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ダン活2日目1
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グリーの夕飯は美味しかった。
あの荒さから想像できない繊細な味だった。偉そうに言っているが、よく分からない。しかし、美味しいことは確実だ。
それに皆んなとマナーを気にせず食事というのは楽しいものだ。
もちろん最低限のマナーはしているよ。
そして、俺たちは男四人で風呂に入った。
「カァー気持ちいいなぁ、」
やはりグリーはおっさんみたいな事をするな。
「アレク、頭洗ってぇー」
ディーがそう言ってきたので頭を洗ってあげた。
「ねぇ、アレクなんでダンジョンマスターになったの?」
「家を追放されたんだよな、何も感じてないと言ったら嘘になるが、以前の生活より今のみんなとの生活の方が楽しいから気にしてないよ。」
「それをみんなに言ってあげなよ、みんな喜ぶと思うよ。それにしてもアレクが追放なんてあり得ないね。こんなに強いのに。」
「ありがとうディー。ほら、洗い終わったぞ。」
「ありがとう!アレク!」
と言って、ディーはお湯に浸かりに行った。
ディーが俺のことを強いと言ってくれたな、なんかすごい嬉しい。家族にさえ、言われたことがあまり無いのに。
「坊ちゃん私が背中流しますよ。」
「ヴァンありがとう」
「坊ちゃん、これからは私たちと楽しくやっていきましょう。」
「ふふっありがとう。もうあの糞親父と糞兄弟なんてどうでもいいし、何も感じてないよ。母親だけには会いたいけどな。」
「そうですか、ここのダンジョンが落ち着いたら会いに行きましょう。みんなで王都に行きましょう、私も坊ちゃんのお母様にご挨拶したいですし。」
「母親は何も悪く無いからな?」
「存じております。坊ちゃんの育ての親に会いたいではないですか。」
と背中が洗い終わり、少し湯に浸かって上がった。
そして、ベットインして眠りについた。
俺は朝になり目が覚めた。
なんかぐっすり眠れた気がするな。
「坊ちゃん、朝ごはんですよ。着替えて降りて来てくださいね。」
「はーい、今行くー」
俺は着替えてみんなのいるテーブルへと向かった。
「おはよう」
「「おはようございます」」
「アレク、おはよう~」
「坊ちゃんおはようございます。」
双子はメイド服を既に着用し、ヴァンも執事のような格好をしている。
ディーに至ってはラフな格好だ。
そういう俺もディーに似たラフな格好をしている。貴族の服は着心地が悪いからな。
いつの間に服なんて手に入れたんだろうか。
「みんないつの間に服を手に入れたんだ?」
「私たちもDPを使用してモノを購入できるのですよ、おそらく名付けした影響だと思いますが、」
「そういうことか、なら自由に使ってくれていいよ。流石に下着買う時まで俺に聞くわけにはいかないからな。」
と双子の方に顔を向けると赤面していた。いや、ゴメンそんなつもりはなかったんだよ。
「お待たせ、ん?どうした?まあ、いいか冷めないうち食ってくれ。」
なんか、いいタイミングなのか、悪いタイミングなのか分からないが、グリーが料理を運んできてくれた。
今日も美味しそうだな。
グリーが席についてみんなが食べ始める。グリーは先に食べていていいというが、そんな仲間外れのようなことはしたく無い。
それに作ってくれたのはグリーだ。普通待つものだろう。
食事中、今日の予定を決める。
「俺は階層を改造するよ、昨日言った感じかな。」
「僕はアレクの手伝いと魔物を配置するよ。」
「私は坊ちゃんの補佐をしますよ。」
「ヴァンも一緒だね!」
俺たち3人はダンジョン関係の予定だ。
「「私たちは掃除をします。」」
「分かった、広いから無理はしないようにな。怪我をしたら元も子もないから。」
と言うと顔を赤く染めた。照れるかそんなことで。でも、可愛いなぁ。顔が緩んじゃうよ。
「我は仕込みだな。美味しい料理には時間がかかるからな。」
「美味しい料理を頼むぞ。」
「任せろ!」
みんなの予定を聞き、食事を食べた後、一人一人がそれぞれ食器を洗う。これは我が家のルールだ。まあ、魔法を使うからすぐにきれいになるんだけどな。
そして、俺たちは行動に移る。
俺たちは水晶のある部屋に移動した。ダンジョンコアと呼ばれる水晶は一応いくつか作った。ダミーコアと言われるものだ。ダミーコアでも俺たちは同じようなことが出来るが、ダミーコアの方は壊してもダンジョンが崩壊することはない。
ダンジョンを崩壊させないため至るところにダミーコアを、置いたようだ、主にヴァンが。
本物は俺が空間収納にしまってある。
ちなみにダミーコアは100000DPもするのだ。意外と高かった。
とりあえずみんなで魔力を注いだ。DPを確保しておかないといけないからな。
『ダンジョン階層変化
草原ステージ100DP
森林ステージ1000DP
海ステージ10000DP
鉱山ステージ100000DP
墓地ステージ1000DP
マグマステージ100000DP
‥‥ect』
となっていた。
畑と畜産関係は草原と森林ステージ半分半分にする。鉱山は鉱山ステージ、海産物は海ステージだ。
それぞれの階層でみんなに住んで貰い、食材を分けてもらう予定だ。
ただでもらうわけには行かないので、他の食材や、色々なものを対価とする予定だ。
「坊ちゃん、そろそろ昼食ですよ。」
「そうだな、午後からはモンスターの配置だな。」
あの荒さから想像できない繊細な味だった。偉そうに言っているが、よく分からない。しかし、美味しいことは確実だ。
それに皆んなとマナーを気にせず食事というのは楽しいものだ。
もちろん最低限のマナーはしているよ。
そして、俺たちは男四人で風呂に入った。
「カァー気持ちいいなぁ、」
やはりグリーはおっさんみたいな事をするな。
「アレク、頭洗ってぇー」
ディーがそう言ってきたので頭を洗ってあげた。
「ねぇ、アレクなんでダンジョンマスターになったの?」
「家を追放されたんだよな、何も感じてないと言ったら嘘になるが、以前の生活より今のみんなとの生活の方が楽しいから気にしてないよ。」
「それをみんなに言ってあげなよ、みんな喜ぶと思うよ。それにしてもアレクが追放なんてあり得ないね。こんなに強いのに。」
「ありがとうディー。ほら、洗い終わったぞ。」
「ありがとう!アレク!」
と言って、ディーはお湯に浸かりに行った。
ディーが俺のことを強いと言ってくれたな、なんかすごい嬉しい。家族にさえ、言われたことがあまり無いのに。
「坊ちゃん私が背中流しますよ。」
「ヴァンありがとう」
「坊ちゃん、これからは私たちと楽しくやっていきましょう。」
「ふふっありがとう。もうあの糞親父と糞兄弟なんてどうでもいいし、何も感じてないよ。母親だけには会いたいけどな。」
「そうですか、ここのダンジョンが落ち着いたら会いに行きましょう。みんなで王都に行きましょう、私も坊ちゃんのお母様にご挨拶したいですし。」
「母親は何も悪く無いからな?」
「存じております。坊ちゃんの育ての親に会いたいではないですか。」
と背中が洗い終わり、少し湯に浸かって上がった。
そして、ベットインして眠りについた。
俺は朝になり目が覚めた。
なんかぐっすり眠れた気がするな。
「坊ちゃん、朝ごはんですよ。着替えて降りて来てくださいね。」
「はーい、今行くー」
俺は着替えてみんなのいるテーブルへと向かった。
「おはよう」
「「おはようございます」」
「アレク、おはよう~」
「坊ちゃんおはようございます。」
双子はメイド服を既に着用し、ヴァンも執事のような格好をしている。
ディーに至ってはラフな格好だ。
そういう俺もディーに似たラフな格好をしている。貴族の服は着心地が悪いからな。
いつの間に服なんて手に入れたんだろうか。
「みんないつの間に服を手に入れたんだ?」
「私たちもDPを使用してモノを購入できるのですよ、おそらく名付けした影響だと思いますが、」
「そういうことか、なら自由に使ってくれていいよ。流石に下着買う時まで俺に聞くわけにはいかないからな。」
と双子の方に顔を向けると赤面していた。いや、ゴメンそんなつもりはなかったんだよ。
「お待たせ、ん?どうした?まあ、いいか冷めないうち食ってくれ。」
なんか、いいタイミングなのか、悪いタイミングなのか分からないが、グリーが料理を運んできてくれた。
今日も美味しそうだな。
グリーが席についてみんなが食べ始める。グリーは先に食べていていいというが、そんな仲間外れのようなことはしたく無い。
それに作ってくれたのはグリーだ。普通待つものだろう。
食事中、今日の予定を決める。
「俺は階層を改造するよ、昨日言った感じかな。」
「僕はアレクの手伝いと魔物を配置するよ。」
「私は坊ちゃんの補佐をしますよ。」
「ヴァンも一緒だね!」
俺たち3人はダンジョン関係の予定だ。
「「私たちは掃除をします。」」
「分かった、広いから無理はしないようにな。怪我をしたら元も子もないから。」
と言うと顔を赤く染めた。照れるかそんなことで。でも、可愛いなぁ。顔が緩んじゃうよ。
「我は仕込みだな。美味しい料理には時間がかかるからな。」
「美味しい料理を頼むぞ。」
「任せろ!」
みんなの予定を聞き、食事を食べた後、一人一人がそれぞれ食器を洗う。これは我が家のルールだ。まあ、魔法を使うからすぐにきれいになるんだけどな。
そして、俺たちは行動に移る。
俺たちは水晶のある部屋に移動した。ダンジョンコアと呼ばれる水晶は一応いくつか作った。ダミーコアと言われるものだ。ダミーコアでも俺たちは同じようなことが出来るが、ダミーコアの方は壊してもダンジョンが崩壊することはない。
ダンジョンを崩壊させないため至るところにダミーコアを、置いたようだ、主にヴァンが。
本物は俺が空間収納にしまってある。
ちなみにダミーコアは100000DPもするのだ。意外と高かった。
とりあえずみんなで魔力を注いだ。DPを確保しておかないといけないからな。
『ダンジョン階層変化
草原ステージ100DP
森林ステージ1000DP
海ステージ10000DP
鉱山ステージ100000DP
墓地ステージ1000DP
マグマステージ100000DP
‥‥ect』
となっていた。
畑と畜産関係は草原と森林ステージ半分半分にする。鉱山は鉱山ステージ、海産物は海ステージだ。
それぞれの階層でみんなに住んで貰い、食材を分けてもらう予定だ。
ただでもらうわけには行かないので、他の食材や、色々なものを対価とする予定だ。
「坊ちゃん、そろそろ昼食ですよ。」
「そうだな、午後からはモンスターの配置だな。」
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