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帝国でお茶会に出席します。あれれ〜?王国のお茶会と変わらないぞ〜おかしいなぁー
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「お義母様、会うのは初めてですね。アルフレッドと申します。どうぞ宜しくお願いします。」
俺は今日、帝国へとお忍びでやってきた。アリーシャから渡されたお手紙に日時と時間、そして場所がかなりきっちりを記されており転移できました。
不法入国だけどどうにか目を瞑って下さい。まぁあの皇帝は奥さんには弱そうだからどうにかなるだろう。
だってお義母さんに今日はお呼ばれしたんだもん。貴方は口出しできないよ皇帝!!
お供は要らないと言ったのだがアンナが頑なについて行くと言ってついて来てしまった。
俺がやらかさないか監視の意味もあるのだろう。大丈夫だってのに。そんなヘマ多分やらかさないよ。
「お義母さま、こちらアルフレッド特製の新作スイーツです。実は俺もまだ食べておらず楽しみな一品なんです」
「あら、私たちのために作ってくれたの?それは嬉しいわね。ささっ、座って。」
「では」
俺はお義母さんに囲まれる形で席についた。お義母さんはアリーシャの実母のアイラお義母様、そして他にアメリアお義母様とミリーお義母様だ。
アリーシャの可愛さからわかると思うのだがかなりの美人だ。あの皇帝はこんな美人な奥さんを娶っているとは。
ちょっと羨ま、、、しいなんて思ってないぞ。そうだそうだ。俺には愛しのアリーシャが居るからな。
アリーシャだが今の時間は学校に行っていて不在。勉学を疎かにしてここに来るのは間違っているからな。
ちなみに兄弟たちは今の時間はレッスン中なので人のことを言える立場では無いけど。
椅子に座りアンナにチーズケーキを切り分けてもらった。だが今回の新作だ。そうただのチーズケーキではない!!
バスクチーズケーキなのだ!!それとレアチーズケーキも作った。
味見をアンナにしてもらったけどお墨付きをもらった。そしてレアチーズケーキの上にはブルーベリーソースをかけている。
何という最高傑作だ。フレア姉さんに奪われないように細心に気を使って俺とアンナで守り抜いたデザートでもある。
フレア姉さんにはダミーとしてわざわざシュークリームを作っていたくらいだからな。
アンナand俺VSフレア姉さんの攻防戦は激しかった。フレア姉さんはぺったんこなのによく食べるのだ。
俺がフレア姉さんを捲し立てて早く退出させようとしたのだが俺には用事がない。そこでアンナに登場してもらって親父が用あると伝えるとすぐにお菓子を抱えて帰っていく。
本当にどこに栄養が入ってるのやら。まな板なんだよ。味わうことなく食べるからちょっと腹立つんだよな。
「お義母さま、忘れておりましたがこちらの品もどうぞ。」
「これは何かしら?」
「これはですねミキサーです!!」
「「「ミキサー?」」」
あれぇ?なんか反応悪いな。これってかなり便利なんだけど。俺の母さん達もよく使ってるんだけど。
これを使う時はスムージーを作る時だ。それ専用に作ってあるし。そのままカポっととれて飲めるというお手軽品だ。
フルーツや野菜、牛乳と混ぜたりすると美味しい。
帝国は俺の書、作物モリモリ育っちゃうよ。タイトルは確かこんな感じだったはず。ごめんタイトルが適当過ぎて忘れた。
その書で帝国はまあまあ豊作だと思う。野菜も果実も良くできるってことはスムージーにしなくちゃならん。
野菜、果実の甘みを直に感じないとな。栄養素も抜群だし味も美味しい。そして手軽に作れるということから母さん達は重宝している。
フローズ姉さんも氷を入れてシャーベットにして暑い時はよく飲んでいた。
「お義母様方に使い方をご説明しますね。今回はバナナと牛乳を使いたいと思います。バナナは大丈夫ですよね?」
「アル君、バナナって何かしら?」
あら?帝国では作られていなかったっけ?じゃあ果物を変えよう。作れないものを見せても実感は無いからな。
「えっとブドウは有りますよね?」
ワインを作っていると思うしブドウはあるだろう。
「ええ」
「じゃあブドウとこのヨーグルトと」
「アル様、ヨーグルトは」
「じゃ、じゃあヨーグルト作成機もあげます。これは後ほど。それでですねこのブドウを皮ごと入れましてヨーグルトも一緒に入れて。ここを押すと」
ガーガーガーガーガーガー
「っとこんな感じで完成しました。とりあえずアイラお義母様飲んでみてください。」
俺はカポっと容器を取り出してアイラお義母様に渡した。アリーシャ情報ではアイラお義母様はブドウが好きだと聞いていたからな。
「じゃあ」
ゴクッ
「どうですか?」
「お、美味しいわ!」
「それは良かったです。宜しければお二人の分もお作りしますがどのようなものがよろしいですか?」
「私はオレンジで」「私はアル君のオススメで」
「了解しました。」
ガーガーガーガーガーガー
というかお茶会で俺は何やってんだよ。この機械音は綺麗な庭園に似つかわしく無いな。
お茶会ってご婦人たちが『ふふふ』とか言いながらやる奴だろ。最近、母さん達に付き合って鈍っているが普通はこんな事はしない。
腹の探り合いや情報交換などかなり張り詰めた空気で行われるのだ。上の爵位の人に呼ばれたら緊張するだろうし。
なのに、なのになんだこれは
ガーガーガーガーガーガー
帝国来てもしてることはほとんど変わらないじゃ無いか!!
もうちょっとチヤホヤされることを期待したのに。がっくし
「出来ましたオレンジスムージーと私のオススメのバナナスムージーです。」
「あら、美味しいわね。これは私たちでも簡単に作れるの?」
「はい、スムージーにしたいものを切ってこの中に入れてボタンを押せば完成です。容器も移し変える必要も無いですし簡単に出来ますよ。」
「そう!!」
「アリーシャのを含めて数台お渡しします。」
「ありがとう!!」
俺は母さん達にやってることとなんら変わらなくなって来たぞ。
いや待て待てここに来たのはちょっとでも俺の株を上げる。そして名誉挽回するためだ。
今回は自分から渡している。母さん達みたいにたかられていない。そうその違いだ。
まだまだお茶会は続く
俺は今日、帝国へとお忍びでやってきた。アリーシャから渡されたお手紙に日時と時間、そして場所がかなりきっちりを記されており転移できました。
不法入国だけどどうにか目を瞑って下さい。まぁあの皇帝は奥さんには弱そうだからどうにかなるだろう。
だってお義母さんに今日はお呼ばれしたんだもん。貴方は口出しできないよ皇帝!!
お供は要らないと言ったのだがアンナが頑なについて行くと言ってついて来てしまった。
俺がやらかさないか監視の意味もあるのだろう。大丈夫だってのに。そんなヘマ多分やらかさないよ。
「お義母さま、こちらアルフレッド特製の新作スイーツです。実は俺もまだ食べておらず楽しみな一品なんです」
「あら、私たちのために作ってくれたの?それは嬉しいわね。ささっ、座って。」
「では」
俺はお義母さんに囲まれる形で席についた。お義母さんはアリーシャの実母のアイラお義母様、そして他にアメリアお義母様とミリーお義母様だ。
アリーシャの可愛さからわかると思うのだがかなりの美人だ。あの皇帝はこんな美人な奥さんを娶っているとは。
ちょっと羨ま、、、しいなんて思ってないぞ。そうだそうだ。俺には愛しのアリーシャが居るからな。
アリーシャだが今の時間は学校に行っていて不在。勉学を疎かにしてここに来るのは間違っているからな。
ちなみに兄弟たちは今の時間はレッスン中なので人のことを言える立場では無いけど。
椅子に座りアンナにチーズケーキを切り分けてもらった。だが今回の新作だ。そうただのチーズケーキではない!!
バスクチーズケーキなのだ!!それとレアチーズケーキも作った。
味見をアンナにしてもらったけどお墨付きをもらった。そしてレアチーズケーキの上にはブルーベリーソースをかけている。
何という最高傑作だ。フレア姉さんに奪われないように細心に気を使って俺とアンナで守り抜いたデザートでもある。
フレア姉さんにはダミーとしてわざわざシュークリームを作っていたくらいだからな。
アンナand俺VSフレア姉さんの攻防戦は激しかった。フレア姉さんはぺったんこなのによく食べるのだ。
俺がフレア姉さんを捲し立てて早く退出させようとしたのだが俺には用事がない。そこでアンナに登場してもらって親父が用あると伝えるとすぐにお菓子を抱えて帰っていく。
本当にどこに栄養が入ってるのやら。まな板なんだよ。味わうことなく食べるからちょっと腹立つんだよな。
「お義母さま、忘れておりましたがこちらの品もどうぞ。」
「これは何かしら?」
「これはですねミキサーです!!」
「「「ミキサー?」」」
あれぇ?なんか反応悪いな。これってかなり便利なんだけど。俺の母さん達もよく使ってるんだけど。
これを使う時はスムージーを作る時だ。それ専用に作ってあるし。そのままカポっととれて飲めるというお手軽品だ。
フルーツや野菜、牛乳と混ぜたりすると美味しい。
帝国は俺の書、作物モリモリ育っちゃうよ。タイトルは確かこんな感じだったはず。ごめんタイトルが適当過ぎて忘れた。
その書で帝国はまあまあ豊作だと思う。野菜も果実も良くできるってことはスムージーにしなくちゃならん。
野菜、果実の甘みを直に感じないとな。栄養素も抜群だし味も美味しい。そして手軽に作れるということから母さん達は重宝している。
フローズ姉さんも氷を入れてシャーベットにして暑い時はよく飲んでいた。
「お義母様方に使い方をご説明しますね。今回はバナナと牛乳を使いたいと思います。バナナは大丈夫ですよね?」
「アル君、バナナって何かしら?」
あら?帝国では作られていなかったっけ?じゃあ果物を変えよう。作れないものを見せても実感は無いからな。
「えっとブドウは有りますよね?」
ワインを作っていると思うしブドウはあるだろう。
「ええ」
「じゃあブドウとこのヨーグルトと」
「アル様、ヨーグルトは」
「じゃ、じゃあヨーグルト作成機もあげます。これは後ほど。それでですねこのブドウを皮ごと入れましてヨーグルトも一緒に入れて。ここを押すと」
ガーガーガーガーガーガー
「っとこんな感じで完成しました。とりあえずアイラお義母様飲んでみてください。」
俺はカポっと容器を取り出してアイラお義母様に渡した。アリーシャ情報ではアイラお義母様はブドウが好きだと聞いていたからな。
「じゃあ」
ゴクッ
「どうですか?」
「お、美味しいわ!」
「それは良かったです。宜しければお二人の分もお作りしますがどのようなものがよろしいですか?」
「私はオレンジで」「私はアル君のオススメで」
「了解しました。」
ガーガーガーガーガーガー
というかお茶会で俺は何やってんだよ。この機械音は綺麗な庭園に似つかわしく無いな。
お茶会ってご婦人たちが『ふふふ』とか言いながらやる奴だろ。最近、母さん達に付き合って鈍っているが普通はこんな事はしない。
腹の探り合いや情報交換などかなり張り詰めた空気で行われるのだ。上の爵位の人に呼ばれたら緊張するだろうし。
なのに、なのになんだこれは
ガーガーガーガーガーガー
帝国来てもしてることはほとんど変わらないじゃ無いか!!
もうちょっとチヤホヤされることを期待したのに。がっくし
「出来ましたオレンジスムージーと私のオススメのバナナスムージーです。」
「あら、美味しいわね。これは私たちでも簡単に作れるの?」
「はい、スムージーにしたいものを切ってこの中に入れてボタンを押せば完成です。容器も移し変える必要も無いですし簡単に出来ますよ。」
「そう!!」
「アリーシャのを含めて数台お渡しします。」
「ありがとう!!」
俺は母さん達にやってることとなんら変わらなくなって来たぞ。
いや待て待てここに来たのはちょっとでも俺の株を上げる。そして名誉挽回するためだ。
今回は自分から渡している。母さん達みたいにたかられていない。そうその違いだ。
まだまだお茶会は続く
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