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パラレルパラロレ

ファンサービス

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「おじさま、私、あのオープン前に会いに来てくれてた2人に、もっともっとサービスしとけばよかった」

 話をしていて、オープンの前日にわざわざ私を探してここまで会いに来てくれたファンの方のことを思い出しました。
 おっぱいムギューってしたり、ほっぺたスリスリしたりしてツーショット写真を撮ったりしましたが、キスとおっぱいモミモミくらいサービスしてもよかったと思います。

「ああ、あの方たち… 古くからのファンの方ですか?」と、おじさま、

「いえ、どちらもお初で会ったファンの人だと思います」と、私、

「なら、あれくらいがちょうどいいでしょう。お初であんまり濃厚だと、前からずっとそんなことやってると思われるかも知れませんし… なるべくなら古参のファンの方優先で、濃厚サービスしていった方がいいです」と、おじさま、

「なるほど、そうですね」と、私、

「多分ですが、あの人達じゃないかと思われる人も、それぞれファンクラブサイトに登録してくれていましたよ」

 と、おじさまが教えてくれました。

「えっ、そうなんですか」と、私。

「はい、サイト登録いただいたファンの方、皆さん、最近の方から古参の方まで、一度チェックしましょう」と、おじさま。

「この人とはキスまでとか、この人はエッチまでオッケーとか…?」と、絵里が言いました。

「まあ、そうですね、ファンの方のランク付けをしていくカタチになるので、結局そういうことになりますね。お二人とも、この人が[TO]さん※注1)って人はいますか?」と、おじさま。

「TOさん… 私は[太田]さんかなぁ…」と私が言うと、

「梨央のTOさんは[もっさん]さんじゃない? 私は[ゆきおくん]さん」と絵里がいいました。

「確かに、[もっさん]さんと[太田]さんがいい勝負かしら… 絵里、名前知らないけど、[ケチャ男]さんもいるじやん」と、私。

「[ケチャ男]さんはちょっとわかりませんが、[太田]さんも[もっさん]さんも、絵里さんの[ゆきおくん]さんも、多分登録してくれてますよ。見た覚えがあります」とおじさま。

「えっ、私のファンの人も、もう登録してくれてる人いるの?」と、絵里。

「ええ、サイト登録の必要項目に[なんて呼ばれたいかファンネーム]の項目がありますから、そこに確か[ゆきおくん]さんもありました。[ケチャ男]さんはまだ見てないですけど…」と、おじさま。

「[ケチャ男]さんは私達が勝手に呼んでるだけで、確か、えっと… なんだっけ…?」と、絵里は自分のTOさん候補の名前を思い出そうとしています。

「登録リストを見たら思い出すでしょう。ホテルに戻ったらチェックしましよう」

 とおじさまが言うと、絵里がおじさまにしなだれかかって、

「おじさま、ホテルに戻る前にここでも一回しましょう」

 とキスをしました。

 おじさまは、

「コンドーム持ってきてないので、ダメですよ」

 と言って、それでも絵里を抱きしめてキスをし返しました。

 絵里は、

「コンドームなしでいいよ」

 と、おじさまの太ももに自分の膨らみがあたるように、[魔法少女セット赤]のスカートをめくって押しつけました。

 おじさまは、胸元から手を入れて絵里のおっぱいを揉みながら、押しつけられた絵里の膨らみに、太ももで振動をあたえて、

「ダメです。ホテルに戻りましょう」

 と言って、とっても濃厚なキスをして、言ってることとヤッてることがバラバラなことをしています。

「あん、あん、あん…」と、絵里は喘ぎ悶え始めました。

「入口の方は誰か入ってこないか見張っときますけど、オークがリポップしても、そっちは知りませんよ~」

 と、私は笑って囃し冷やかしました。

 絵里が、をとっても気に入ってくれたみたいで嬉しいです(*^^*)

【後書き】
※注1)[TO]トップヲタの略。そのアイドルを一番推していると自他ともに認めるファンのこと。
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