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入学試験3
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「私たちはこの世界では忌み嫌われる種族、人のいないところに住んでいても、人族が私たちを見つければ、殺されます。何の抵抗もなしとは行きませんが。」
「私たちが人族の領域で、暴れるのは復讐の人が多いのです。何もしてないのに、家族を殺され、恋人を殺され、そのような人が人族の元に行き、復讐をするのです。」
この人が言っていることは真実かは分からないが、それが本当の事だったら人族が一方的に悪い。
俺は復讐が悪いとは言わない。ただ、人族を一括りにしないで欲しいという事だ。
それも恐らくわかっていると思う、魔族による被害は騎士団が多いから。
「私たちは人族がいないところとなるとやはり、不毛な土地しか残っておらず、生活も厳しいものとなります。」
「私は良い土地を探してやって来ました。それと未来の人族はどうなのかと、ですが、」
まあ、言いたいことはわかる、クソみたいな貴族が多いと言いたいのだろう。
俺もそう思ってるからな。
「それは魔族の皆様、本当に申し訳ございませんでした。俺には今謝ることしか出来ません。」
俺は彼女に謝罪をした。魔族はほとんど単独で復讐をするのに、人族は群れて魔族を攻撃する。
ただのいじめとしか思わない。俺は魔族は温厚な種族なのではないかと思っている。
人のいないところに行き、争いを避けるかのように暮しているからな。
魔王と呼ばれているもの、まあ俺もその一人だが、ダンジョンとは無関係の魔王、すなわち魔族の長を倒す為に未だに勇者が派遣されている。
一方的に攻めているにしか思えない。
そんな人族である俺にできるのはただ謝るだけ。人族とて情けない。入学試験でこんな思いになるとは。
「本当にすまない。」
「え?何故?貴方が謝る必要なんてないですよ。魔族と知っていながらも何もしてこないだけでも嬉しいですから。」
「いや、何かできることがあればいいのだが、」
「アレク、ダンジョンに住んで貰えばいいじゃないか?」
「なるほど、その手があったか!」
「え?ダンジョン?もしかしてダンジョンマスターですか?」
「まあ、その通りだよ。」
「でも、人族ではダンジョンマスターは魔王と呼ばれてますよ?」
それを言われると少し傷つくのだけど。
「まあ、そうだけど安全だと思うよ。」
「うん、この世界で一番安全だと言い切れるよ!」
「そうですか、」
まだ乗り気じゃ無いな、まあ、人族ということもあり騙されていると思っているだろう。
「分かった、試験が終わったら、俺のダンジョンに案内するよ。見てないところに急に行くって無理あるだろう。終わったらまたここにくるってどうだ?三時くらいに終わると思うから」
「分かりました、私は特に試験など気にしてませんから、三時にはここに来ます。」
「じゃあ、昼ごはんを食べようか、あと、俺はアレクよろしく。一応貴族の子息だが気にしないでくれ。」
「僕はみんながいうところの特位精霊のディーだよ、君は気軽にディーと呼んでくれ。」
何だそれ、初めて聞いたぞ。なんかかっこいいじゃないか。俺なんかダンジョンマスターのアレクって言ったら問答無用に攻撃されると思うけど。
「と、特位精霊!!し、失礼いたしました。私は魔族のリリアーナと申します。」
「そんなに硬くならなくてもいいよ、まあ、ダンジョンには僕みたいのとは言わないけど上位精霊くらいなら千体くらいいるから。」
「千体ですか、ハハッ」
俺たちは弁当を食べながら、話を続ける。
「魔族は何人くらい居るんだ?」
「今私たちは千人ほどです、他のところに住んでいる魔族はいるとは思いますが。」
「魔王っているのか?」
「一応私の父が魔族の長です。」
リリアーナはご令嬢じゃないか。なんか、不敬になりそう。
「あと、少し変装魔法甘いから掛け直しておくよ、あとは見破れないように結界も流石にここまで来てバレるのは良くないだろう。」
「ついでに僕の加護を少し、これで君が危険になったら僕に伝わるから」
「あ、ありがとうございます!」
その後も談笑し、弁当を食べ終わった俺たちはリリアーナと別れ指定された闘技場へと向かった。
「リリアーナ、また後でな。」
「はい、アレクまた後で!」
というふうに仲良くなってしまった。話してみると魔族って普通にいい奴じゃんと思った。みんなリリアーナのような感じではないにせよ、良い人達なんだそう。
「ディーさんもまた後で、」
「うん、リリアーナ頑張ってね~。」
ディーは精霊のこともあり、さん付が最高だった。
「じゃあ俺たちも行こうか、」
「そうだね、」
闘技場に来たが、みんな準備運動をしている。パッとみた感じ、大したことなそうだ。
姉さんには遠く及ばない。
さて、俺も剣を振ろうかなと思い剣を空間収納から取り出そうとした。
「ちょいちょい待ってよアレクその魔法はちょっと。それに剣を振ったら普通に斬撃出すでしょ!素振りはやめておこう。」
「ディーがそういうなら、やめておくよ。」
ディーに止められたので
「じゃあディー組手をしようよ。」
「それならいいかってならないからね?君の拳はヤバイからね?自覚してよ!」
またもや、ディーに注意された。俺そんなにやるつもりはないんだけどな。
「ごめん、じゃあ尻取りの続きでもしてようか。」
「うんうん、そうしよう。」
俺たちは学力試験同様、尻取りで時間を潰す事にした。
大変遅くなり申し訳ございません。おそらく誤字脱字が多いと思われます。ご指摘いただけると嬉しいです。
「私たちが人族の領域で、暴れるのは復讐の人が多いのです。何もしてないのに、家族を殺され、恋人を殺され、そのような人が人族の元に行き、復讐をするのです。」
この人が言っていることは真実かは分からないが、それが本当の事だったら人族が一方的に悪い。
俺は復讐が悪いとは言わない。ただ、人族を一括りにしないで欲しいという事だ。
それも恐らくわかっていると思う、魔族による被害は騎士団が多いから。
「私たちは人族がいないところとなるとやはり、不毛な土地しか残っておらず、生活も厳しいものとなります。」
「私は良い土地を探してやって来ました。それと未来の人族はどうなのかと、ですが、」
まあ、言いたいことはわかる、クソみたいな貴族が多いと言いたいのだろう。
俺もそう思ってるからな。
「それは魔族の皆様、本当に申し訳ございませんでした。俺には今謝ることしか出来ません。」
俺は彼女に謝罪をした。魔族はほとんど単独で復讐をするのに、人族は群れて魔族を攻撃する。
ただのいじめとしか思わない。俺は魔族は温厚な種族なのではないかと思っている。
人のいないところに行き、争いを避けるかのように暮しているからな。
魔王と呼ばれているもの、まあ俺もその一人だが、ダンジョンとは無関係の魔王、すなわち魔族の長を倒す為に未だに勇者が派遣されている。
一方的に攻めているにしか思えない。
そんな人族である俺にできるのはただ謝るだけ。人族とて情けない。入学試験でこんな思いになるとは。
「本当にすまない。」
「え?何故?貴方が謝る必要なんてないですよ。魔族と知っていながらも何もしてこないだけでも嬉しいですから。」
「いや、何かできることがあればいいのだが、」
「アレク、ダンジョンに住んで貰えばいいじゃないか?」
「なるほど、その手があったか!」
「え?ダンジョン?もしかしてダンジョンマスターですか?」
「まあ、その通りだよ。」
「でも、人族ではダンジョンマスターは魔王と呼ばれてますよ?」
それを言われると少し傷つくのだけど。
「まあ、そうだけど安全だと思うよ。」
「うん、この世界で一番安全だと言い切れるよ!」
「そうですか、」
まだ乗り気じゃ無いな、まあ、人族ということもあり騙されていると思っているだろう。
「分かった、試験が終わったら、俺のダンジョンに案内するよ。見てないところに急に行くって無理あるだろう。終わったらまたここにくるってどうだ?三時くらいに終わると思うから」
「分かりました、私は特に試験など気にしてませんから、三時にはここに来ます。」
「じゃあ、昼ごはんを食べようか、あと、俺はアレクよろしく。一応貴族の子息だが気にしないでくれ。」
「僕はみんながいうところの特位精霊のディーだよ、君は気軽にディーと呼んでくれ。」
何だそれ、初めて聞いたぞ。なんかかっこいいじゃないか。俺なんかダンジョンマスターのアレクって言ったら問答無用に攻撃されると思うけど。
「と、特位精霊!!し、失礼いたしました。私は魔族のリリアーナと申します。」
「そんなに硬くならなくてもいいよ、まあ、ダンジョンには僕みたいのとは言わないけど上位精霊くらいなら千体くらいいるから。」
「千体ですか、ハハッ」
俺たちは弁当を食べながら、話を続ける。
「魔族は何人くらい居るんだ?」
「今私たちは千人ほどです、他のところに住んでいる魔族はいるとは思いますが。」
「魔王っているのか?」
「一応私の父が魔族の長です。」
リリアーナはご令嬢じゃないか。なんか、不敬になりそう。
「あと、少し変装魔法甘いから掛け直しておくよ、あとは見破れないように結界も流石にここまで来てバレるのは良くないだろう。」
「ついでに僕の加護を少し、これで君が危険になったら僕に伝わるから」
「あ、ありがとうございます!」
その後も談笑し、弁当を食べ終わった俺たちはリリアーナと別れ指定された闘技場へと向かった。
「リリアーナ、また後でな。」
「はい、アレクまた後で!」
というふうに仲良くなってしまった。話してみると魔族って普通にいい奴じゃんと思った。みんなリリアーナのような感じではないにせよ、良い人達なんだそう。
「ディーさんもまた後で、」
「うん、リリアーナ頑張ってね~。」
ディーは精霊のこともあり、さん付が最高だった。
「じゃあ俺たちも行こうか、」
「そうだね、」
闘技場に来たが、みんな準備運動をしている。パッとみた感じ、大したことなそうだ。
姉さんには遠く及ばない。
さて、俺も剣を振ろうかなと思い剣を空間収納から取り出そうとした。
「ちょいちょい待ってよアレクその魔法はちょっと。それに剣を振ったら普通に斬撃出すでしょ!素振りはやめておこう。」
「ディーがそういうなら、やめておくよ。」
ディーに止められたので
「じゃあディー組手をしようよ。」
「それならいいかってならないからね?君の拳はヤバイからね?自覚してよ!」
またもや、ディーに注意された。俺そんなにやるつもりはないんだけどな。
「ごめん、じゃあ尻取りの続きでもしてようか。」
「うんうん、そうしよう。」
俺たちは学力試験同様、尻取りで時間を潰す事にした。
大変遅くなり申し訳ございません。おそらく誤字脱字が多いと思われます。ご指摘いただけると嬉しいです。
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