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3話 クラスメイト
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新スキルが出たかもという噂でもちきりの生徒一行はスキルに関する注意事項を受け、寮まで案内されて解散した。
心境は人それぞれで寮内の探索を始めるものや、ベットに入り疲れを癒すものなどがいる。
寮には一学年およそ300人以上の生徒が3学年分集まりその数はおよそ1000人にも及びその生徒たちが寝泊まりをすることになる。
男子寮と女子寮があり、さらに学年毎に階層が分けられていて他学年の階層には簡単にはいけない。
4、5年になると寮を追い出され実家から通うか宿を借りることになる。
エレナは予め送っていた荷物をほどき、部屋の整理整頓を始めたがその心の内はクライの心配であった。
その頃、個室に案内されたクライはソファに座り一人の若い女教師と机を挟み対面していた。
薔薇色のショートカットヘアが微動だにしないほどに緋色の瞳はクライを強く見つめる。
二人はじっと見つめ合うがお互いに口は開かず、静寂が流れる。
クライは自らにもたらされたスキルが本当に新スキルなのかを『スキル大全』で一刻も早く確認したいが女教師がこちらを鋭い目つきで見てくるので何となく見つめ返す。
女教師は今年、着任したばかりで少年に対してどう接していいか分からずとりあえずじっと顔色を窺っていた。
静寂が二人を包んでいるのをよそに後ろでは教師陣が大慌てで資料を作成していた。
新スキルが出るとなるとどのような能力なのかを事細かに調査しなければいけなくなる。
「ロゼリア先生、ちょっといいかな」
白髭を蓄えた1人の小柄な老人が目で合図すると、女教師はソファの横に立った。老人はソファに腰を下ろすとゆったりとした口調でクライに話しかける。
「クライ・バートナー君だね、私は学年主任のシュトロン·ブリュッツェンだ。君のスキルのことだが宮廷にも確認したところ新スキルだと認められたよ。正式な回答は明日になると思うがほぼほぼそうだと思ってもらって問題はない。新スキルの顕現おめでとう」
「ありがとうございます」
クライはシュトロンと握手を交わすが、いざ新スキルといわれてもまだ実感などなかった。
「ロゼリア先生、 彼を寮まで案内してあげてください」
気づけば日も沈み、女教師に導かれて新たな生活の拠点となる自室を目指し、レッドカーペットの敷かれた廊下を歩く。
壁に等間隔で掛けられたアンティークランプが明かりを灯して、 厳かな雰囲気を演出していた。
「クライさん、スキルの使用はしないようにしてくださいね。訓練もしてない状態でのスキル行使は非常に危険ですから。特にクライさんのスキルは未知数ですからね」
案内された部屋は質素で簡易的なベットと机が二つずつあるだけのワンルームだ。
この狭い部屋を二人で使うからには同居人との信頼関係は必須になるだろう。
部屋へ入ると同居人はベットで横になり、既にくつろいでいた。
ほどかれた荷物の中には珍しい刺繍の入った衣服や楽器が整えられている。
男はこちらに気づくと体を起こし垂れた細目で笑顔を見せ近づいてくる。
少し跳ねたライムグリーンの髪に黒メッシュ、襟足は首元のすぐ上あたりで一つ結びになっていてしっぽのようだ。
「クライはんでんな、ワイはキリュウ・サエキっていいます、よろしゅう。 これは堪忍な、来るのが遅くて勝手に場所使わせてもろうてます」
「全然かまわないよ、クライ・バートナー、よろしく。その靴りってジダ地方の出身?」
「せやせや、よく分かりましたなぁ、ほんま遠かったで」
ジダ地方はヒュペロイの遥か西に位置し、 独特の訛りが特徴で陽気な性格の者が多い。
「ジダ地方には行ったことないんだよね、その刺繍はそっち特有のやつかな、きれいだね」
キリュウの着ている服に目を向ける。
「なんもないとこですわ、こんな刺繍入りの衣服とちょっとした変わりもんがあるくらいや」
キリュウは楽器を手に持つと、 軽く音色を鳴らした。
「そんな楽器は初めて見たよ」
「琵琶っていうんや、それにしてもワイは運がいいでえ、 新スキル持ちのクライはんとルームメイトになれるなんて最高やわ」
クライは荷物の整理を軽く済ませ、同居人とお喋りをして少し早い時間に目を閉じることにした。
色々なことがあった上に睡眠不足の体はもう限界を迎えていた。
翌日、クライはキリュウと共に指定された教室へと足を運ぶ。
50席を超えるイスの前に長机が設置されいた。
教卓から見て段々に上がり、1段10席で5席ずつ通路を挟み左右に分かれるている。
この教室にいる30人が1年間苦楽を共にするクラスメイトになるのだ。
残念ながら入学式でいちゃもんをつけてきたイレス一行も同じクラスのようで、相も変わらず教室で威張り散らしていた。
関わらないのが賢明だろうと目を合わせないようにする。
「クライ、同じクラスになれたわね」
聞き覚えのある声に振り向くとエレナが微笑んでいた。
「エレナも同じだったのか、良かったよ、こっちはキリュウ、ルームメイトだよ」
「よろしゅう」
「よろしく、こちらが私のルームメイトのライラよ」
「よろしく、クライにキリュウ」
ブロンドの髪がつややかに腰まで伸び、黄金の瞳は漂々しく、一点の曇りなくクライを見つめる。
チャイムの音が鳴ると同時に生徒は席に着く。
席は指定されておらず、それぞれが思い思いに座る。
クライは最前列へ腰を落ち着け、それにエレナとライラも続く。
「すんまへん、ワイは先約があるもんで行きますわ」
そういうとキリュウは後ろの方の席で待つ友の元へと向かった。
扉が開かれて入ってきたのは小さめの丸眼鏡をかけた、いかにも厳格そうな担任はトバイアスとだけ名乗り、後ろについてきていたロゼリアに丸投げして教室を去ろうとしている。
「トバイアス先生、お待ちください、授業はどうするんですか?」
「1年の基礎授業など君でもできるだろう、私は忙しいので失礼させてもらうよ」
トバイアスは教室を勢いよく出ると早足で廊下を歩く。
内心では担任など受けたくなかったのが本音だがそうともいかない。
やりたくない理由は時間と手間がかかるからだ。
魔法学校の講義はスキル科目、専門科目、基礎科目の3つで構成されている。
スキル科目は講師数人の監視下のもとでスキルを磨く講義だ。
これはかなり賛沢な待遇で他の魔法学校ではこんな待遇はあり得ない。
専門科目は生徒自らが受けたい講義を決めることができ、基本的に職業に関する講義で講師は学校外から臨時で雇われることが多い。
基礎科目はそのクラスの担任が講義を行うことになっている。
主に一般常識や世界情勢、歴史を学んだりする。
ほかの2つの講義と比べればつまらないもので、基礎といえば聞こえがいいが要は生徒のお守りだ。
そういうこともあって担任をしたがる講師など教育に熱心な人間だけだろう。
しかし、教師としてステップアップをするには必要になるため受けざるをえない。
トバイアスは教育熱心な新任のロゼリアに丸投げをしようとしていた。
心境は人それぞれで寮内の探索を始めるものや、ベットに入り疲れを癒すものなどがいる。
寮には一学年およそ300人以上の生徒が3学年分集まりその数はおよそ1000人にも及びその生徒たちが寝泊まりをすることになる。
男子寮と女子寮があり、さらに学年毎に階層が分けられていて他学年の階層には簡単にはいけない。
4、5年になると寮を追い出され実家から通うか宿を借りることになる。
エレナは予め送っていた荷物をほどき、部屋の整理整頓を始めたがその心の内はクライの心配であった。
その頃、個室に案内されたクライはソファに座り一人の若い女教師と机を挟み対面していた。
薔薇色のショートカットヘアが微動だにしないほどに緋色の瞳はクライを強く見つめる。
二人はじっと見つめ合うがお互いに口は開かず、静寂が流れる。
クライは自らにもたらされたスキルが本当に新スキルなのかを『スキル大全』で一刻も早く確認したいが女教師がこちらを鋭い目つきで見てくるので何となく見つめ返す。
女教師は今年、着任したばかりで少年に対してどう接していいか分からずとりあえずじっと顔色を窺っていた。
静寂が二人を包んでいるのをよそに後ろでは教師陣が大慌てで資料を作成していた。
新スキルが出るとなるとどのような能力なのかを事細かに調査しなければいけなくなる。
「ロゼリア先生、ちょっといいかな」
白髭を蓄えた1人の小柄な老人が目で合図すると、女教師はソファの横に立った。老人はソファに腰を下ろすとゆったりとした口調でクライに話しかける。
「クライ・バートナー君だね、私は学年主任のシュトロン·ブリュッツェンだ。君のスキルのことだが宮廷にも確認したところ新スキルだと認められたよ。正式な回答は明日になると思うがほぼほぼそうだと思ってもらって問題はない。新スキルの顕現おめでとう」
「ありがとうございます」
クライはシュトロンと握手を交わすが、いざ新スキルといわれてもまだ実感などなかった。
「ロゼリア先生、 彼を寮まで案内してあげてください」
気づけば日も沈み、女教師に導かれて新たな生活の拠点となる自室を目指し、レッドカーペットの敷かれた廊下を歩く。
壁に等間隔で掛けられたアンティークランプが明かりを灯して、 厳かな雰囲気を演出していた。
「クライさん、スキルの使用はしないようにしてくださいね。訓練もしてない状態でのスキル行使は非常に危険ですから。特にクライさんのスキルは未知数ですからね」
案内された部屋は質素で簡易的なベットと机が二つずつあるだけのワンルームだ。
この狭い部屋を二人で使うからには同居人との信頼関係は必須になるだろう。
部屋へ入ると同居人はベットで横になり、既にくつろいでいた。
ほどかれた荷物の中には珍しい刺繍の入った衣服や楽器が整えられている。
男はこちらに気づくと体を起こし垂れた細目で笑顔を見せ近づいてくる。
少し跳ねたライムグリーンの髪に黒メッシュ、襟足は首元のすぐ上あたりで一つ結びになっていてしっぽのようだ。
「クライはんでんな、ワイはキリュウ・サエキっていいます、よろしゅう。 これは堪忍な、来るのが遅くて勝手に場所使わせてもろうてます」
「全然かまわないよ、クライ・バートナー、よろしく。その靴りってジダ地方の出身?」
「せやせや、よく分かりましたなぁ、ほんま遠かったで」
ジダ地方はヒュペロイの遥か西に位置し、 独特の訛りが特徴で陽気な性格の者が多い。
「ジダ地方には行ったことないんだよね、その刺繍はそっち特有のやつかな、きれいだね」
キリュウの着ている服に目を向ける。
「なんもないとこですわ、こんな刺繍入りの衣服とちょっとした変わりもんがあるくらいや」
キリュウは楽器を手に持つと、 軽く音色を鳴らした。
「そんな楽器は初めて見たよ」
「琵琶っていうんや、それにしてもワイは運がいいでえ、 新スキル持ちのクライはんとルームメイトになれるなんて最高やわ」
クライは荷物の整理を軽く済ませ、同居人とお喋りをして少し早い時間に目を閉じることにした。
色々なことがあった上に睡眠不足の体はもう限界を迎えていた。
翌日、クライはキリュウと共に指定された教室へと足を運ぶ。
50席を超えるイスの前に長机が設置されいた。
教卓から見て段々に上がり、1段10席で5席ずつ通路を挟み左右に分かれるている。
この教室にいる30人が1年間苦楽を共にするクラスメイトになるのだ。
残念ながら入学式でいちゃもんをつけてきたイレス一行も同じクラスのようで、相も変わらず教室で威張り散らしていた。
関わらないのが賢明だろうと目を合わせないようにする。
「クライ、同じクラスになれたわね」
聞き覚えのある声に振り向くとエレナが微笑んでいた。
「エレナも同じだったのか、良かったよ、こっちはキリュウ、ルームメイトだよ」
「よろしゅう」
「よろしく、こちらが私のルームメイトのライラよ」
「よろしく、クライにキリュウ」
ブロンドの髪がつややかに腰まで伸び、黄金の瞳は漂々しく、一点の曇りなくクライを見つめる。
チャイムの音が鳴ると同時に生徒は席に着く。
席は指定されておらず、それぞれが思い思いに座る。
クライは最前列へ腰を落ち着け、それにエレナとライラも続く。
「すんまへん、ワイは先約があるもんで行きますわ」
そういうとキリュウは後ろの方の席で待つ友の元へと向かった。
扉が開かれて入ってきたのは小さめの丸眼鏡をかけた、いかにも厳格そうな担任はトバイアスとだけ名乗り、後ろについてきていたロゼリアに丸投げして教室を去ろうとしている。
「トバイアス先生、お待ちください、授業はどうするんですか?」
「1年の基礎授業など君でもできるだろう、私は忙しいので失礼させてもらうよ」
トバイアスは教室を勢いよく出ると早足で廊下を歩く。
内心では担任など受けたくなかったのが本音だがそうともいかない。
やりたくない理由は時間と手間がかかるからだ。
魔法学校の講義はスキル科目、専門科目、基礎科目の3つで構成されている。
スキル科目は講師数人の監視下のもとでスキルを磨く講義だ。
これはかなり賛沢な待遇で他の魔法学校ではこんな待遇はあり得ない。
専門科目は生徒自らが受けたい講義を決めることができ、基本的に職業に関する講義で講師は学校外から臨時で雇われることが多い。
基礎科目はそのクラスの担任が講義を行うことになっている。
主に一般常識や世界情勢、歴史を学んだりする。
ほかの2つの講義と比べればつまらないもので、基礎といえば聞こえがいいが要は生徒のお守りだ。
そういうこともあって担任をしたがる講師など教育に熱心な人間だけだろう。
しかし、教師としてステップアップをするには必要になるため受けざるをえない。
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