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遊び相手増えるが、ダラける時間が減った俺

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sideアルフレッドの父

アルフレッドがスタンピードを予期して、確認に向かわせると本当に魔物で溢れていた。

アルフレッドの言う通り、クズ領主だな。俺たちの前でそう言ったのは驚いたがその通りだ。

「宰相、騎士を向かわせて対応に当たってくれ。それと、あそこの家は降爵だ。だが、息子たちは優秀と聞くから、長男に跡を継いで貰って、次男はここに来させてくれ。」

「成人したばかりですが、良いのですか?それと、どうなされるのですか?」

「アルフレッドの監視役兼アルフレッド専属の執事だ。」

「そういうことですか、分かりました。それにしてもまだ三歳児とは思えないのですが、」

「ああ、俺も驚いた。聡明で、それに、優秀なスキルも持っている。だがなぁ、あの性格だからなぁ、」

「そうですね、少し私も驚きました。」

ダラダラ生活したいから、お世話係が欲しいと、聞いて呆れた。男ならそう言うことをすると思ったが、あいつはそういうのは興味なさそうだし。

「まずは、スタンピードだな。」

「はい、そうですね。」

1ヶ月後にはスタンピードは被害も最小限で終わり事なきを得た。

その後、スタンピードが起きた領地の領主を幽閉させ、長男に跡を継がせた。

「長男のシール・サイハル、其方は優秀だと、聞くだから三年で元の辺境伯に戻すつもりだ。これからは信用を取り戻せるように励め。」

「ありがとうございます。」

「それで、ゴール・サハイル。其方は学園では主席で卒業するほど優秀だと聞く。其方には我が息子の執事になって欲しいのだ。」

「え、私がですか?」

「正直に言うが、私よりも知識はある三歳児だ。それに、ずっと自室にいる。なんでも、ダラダラしたいそうだ。」

やはり、驚いた顔をしているな。ヤンチャ盛りの年頃なのに、メイドから聞いてもスキルでよく分からないものを作っていると聞くし、王家に反乱を起こすような奴じゃないから良いか。

そういえば、以前アルフレッドに聞いたら、「俺を養う国を滅ぼしてどうするんですか。」と言っていたな。俺と宰相は、呆れたよ。

「ゴール、其方は後で我が息子のアルフレッドに会ってくれ。多分驚く、もう一度言う王子らしくなくて驚く。」

「わ、分かりました。」

「ゴール、頑張るんだぞ。」

「一応言ってくが、暴力とか、変なことを命令する奴じゃないから。」

少し顔を引き攣らせているので、一応、そのような事をしないと言っておく。馬鹿な事はするが暴力を振るうことは無いだろう。

「分かりました。」

「じゃあ、ゴールをアルフレッドのところに案内してくれ、」

「かしこました、ゴール様こちらへ、」

ゴールがアルフレッドのところへ行った。ゴールよ頑張れ!

「陛下、アルフレッド様とは、どのような方なのですか?」

「其方らの恩人だ。其方らの優秀さを知って取り潰すことに反対したからな。」

「えっ!?」

その通りだ、この兄弟の優秀なのを書類と少しの情報で見抜いたからな。そして、この人材を逃すのはもったいないと言っていた。その言葉で降爵に済ましたからな。

「ゴールには言うなよ?ゴールがアルフレッドにペコペコされたら困るからな。」

「分かりました、」
 
「弟とは、会えないが頑張ってくれ。」

「はい、誠心誠意領地の発展に励みたいと思います。」

「何かあったら、アルフレッドに相談しろあいつならいつでも暇だから。」

「分かりました。では、失礼致します。」

ゴールが専属執事にしたら、アルフレッドは何を言うだろうか、少しは部屋から出て欲しいんだけどな。


sideアルフレッド

コンコン

「失礼致します」

「はいよー、」

アンナともう一人は誰だ?童顔だけど、女性に好かれそうな顔だな。いわゆるイケメンだ!おお!!この二人が並んだらめちゃくちゃ絵になるんだが、

「それで、アンナその人は?」

「立ち上がって話を聞いて下さいますか?」

「ごめん、クッションが気持ちよくて、」

「はぁ、この方はアル様の専属の執事になったお方です。」

このイケメンが俺の専属執事?最高だな、偶に父もいい事してくれんじゃないか。

「私はゴール・サハイルと申します。宜しくお願い致します。」

家名がある、ん?サハイル家って聞いたことあるな。スタンピードが起こったところか、ってことはめっちゃ優秀だったな。

「う~ん、俺の執事ならセバスと呼ぶから!俺のことはアルと呼んでくれ。やったぜ!アンナ、俺の専属の執事だ!父の手先かもしれないがいつも俺のとこにいるってことだろ?」

「え、ええ、ほとんど共に居ると思います。」

「これで遊び相手が増えたってことだな。」

「アル様、ゴール様の中で王子のイメージが崩れています。」

「それは、知らんな!じゃあ、セバス。少しは強くなって欲しいな。せめてアンナよりは強くなって欲しいな。アンナはこう見えてめちゃくちゃ強いんだぜ?」

「そうなのですか?」

俺とセバスは、二人であんなの顔を見た。

「嗜み程度ですよ、それと私もアル様の専属メイドとなりましたので、宜しくお願い致します。」

それを嗜みと言うのか、流石アンナだな。それに、俺の専属になっただと!

「なに!!俺の目の前に、美男子と美女が居るとは最高だな!」

「美男子ですか、」

「セバスはめちゃくちゃかっこいいぞ?俺が女なら、優秀だし狙うけどなぁ。まぁ、いいや。毎日課題あげるからやってほしいな。」

「アル様は、動かないのですか?」

「俺?夜抜け出して散歩してるよ?それに、魔物倒してレベルも上げたし結構強いよ?」

俺は腕を捲って力こぶを見せるが子供程度でコブなんか出来るはずもなく2人はあまり信じて無かった。

「「えっ!!」」

「まぁ、いいや。セバス改造計画だ!!アンナもやる?」

「遠慮しておきます。」

「そうか、じゃあ訓練は明日からで、今から懇親会として、花札しようか。」

最近、アンナに負け続けているんだ。セバスに圧勝してやろう。

花札をやったが、
セバスはとても優秀で、ルールを理解すると普通に強かった。何も考えずにやってる俺とは大違いだ。結局ビリは俺だった。


クソーー!セバス課題2倍にしてやる~!!








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