9 / 76
八歳になった俺、はじめのおつかい。奴隷を買う
しおりを挟む
「親父、八歳になった。」
「そうか、というかその呼び方どうにかならんか。」
「だから、奴隷を買いに行かせてください。」
「確か、そんな約束していたな。」
俺が三歳の時にそう約束したのを俺は覚えていたのだ!!
「じゃあ、セバスに金を渡すから一緒に買ってこい。それと、これ書状な。」
この親父覚えていたな!まぁ、買いに行けるから良しとしよう。
「よし、セバス行くぞ!!」
「畏まりました。」
「じゃあ親父、美少女、美少年のお世話係を連れてくるぜ!!」
はじめてのお使いが奴隷を買うとは思っても見なかった。そういえば街に出るの始めてだわ。
俺は久々に城から出て、奴隷商の元へ行った。奴隷と言っても大きくは犯罪奴隷、借金奴隷、に分かれて国がしっかり奴隷商を管理している。
違法な奴も居るけどな。俺は親父の書状にある、奴隷商へと向かった。
奴隷商へときた、外装内装ともに綺麗で奴隷を丁寧に扱っていると感じた。
「セバス、」
「はい、こちらをお願い致します。」
中に入り、職員に親父からもらった書状を渡した。
「しょ、少々お待ち下さい。」
王族の書状だから、ビビるのも当たり前か。少しすると店長らしき人が来た。
「お待たせして申し訳ございません。別室にて、どのような奴隷がお望みか聞いてよろしいですか?」
「そうだな、目立つから頼むよ。」
俺たちは別室に案内されお茶まで出された。
「では、どのような奴隷がお望みでしょうか。」
「ちょっとまって、」
俺はスキルを使って有能なものを探った。おっ、いたいた。顔は見えないがこの世界は美形ばかりだどうせ美人かイケメンだ。
「えーと、アリシアってやつと、カイリーってやつを頼むよ。」
「えっ、少々お待ちください、」
いきなり奴隷の名を告げたから驚いているようだ。アリシアって奴は隠蔽していてアリシアって名前じゃないけどな。
カイリーって奴はそのままの名前だろう。
「アルフレッド様、言いにくいのですが、腕など欠損や火傷が酷いですが宜しいですか?」
「いい、とりあえず連れて来てくれ。」
そんなの治せばいいからな、魔法でチョチョイだ。
そして、連れてきたのはセバスより一回り小さな少年、人族ではないっぽい。こいつがカイリーか。腕と、耳が無いな。
それと、普通の女性。隠蔽しているな。後で聞くとしようか。わざと全身に火傷しているように見せてるよ。セバスも気づいているようだな。
「その二人でいい。セバス、後は任せるよ。」
金の交渉はセバスに任せよう、面倒だからな。
「はい、かしこまりました。では店主、金貨10枚でどうでしょうか。見るからに粗末に扱われていますね。これはこの国の法にふれていますよ。」
「え、それは、」
普通は最低でも一人金貨50枚はかかる。セバスのやつ、買い叩きすぎだ。
「食費や維持費がかかるだけでしょう?それなら、早く売った方がよいのでは?それとも、」
「う、売ります!」
売るんかい!!セバスの迫力に負けたな。若そうな奴だから、しょうがないか。
「では、契約書を。」
その後契約を結んだ。俺に敵対をしないということで契約した。
「アリシア、下手なことしないで下さいね?」
「ッ!」
俺たちは奴隷を二人購入した事だし、王城へと戻った。
「セバス、カイリーを任せた。綺麗にしてあげてくれ。俺はアリシアと話すから。それとカイリーには超絶難易度の課題を渡しておいて。」
「かしこまりました。」
俺はカイリーとセバスを自室から退出させ、アリシアと二人になった。アリシアとは余裕で偽名だ。
「えーっと、マリーナはハイエルフで良いんだよな。何で奴隷になったか知らないが今は俺の奴隷だ。」
「ふぅ、ご主人様とセバスさんでしたか、お二人を見た時は死ぬかと思いました。魔力量が多くて、それを自在に操れていましたから。私は、木の上で寝ていたら奴隷にされていたんですよ。ひどい話ですよ。でも、このように火傷に見せかけたら、誰も買わないので何もされなくてよかったです。」
なんとも、バカと言うか、酷いというか迷う話だな。木の上で普通に寝るかよ、殆ど無防備じゃねえか。結界くらい張れよ。
「俺のことはアルでいいよ。もしかして、戻りたい?」
「それも、少し考えましたが、アルの側にいるのも楽しそうですから。このままで良いですよ。寿命もまだまだ、尽きそうにないですから」
わお、エルフは長寿でハイエルフだから更に長寿なのか。それなら、俺の寿命なんか一瞬か、
「とりあえず、隠蔽解いていいよ。あとは『クリーン』綺麗にしたから着替えてくれ。服は何がいい?俺の趣味が全開のやつで良い?」
「はい、いいですよ。」
うっわ、めっちゃ美人。エルフは貧乳かと思ってたけど、マリーナは巨乳で、スレンダー。ヤッバ!!!
「じゃ、じゃあ、これ着て。メイド服。それで上目遣いで「ご、ご主人様?」ってクビを傾げてよ。」
「分かりました。」
俺はアンナに隠れて作った、特注メイド服を着てもらった。もちろんスカート短めだ。
アンナは長いスカートしか履かないから、少し残念なんだよね。
マリーナに着替えてもらった。
そして、マリーナが俺に合わせてしゃがんで
「ご、ご主人様?」と首を傾げて言ってくれた。
「グフっ、」
ヤバいぞ。これは、
「アル、大丈夫?」
「ああ、大丈夫。マリーナが可愛すぎて少し意識が飛んだだけだから。」
「えっ、」
「なに驚いてんの?俺が会った人で断トツで可愛いんだけど。」
「あ、ありがとうございます。」
えっ、なにこの照れ。奴隷を買いに行ってよかったぁーー!!
「アル様、何をされているのですか?」
「あ、アンナ、どうしたんだい?」
「いえ、馬鹿なことをしているなと思いまして、その服は何ですか?」
「あ、そ、その。可愛いかなぁと。」
「マリーナさんはメイドをやって頂きますが宜しいですか?特に仕事などはなく、アル様の部屋にいてお相手してあげてください。服は私たちが支給致します。」
「分かりました。」
「ってことは、この服装は?」
「もう見れません。」
オウ、ノォーーーーー!!
「では、マリーナさん。来てください。」
「アル、また。」
ハハッ、あの瞬間を動画に収めておくんだったぁーーー
ストック残り20話ほどです。まだ少年期なので大人まで続けていきます、100話前後で完結出来ればと思っております。
これからも応援のほど宜しくお願い致します。
「そうか、というかその呼び方どうにかならんか。」
「だから、奴隷を買いに行かせてください。」
「確か、そんな約束していたな。」
俺が三歳の時にそう約束したのを俺は覚えていたのだ!!
「じゃあ、セバスに金を渡すから一緒に買ってこい。それと、これ書状な。」
この親父覚えていたな!まぁ、買いに行けるから良しとしよう。
「よし、セバス行くぞ!!」
「畏まりました。」
「じゃあ親父、美少女、美少年のお世話係を連れてくるぜ!!」
はじめてのお使いが奴隷を買うとは思っても見なかった。そういえば街に出るの始めてだわ。
俺は久々に城から出て、奴隷商の元へ行った。奴隷と言っても大きくは犯罪奴隷、借金奴隷、に分かれて国がしっかり奴隷商を管理している。
違法な奴も居るけどな。俺は親父の書状にある、奴隷商へと向かった。
奴隷商へときた、外装内装ともに綺麗で奴隷を丁寧に扱っていると感じた。
「セバス、」
「はい、こちらをお願い致します。」
中に入り、職員に親父からもらった書状を渡した。
「しょ、少々お待ち下さい。」
王族の書状だから、ビビるのも当たり前か。少しすると店長らしき人が来た。
「お待たせして申し訳ございません。別室にて、どのような奴隷がお望みか聞いてよろしいですか?」
「そうだな、目立つから頼むよ。」
俺たちは別室に案内されお茶まで出された。
「では、どのような奴隷がお望みでしょうか。」
「ちょっとまって、」
俺はスキルを使って有能なものを探った。おっ、いたいた。顔は見えないがこの世界は美形ばかりだどうせ美人かイケメンだ。
「えーと、アリシアってやつと、カイリーってやつを頼むよ。」
「えっ、少々お待ちください、」
いきなり奴隷の名を告げたから驚いているようだ。アリシアって奴は隠蔽していてアリシアって名前じゃないけどな。
カイリーって奴はそのままの名前だろう。
「アルフレッド様、言いにくいのですが、腕など欠損や火傷が酷いですが宜しいですか?」
「いい、とりあえず連れて来てくれ。」
そんなの治せばいいからな、魔法でチョチョイだ。
そして、連れてきたのはセバスより一回り小さな少年、人族ではないっぽい。こいつがカイリーか。腕と、耳が無いな。
それと、普通の女性。隠蔽しているな。後で聞くとしようか。わざと全身に火傷しているように見せてるよ。セバスも気づいているようだな。
「その二人でいい。セバス、後は任せるよ。」
金の交渉はセバスに任せよう、面倒だからな。
「はい、かしこまりました。では店主、金貨10枚でどうでしょうか。見るからに粗末に扱われていますね。これはこの国の法にふれていますよ。」
「え、それは、」
普通は最低でも一人金貨50枚はかかる。セバスのやつ、買い叩きすぎだ。
「食費や維持費がかかるだけでしょう?それなら、早く売った方がよいのでは?それとも、」
「う、売ります!」
売るんかい!!セバスの迫力に負けたな。若そうな奴だから、しょうがないか。
「では、契約書を。」
その後契約を結んだ。俺に敵対をしないということで契約した。
「アリシア、下手なことしないで下さいね?」
「ッ!」
俺たちは奴隷を二人購入した事だし、王城へと戻った。
「セバス、カイリーを任せた。綺麗にしてあげてくれ。俺はアリシアと話すから。それとカイリーには超絶難易度の課題を渡しておいて。」
「かしこまりました。」
俺はカイリーとセバスを自室から退出させ、アリシアと二人になった。アリシアとは余裕で偽名だ。
「えーっと、マリーナはハイエルフで良いんだよな。何で奴隷になったか知らないが今は俺の奴隷だ。」
「ふぅ、ご主人様とセバスさんでしたか、お二人を見た時は死ぬかと思いました。魔力量が多くて、それを自在に操れていましたから。私は、木の上で寝ていたら奴隷にされていたんですよ。ひどい話ですよ。でも、このように火傷に見せかけたら、誰も買わないので何もされなくてよかったです。」
なんとも、バカと言うか、酷いというか迷う話だな。木の上で普通に寝るかよ、殆ど無防備じゃねえか。結界くらい張れよ。
「俺のことはアルでいいよ。もしかして、戻りたい?」
「それも、少し考えましたが、アルの側にいるのも楽しそうですから。このままで良いですよ。寿命もまだまだ、尽きそうにないですから」
わお、エルフは長寿でハイエルフだから更に長寿なのか。それなら、俺の寿命なんか一瞬か、
「とりあえず、隠蔽解いていいよ。あとは『クリーン』綺麗にしたから着替えてくれ。服は何がいい?俺の趣味が全開のやつで良い?」
「はい、いいですよ。」
うっわ、めっちゃ美人。エルフは貧乳かと思ってたけど、マリーナは巨乳で、スレンダー。ヤッバ!!!
「じゃ、じゃあ、これ着て。メイド服。それで上目遣いで「ご、ご主人様?」ってクビを傾げてよ。」
「分かりました。」
俺はアンナに隠れて作った、特注メイド服を着てもらった。もちろんスカート短めだ。
アンナは長いスカートしか履かないから、少し残念なんだよね。
マリーナに着替えてもらった。
そして、マリーナが俺に合わせてしゃがんで
「ご、ご主人様?」と首を傾げて言ってくれた。
「グフっ、」
ヤバいぞ。これは、
「アル、大丈夫?」
「ああ、大丈夫。マリーナが可愛すぎて少し意識が飛んだだけだから。」
「えっ、」
「なに驚いてんの?俺が会った人で断トツで可愛いんだけど。」
「あ、ありがとうございます。」
えっ、なにこの照れ。奴隷を買いに行ってよかったぁーー!!
「アル様、何をされているのですか?」
「あ、アンナ、どうしたんだい?」
「いえ、馬鹿なことをしているなと思いまして、その服は何ですか?」
「あ、そ、その。可愛いかなぁと。」
「マリーナさんはメイドをやって頂きますが宜しいですか?特に仕事などはなく、アル様の部屋にいてお相手してあげてください。服は私たちが支給致します。」
「分かりました。」
「ってことは、この服装は?」
「もう見れません。」
オウ、ノォーーーーー!!
「では、マリーナさん。来てください。」
「アル、また。」
ハハッ、あの瞬間を動画に収めておくんだったぁーーー
ストック残り20話ほどです。まだ少年期なので大人まで続けていきます、100話前後で完結出来ればと思っております。
これからも応援のほど宜しくお願い致します。
14
お気に入りに追加
7,092
あなたにおすすめの小説

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

聖女なのに王太子から婚約破棄の上、国外追放って言われたけど、どうしましょう?
もふっとしたクリームパン
ファンタジー
王城内で開かれたパーティーで王太子は宣言した。その内容に聖女は思わず声が出た、「え、どうしましょう」と。*世界観はふわっとしてます。*何番煎じ、よくある設定のざまぁ話です。*書きたいとこだけ書いた話で、あっさり終わります。*本編とオマケで完結。*カクヨム様でも公開。

側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。


魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?
Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」
私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。
さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。
ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?

思わず呆れる婚約破棄
志位斗 茂家波
ファンタジー
ある国のとある夜会、その場にて、その国の王子が婚約破棄を言い渡した。
だがしかし、その内容がずさんというか、あまりにもひどいというか……呆れるしかない。
余りにもひどい内容に、思わず誰もが呆れてしまうのであった。
……ネタバレのような気がする。しかし、良い紹介分が思いつかなかった。
よくあるざまぁ系婚約破棄物ですが、第3者視点よりお送りいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる