分かった。夕方になっても居なかったら教えてくれ。」
「分かりました。」
僕はその後、少し探したけど見当たらなかったので自室に戻って勉強を再開した。
その内、アルの事だし来るだろう。
sideダンフォード
「殿下、こちらにアル様はこられましたか?」
「アルか?来てないがどうしたんだ?」
俺が素振りをしているときにカイリーにそう尋ねられた。
アルは闘技場に来ることなんて無い。暑苦しい、汗臭いとか言って全く来ないのだ。
偶には打ち合うということも兄弟でしたいのだが。一度もした事ない。
「アル様が見当たらなくて」
「そういえば朝も来なかったな。少し探してみる。」
「ありがとうございます。」
アルか、アルは良く調理場を訪れていたよな。少し行ってみるか。
グゥーー
「よしついでに何か作ってもらおう。」
俺は料理長にアルが来たか聞いてみたが来てないそうだ。
グゥーーー
「ふふっ、少しお待ちください。何か作りますので。」
「すまない」
俺はその後、作ってもらった料理を腹に入れて闘技場に戻って鍛錬を再開した。
アルはどうせいつか来るだろう。あいつはそういう奴だからな。
心配するだけ無駄だ。
sideフローズ
「フローズ殿下、フレア殿下、アル様をみかけませんでしたか?」
「アル?アルはいつものように部屋にいるんじゃない?もうおやつの時間じゃん。ついでにアルの部屋に行こう!!」
はぁ、フレアはまったく。それにしてもアルが消えたって?
あの子が居なくなるなんてあり得ないわよ。ここが一番快適に暮らせる場所だと思っているから。
アルの部屋に無断で入りフレアは冷蔵庫を勝手に開けてアイスを食べています。
「そんなんだからアルが居なくなったんだじゃないの?」
「フローズ、アルがそんなに簡単に居なくなら言って。どうせどっかで寝てたりゴロゴロしてるはず」
「でもフレアはもう少し控えるべきよ。」
「大丈夫!!太らないから」
ムカッ
太らないなんてあり得ないのよ。大人になって苦労するといいわ。何もしてないのにフレアの肌はきめ細やかなのよね。
少し卑怯よ。でもプロポーションで勝っているから良いでしょう。
「カイリー、アルはそのうち来るわよ。そんな心配する必要ないわ」
「わ、分かりました。私は一応探します。お手数をおかけしました。」
「いいよー」
「貴女はアイスを食べに来ただけでしょう。それにしてもアルの部屋は色々変なものが沢山ね。」
あんな棺桶何に使うんだろう。また馬鹿なことをしていたりね。
side王
「アルフレッドはどうした?」
「そういえば来てないね」
夕食時は家族のみんなと食べるのだがアルフレッドの姿だけが無い。
「そういえばアルは見つかったのカイリー?」
「そ、それがまだ見つかってないです。」
「もしかしてここ以上に良い場所を見つけたからそこに行ったのかも。」
「「「ッ」」」
「でも挨拶一つせずにって事は無いわよ、多分。」
アルフレッドが他のところに行った?ダラけ王子と呼ばれることが苦痛だったのか。
そんな訳ないな。あいつはそういう奴だ。だがアルフレッドが居なくなるのは困るな。
「とりあえず探してみましょう」
「そうだな」
ガチャ
「どうされましたか?」
「セバス、アルが居なくなったんだ。」
「アル様は昨日徹夜で作業してたので寝てますよ?」
「でもアルの部屋に居なかったわよ?」
「そんなはずは無いと思いますが、確か昨日は吸血鬼の気分味わいたいとか言って棺桶で寝てみるとか言っていたと思いましたけど」
何を馬鹿なことしてるんだ。棺桶で寝ようがベッドで寝ようが一緒だろう。
「「「あっ」」」
「もしかしてカイリー」
「も、申し訳ございませんでした」
「まぁ良い。そろそろあいつも起きるだろう。セバス起こしてきてくれないか。」
「かしこまりました。カイリー行きますよ?」
「ヒィ」
カイリーよ
『『『『『『生きて帰れよ』』』』』』
その後少しすると目を擦りながらアルフレッドが現れた。
「ん?どうしたの?俺が遅いのはいつものことでしょ?」
「アル、肉を出せ」
「僕は魚が良いかな」
「アル、俺は酒だ」
「私は全部!!」
「えぇ!!俺なんかしたぁ!!いつものことでしょ!!」
「カイリーに聞け」
結局、この日の夕食は料理人、メイド、執事全員にアルが料理を振る舞っていた。
騒ぎの核はお前だ。
でも偶にはこういうことも良いかもな。
sideアル
「カイリーーぃぃい!!!」
俺が全員に料理を振る舞うことになったじゃねぇかァァァア!!
昨日、事件が起こったダラけ王子ことアルフレッドが居なくなったのだ。
そんな訳もなく俺はいつも通り自分の部屋にいたのだがみんなが焦って俺が失踪した!!
みたいなことになって城中大騒ぎになった。メイドや執事、兄さん姉さんも俺を探したらしい。
みんなの頑張りを紹介しよう。
sideエリック
「殿下、アル様を見ましたか?」
「アルは見てないけど見当たらないの?」
「はい何処にも見当たらなくて」
「とりあえず城を探そう」
ダラけ王子と呼ばれていることに不貞腐れて居なくなった。
そんな訳ないか、アルの事だそういう風に呼ばれているからって馬鹿なことはしないか。
でもどこに行ったんだろうか。お父様の部屋かな?執務を手伝わされているとか。
コンコン
「エリックです。アルって居ますか?」
「アルフレッドか?来てないぞ?どうしたんだアルフレッドでも探しているのか?」
「アルが居なくなったって聞いたので」
「その内ふらっと帰ってくるだろう。あいつはそういう奴だ。」
「そうですよね。僕はもう少し探してみます。」
「分かった。夕方になっても居なかったら教えてくれ。」
「分かりました。」
僕はその後、少し探したけど見当たらなかったので自室に戻って勉強を再開した。
その内、アルの事だし来るだろう。
sideダンフォード
「殿下、こちらにアル様はこられましたか?」
「アルか?来てないがどうしたんだ?」
俺が素振りをしているときにカイリーにそう尋ねられた。
アルは闘技場に来ることなんて無い。暑苦しい、汗臭いとか言って全く来ないのだ。
偶には打ち合うということも兄弟でしたいのだが。一度もした事ない。
「アル様が見当たらなくて」
「そういえば朝も来なかったな。少し探してみる。」
「ありがとうございます。」
アルか、アルは良く調理場を訪れていたよな。少し行ってみるか。
グゥーー
「よしついでに何か作ってもらおう。」
俺は料理長にアルが来たか聞いてみたが来てないそうだ。
グゥーーー
「ふふっ、少しお待ちください。何か作りますので。」
「すまない」
俺はその後、作ってもらった料理を腹に入れて闘技場に戻って鍛錬を再開した。
アルはどうせいつか来るだろう。あいつはそういう奴だからな。
心配するだけ無駄だ。
sideフローズ
「フローズ殿下、フレア殿下、アル様をみかけませんでしたか?」
「アル?アルはいつものように部屋にいるんじゃない?もうおやつの時間じゃん。ついでにアルの部屋に行こう!!」
はぁ、フレアはまったく。それにしてもアルが消えたって?
あの子が居なくなるなんてあり得ないわよ。ここが一番快適に暮らせる場所だと思っているから。
アルの部屋に無断で入りフレアは冷蔵庫を勝手に開けてアイスを食べています。
「そんなんだからアルが居なくなったんだじゃないの?」
「フローズ、アルがそんなに簡単に居なくなら言って。どうせどっかで寝てたりゴロゴロしてるはず」
「でもフレアはもう少し控えるべきよ。」
「大丈夫!!太らないから」
ムカッ
太らないなんてあり得ないのよ。大人になって苦労するといいわ。何もしてないのにフレアの肌はきめ細やかなのよね。
少し卑怯よ。でもプロポーションで勝っているから良いでしょう。
「カイリー、アルはそのうち来るわよ。そんな心配する必要ないわ」
「わ、分かりました。私は一応探します。お手数をおかけしました。」
「いいよー」
「貴女はアイスを食べに来ただけでしょう。それにしてもアルの部屋は色々変なものが沢山ね。」
あんな棺桶何に使うんだろう。また馬鹿なことをしていたりね。
side王
「アルフレッドはどうした?」
「そういえば来てないね」
夕食時は家族のみんなと食べるのだがアルフレッドの姿だけが無い。
「そういえばアルは見つかったのカイリー?」
「そ、それがまだ見つかってないです。」
「もしかしてここ以上に良い場所を見つけたからそこに行ったのかも。」
「「「ッ」」」
「でも挨拶一つせずにって事は無いわよ、多分。」
アルフレッドが他のところに行った?ダラけ王子と呼ばれることが苦痛だったのか。
そんな訳ないな。あいつはそういう奴だ。だがアルフレッドが居なくなるのは困るな。
「とりあえず探してみましょう」
「そうだな」
ガチャ
「どうされましたか?」
「セバス、アルが居なくなったんだ。」
「アル様は昨日徹夜で作業してたので寝てますよ?」
「でもアルの部屋に居なかったわよ?」
「そんなはずは無いと思いますが、確か昨日は吸血鬼の気分味わいたいとか言って棺桶で寝てみるとか言っていたと思いましたけど」
何を馬鹿なことしてるんだ。棺桶で寝ようがベッドで寝ようが一緒だろう。
「「「あっ」」」
「もしかしてカイリー」
「も、申し訳ございませんでした」
「まぁ良い。そろそろあいつも起きるだろう。セバス起こしてきてくれないか。」
「かしこまりました。カイリー行きますよ?」
「ヒィ」
カイリーよ
『『『『『『生きて帰れよ』』』』』』
その後少しすると目を擦りながらアルフレッドが現れた。
「ん?どうしたの?俺が遅いのはいつものことでしょ?」
「アル、肉を出せ」
「僕は魚が良いかな」
「アル、俺は酒だ」
「私は全部!!」
「えぇ!!俺なんかしたぁ!!いつものことでしょ!!」
「カイリーに聞け」
結局、この日の夕食は料理人、メイド、執事全員にアルが料理を振る舞っていた。
騒ぎの核はお前だ。
でも偶にはこういうことも良いかもな。
sideアル
「カイリーーぃぃい!!!」
俺が全員に料理を振る舞うことになったじゃねぇかァァァア!!
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