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セバスに相談、いや恋バナ
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今日は夜の散歩をやめてセバスとのお話だ。
「セバス、じゃあこれから、アリーシャに何を渡して告ればいいかを議論しようじゃないか。とりあえず意見をくれ。」
「は、はぁ、何かと思ったらそういうことですか。指輪でいいんじゃ無いんですか?アリーシャ殿下ですが、空間魔法においては私より上手いんですけど。」
こ、こいつ適当に返しおって、確かにこの世界でも前世と同じように指輪を渡して、左手の薬指にはめるそうだ。
それは、いいんだがやはり派手の方がいいとか、簡素のものででもいいとか、聞きたかったんだよ!!
こう、適当に返されては俺だってやり返したくなる。最近、俺はセバスとアンナがいい感じなのを知っているんだぞ!
これをネタに弄るか、セバスの焦る表情はもう何年も見てないし、面白いかも。
「セバスは、アンナにどういう指輪をあげるんだ?」
「アンナですか。」
呼び捨てかよー、もうそこまで発展しているの?確か、セバスからアンナのことをそう呼んでいたかもしれないが、なんか見せつけられた感じが凄いんだけど!
負けた気がする。
「セバスとアンナはいい感じなんだろ?結婚しちゃえよ!」
「アンナとはゆくゆくは結婚しようという話になっております。ですが、アル様がいますので……」
結婚を誓った仲だと………
それに俺に遠慮して、結婚しないのかよ。俺が悪いみたいじゃないか。
これは俺が恋のキューピットにだと思ったが、その必要が無いほど発展しているのか。
「そうか、それは悪かった。」
「いえ、アル様のせいではございませんで、お気になさらず。」
「デートとかしたの?」
「しましたよ。王都を二人の休日があった日はデートしております。」
美男子のセバスと美女のアンナが連れ添って歩いている姿は、うん絵になるな。
それは、楽しいだろうなあ。
「セバス、今すぐ結婚してもいいんだぞ。金はいっぱい持っているだろう。適当に家を建てて住めばいいじゃないか。」
「いえ、私はアル様に返しきれない恩がありますので。」
「あれ?俺はセバスに何かやったっけ?」
そんなことをした記憶がないのだが、セバスが返しきれない恩があるとしたら、俺はどうなる。ほぼ毎日、相手して貰っているんだぞ?
「アル様が私の家が不正をし、領地を危険に犯したのにも関わらず、私の家を取り潰すことではなく、兄に継がせて頂きました。そして、私もこのように執事をさせていただいております。」
「あぁ、そういうこと、だがなぁ。セバスにも幸せになって欲しいんだよ。二人の子供にお兄ちゃんと呼ばれたいんだよ!!」
妹も俺のことをアル!と呼んでくるよ。でも二人の兄のことはお兄様~とか呼ぶんだよ!!
俺もそう呼んで欲しいんだよ!名前で呼ばれることは嬉しいよ、でもさ、妹にはお兄様~とか呼ばれてキャッキャッしたいじゃん。
「馬鹿ですか。」
「あっ!バカって言ったな!」
「いえ言っておりません。」
俺にはちゃんと聞こえてからな!!
「セバスとアンナはちゃっちゃと結婚しちゃえよ。ついでに爵位でもやろうか?」
「爵位ですか、アル様でどうにか出来るのですか?」
「あ、うん。実は結構俺は爵位を保持しているんだよね。伯爵一つと子爵一つ、男爵二つ、騎士爵三つほど、」
親父から功績として、爵位をくれと言ったところ。渋々了承してくれた、セバスのような家臣にあげたいと思っていて爵位を貰った。
「そうですか。」
「俺的にはちゃっちゃとくっついてほしんだよね、もう20歳位だろ?アンナの年齢は知らないけど、もういいんじゃねえか?というか伯爵やるよ、それで俺の家臣になるか?」
「結婚についてはいいのですが、伯爵位は今は要らないです。」
重い話はこれで終わり、セバスにアンナとどこまで進展したのか聞くことにする。お堅いセバスとアンナがきちんと恋愛をしているのか普通に気になる。
「そうか、それでどこまでいったの?手繋いだ?キスした?交わった?避妊はしてんの?もしかして、もう子供できた?!!」
「あ、あの。」
おっ、少したじろいでいるな。これは根掘り葉掘り聞かないとな。
「手繋いだ?」
コクリ
「キスした?」
コクリ
まぁ、ここまで予想通りだ。キスか、どうせロマンチックなところでしてるんだような。うらやましいなあ。
「大人なやつ?」
コクリ。
マジかよ、冗談で言ったつもりだっけど結構進んでいるようだな。
「交わった?」
これは違うようだな。流石にそこまでいってないか、少し期待したんだがな。
「子供できた?」
「出来ていません。」
「そうか、アンナとセバスいや、ゴールかぁ。結婚式は挙げる?」
「いや、それは考えておりません。教会で誓いをするだけにしようかと思います。」
「じゃあ、帝国の奴らが居なくなったらさっさと教会に行ってこい。あとは、いつもの散歩コースの森にお前らの家を建ててやるから、時間のある時にイチャイチャするがいい!!」
普段はこの二人は城に住み込んでいる。そのため、王都に家を建てることはに不要だ。
だから、別荘として森に家を建ててあげたいんだよ。
「ありがとうございます。」
「そこでなら、ズッコンバッコン出来るぞ!!」
「はい。」
顔を赤くして答えた、下ネタには弱そうだな。弄りがいがあるな。
「あとは指輪だが、俺が作るからちょっと待て。」
俺は二人の指輪を魔法を付与しまくって、特注のものを作った。
「あと一つだけ魔法を付与出来るから二人で好きなものをしてくれ。二人は華美な物は好きじゃないと思ったからシンプルな物にしたよ。二人の名前を裏に刻んでいて、この指輪次にアンナとセバスが触ったら、二人しかつけること出来ないから。ちゃっちゃと渡してしまえ!」
「はい!ありがとうございます。」
セバスの嬉しそうな顔を見られて良かったからいいか。でもなぁ二人がくっつくとはなぁ。そうなるかもと思っていたけど本当にそうなるとは思っても見なかったよ。
というか、俺はセバスと何を話すためにいるんだっけ
「セバス、プレゼントどうしよ。」
「……」
ダンマリかよ!
「セバス、じゃあこれから、アリーシャに何を渡して告ればいいかを議論しようじゃないか。とりあえず意見をくれ。」
「は、はぁ、何かと思ったらそういうことですか。指輪でいいんじゃ無いんですか?アリーシャ殿下ですが、空間魔法においては私より上手いんですけど。」
こ、こいつ適当に返しおって、確かにこの世界でも前世と同じように指輪を渡して、左手の薬指にはめるそうだ。
それは、いいんだがやはり派手の方がいいとか、簡素のものででもいいとか、聞きたかったんだよ!!
こう、適当に返されては俺だってやり返したくなる。最近、俺はセバスとアンナがいい感じなのを知っているんだぞ!
これをネタに弄るか、セバスの焦る表情はもう何年も見てないし、面白いかも。
「セバスは、アンナにどういう指輪をあげるんだ?」
「アンナですか。」
呼び捨てかよー、もうそこまで発展しているの?確か、セバスからアンナのことをそう呼んでいたかもしれないが、なんか見せつけられた感じが凄いんだけど!
負けた気がする。
「セバスとアンナはいい感じなんだろ?結婚しちゃえよ!」
「アンナとはゆくゆくは結婚しようという話になっております。ですが、アル様がいますので……」
結婚を誓った仲だと………
それに俺に遠慮して、結婚しないのかよ。俺が悪いみたいじゃないか。
これは俺が恋のキューピットにだと思ったが、その必要が無いほど発展しているのか。
「そうか、それは悪かった。」
「いえ、アル様のせいではございませんで、お気になさらず。」
「デートとかしたの?」
「しましたよ。王都を二人の休日があった日はデートしております。」
美男子のセバスと美女のアンナが連れ添って歩いている姿は、うん絵になるな。
それは、楽しいだろうなあ。
「セバス、今すぐ結婚してもいいんだぞ。金はいっぱい持っているだろう。適当に家を建てて住めばいいじゃないか。」
「いえ、私はアル様に返しきれない恩がありますので。」
「あれ?俺はセバスに何かやったっけ?」
そんなことをした記憶がないのだが、セバスが返しきれない恩があるとしたら、俺はどうなる。ほぼ毎日、相手して貰っているんだぞ?
「アル様が私の家が不正をし、領地を危険に犯したのにも関わらず、私の家を取り潰すことではなく、兄に継がせて頂きました。そして、私もこのように執事をさせていただいております。」
「あぁ、そういうこと、だがなぁ。セバスにも幸せになって欲しいんだよ。二人の子供にお兄ちゃんと呼ばれたいんだよ!!」
妹も俺のことをアル!と呼んでくるよ。でも二人の兄のことはお兄様~とか呼ぶんだよ!!
俺もそう呼んで欲しいんだよ!名前で呼ばれることは嬉しいよ、でもさ、妹にはお兄様~とか呼ばれてキャッキャッしたいじゃん。
「馬鹿ですか。」
「あっ!バカって言ったな!」
「いえ言っておりません。」
俺にはちゃんと聞こえてからな!!
「セバスとアンナはちゃっちゃと結婚しちゃえよ。ついでに爵位でもやろうか?」
「爵位ですか、アル様でどうにか出来るのですか?」
「あ、うん。実は結構俺は爵位を保持しているんだよね。伯爵一つと子爵一つ、男爵二つ、騎士爵三つほど、」
親父から功績として、爵位をくれと言ったところ。渋々了承してくれた、セバスのような家臣にあげたいと思っていて爵位を貰った。
「そうですか。」
「俺的にはちゃっちゃとくっついてほしんだよね、もう20歳位だろ?アンナの年齢は知らないけど、もういいんじゃねえか?というか伯爵やるよ、それで俺の家臣になるか?」
「結婚についてはいいのですが、伯爵位は今は要らないです。」
重い話はこれで終わり、セバスにアンナとどこまで進展したのか聞くことにする。お堅いセバスとアンナがきちんと恋愛をしているのか普通に気になる。
「そうか、それでどこまでいったの?手繋いだ?キスした?交わった?避妊はしてんの?もしかして、もう子供できた?!!」
「あ、あの。」
おっ、少したじろいでいるな。これは根掘り葉掘り聞かないとな。
「手繋いだ?」
コクリ
「キスした?」
コクリ
まぁ、ここまで予想通りだ。キスか、どうせロマンチックなところでしてるんだような。うらやましいなあ。
「大人なやつ?」
コクリ。
マジかよ、冗談で言ったつもりだっけど結構進んでいるようだな。
「交わった?」
これは違うようだな。流石にそこまでいってないか、少し期待したんだがな。
「子供できた?」
「出来ていません。」
「そうか、アンナとセバスいや、ゴールかぁ。結婚式は挙げる?」
「いや、それは考えておりません。教会で誓いをするだけにしようかと思います。」
「じゃあ、帝国の奴らが居なくなったらさっさと教会に行ってこい。あとは、いつもの散歩コースの森にお前らの家を建ててやるから、時間のある時にイチャイチャするがいい!!」
普段はこの二人は城に住み込んでいる。そのため、王都に家を建てることはに不要だ。
だから、別荘として森に家を建ててあげたいんだよ。
「ありがとうございます。」
「そこでなら、ズッコンバッコン出来るぞ!!」
「はい。」
顔を赤くして答えた、下ネタには弱そうだな。弄りがいがあるな。
「あとは指輪だが、俺が作るからちょっと待て。」
俺は二人の指輪を魔法を付与しまくって、特注のものを作った。
「あと一つだけ魔法を付与出来るから二人で好きなものをしてくれ。二人は華美な物は好きじゃないと思ったからシンプルな物にしたよ。二人の名前を裏に刻んでいて、この指輪次にアンナとセバスが触ったら、二人しかつけること出来ないから。ちゃっちゃと渡してしまえ!」
「はい!ありがとうございます。」
セバスの嬉しそうな顔を見られて良かったからいいか。でもなぁ二人がくっつくとはなぁ。そうなるかもと思っていたけど本当にそうなるとは思っても見なかったよ。
というか、俺はセバスと何を話すためにいるんだっけ
「セバス、プレゼントどうしよ。」
「……」
ダンマリかよ!
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