吾輩は駒である

夜美神威

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意味を理解すると怖い話

第三話「誤解~一度で二度美味しい~」

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彼とお付き合いを始めたきっかけが

高校の同窓会でした

実は彼は私の初恋の相手



お付き合いを初めて1年が過ぎた時に

彼から同棲しないかと言われて



二人で不動産屋を周り

安価の団地を見つけた

五階だての最上階の五階の部屋に住むことに

住み始めて気になったのは「音」

上の階には子供がいるのか

天井から

ドタバタ足音が聞こえ

楽しそうな子供の笑い声も



隣には少し年配のご夫婦が

私は引っ越しの挨拶に伺うと

旦那様が出て来た



旦那様

「今は妻が実家に帰ってまして」



「私が作った物ですが」

「引っ越し祝いにと思って」

旦那様

「へぇ~美味しそうですね」



その日の夜

お風呂に入っていた私は

物凄い怒鳴り声で驚いた



奥様

「あなた!浮気したでしょ!」

旦那様

「誤解だよ!誤解!」

奥様

「料理をしないのに!何!この鍋!」

「美味しそうね~(怒)」

旦那様

「うわーやめてくれぇー!」



ん?テレビからかな?

そう言えば今日は

「科捜研のおかね」の放送日

彼と一緒に見る約束をしていた



それにしてもテレビの音のボリュームが大きい



リビングに行くと

彼は疲れていたのか眠っている



テレビは・・・ついていない



そして壁の向こうの隣人の旦那様の

断末魔が響きわたった



・・・・・・・・・・・

<お楽しみタイム>

上記の物語について更に物語を楽しめるポイント

①鬼門の引っ越し祝い

②五階だての最上階の五階

③隣人の大声でも彼は・・・
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