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ネオショートショート
第十一話 「証明写真」
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学生時代は部活動に没頭していた
バドミントン部に所属していた私(S)は
県大会でベスト4まで行く位実力があった
親友のMとは本当に仲が良く
彼女は吹奏楽部に居て
いつも明るく男子にも女子にも人気があった
そんなMが病気で亡くなったのは大学3年の夏
「私もっと生きたかった!Sちゃんと
一緒に同じ会社に入って仕事して
恋愛して結婚して子供産んで子育てして!いやぁ~」
私も悲しみを乗り越えて就職活動に入った
私は不動産関係の仕事がしたかった
自分で街づくりをしてみたいと言うのがきっかけ
Mも同じ夢を抱いていて一緒に歩むはずだった
履歴書を書く時ふと余った履歴書にMの履歴も書いてみた
名前・生年月日・住所に電話番号
学歴にバイト歴に資格など
何かの記念になるかなって思って
さぁ~後は証明写真
とあるスーパーにある自動証明写真機に
リクルートスーツ姿で行った
中に入り髪型整え一通りの手順で
パシャ
外に出て写真が出来るのを待っていた
しかしなんかムカツク
本来800円なのに
最初800円入れても反応せず
更に800円入れてようやく撮れた
ガシャ
出てきた
あれ2枚ある 一枚は私だ
もう一枚はMの写真だった
不思議な感覚に襲われた
「Mちゃんも生きてたかったんだね・・・社会人になりたかったんだね」
「Mちゃんの生きた証だね」
(私の分までがんばってね!!)
ん?空耳かな?ふとMちゃんの声が聞こえたような
バドミントン部に所属していた私(S)は
県大会でベスト4まで行く位実力があった
親友のMとは本当に仲が良く
彼女は吹奏楽部に居て
いつも明るく男子にも女子にも人気があった
そんなMが病気で亡くなったのは大学3年の夏
「私もっと生きたかった!Sちゃんと
一緒に同じ会社に入って仕事して
恋愛して結婚して子供産んで子育てして!いやぁ~」
私も悲しみを乗り越えて就職活動に入った
私は不動産関係の仕事がしたかった
自分で街づくりをしてみたいと言うのがきっかけ
Mも同じ夢を抱いていて一緒に歩むはずだった
履歴書を書く時ふと余った履歴書にMの履歴も書いてみた
名前・生年月日・住所に電話番号
学歴にバイト歴に資格など
何かの記念になるかなって思って
さぁ~後は証明写真
とあるスーパーにある自動証明写真機に
リクルートスーツ姿で行った
中に入り髪型整え一通りの手順で
パシャ
外に出て写真が出来るのを待っていた
しかしなんかムカツク
本来800円なのに
最初800円入れても反応せず
更に800円入れてようやく撮れた
ガシャ
出てきた
あれ2枚ある 一枚は私だ
もう一枚はMの写真だった
不思議な感覚に襲われた
「Mちゃんも生きてたかったんだね・・・社会人になりたかったんだね」
「Mちゃんの生きた証だね」
(私の分までがんばってね!!)
ん?空耳かな?ふとMちゃんの声が聞こえたような
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