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1話〜10話
調理実習
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家庭科担当の世良先生が、エプロン姿で調理実習室の黒板の前に立つ。
世良先生「はい!今日は前から告知していた通り、3限目と4限目を使って調理実習を行います!」
両手を合わせて、生徒よりも元気な姿を見せながら話し始めた。
世良先生「今日はサバの味噌煮を作ります!先生も回りますが、班のみんなと協力して頑張ってください!」
__________
エル「ジン君、料理ってしたことある?」
ジン「なめんじゃねぇ、しょっちゅうカップ麺作ってるこの俺をバカにしてもらっては困るな。」
ドヤ顔で答えるジンに、苦笑するエル。
アルス「まあでもこの中だとお前が一番経験深いだろ?頼むぜ?」
と、エルを見ながら言う。
エル「うん!任せてよ!」
少し照れながらも、返事をする。
テル「でもラッキーだよね。ボク達でグループ固まれて。」
アルスの班は、エル、ジン、テルの4人で、全員小学生の頃からの付き合いだ。
アルス「まあ実はと言うと俺が先生説得して組んだんだけどな」
エル「お湯湧いたし湯通ししようよ。」
アルス「無視かよ!」
__________
ジン「俺これやってみてぇ。」
一番参加していなかったジンが、作り方の図を指差しながら言った。
どうやらアク取りをしてみたいようだ。
だが、器具を持たせてやらせてみたはいいが、10秒もかからないうちに...
エル「大丈夫?近付き過ぎると飛ぶよ?」
ジン「わーっとるわ!さっきからしつこいわ!」
と、無事に完成するのか不安になるような会話が聞こえてくる。
心配性のお母さんと思春期の息子のようなやりとりに、テルが笑う。
アルス「なんか他の班より早くねぇか?」
アルスが周りの様子を伺いながら言う。
エル「そうだね、少し急ぎすぎたかな...」
ジンとエルがアク取りをしている中、周りはまだ湯通しが終わったくらいだった。
みんながこれはこうだ、先生に聞こうと話し合う中、エルは迷うことなく平然と終わらせてしまっていた。
エルは、小学生の頃から料理が趣味で、時々、アルス達にも夜ご飯を振舞っていたくらいすきなようだ。
当時のことを思い出し、
ジン「やっぱ経験は積んどかないとな...」
と感じるジンであった。
世良先生「はい!今日は前から告知していた通り、3限目と4限目を使って調理実習を行います!」
両手を合わせて、生徒よりも元気な姿を見せながら話し始めた。
世良先生「今日はサバの味噌煮を作ります!先生も回りますが、班のみんなと協力して頑張ってください!」
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エル「ジン君、料理ってしたことある?」
ジン「なめんじゃねぇ、しょっちゅうカップ麺作ってるこの俺をバカにしてもらっては困るな。」
ドヤ顔で答えるジンに、苦笑するエル。
アルス「まあでもこの中だとお前が一番経験深いだろ?頼むぜ?」
と、エルを見ながら言う。
エル「うん!任せてよ!」
少し照れながらも、返事をする。
テル「でもラッキーだよね。ボク達でグループ固まれて。」
アルスの班は、エル、ジン、テルの4人で、全員小学生の頃からの付き合いだ。
アルス「まあ実はと言うと俺が先生説得して組んだんだけどな」
エル「お湯湧いたし湯通ししようよ。」
アルス「無視かよ!」
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ジン「俺これやってみてぇ。」
一番参加していなかったジンが、作り方の図を指差しながら言った。
どうやらアク取りをしてみたいようだ。
だが、器具を持たせてやらせてみたはいいが、10秒もかからないうちに...
エル「大丈夫?近付き過ぎると飛ぶよ?」
ジン「わーっとるわ!さっきからしつこいわ!」
と、無事に完成するのか不安になるような会話が聞こえてくる。
心配性のお母さんと思春期の息子のようなやりとりに、テルが笑う。
アルス「なんか他の班より早くねぇか?」
アルスが周りの様子を伺いながら言う。
エル「そうだね、少し急ぎすぎたかな...」
ジンとエルがアク取りをしている中、周りはまだ湯通しが終わったくらいだった。
みんながこれはこうだ、先生に聞こうと話し合う中、エルは迷うことなく平然と終わらせてしまっていた。
エルは、小学生の頃から料理が趣味で、時々、アルス達にも夜ご飯を振舞っていたくらいすきなようだ。
当時のことを思い出し、
ジン「やっぱ経験は積んどかないとな...」
と感じるジンであった。
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