詩

良いこ 悪いこ

良いこ 良いこ
よし よし よし と
あたまを なでら れ
おりこうさん

悪いこ 悪いこ
だめよ だめな こ
あたまを たたか れ
ふりょうもの

良いこ 良いこ と
あたまをなでて
悪いこ 悪いこ
あたまをたたく
まんなか まんなか
ようすをみつめて
とうめい とうめい
なんにもないこ

良いこ まんなか 悪いこ で
たいれつくんで まえならえ
良いこ まんなか 悪いこ の
いち にい さん で まえならえ

良いこ 良いこ は てのなるほうへ
悪いこ 悪いこ うらての ほうへ
良いこ うえへと とんでいく
みんな みあげて わらってる
悪いこ したへと おっこちて
みんな みさげて わらってる

まんなか まんなか まか なくなって
なんにもないこ が いのこった
おんなじかごに いれられた
良いこ 悪いこ おなじもの

良いこ 良いこ 良いこ だね
きちんと かごのめ かごのこよ
かみのこ なれた よい子だね
悪いこ 悪いこ 悪いこ よ
かごのめ はいらぬ げすのこめ
おにのこ なった わるい子ね

かみのこ つちに うめられて
おはながさいた きれいだね
おにのこ たにから おとされて
くさって ふたして むしがわく

なんにもないこ ぜんぶ みて
ぜんぶわすれた ふりをした
わすれられない おもいでが
くちからもれて わらべうた


かーごめ かーごーめー



〆